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弱そうな奴(奴ら)に嬲られるシチュ Part.3
66
:
名無しさん
:2019/10/11(金) 02:07:33 ID:???
「ねえねえ、まだぁ? 早く立ちなよ。そのゴッツイ筋肉は飾り? そのデカイ図体は何のためにあるの? こんな細くてかわいい女の子のちっちゃい手に負けちゃうわけ?」
痛烈な嘲罵を少女は浴びせる。
「ぐっ……くぅぅ……!」
尚華は胃液が滴る唇の間から白い歯を見せ、それが削れるほど強く激しく軋り合わせ、全身を震わせ、悔し涙を流した。
もはや尚華の屈辱は彼女自身にも計り知れず、そのマグマの如き憤怒は名も知らぬ少女に、というより、自分の弱さと無知蒙昧に向けられつつあった。
自惚れていた。井の中の蛙だった。26歳を過ぎた今日まで、ずっと世界の広さを知らなかった。
上には上がいる。残酷極まるその真実を、年端もいかぬ少女に、こうして突きつけられたのだ。
(でも……! だからって……! 一撃も返せないまま終わるなんて、絶対にイヤよ!)
ゼイゼイと息を切らして相手を睨みつつ、尚華はそう胸中にて叫ぶ。
せめて一撃、一撃だけでいいからあの憎たらしい少女に浴びせたい。
そのためには選手生命だって惜しくはない。ここで負けを認めるなんて、尚華にとっては死よりも惨い。
「ま、待ってなさい……今度こそっ……くっ……! これからが、本当の勝負よッ! もう、絶対に、手加減しないんだから……!」
ますます惨めになると知りつつ、尚華は意地を張り通す。
どうせ何度やろうと手も足も出ずに負けと知りつつ、尚華は立ち向かう。
だからこそ彼女は、ガクガクと震える脚で立ち上がった。そして構えた。命と引き換えに、矜持を守るために。
が、少女はどこまでも残酷であった。
「えいっ」
やる気のないそんな声を伴って、彼女は素早い蛇行で撹乱しつつ、あっという間に尚華へ肉薄。
すると驚愕に引きつった尚華をよそに、その背後に回り込んで、首に腕を回し、そこを締め上げたのである。
「ぬっ……! ゔうんんんん……!」
尚華は絶望にくれる。
早速の窮地。しかも為す術もなく、失神は寸前だ。みるみるうちに意識が朦朧として、その場に頽れる。
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