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弱そうな奴(奴ら)に嬲られるシチュ Part.3

44名無しさん:2019/10/07(月) 23:42:28 ID:???
 某指定都市の中心街から北東へ約20キロ。そこまでの道程で坂が増え、緑が増えて、車の往来はめっきり減る。そして巨大なドーム型のスポーツ施設が現れる。そこは昼こそ老若男女問わず、いたって普通の人々が身体を動かしに訪れる憩いの場だ。が、この施設は半月に一度だけ、その姿を一変させる。一般人は存在すら知らぬ世界への扉が開かれるのだ。女だけが参加を許される、異色の格闘大会が開催されているのであるから。
 そこは日本有数の財閥が主催する闘技場。武器の使用と防具の装着は禁止。以上のルールを守れば何でも許されるデスマッチだ。どちらかが負けを認めるか戦闘不能状態に至るまで続けられる、危険極まりない死合。そしてこの〝戦闘不能状態〟には、死亡も含まれている。命と誇りを懸けた壮絶な闘いである。
 そこで二年間無敗を誇る女王がいた。その名は[[rb:溝呂木 > みぞろぎ]][[rb:尚華 > なおか]]。類まれな美貌、抜群のスタイル、優美な気品と妖艶な色気を両立し、無敵の強さをと兼ね備えた美女である。
 緩やかに波打つ長い黒髪。華やかに曲線を描く長い睫毛。挑戦的に輝く切れ長の目。瑞々しい真紅の唇。身長180センチを超える女体は全体的に筋肉質で、特に長年の鍛錬により育まれた良質な筋肉に覆われた下半身は逞しくも美しい。
 その恵まれた体格から繰り出される多様な脚技を駆使した戦闘スタイルは変幻自在。長く強靭な脚による予測困難な蹴りは確実に急所を突き、かつて特別にゲスト参加したヘビー級ボクサーの巨漢さえ一撃で沈めたほどだ。
 尚華は幼少期から異常な負けず嫌いで努力家だった。特に肉弾戦における自信と強さへの執着は並外れていた。七歳の時、両親の反対を押し切り、キックボクシングの教室に通い始めたのが全てのきっかけである。天性の運動センスと長い脚が有利に働き、年上の男子さえも一蹴して周囲を驚かせた。天才美少女として名を馳せた彼女はその後も鍛錬を欠かさず、一度も敗北を経験しなかった。
 時に苦戦したり、追い詰められて余裕をなくすこともあったが、必ず最後は勝利を手にした。中学、高校時代も迷うことなく武闘系の部活に所属し、女王として君臨した。
 その頃から自信過剰ながら気さくでおおらかな言動もあり、異性からの人気は絶大で、多くの恋を体験する。同性からも畏敬、羨望、陶酔、嫉妬など様々な感情を寄せられた。
 生徒を守るために街の不良グループを相手に闘い、大きな大会で優勝し、最強の女として数々の伝説を残す。高校卒業後、大手格闘技団体に実力を買われて専属選手となる。美しさと強さを併せ持った彼女にとってその舞台は居心地が良かったが、自分と対等に戦える選手がいないと気づいた彼女は僅か一年で引退してしまう。そうして尚華はさらなる強者を求めて、表舞台から姿を消した。


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