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ダンゲロスSS4 幕間スレ

179撫津美弥子:2014/12/11(木) 13:06:48

―――

「ただいま……」
「おかえりなさい麗華、今日はバイオリンの塾ね」
「……はい」

 バイオリン……行きたくないな。
 そう考えてしまって、美弥子と眞雪の顔が浮かんで、どうしようもなくなって。
 なんだか二人の声が聞こえてきた気がしたの。

「れいれーい!」
「麗華ー!」
「……!」

 れいかは二階の窓を開けて外を見たの。
 そしたら、そこには確かに二人がいて、れいかに手を振っていたの。
 れいかは思わず行きたくなって、駆け出して。

「駄目よ麗華」
「……!……ママ」
「あの子達と遊んではいけません」
「……」
「麗華、もし魔人と付き合って貴女に何かあったら……」
「でも」
「わかってほしいの。麗華」

 でも、でも、麗華は。

「……れいれい、こないな、どうする!撃つか!」
「馬鹿!そんなことしたらそれこそ一生遊んでくれなくなるっての!!」
「でもみやちゃんは遊んでくれるじゃん」
「へ、返答に困ること言わないで!」

 れいかは……

「れいれい!ちょっとだけでもいいから遊ぼうぜー!」
「麗華!もし迷惑だったら言ってくれていいけど……でも、私も麗華と遊びたいよ!」

 れいかは……!

「……れいかは……行きたい……!」
「麗華……!」
「ごめんなさい、ママ、でも……
 ……美弥子、眞雪……!れいかは……れいかは、二人と、一緒に、遊びたいの!!」

 その時、れいかの体がふわりと浮かんだ気がしたの。
 ……ううん、実際にれいかの体は浮かんで……気が付いたら、さっきまで家の中にいたのに、美弥子と眞雪の目の前にいて。
 れいかは、ふわりと、二人に抱きかかえられるように、落ちて。れいかを含めて三人分の短い悲鳴が聞こえたの。

「……れ、麗華?」
「……あれ……?ここ……」
「……みやちゃん、なんかした?」
「するわけないじゃん、ってか出来るわけないじゃん……」
「……これ、って……」

 その瞬間、れいかは、魔人になったの。


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