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リレー小説の感想要望スレ3
1
:
名無しさん
:2021/07/10(土) 14:22:45 ID:c8fdNnkA
リレー小説の感想・要望その他いろいろについて語るスレ
スピンオフや小ネタなんかも投下していいのよ
リョナな長文リレー小説 第2話
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1483192943/l50
まとめWiki
ttp://ryonarelayss.wiki.fc2.com/
前スレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1517672698/l30
前々スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/37271/1483443134/l30
32
:
名無しさん
:2021/08/13(金) 02:11:32 ID:???
「あ……ぅ……!」
「ふぅ……汗も涙も鼻水も涎も流しちゃって、顔から出るもの全部でてるじゃない。情けないわねぇ〜」
顔から出るものどころか、失禁までしてしまったアイナは白目を剥いてぐったりしていた。
「まぁ、バカみたいな戦い方してた割には結構いい悲鳴だったわ。聞かせてくれたお礼に、今度こそ一瞬で殺してあげる……」
バチバチバチバチバチッ!!
「ひ、ひいっ……!」
イザベラの掌に雷が迸り、周囲の空気がピリピリと震えはじめる。
観客たちはいよいよトドメの時だと言わんばかりに、立ち上がって興奮しはじめた。
「観客も盛り上がってきたし……アンタを殺して、あの魔法使いも殺して、アウィナイトはどこかに売って金にするわ……いや、勝ち名乗りを上げたこの場でオークションするのもいいかもしれないわねぇ」
「……ふ、ふふ、ふふふふふふ……」
「……何がおかしいのかしら?」
「……掌の上で踊っていたのは……おばさんの方……ですわ……」
「は?いったい何を言って……え」
アイナの視線の先……イザベラの腹には、風魔法を帯びた大きな鎌が刺さっていた。
「……ゴフッ!?な、なに……なによ、これ……!」
「ブン師匠に教わった奥義!!!グリム!!!リーパーアアアァ!!!」
「がはっ……ぐああああああああっ!!!!」
鎌の一撃と凄まじい風圧で、イザベラの体は闘技場の電光掲示板まで吹き飛ばされた。
パリーン!!バチバチバチバチバチ!!!
「ぐうっ!?ああああああん!!」
「追撃の電光掲示板の電撃イイイイィ!!イザベラ選手、これは致命の一撃だああぁ!!……しかしなぜ、ドロシー選手が起き上がったんでしょうカイセツさん?」
「はいはい、ドロシー選手とリザ選手の状態を思い出して欲しいんですが、ドロシー選手は魔力切れで気を失っていて、リザ選手は魔力暴走で立ち上がれない状態でした。つまり、ドロシー選手の方は魔力さえあれば立ち上がれる状態だったんですね」
「ふむふむ……」
「リザ選手は魔力暴走しつつも、イザベラ選手に与えられ過ぎた魔力がまだ体内に残っていました。が、彼女自身は観客の暴力や私の接吻のせいで満身創痍。動けない状態でした」
「なるほど、ということは……!」
「イザベラ選手が2人をサンドイッチにしたのが悪手でした。リザ選手は動けなかったけれども、自身に残った魔力をドロシー選手へ直接注ぎ込むことで、ドロシー選手を覚醒させたのです!」
「おお!つまり、魔力を直接注ぎ込むということは……!」
「ええ、ええ!私だけはその様子をずっと見ておりました!ばっちりカメラも回しているので、その様子は観客の皆さんにも割増料金で売りつけましょう!」
「ええええええええ!?」
「き、気づかなかったああぁ!!」
「ドロシーちゃんとリザちゃんのキス……!生で見たかったああああぁ!!」
「10万ナーブルでも買うぞおおお!!」
「リザちゃん、がんばえーーー!!!」
解説に捕捉すると、アイナにとどめを刺す瞬間に観客席が盛り上がったのは、ドロシーがむくりと立ち上がったからである。
それにイザベラが気づいていれば、また結果は変わったかもしれないが……
ドサッ!
「ぐふっ……!お、おのれ……!アウィナイトが私の魔力を、こいつに与えただと……!」
「アイナが諦めそうになった時、立ち上がれたのは……リザちゃんがこっちに目配せしたからですわ」
「……な、に……!」
「こうなることを見越して、リザちゃんはアイナを信じてくれた……貴女が苦しむまで、貴女の腹の傷のことなんか、すっかり忘れてましたわ」
「……ぐ……!」
「アイナのリザちゃんが可愛いすぎるからって、魔力を与えすぎたのが貴女の敗因ですわ!!」
「それにしても……よくも観客巻き込んでリザにあんな酷いことしてくれたわね!もう1発食らわしてやるわ!グリム……!」
「……ぐ……ぅ」
「……ガックリ落ちましたわね」
「ふん。ならもう終わり!この王都警備隊トーナメントの決勝試合は、あたしたち美少女チームの……完全勝利よ!!!」
「「「ウオオオオオオオオオ!!!!!」」」
ドロシーが鎌を上に掲げ、勝鬨を上げると共に、闘技場は割れんばかりの喝采に包まれた。
33
:
名無しさん
:2021/08/13(金) 02:35:50 ID:???
「ん、ぅ……?」
「あ、リザ起きた!」
「リザちゃん!!大丈夫ですの!?」
リザが目を覚ました場所は、トーメント城の医務室。
試合終了時、彼女だけ全く意識がなかったため、ここへ運び込まれて治療を受けていた。
「そっか……私たち、勝てたんだ」
「もーほんっと嬉しい!リザのおかげよ!あいつの魔力を……その……あー….…つまり、えっと……」
「ドロシーは自分のセリフを見切り発車するからそうなるんですわ!その続きはアイナが言ってあげてもいいんですのよ?」
「や、やめてよアイナ……!私も、その……自分のしたこと、わかってるから……」
「……えー……べ、別に、あたしはそんなに気にしてないわよ?リザのこと、好きだし」
「えっ、えっ、ええっ……!」
「バカ!そういう意味じゃないっ!なんで耳まで赤くなってるのよ!と、友達としてに決まってるでしょ!?……だからリザも、そんなに気にしないで欲しい、っていうか……」
「あーあー。もう2人とも茹で上がったタコみたいですわ。仲睦まじいことで。はやくお赤飯炊かなきゃですわ」
「う、うるさいわね……!でも、アイナも1人ぼっちにさせちゃったのに、頑張ってくれて……ありがと」
「……アイナは途中、完全に諦めてしまいましたわ。それでも戦えたのは……リザちゃんが諦めてなかったからですわ」
「え、わたし……?」
「あの時リザちゃんが目配せしてくれなかったら、アイナは今ごろ骨まで焼かれてこの世からオサラバしてましたわ。だからリザちゃんは、またもアイナを救ってくれたんですわ!」
「……そう、なんだ……でも、アイナも頑張ってくれたのは事実だよ。アイナが時間稼ぎをしてくれなかったら、私もやられてたと思う」
「リザちゃんは優しいですわね……アイナもいつかリザちゃんみたいに、自分を犠牲にしてでも誰かを助ける強さを身につけたいですわ!」
「おお、アイナかっこいい!バカのくせに!」
「ムキー!今そういうツッコミは野暮ですわよ!!」
「あははっ!まあつまり、あたしたち3人で掴んだ勝利ってことでしょ?三位一体のチームワークが掴んだ、友情、努力、勝利ー!ってね!」
「はあ……いかにも脳筋ドロシーの適当なまとめ方ですわ……」
「ふふふ……」
「なによぉ!2人とも文句あるの!?」
34
:
名無しさん
:2021/08/13(金) 02:38:02 ID:???
その夜。
トーメント王にディナーに誘われた3人は、トーメント城内の食堂にて運ばれてくる料理に目を見開いていた。
「分厚いステーキに脂の乗ったお寿司にシュワシュワのシャンパン……!他にもなんだかよくわかんないご馳走がいっぱい!これぞ勝ち組のディナーよ!ああもう、よだれ止まんない……!」
「お、お腹が空いて力が出ないですわ……!アイナは自立二足歩行型のあんぱんじゃあないし、もう食べていいですわよね!?さっさと食べるべきですわよね!?」
「ふ、2人とも静かにして….王様が来るまでは、食べちゃダメだよ」
「ぐぬぬぬぬぬ……!早くしないとステルスしてドロシーの分から食べて罪をなすりつけますわよ!!」
「ちょ、それ絶対やめなさいよね!普通にアンタならやりかねないわ……!」
やがて料理が運び終わると同時に、マントを羽織った王が食堂に現れた。
「やあやあ諸君!ん?なんだ食べてないのか。さっさと食っていいぞ!ここではそんな礼儀なんて気にするな!」
「「い、いただきまああああす!!」」
「2人とも……もう……」
早速ドロシーとアイナはがつがつと食べ始めた。
リザもテーブルマナーなどはあまり知らないが、目上の人物がいるのにガツガツと食べる気にはなれない。
「リザだったか。お前も食え食え。なんせ君たちは今日から王下十輝星だ。精力つけてもらわないとな!」
「え….?」
「ブーーーーーーーー!!!」
「ぎゃああああああぁっ!!この馬鹿アイナ、口の中のステーキをあたしにぶちまけるんじゃないわよッ!!」
「ど、ドロシーは聞こえなかったんですの!?今王様は、アイナたちを王下十輝星って……!」
「そ、それは、き、聞こえたけど……!」
この試験は警備隊への入隊と、優勝賞金500万ナーブルだけである。
いきなりすっとばして王下十輝星という突然の任命に、3人は戸惑いを隠せなかった。
「王下十輝星も最近は任務中の殉職やら、謎の事件に巻き込まれたやらで、めっきり数が減っててねぇ。実は今は本来10人いるべきところ、4人しかいないんだよ」
「……でもそんな、いきなり十輝星なんて……!」
「それがそうでもない。十輝星に入るにはもちろん実力も大切だが、それ以上に必要なのは野望だ。なんの向上心もないやつは十輝星になっても意味がない。だが君たちはこの前会った時、それをしっかり聞かせてくれただろ?」
「あ、あのときの、ですか……!」
「ドロシーは悪人退治、アイナは好きな洋服を着て好きな食べ物を食べる超弩級のリッチな暮らし、リザはアウィナイトの救済……まぁリザだけ無駄にハードル高そうだが、野望には変わりないさ」
「………………」
「まあ、強制はしない。だが俺様は本気だ。今日、王下十輝星になってくれるんなら、あのスラムに帰る必要もない。王城の部屋を1人1部屋貸し与えよう。この晩飯も毎日のように食べることができる。君たちの人生は見事に逆転成功だ」
35
:
名無しさん
:2021/08/13(金) 02:39:50 ID:???
「……やります!やらせてください!私たち、王下十輝星になります!」
シュビッ!と手を挙げ、ドロシーが声高らかに宣言した。
「ちょ!何勝手に私達とか言ってるんですのぉ!?アイナはまだ決めてませんわ!」
「……アウィナイトのみんなを救うためなら、私も、王下十輝星になります」
「え、ええ!?リザちゃんもそんな即決ですの……?んむむむ!!じゃあアイナもやりますわ!なってやりますわ!十輝星!」
(最悪ドロシーを置いてリザと一緒に帰ろうと思ったけれど、リザちゃんもここに残るならもう選択肢なくなってますわーー!!)
「いやあその決断力、素晴らしい!時代はやっぱり男も女も関係なくなってきてるな!今日の戦いぶり、君たちは素晴らしい戦士だった!歓迎しよう、今日から君たちは王下十輝星だ!!」
パンパン!!と王が手を叩くと、蝶の髪留めをした大人しそうな少女が現れ、王に何かを渡した。
「ああ、紹介しよう。彼女はサキ。リゲルの星位についている王下十輝星の1人だ」
「こんばんは!サキっていいます!歳が近い女の子が入ってきてくれて、すっごく嬉しいです!これからよろしくお願いします!」
「おお、サキさんね!あたしはドロシー!彼女はリザでこれはアイナ!よろしくね!」
「なんでリザちゃんにはSheでアイナにはThisですの!!ちゃんと人間扱いしてほしいですわ!!!」
「……サキさん。よろしくお願いします」
「……はい!では私は別の用事がありますので、これで!これからよろしくお願いしますね!」
サキという少女は笑顔でペコリと挨拶すると、食堂を出て行った。
「……あいつもよくやるなぁ」
「え?」
「ああいや……これは王下十輝星であることを示すバッジだ。別にいつもつけてなくてもいいが、城の中でつけていれば兵隊に指図し放題になる。ドロシーはデネブ、リザはスピカ、アイナはベガのバッジだ」
「むむむむ!アイナがスピカがよかったですわ!なんか響きがキャワイイですもの!」
「星位は俺様の独断と偏見で決められる。交換はなしだ。アイナはベガで頼むぞ!」
「むむむぅ、わかりましたわ……」
「こ、これがあの噂の王下十輝星バッジ……!きゃはー!!権力者の証いぃ!!これで今日からあたしも勝ち組だー!リザとアイナのおかげよぉ!2人ともありがとうー!」
バッジを持って小走りした後、ドロシーはリザとアイナに飛びついた!
「わわっ、ドロシーいきなりどうしたの……?」
「ドロシーはひたすら立身出世への憧れと抱いていましたから、まあ仕方ないですわ……!ちょ、ガクガク揺らすのはやめろですわ!!今度はリバースした寿司を顔にぶちまけますわよ!!!」
「ぐすっ……あはははっ!本当にあんたたちと会えてよかった!!これからもずっとずっとよろしくね!リザ、アイナ!」
「うん……うんっ!ぐすっ……私もドロシーとアイナに会えてよかった……!これからもよろしくね!」
「な、なんですの、2人とも泣き始めたら……アイナも……泣きそう……と思ったけど……涙は出ないですわ笑でもこれからもよろしくですわーー!!!」
苦難の末に、スラムの住人から王下十輝星へと転身を遂げた3人。
彼女たちにはこれから先、様々な苦難が待ち受けているのだが、それはまた本編で語られるだろう。
「あのアウィナイトが王下十輝星……?容姿がいいだけの性奴隷民族のくせに、生意気……どうやって虐めてやろうかしら」
容姿のいい女性に歪んだ欲望を持つ少女。リゲルのサキ。
この後、リザはサキから色々と嫌がらせを受けることになるのだが、それはまた語られるかもしれないし、語られないかもしれない。
そして彼女の本性をリザたちが知るのは、当分先の話である……
36
:
名無しさん
:2021/08/13(金) 02:52:52 ID:???
スピンオフは以上です。いやあ長い
十輝星はアイベルト、ロゼッタ、ヨハン、サキだけで、そこに3人が入った時の話ですね
ちなみに王様が言ってた十輝星が減ってるっていうのは、自分に従う十輝星を揃えるためにマッチポンプをしかけている設定です。確か本編にもそんな描写があったはず……(曖昧)
さっさとカエルになって死んだエイヴァとミレーヌは、本当は2回戦や3回戦で活躍する予定でした。
が、冗長だったしミスって消したしで、こんな扱いになった可哀想な奴らです。
スピンオフ描く時は、前半後半とか分けずに一気に描くべきだなって思った(小並感
37
:
名無しさん
:2021/08/13(金) 16:46:41 ID:???
そして本編も5ヶ月ぶりに動き出したリザとスズ
なんとなくリザってスズが苦手な感じするのは、スズの本心に勘づいているのか….?
38
:
名無しさん
:2021/08/13(金) 22:13:17 ID:???
スピンオフおつかれさまです!
ガチレズ様に蹂躙される三人組かわいい……
衣装がひらひらドレスなのも良い
十輝星に任命されて喜ぶドロシーとか
自分を犠牲にしてでも誰かを助けたいと語るアイナとか
本編での運命を考えると味わい深いですねフヒヒ
そしてカエルにされた二人も大変良さそうなキャラでした
斧使いのお姉さんとかぜひ使いマワしたい
39
:
名無しさん
:2021/08/15(日) 12:28:07 ID:???
うおおとんでもないものが投下されていた……
大長編大変お疲れ様です
非常に読み応えのある過去編でした……!
長いのにバトルも幕間パートも入念に作り込まれてて、読んでて全然飽きませんでした
リザちゃんはやっぱり無理やり気持ちよくさせられるのが似合いますね
絶望してからドロールプレジャーをかけられるアイナも美味しくいただけました
地味に好きだったアイナ節が全編にわたってこれでもかと盛り込まれてたのがめちゃくちゃ嬉しかったです、この絶妙なギャグセンスがなかなか真似できない……
これで2戦ほど削られてるとか創作パワー強すぎて尊敬します
ごちそうさまでした……!
40
:
名無しさん
:2021/08/15(日) 20:00:58 ID:???
感想ありがとうごじゃります〜
リザはレズに襲われるのがお約束
欲を言えばドロシーももうちょっとリョナってあげたかった
アイナ節のコツはしょーもないおふざけをハイテンションでやることですかねぇ。。
明るい子だけどドギツイ下ネタもえっぐいネタも好きという尖ってる性格だからなあ……
41
:
名無しさん
:2021/08/22(日) 20:06:22 ID:???
びちびちびちっ!!じゅぶぶうっ!!
「ッギアアアアァッ!? や、やめろ!やめてくれナメェェッ!!」
「ったくよぉ。なーんで俺様が、こんなキメえ奴を解体さなきゃなんねえんだか……」
「っ……ん、くあぁぁっ……!!」
黒い骸骨はブツブツと文句を吐きながらも、ナメクジ獣人にナイフを突き立ててあっさりと仕留める。
ナメクジの死体をエミリアから引きはがすと、固まりかけの糊のような粘液がエミリアの肌の上で糸を引く。
魔力を大量に失って、感覚が鋭敏になったエミリアは、その異様な感触に、こらえ切れず甘い声を漏らした。
「ケッ……暢気なもんだぜ。
俺はボーンドの旦那から、テメェを死なせず連れ帰るよう、命令されてる。
これがどういう事かわかるか……?」
「え………ボーンドさん、の……?」
「テメェ……俺様の、このナイフを見ろ……忘れたとは言わさねえぜ!?」
「きゃっ!?」
スケルトンはナイフを振りかぶり、エミリアの首の横に思い切り突き立てた。
白い魔法陣が砕け散り、拘束を解かれたエミリアはお尻から地面に着地する。
「!!………ま、まさかあなたは……ヴァイス……!?」
「そういう事だ。テメェのせいで、俺様は哀れなアンデッドの身ってわけよ……
こんな身体じゃ、女を犯すのも満足にできねえ。
マスターの命令に逆らえねえから、好き勝手に嬲り殺す事も出来ねえ。まったくムカつくぜ!!」
「そ、そんな勝手な事……!」
「だから、こういう機会は大事にしねえとなぁ?俺に下された命令は、テメェを死なせねえこと……
つまり、殺しさえしなけりゃ何やったっていい、って事だよなぁ!?」
「!?……そ、そんな……やっ………やめてっ……いやあああああぁっ!!」
グサッ!!ザシュッ!!ドスッ!!
「っひぎ!!うあああぁっ!!いやあああああああっっ!!」
ヴァイスはエミリアに馬乗りになり、脇腹や手足、肩口など、エミリアの全身いたる所に黒い刃を突き立てる。
急所を巧みに避け、殺さないよう、生かさないよう、ギリギリの所で苦痛を与え続けるように。
「さぁーて……俺様の繁殖肉ナイフは無くなっちまったし、
代わりに地獄から持ち帰った『真・斬魔朧刀』で、てめえのマンコグチャグチャに切り刻んでやろうかぁ!?」
「っ……ファイアボル……」
「へへっ!やらせるかよぉっ!!」
……ザシュッ!!
「っうあああああっ!?」
魔法少女殺しの刃を手の平に突き立てられ、エミリアの反撃の魔法は打ち消された。
もうエミリアに、抵抗、反撃する気力は残っていない。
かつてヴァイスと戦い、殺されかけた時の恐怖が蘇り、ただ苦痛と凌辱の嵐が立ち去るのを待つしかできなかった………
「………その辺にしておけ、ヴァイス」
「ああん?……なんだ、シラベの野郎か。今良い所なんだから、邪魔すんなっての」
「それ以上やれば、娘は死ぬ……主の命令に背けばどうなるか……わかっているだろう」
しばらく後。エミリアを好き勝手に切り刻むヴァイスの元に、もう一体のスケルトンが現れる。
「ちっ!……しゃーねえなぁ、エミリアちゃん。優しい優しい俺様が、今回だけは特別に命を助けてやる。
いずれお前もリザの奴も、まとめて俺様のナイフで切り刻んでやるよ………ヒヒヒヒ」
(………そん、な………どうしてヴァイスが、ボーンドさんの……)
シラベ、と呼ばれたスケルトンがエミリアの身体に手をかざすと、エミリアの全身の痛みが引いていき、代わりにスケルトンの身体のあちこちが傷つき、ひび割れていく。
まるでスケルトンが傷の痛みを引き受けているかのような不思議な術だが、
当のエミリアにそれを気にする余裕はなく、スケルトンに抱きかかえられたまま意識を手放した。
42
:
名無しさん
:2021/08/22(日) 20:13:00 ID:???
うっかり感想スレに投下してしまったぜ…
そしてせっかく復活したエミリアちゃんが
また速攻で魔法封じられてボロクソにされちゃってる不思議
舞やリザも因縁の相手と戦いが始まって、そろそろナルビア編もクライマックスか
43
:
名無しさん
:2025/03/27(木) 02:10:41 ID:???
ウィキを読み返してたら懐かしくて楽しくて、3年半ぶりに書いてしまったよ
44
:
名無しさん
:2025/03/27(木) 15:36:32 ID:???
うおおおおお!!いやマジでうおおおおお!
俺も久しぶりに書いてみたぜ!!
45
:
名無しさん
:2025/03/27(木) 21:50:21 ID:???
とても懐かしい感覚だ……
サキも何回も水攻めされて、瑠奈の虫並みに特攻着いてるな
そして俺は無口な子が病むのだいすきなんだぐへへ
46
:
名無しさん
:2025/03/27(木) 22:24:10 ID:???
えっ、ひょっとしてあなたも小説スレの雑談見て思い出して再熱した感じですか?
サキ水責めは骨組みだけ前に書いてたから勢いで書き上げちゃったけど、色々忘れてるから俺も読み返すわ!
47
:
名無しさん
:2025/03/28(金) 00:19:21 ID:???
>>46
そう!でも誰もいないだろなと思ったらすぐに続きが書かれてびっくりだしうれしいわぁ
48
:
名無しさん
:2025/03/28(金) 22:56:51 ID:???
病みロリいいね!ということでよく見たら話進んでねぇけど一つ。
しかしミシェルは3人の中では真っ先にノワールにリョナられてたのに出世したなぁ
49
:
名無しさん
:2025/03/29(土) 01:32:23 ID:???
元から有名とはいえ名前のモチーフにした偉人がFGOに出るとなんかちょっと恥ずかしいよね
ということで魔物に犯されるオトちゃんです。(AIイラスト&エロ注意)
別人ですが
>>3
をベースに生成させて頂きました。
https://freeimage.host/i/3urrFyP
50
:
名無しさん
:2025/03/29(土) 01:37:37 ID:???
ごめんアップできなかったからギガファイル便使うわ
パスワードはoto
https://55.gigafile.nu/0528-b97dda79379de846284ae5435786b7730
51
:
名無しさん
:2025/03/29(土) 02:01:14 ID:???
ア゛ッ!オトの絵これ刺さる……
すっごい元気に歌い散らかして1人でめちゃくちゃ頑張って仲間を逃がした末路がこれ……はぁ、いぃ
おいルーア、お前これ見て自◯できるんかオォン!?
52
:
名無しさん
:2025/03/30(日) 16:24:54 ID:???
皆様!!書いてくださってありがとうございます!!
なんかあがってると思ったらめっちゃ続き書いてあって激アツすぎる
続編諦めてたアニメがいきなりはじまった感覚です
本当にありがとうございます
各局面みんな懐かしいですね
シアナがアイナを蘇生しようとしてるのとか特に懐かしいしアツい
そしてやはりキャラが多くてスケールがめちゃくちゃデカい笑笑
サキの水責めも舞のえっちな電撃責めも大変シコいものをありがとうございます
53
:
名無しさん
:2025/03/30(日) 20:16:49 ID:???
おお!読者さんも来てくださった!こちらこそ読んでくれてありがとうございます!
読み返してると多分自分が書いたはずなのに全然覚えてなくて新鮮だったり逆に「いやそこはもっとこうできただろ!」って恥ずかしかったり…
ちょっと一時期ネット離れてて(推定)3人の中で多分俺が一番最初に書かなくなっちゃったと思うけど、マジで楽しかったからまたこうやって書けて嬉しい。
54
:
名無しさん
:2025/03/31(月) 03:19:19 ID:???
俺は舞が何やかやで反撃するものを描こうとしたのに、描いてるうちになぜか黒焦げになってた……
ほんと再開できて嬉しいね また気楽にやってこー
55
:
名無しさん
:2025/04/03(木) 03:14:27 ID:???
流行りに乗った内容を無理矢理リレーに組み込む感じ懐かしいぜ…
さぁこの後はホウキが助けに来るのか、想いを全て踏み躙った後悔に溢れたまま魔物兵に捕まってしまうのか…?
56
:
名無しさん
:2025/04/06(日) 14:57:17 ID:???
正規軍のこういう可哀想な扱いってリョナ的にいいシチュ作れそうだなと思ったり
まあメインキャラたちの話を進めるのでいっぱいいっぱいなんですけどね
57
:
名無しさん
:2025/04/06(日) 15:09:40 ID:???
なんかsenka系同人ゲームで味方側も普通に相手を陵辱してたみたいな感じ!
正直ナルビア編はめちゃくちゃゴチャついちゃってる(だからこそ止まってた?)からなぁ、ちょっと無理矢理でも収拾付けた方がいいかも
58
:
名無しさん
:2025/04/06(日) 21:45:37 ID:???
そうねぇ メインストーリー推し進めてルミナスの決戦とか唯たちと王様の戦いも進めないとね
たまに文字数ひっかかるんだけど、このしたらばのレスって何文字までかわかる?
59
:
名無しさん
:2025/04/07(月) 01:51:24 ID:???
俺も詳しくは知らないけど、肌感2000字越えるとエラーな気はする
そしてやべぇ日曜は書くぞ!と思ってたのに全く進んでねぇ
60
:
名無しさん
:2025/04/07(月) 03:52:33 ID:???
よし、じゃあ俺が書いてやるぜぇ
と書いてみたらルーア無双になっていた
1975文字でだめだったなぁ 次は1500くらいで試してみる
61
:
名無しさん
:2025/04/14(月) 01:24:33 ID:???
アリスとエリスも超久しぶりだな…アリスをやたら負けヒロイン的な立ち位置にしようとしてたのも懐かしいよ…
むしろそのためにサキとリンネくっつけたまであった
62
:
名無しさん
:2025/04/14(月) 17:04:47 ID:???
エリスみたいなクール系美少女が追い詰められ弱気になって「やめ……」とかいっちゃうのシコれる
63
:
名無しさん
:2025/04/15(火) 21:24:02 ID:???
エミリアもリザ程ではないにせよ毎回格上と戦わせられたり全力出せない状態だったりで大変だな
そしてリンネお前いつまで逆レショック状態やねん
64
:
名無しさん
:2025/04/16(水) 01:32:13 ID:???
EMT、かなり初期キャラでリザ達と絡ませてた頃がなつかしいなぁ
リンネくんは搾精されてからなんも動きなかったね笑そろそろ動かしてやらんと可哀想やな
65
:
名無しさん
:2025/04/23(水) 14:08:29 ID:???
リンネくんようやく始動
66
:
名無しさん
:2025/04/23(水) 21:43:56 ID:???
サキ虐たすかります
大切な人たちを次々と「奪われて」いて非常に捗ります
67
:
名無しさん
:2025/04/26(土) 00:17:29 ID:5UG6J5zE
ユキと母さんの敵✕
ユキと母さんの仇◯
サキも結構リョナられること多くなったよね
誰かめちゃめちゃ推してくれてる人がいて、スピンオフとかも結構書いてくれてたなぁ
68
:
名無しさん
:2025/04/26(土) 01:36:58 ID:???
サキさん追い詰められたからとはいえそんな諸刃の剣っぽい技使っていいんすか
多分最後まで書いてくれてたのがその人かな?(違ってたらすいません)
サキリザは主人公勢以上にしょっちゅうボコられてた記憶あるなぁww
69
:
名無しさん
:2025/04/26(土) 02:54:47 ID:???
そして勢いのまま投稿!
なんか携帯キャリアのキャンペーンで文章生成AI使えたから補助的に使ったらすげぇ捗ったわ
70
:
名無しさん
:2025/04/30(水) 16:02:23 ID:???
サキ、正直すまんかった。ここまでやるつもりはなかったのに気づいたらこうなってた。
4000字くらいになった時が一番どういう風に投稿するか迷うね!
71
:
名無しさん
:2025/05/05(月) 11:32:09 ID:???
ありがたやありがたや、、、
行くとこまで行ってリンネくんのNTR鬱勃起展開がみたくなってしまいます
72
:
名無しさん
:2025/08/14(木) 22:57:26 ID:???
夏休み時間ができたので思いつくままにつらつら
サキはこれからどうしてあげようか……
チャットGPTでサキっぽい子を描いてもらった。
個人的にはもっとキツめの顔してそうだけども……
ttps://imgur.com/a/4djuzHH
73
:
名無しさん
:2025/08/15(金) 23:04:35 ID:???
更新ありがとうございます……!
74
:
名無しさん
:2025/08/15(金) 23:28:20 ID:???
脳内イメージほぼまんまでびっくりしました笑 あとはニーソ履いてたら完璧なんだけどGPTあんまり下半身の要素満たしてくれないんですよね
顔についても完全に同意です笑
心折れてるので、一度希望を持たせてから、ドン底に突き落としてあげたら、まだまだ味わい深くなりそうです
過去の運命の戦士たちの成れの果ての姿、唆りました 日記がいい味を出している、、、
転じて唯たちもリスポーン地点を弄れるなら、無限首吊りとか、溶岩の真上リスとか妄想が色々捗りました
あとはシアナくんにも危機が、、、アイナは無事に蘇生できるのか、誰も欠けることなくで地上に戻って来れるのか、、、
75
:
名無しさん
:2025/08/16(土) 03:09:11 ID:???
感想ありがとう!モチベ出たので寝る前にもういっこ投下
確かにサキはニーソだった……ということでニーソ履きバージョンを
>>72
のリンクに追加
過去の戦士たちも前は仲良し女子グループだったんだろうな……という妄想。
可愛そうは可愛いんだよなぁ
76
:
名無しさん
:2025/08/17(日) 00:36:52 ID:???
書き手の1人で昔いたwikiの人ではないんだけど、wiki未反映の部分を現行まで更新
術技とか各キャラのページは大変だからそこまでは手つけてない
wikiの人の労力すごかったなぁ……
77
:
名無しさん
:2025/08/18(月) 20:26:08 ID:???
>>76
更新お疲れ様です!
キャラページとか冷静に労力やばいっすね
wikiの人ありがたすぎる、、、
78
:
名無しさん
:2025/08/18(月) 20:34:10 ID:???
ニーソが加わって完璧になりました笑 蝶の髪留めは何故か僕も青のイメージでした(明確に描写されてないような気がするのですが)
何を隠そうサキに熱烈に執着してた(今もしてる)のは読者の自分なので、イラストといいここ数回のボコられ具合といい、非常に嬉しいです
79
:
名無しさん
:2025/08/21(木) 01:19:46 ID:???
なんと、読者さんだったのか
髪留めの色は指定してなかったんだけど、青が似合ってるなと思ってそのままにしました。
イメージ通りならなにより。
ひさしぶりに股間の赴くままにリョナ文書いたので変なとこあったらすまそ。
冒頭の「あ」は消し忘れ。。
80
:
名無しさん
:2025/08/22(金) 21:25:33 ID:???
触手乳首責めえっちすぎる、、、
冷静に、15歳の少女が受けていいレベル(そんなものはない)をはるかに超えた展開がずっと続いてきてますよね、最高だ
81
:
名無しさん
:2025/08/24(日) 10:09:07 ID:???
オーソドックスな触手責めはリョナの鉄板ですね
性に対して無知なモンスターやエロガキに本能で無邪気に犯されちゃう女の子、不憫すぎて抜ける抜けるゥ!
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