したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ダンゲロスSSRace 幕間スレッド

1メインGK:2015/04/25(土) 22:17:09
後日譚前日譚参加者不参加者問わずSSRaceに関するSSなどを投稿可能なスレッドです。
このスレッドの作品を前提としたSSを投稿しても問題ありませんが、読者に読む義務はありません

2みやこ:2015/04/25(土) 23:54:09
ダンゲロスSSRace賑やかし企画
「伝説の焼きそばパン争奪杯 トトカルチョ」

○企画概要
1、レースの結果予想を集めて、各キャラクターのオッズを算出します。
2、算出されたオッズ表を見てキャッキャします。

○あそび方
下記メールフォームから争奪戦において「1着」「2着」「3着」になりそうなキャラクターを予想して下さい。
その際、付属しているコメント欄を使って選んだキャラクターにエールを送ることも可能です。
贔屓にしているキャラクターに想いを届けましょう。

○メールフォーム
tp://ws.formzu.net/fgen/S56127804/


■以下は補足です■


○投票権
無記名投票ですので、どなたでも気軽にご参加いただけます。
それらしいオッズ表作成のために母数が欲しいので、奮ってご参加いただけると幸いです。

○投票可能回数
1日1回まで投票することができます。

○経過発表
メールフォームの投票後に表示される画面に、最新のオッズ表を記載しておきます。

○結果発表
頂いたコメントとオッズの最終結果をまとめて、それっぽいフレーバーテキストと共に発表できたらいいなと考えています。

3臥間掏児:2015/05/02(土) 23:25:20
「ザ ファスター レッグメン」
希望崎学園の中庭、そこは番長グループにも生徒会にも属していない不良学生のたまり場である。
そこに今、眼鏡をかけたひ弱な見た目の男が現れた。
「おう、仕橋じゃあないか」
「今日もパシリに来てくれたんだな、ありがとよ」
不良学生たちが眼鏡の男、仕橋王道に向かって威圧的な言葉を吐く。だが、どこか言わされているような雰囲気もあった。実際、彼らは王道に精神的に支配されている。
「さて、注文を聞こうか」
不良達が次々に注文を言う。そんな中、不良の一人がニヤニヤしながら話を切り出した。
「そういえば仕橋よぉ、俺たち以外に注文があるやつがいるらしいぜぇ?」
不良学生がそう言うと、物陰から一人の男子学生が現れた。外見からして不良学生ではない。むしろ優等生の部類に入るだろう。
「おい、言ってみろよ、お前の注文を」
「は、はあ…あの…」
学生は少し遠慮がちに、口を開いた。
「伝説のたこ焼きを、買ってきてほしいんです」
不良学生たちがざわめく。そして一拍置いて、ニヤニヤし始めた。
伝説のたこ焼き。名前からしてわかるだろうが、入手困難な品物である。
もし王道がそれを買ってこれなければ、王道に一つの負い目ができる。不良学生たちにとってはそれだけで十分である。彼らはただ一度の過ちでさえ大げさに取り上げて貶める、屑達なのだから。
「いいだろう」
だがしかし、王道は特にうろたえることもなく了承した。
「ただ、少し時間がかかるかもしれない」
「あ、ああ。土日のうちに買ってきて、月曜に渡してくれればいい。あれは大阪でしか売ってないからな」
「わかった」
王道は頷いて、その後すぐに購買部へ向かった。パシリは時間との勝負である。

4みやこ:2015/05/04(月) 05:05:30
ダンゲロスSSRace賑やかし企画
「伝説の焼きそばパン争奪杯 トトカルチョ」



>>2 のフレーバーテキストです。

※投票後に表示されるオッズ表を更新いたしました。 サボっててごめんなさい!

※投票はSS公開に合わせ、本日(5/4)の20時で締め切らせていただきます。



お昼時の購買にお集まりの皆様!
暫しの間、お耳を拝借!

コッホン! マイクチェック・ワンエンドツー! 

さぁさ今年もやって参りました、伝説の焼きそばパン争奪戦!
先輩・後輩、男子・女子、文系・理系、生徒会に番長グループ!
ありとあらゆる垣根を飛び越え、全ての生徒が狙うそのパン!

たった1個のパンを買うため……汗あり涙あり流血あり、そしてド派手な粉☆塵☆爆☆発!
なんでもアリのこのレース! 制すは鬼か聖人か!

――さてさて、このビックイベントにちなみまして本年度もやらせていただきます。
購買部主催、生徒会黙認、報道部協賛の超法規的おたのしみ企画!

その名も――――

伝説のォーーーッ! 焼きそばパァーン! 争・奪・杯! トトカルチョーーーッ!!

――――おーっとおっと! 押さないでー!
“おたのしみ券”の交換はまだ開始しておりません! 慌てないで下さい!
おたのしみ券の交換は、本年度入学していらっしゃったニュービーの皆様にルールを説明した後となります!

――――とォ、いうわけで!
新入生の皆様に向けまして!
希望崎! 伝説のパン! トトカルチョ! 説明!!

そのいち!
来週販売される伝説の焼きそばパン(限定1個)を手にできる幸運な生徒を予想します。

そのに!
予想した生徒の名前が書かれたおたのしみ券と食券を交換します。
この時交換できる食券の額は、下は50円から上は青天井となっております。
過去には66兆2000億円相当の食券を交換した猛者もいるとかいないとか〜。
交換場所は私(わたくし)の左手側、あちらの4つの長机――――上級生の皆様が血走った眼(まなこ)で食券を握りしめ、列をなしているあちらでございます。

さぁて、そのさん!
レース後、あなたが予想した生徒が伝説の焼きそばパンを手にしていれば、おたのしみ券を食券と再度交換することができます。
この時の交換レートはあなたが予想した生徒の人気と反比例します!
暫定的な交換レートは更新される度に購買前に掲示しますので、ご確認下さい。

それでは新入生の皆さん。
以上で説明を終わらせていただこうと思うのですが――――

――――んあーっ! そうでしたそうでした! 
私としたことが、申し訳ございません。

そうです、仰る通り!
まだ同級生の名前すら覚束ない新入生の皆さんが、上級生の有力購入候補を予想できるはずがございません!

ふふ……しかし、こんなこともあろうかと用意しておきました。
我が報道部がプライドを賭けて作成した、有力購入候補一覧でございます。

ザァ―と赤い布が取り払われまして……ハイ、私の背後のボードをご覧下さい!
ここに名を連ねし10名……!
我が報道部はこの中から伝説の焼きそばパン購入者が出ると睨んでおります。

それではッ! 選りすぐられし購入戦士の紹介だァ!

5みやこ:2015/05/04(月) 05:05:44
【上下 中之(かみしも なかの)】
平均? 否(いな)ッ!
中央値? 否ッ!
一般的? 断じて……否ッ!
――――彼(か)の者は“普通に”“普通”の体現者なり!
忍び寄る“普通”が狂気のレースを“普通”域へと引き下げる!
2年生ッ! かみしもォーーー! なっか〜〜〜〜のォ〜〜〜〜〜ッ!!

【住吉弥太郎(すみよしやたろう)】
アフロのダンサーとは世を忍ぶ仮の姿。
夢はでっかく司法書士!
焼きそばパンに興味はないが、たこ焼きだったら話は別さ!
今だ!出すんだ!ディメンジョン・フェニックス!
2年生ッ! すみよーーーーしッ! やッ! たッ! ろォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!

【千倉 季紗季(ちくら きさき)】
腹に一物が基本の女子界隈の異端児!
彼女のお腹にはななな、なんと! 一物ならぬハリガネムシが!?
軟硬自在のハリガネムシが、縄となり槍となる!
……だけど、そんなひどい使い方は滅多にしないよ。
だって二人は、親友だから……!
1年生ッ! ちくらー! きッさァーーきィ〜〜〜〜ッ!!

【仕橋 王道(つかえばし おうどう)】
購買と言えばこの人!
希望崎学園最強のパシリの一人!
Cランクのナードでありながら、SSランクの購買行為を容易く行う矛盾存在!
征くはPa.Si.Riの一本道。
果ては王――――その道は、王道へと続く。
3年生ッ! つかえェーばしィー! おォ〜〜〜〜どォ〜〜〜〜ッ!!

【パン崎努(ぱんざき つとむ)】
伝説のパンだと思った? 残念! パンツでしたー!
―――― 苦節十余年。
雨のパンツに負けず。風のパンツに負けず。
ようやく見つけた止り木を、木っ端みじんに砕かれた椋鳥(むくどり)は何を思うのか。
次回! 「ブラック性癖に苛まれているんだが、もう俺は限界かもしれない」
2年生! ぱんざきィーーーー! つッーとォォォォォむゥーーーーーー!!

【兵動 惣佳(ひょうどう そうか)】
「寂しくなんて、ないよ。」
動物と心を通わせるちょっと地見目な女の子。
(そう、寂しくなんてないんだから…!)
動物たちが居てくれるから寂しくは、ないけれど……。
もし伝説の焼きそばパンが手に入ったのなら、願うのは――――。
一年生!兵動 惣佳(ひょうどう そうか)!

【臥間 掏児(ふすま とうじ)】
学園に紛れ込んだイレギュラー!
東海道武装強盗団からのスリ師という異色の経歴の持ち主!
鍛えた技でスリまくり、私腹を肥やして次の町へ!
伝説盗んで即・換金! 
一攫千金、夢見て笑う!
……おまわりさ〜ん、こっちで〜す!
ふすまァー! とォーーーーッ! じィーーーーッ!!

【舟行 呉葉(ふなゆき くれは)】
調達部のエースオブエース!
料理一流! 戦闘一流! おっちょこちょいが玉にキズ!
中華包丁八徳振り上げ、今日も元気にひと狩りいこうぜ!
ひらりひらりと舞う制服。チラリチラリとチラリズム。
不祥事隠しに邁進慢心!
全ては己が財布の為に! 馬の尾振り行け、爆弾娘!
2年生!ふなゆきィーーッ! く〜れ〜はァ〜〜〜〜!!

【冬頭美麗(ふゆとう みれい)】
■■ ■■は、露出癖と恥じらいに悩まされる可愛い子だった。
■■■■ ■■■■は、魔法少女のアニメが好きで、その話をしている時の子供のような無垢な表情が堪らなかった。
■■ ■■は頑張り屋で、自分のドジを克服しようと懸命になっている姿が愛おしかった。
3人合わせて三銃士。未来永劫続く固い絆を結んだ者達。
――――だけど、みんな、“もう”。
「私(わたくし)は、“もう”負けるわけにはいかないのです……!」
2年生。冬頭美麗(ふゆとう みれい)。

【闇雲 希(やみくも のぞみ)】
"ここで死ぬのは嫌か…?"と、悪魔は問うた。
せい!せい!せい!
アアアアーッ!アアアアーッ!
せい!せい!せい!
アアアアーッ!アアアアーッ!
太刀魚は日本中に分布し! 年中通して釣れるポヒュラーな魚であるが!
6〜10月にかけての産卵期が最も旬であるとされるッ!!
そんなこんなで不幸にもゴールデンウィーク期間に急造で身に付けた殺人剣術が火を噴くッ!!
2年生! やみくもォォォッ! のッぞみィーーーーッ!!

以上! 報道部推薦購入戦士10名のご紹介でしたァーーーッ!
アリガトォーー! アリガトォーーーー!!

6みやこ:2015/05/06(水) 12:54:59
ダンゲロスSSRace賑やかし企画
「伝説の焼きそばパン争奪杯 トトカルチョ」



>>2 のフレーバーテキストです。

※集計結果の発表です。

※ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。



ごきげんよう、マイクチェックの時間です!
ノウマク・サマンダ・バザラダン・カン!
すぅーーーーーー……―――― セイッッッ!!

お食事中の皆々様、只今より少々騒がしくなること、どうかどうかご容赦下さい!
なにせ明日は待ちに待った春のレジェンドパン祭り!
これで浮かれぬは人に非ずでございます!

さてさて、本日皆様にお伝えいたしますは、先ほど交換締切となりましたトトカルチョの最終オッズでございます。
多数のご参加、本当にありがとうございました!

お手持ちのおたのしみ券の価値やいかに!?
手堅き定期の約束手形か、はたまた夢見の富くじか!

それではさっそく発表して参りましょう!
3番人気から1番人気はこの場にて、それ以外は掲示での発表とさせていただきます!

ではではッ!
伝説のォーーーッ! 焼きそばパァーン! 争・奪・杯! トトカルチョーーーッ!!
最終オッズ、結果☆発表ォーーーーッ!

7みやこ:2015/05/06(水) 12:55:32
【3番人気】

3番人気!オッズ4.9倍!
変態オア紳士の危うき境界線!
心情支える最後の信条! 「パン食べたら、パンツ食おう」を胸に秘め!
溜めに溜めたリビドーが、今実戦の中で爆発する……!
次回! 「パン崎、部活辞めるってよ」


パン崎ィィィーーッ! 努ゥーーッ!


彼に寄せられた熱い応援コメントをご紹介いたします!
『シンプルな能力と執念』
『パンツ食べたい気持ちすごくわかる』
『争奪戦に対する高い意識を持つ一人であり、能力自体も今回の戦いと相性が良い。』
『がんばれ』
『友達の友達のクラスメイトなんですけど、鬼気迫る感じが強そうです。』

性癖に対する同情や性癖由来の鬼気迫る執念が評価された模様!
明日の祭りがパン食Xデーとなるのか注目が集まります!

【2番人気】

つづきまして! 2番人気!
最終オッズ4.0倍!
誰のため? 己がため!
何のため? 金のため!
辞職、減俸、土下座に号泣! 形式謝罪に意味はなし!
不祥事起こして謝るな! 起こしたならばパワーで揉み消せ!
必勝のため投入されし、調達部の切り札(エース)!


舟行ィィィッ!! 呉葉ァーーーーーッ!!


彼女に寄せられた熱い応援コメントをご紹介いたします!
『学食裏事情に精通』
『10人の中でも特にテキストカラテの高まりを感じます』
『きゃわいい』
『プロローグを読んでの期待から1着予想』
『カワイイヤッター!』
『プロローグ面白いし、かわいいし、最高やん……。』

実績に裏打ちされた高い実力とビジュアルが支持を掴んだか!?
明日の争奪戦では学園狭しと暴れまわる戦闘屋の本分と、
多くの男子生徒をダメにしたチラリと覗くアブドミナルを見逃すなかれ!

【1番人気】

……さぁ、いよいよ最後になりました。
皆様、準備はよろしいでしょうか。
それではッ! 発表させていただきます!

1番人気!
購入戦士達の頂点!!

最終オッズ驚異の3.5倍!
大本命の称号を獲得したのはやはりこの男!

威風堂々!正々堂々!
ヒタヒタ踏みしめ進む道!
奴隷あがりの身でありながら、
踏みしめ進むは王の道!
イデアのパシリは今ここに成る!


仕橋ィーーーーッ! 王道ォーーーーーッ!!


『ただただ勝ってほしいです。パシリの王かっこいい。』
『非常に高いパシリティを感じさせる。それでいて焦りなどは全く見られないし、纏う雰囲気はさながらプロの殺し屋。パシリをする為だけに生まれてきた、そう思わせるほどの凄みが彼にはある』
『これが王の器……! 』

購買にその人アリの存在感が、有無を言わさず1番人気をつかみ取った!
学園最上と目されるそのパシリスキルで伝説の焼きそばパンも悠々入手となるのかッ!?

――――以上! 3番人気から1番人気のご紹介でした!

決戦は明日の昼休みです! 
伝説の焼きそばパンは誰の手に!? そして皆様の食券じゃぶじゃぶの結果は!?
全ての答えは12時間後! 括目して待て!

それでは皆様その時までッ! すぅーーーーーー……―――― セイッッッ!!

アディダス!!

8みやこ:2015/05/06(水) 12:55:48
■最終オッズ■

1 / 上下 中之  / 15.8 倍
2 / 住吉 弥太郎 / 21.1 倍
3 / 千倉 季紗季 / 6.3 倍
4 / 仕橋 王道  / 3.5 倍
5 / パン崎 努  / 4.9 倍
6 / 兵動 惣佳  / 9.0 倍
7 / 臥間 掏児  / 12.6 倍
8 / 舟行 呉葉  / 4.0 倍
9 / 冬頭 美麗  / 6.3 倍
10 / 闇雲 希   / 21.1 倍


■コメント■

【上下 中之】
・普通こそが最も恐ろしいって友達の友達が言ってました。
・全員が潰しあって普通に勝利か

【住吉 弥太郎】
・純粋な強キャラ。順当に行けば仕橋君を食う可能性も高いのではないかと。

【千倉 季紗季】
・寄生虫カワイイ!
・わぁい少女と非人間のバディ あかり少女と非人間のバディ大好き
・くっ
・カワイイヤッター!
・攻防のバランスのよさに期待

【仕橋 王道】
・ただただ勝ってほしいです。パシリの王かっこいい。
・非常に高いパシリティを感じさせる。それでいて焦りなどは全く見られないし、纏う雰囲気はさながらプロの殺し屋。パシリをする為だけに生まれてきた、そう思わせるほどの凄みが彼にはある。
・なかなかの匠の気配が伺える2着予想
・これが王の器……!

【パン崎 努】
・シンプルな能力と執念
・パンツ食べたい気持ちすごくわかる
・争奪戦に対する高い意識を持つ一人であり、能力自体も今回の戦いと相性が良い。
・がんばれ
・友達の友達のクラスメイトなんですけど、鬼気迫る感じが強そうです。
・読者心理を手玉にとったハイクオリティプロローグSSでした。

【兵動 惣佳】
・きゃわいい
・ここでこんなとは

【臥間 掏児】
・正攻法での勝算は薄いが、相手を陥れることに関して躊躇いが無い。狡猾な手段でなら大いに可能生があると言える。
・本戦で大暴れしてくれることを当て込んで3着予想

【舟行 呉葉】
・学食裏事情に精通
・10人の中でも特にテキストカラテの高まりを感じます
・きゃわいい
・プロローグを読んでの期待から1着予想
・カワイイヤッター!
・プロローグ面白いし、かわいいし、最高やん……。

【冬頭 美麗】
・敗北を知る人間は強いのです。
・悲しみを乗り越えて!
・からずやね
・私の友達の友達が彼女のファンでした。
・カワイイヤッター!

【闇雲 希】
・大穴だが高出力
・有無を言わせぬパワーを感じます
・悪魔には勝てないと思う

【その他】
・どのキャラも魅力的すぎて困ります。本戦、楽しみにしています。
・季紗季ちゃんと惣佳ちゃんがお友達になったら良いと思います。
・誰が勝ってもおかしくない!
・カワイイヤッター!

9みやこ:2015/05/15(金) 02:38:49
15日(金曜日)と17日(日曜日)にSSRaceを題材としたラジオを企画しております。
詳細は以下をご覧ください。

■目次■
・ダンゲロスSSRaceプロローグ朗読ラジオ
・SSRaceお疲れ様会(仮)




■ダンゲロスSSRaceプロローグ朗読ラジオ■

○概要
SSRaceに寄せられた10編のプロローグを朗読し、感想を言ったりして賑やかします。

○開催予定日程
5/15(金) 20時〜

○参加予定者
・ひじさん(当日キャンセルの可能性あり)
・村田ソフィアさん(当日キャンセルの可能性あり)
・しろはさん(当日キャンセルの可能性あり)
・ほまりんさん(当日キャンセルの可能性あり)
・みやこ

○参加方法
当日はこちらの掲示板(tp://jbbs.shitaraba.net/netgame/14715/)を使用する予定ですので、開始時刻に合わせてお越しください。

○注意
ラジオ参加者が集まらなかった場合は残念ながらお流れとなります。
ご了承下さい。




■SSRaceお疲れ様会(仮)■

○概要
SSRace執筆者が集まって、キャンペーンや自キャラについて語りながらワイワイやろうぜ!なラジオ

○開催予定日程
5/17(日) 20時〜

○トークテーマ例
・自キャラ語り
 →こういうこと考えてこのキャラ作ったぜ!
・他人のキャラを褒めちぎろう!
・キャラ把握から投稿までのタイムスケジュール
・自SS語り
→僕は私は、SSのここに力を入れて書きました!
 →ここが気に入ってます、とか
・没ネタ
・SSRace参加動機
・Race参加者の創作歴
 →影響を受けた作品や好きな作品は?

○参加者募集
SSRace執筆者の皆様の参加をお待ちしております。
≪現在のラジオ出演予定執筆者≫
・しろはさん
・ひじさん
・村田ソフィアさん
・無知園児さん

○参加形態
「Skype通話によるラジオ参加」
→ラジオにて音声での参加を希望される方は下記メールフォームの「その他」の項目欄を使ってアカウントIDを教えて下さい。確認し次第こちらから折り返し連絡いたします。
「掲示板参加」
→掲示板を使ってコメント等を書き込む参加形態です。
当日はこちらの掲示板(tp://jbbs.shitaraba.net/netgame/14715/)を使用する予定ですので、開始時刻に合わせてお越しください。
「事前アンケートによる参加」
→当日の視聴が難しいという方は下記のメールフォームから打ち上げのトーク予定内容に沿ったコメントを事前に投稿することができます。頂いたコメントはラジオの中でとりあげさせていただきます。
→ラジオの録音は配布予定ですので、後日お聞きいただけます。

○メールフォーム
tp://ws.formzu.net/fgen/S56127804/

10みやこ:2015/05/15(金) 19:46:53
>>9

■続報■


■ダンゲロスSSRaceプロローグ朗読ラジオ■
本日20時開始を予定しておりましたが、参加者のおうちのごはんタイミングの都合により「20時半」の開始とさせて下さい。
よろしくおねがいいたします。

会場はこちらです。
tp://jbbs.shitaraba.net/netgame/14715/


■SSRaceお疲れ様会(仮)■
新たな執筆者の方のラジオ参加を受け付けました。
2015年05月15日 12時33分07秒にメールフォームより参加希望を送信された執筆者の方にスカイプ上で返信いたしました。
心当たりのある方はスカイプをご確認下さい。
万が一返信が来ていない場合はお知らせください。

11ぺんさん:2015/05/16(土) 00:20:58
仕橋王道君を書いたぞ!かっこいいぜパシリの王!
tp://p.twpl.jp/show/orig/fqXrU

12敗者T:2015/05/18(月) 17:21:48
オオッ……! 地味だけど強そう! かっこいい!
気付くのが遅れましてすみません! ありがとうございます!

13無知園児:2015/05/29(金) 23:55:06
『And the story ends. But…』

5/7 17:05  <パン崎 努>
 目が覚めて最初に感じたのは、パンツ臭。次いで、ツンとする消毒液の臭い。薄暗い室内に、夕焼けの橙色で染められる白い天井。日常的にパンツ臭で失神する経験を持つパン崎にとっては、慣れ親しんだ室内の風景。
 パン崎努は、保健室で目が覚めた。
 長細い室内には、頭側を向かい合せるように設置されたベッドが、15組並べられている。いつでも乱闘騒ぎが起こり得るこの学校の保健室は、ベッド数が30台とやたら多い。にも関わらず、そのベッドは全て寝ころぶ生徒で埋まっている。痛みに苦しむ声は聞こえないが、皆まだ意識は戻らないのだろう、外から聞こえる生徒の声以外は、全くの無音だ。
 身じろぎをすると、左腕に激痛が走る。見ると、抉れたはずの肉はほぼ再生しているようだが、中がまだ完治していないのだろうか。指を少し動かすだけでも、前腕の辺りから体内全体に響くように痛む。まあ、あの腕が外見だけでも元に戻っていることで、この学校の保健医の異常さは伝わるのだが。
 ベッドの足元側、少し離れた壁際に置かれた椅子に、黒猫を膝に乗せ、座ったまま眠る、おかっぱ頭に眼鏡の少女がいた。
 パンツ臭はこの子からか、と合点がいく。そう思ってから、妙に落ち着いている自分に気が付いて、思わずほくそ笑んだ。
パン崎は、この少女のことを覚えていた。屋上から落ちたパン崎を受け止めてくれたお礼に、焼きそばパンを渡した少女だ。きっと、僕を待っていたのだろう。体を起こすが、身動きをするたびに、体の節々が弾けるように痛い。ちょっと、立ち上がるのは辛いところだし、わざわざ少女を起こすのも忍びない。
しばらく眺めていると、黒猫が起き上がり、小さく喉を鳴らしながら、女の子の脚をてしてしと踏む。黒猫が二、三回前脚を動かすと、少女は小さく呻くように息を漏らし、ゆっくりと薄く眼を開けた。
「おはよう」
 パン崎がにこやかに言うと、少女は一瞬呆けた後、驚いたように目を見開いた。
「あ、あの! えっと!」
 大声を出しながら立ち上がる少女を、パン崎は、右手の人差指をそっと口に当てて諌める。怪我をして寝ている生徒への配慮だ。少女は、慌てて両手を口に当て、静かに座った。立った時に放り出された黒猫が、少女に非難がましい目を向けた後、また膝の上に飛び乗り、座った。
「わ、私、あなたから焼きそばパンをもらった、兵動惣佳といいます。あ、ありがとうございます」
「いえいえ、どういたしまして。2年の、パン崎努です。お礼なんかいいですよ。どうせ、僕はパンをあまり食べませんからね」
「あ、ああ、ごめんなさい! 1年です! あ、えっと、1年の兵動……ああ、名前はもう言いましたね。すみません!」
「え? ああ、いやいや、お気になさらず」
 お互い、深々と頭を下げ合う。どうも気の抜けた会話だ。惣佳と名乗る少女は、妙に緊張しているようで、額には冷汗を浮かばせている。
「それで、あの、何もしないでこんな貴重なパンを受け取るわけにはいかないというか……。もしよろしければ、半分にするとか……」
「ああ、気を遣わせてごめんね。ありがとう。でも、本当にいいんだ。僕はもともと焼きそばパンを食べるのが目的ではなかったから。僕の命を救ってくれた君にこそ、受け取ってほしいんだよ」
 これは、本心だ。もともと、焼きそばパンを食べたら、パンツを食べようという誓いの元、焼きそばパンを求めていただけだった。だから、パン食禁止の決意をした今、もうパンは必要ない。

14無知園児:2015/05/29(金) 23:57:18
 惣佳が、上目づかいにパン崎を見る。ふと、パン崎は違和感に気付く。その視線はどこか訝しげで、感謝以上の意味がこもっているように見えたのだ。
 そして、思い至る。今はもう放課後だ。であれば、“あのこと”が生徒に知られていないはずがない。
 パン崎は一瞬顔を青くし、すぐに覚悟する。わざわざ自分から藪蛇をつつくような真似をする必要はないのかもしれない。だが、自分がしたことは、自分に返ってくる。そこから逃げてはいけない。受け入れて、前に進まなければならない。
「何か、気になることでも」
 意を決し、パン崎が惣佳に問う。惣佳は、逡巡した後、まっすぐにパン崎を見つめた。
「せ、先輩は、屋上に倒れていた女性の、ぱ、パンツを盗みましたか」
 やはり。パン崎は、静かに目をつぶる。惣佳はすぐに顔を俯かせ、早口で問いを続ける。
「屋上に、パンツがとられた女性が倒れていたと聞きました。先輩は屋上から落ちて来たし、わ、私のパンツも見てましたし、あとその、うわ言で、パンツ、パンツと……」
「うん。屋上の女性のパンツを取ったのは、僕だ」
 惣佳が、息を飲み、顔を上げる。心なしか、惣佳の膝にいる黒猫が、睨み付けてきているように思える。パン崎は唾を飲んだ。手が震えてくる。
 思えば今まで、人に自分の性癖を告白したことなど、父以外にはなかった。
「僕は、パンツが欲しかった。」
 パン崎の背筋に寒気が走った。覚悟をしたつもりでも、実際に話すのは、やはり怖いものだ。なぜこんなことを話しているのだ。僕はそれほど悪いことをしたのか、という気持ちが言葉になりかけるのを、喉の奥でこらえようとする。
 しかし、パン崎が10年もの間押さえ続けた気持ちは、一度堰を切ったが最後、怒涛のように押し寄せてくる。言葉が、止まらない。
「いや、まあ、さ。おかしいよね。こんなの。自分でもわかっているんだ。パンツが好きで好きで仕方がないなんて、狂っている」
 言わなくてもいいことが、ぺらぺらと出てくる。こんなことを言ってどうするんだ、と思うが、それでも止められない。
「小さなころから、パンツが好きだった。ずっと、欲しくて欲しくて。焼きそばパンを手に入れたら、パンツを取る気だった。実際取ってみて、嬉しくて震えたよ。それでも、普通の人でいたくて。だから、パンツは取ったけど、何もできなくて」
 そう、何もしなかったのだ。そもそもが戦術的パンツ盗難だったし、取った後もパンツは破り捨て、舟行さんのその後はわからない。だが、そんなことは第三者からは関係ない。食べなかったからといって、僕がパンツを奪った、その事実は変わらない。
 パン崎は思う。結局、僕は自分のことばかりだ。覚悟したつもりだったのに、今だって傷つきたくないから、先に自分を傷つける。こんなことを言われた兵動さんが、どんな気持ちになるか、わかっているのに。
「僕は、身勝手で最低な、ただのパンツ泥棒だ」
 心底、思った。
 これ以上、言葉が何も出なかった。重苦しい空気が流れ、沈黙がのしかかる。怯えるような惣佳の視線を感じる。当然だ。僕は、恐れられ、嫌悪され、排除されるべき人間なのだ。

15無知園児:2015/05/29(金) 23:57:40
「話の途中、すみません。ちょっといいですか」
 突然飛び込んできたのは、特筆することもない、普通の高校2年生男子の声。隣のベッドを見ると、普通の男がベッドから起き上がり、パン崎と惣佳を普通に見ていた。
「僕思うんですけど、それって、普通なんじゃないですか」
 突然の言葉に、パン崎の目が丸くなる。
「普通……だって。こんな、パンツ好きのパンツ泥棒が」
「普通ですよ。性に興味を持つのも、ちょっと変な性癖があるのも、人には言えない秘密があるのも、普通です。パンツ奪うのはちょっとどうかな、と思いますけど、レイプ魔だのビッチだのがいるこの学校では、普通な方でしょう」
 普通の男の言葉は、普通に耳に入ってきた。言っていることは普通のことなのかもしれないが、妙にひきつけられる。
「どんなに特別なことだと思っていても、一歩下がって見てみればそれほど変わらないものです。みんな変わらない、みんな同じ、普通の人ですよ」
 パン崎は、驚愕していた。自分の性癖は、気味悪がられ、嫌悪されて然るべきものだと思っていた。それを、こうもあっさり受け入れられてしまうとは、思ってもいなかった。
 思えば、いつも自分は恐れていた。パン食に目覚めたときから、自分を否定されることを。自分の好きなものが、誰にも理解されないことを。人に、嫌われることを。
 でも、好きなものが好きなんて、普通のことじゃないか。
 誰かを傷つけたくはない。だから、人からパンツは奪わないし、パンツを食べることはしない。そう決めた。行動には、選択と覚悟が必要だから。
 けど、心は自由であろう。自分に素直であろう。たとえ、誰にも理解されなくても。
 パン崎の震えは、いつの間にか止まっていた。惣佳と、隣にいる普通の男に、宣言するように、言葉を放つ。
「うん。僕は、パンツが好きなんだ。パンツ、すごく食べたいんだ」
 不思議ともう、恐怖はなかった。

16無知園児:2015/05/29(金) 23:58:01
5/7 17:06  <兵動 惣佳>
「食べ……? いや、パンツを食べるってのはさすがに普通では」
「せ、先輩! 私のパンツ、食べてください!」
「「『ええっ!』」」
 惣佳の叫びに、パン崎も、普通の男も、小次郎も驚愕の表情を見せる。
「い、いや、別に僕はそんなつもりじゃ……」
 焦るパン崎に対して、惣佳は目に涙を溜めながら答える。
「先輩は、パンツが食べたくて、すごく苦しんでたんですね」
『ちょちょちょ、ソーカ! ナニ言ってくれちゃってんの?』
 動揺して膝から飛び降り、惣佳の足元をくるくると回る小次郎を意にも介さない。惣佳の眼にはパン崎しか映っていなかった。
 そもそも、兵動惣佳という人間は、非常に察しが良い上に感情移入をしやすい。そして、一度こうと決めると身を投げるように尽くしてしまう性質がある。その性質が、動物と会話するという魔人能力『アニマル・リンガル』に繋がるのだろう。
 また、そういった性格だから、人付き合いは必ず重く深くなってしまうし、もともと内気な方だから、一度打ち解ければ親友コース一直線だが、打ち解けるまで時間がかかる。惣佳が、現在ぼっち化しているのもそのせいだ。
そして、感情移入をしやすいから、本音をぶつけてくる他人に非常に弱い。
「先輩の辛い思いが、少しでも楽になるなら、私、先輩にパンツを食べてほしいんです」
 パン崎は、身動きするたび苦痛に顔を歪ませながらも、懸命に手を振り、惣佳に静止を促す。
「そ、そんなことをしたら君の履くパンツが……」
「いいんです! 私のパンツなんて! 私がパンツを脱ぎたいから脱ぐんです!」
『待て! 落ち着け! 自分の発言の意味をよく考えろ! お前は今錯乱している!』
 惣佳は立ち上がり、自らの下着に手をかける。顔を真っ赤にしながら、目に涙をためながら。小次郎がニャーニャーと叫んでいるが、惣佳は小さく「大丈夫」と呟き、スカートがまくれないように慎重に、パンツを脱いだ。その姿を、パン崎がこの世ならざるものを見るかのように、茫然と眺めている。
「先輩、私が許します。パンツを、食べてください」
 それは、恋愛感情でもなく、同情でもない。強いて言うならば、人に対する愛。人類愛。
 惣佳は、パン崎にパンツを差し出すその瞬間まで、絶えず深い微笑みを湛えていた。
 小次郎は、ストレスで禿げた。

17無知園児:2015/05/29(金) 23:58:24
5/7 17:07  <上下 中之>
 上下は理解が追い付かず、眩暈がするような感覚に陥る。こいつら、なんて会話をしているんだ。正気の沙汰ではない。
 パン崎は、いつの間にか泣いていた。泣きながら、手を合唱の形にし、深いお辞儀をしていた。おそらく、パン崎も意識していないだろう。本当に深い感謝の気持ちに溢れたとき、人は自然と手を重ね、頭を垂れるものである。ちなみに、黒猫はパン崎の頭に乗ってざくざくとひっかいているが、パン崎は気にも留めないようだ。
「君は、天使だ」
 パン崎の言葉に、合点がいく。なるほど、この子は天使だ。天上人の思考は、普通の人間には及びもつかない。
「君たち、普通じゃねえ……」
 上下は、何も考えず、ただ思いのままに、そう呟いていた。
 上下中之の能力、『普通概念存在』は、常に普通であり続ける能力だ。上下が普通であると思ったことは、すべてが普通の存在となる。
 それは、その逆もまた然りである。
 トゥンク……。
 パン崎と、惣佳の胸が高鳴る。それは、初心な二人にふさわしく、小さな、しかし熱い、身を焦がすような鼓動。
 この瞬間、ついさっきまで「普通」だった二人の関係は、「特別」となった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板