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FFDQかっこいい男コンテスト 〜なんでもあり部門〜

1名無しの勇者:2006/07/12(水) 21:32:41
FFDQなんでもあり部門の小説専用スレです。
シリーズ、作品の枠を超えた作品を投稿する時はこちらで。
書き手も読み手もマターリと楽しくいきましょう。

*煽り荒らしは完全放置。レスするあなたも厨房です*

ネタスレについては>>2以降(テンプレ考案中)

887Lin:2012/01/07(土) 09:40:44
38 遊びの続きです

38、監禁凌辱もの
3主→どS+狂いかけ
8主→哀れな被害者
以上が駄目な方、スルーお願いします
痛い内容ですが、苦情は勘弁してください…

>>886
38わっひょい!コールありがとうございます(*´∀`)
ご指摘もありがとうございます、言われるまで気づかなんだ…;今回もころころ視点は変わりますが、自分なりに訂正はしたつもりです…。読んで萌えていただけると嬉しいです

88838 遊び 5:2012/01/07(土) 09:44:40
side:8主

ガチャガチャ、という音ばかりが響く。もしかしたら手錠から抜けられるかもしれないと努力をしているのだが、取れないのだ。何か特殊な素材を使用した手錠なのかもしれないと思う。それをどうして3主さんが持っていたかは謎だが
「……ネットで買ったんですかね」
カーテンで半分ほど閉まっている窓を見ると、早いことに外は橙色から紫に変わりかけの色に染まり、少しずつ夜の闇が忍び寄っているのがわかる
「また夜に遊ぼうな、だなんて冗談じゃないです」
今度は一体何をされるのやらーー考えただけで背筋が凍る
だから再び手錠を揺し始めた

「よお、8主」
暫くして、ドアの開閉音とともに自分を呼ぶ声がした。続いてカギが締められ電気が付けられる音。部屋に入ってきたのはもちろん3主さんで、トレイの上に、まだ湯気の出ている食事を僕に持ってきた
それはいつも食べているものと変わりないメニューで、箸まで投げて寄越される
「これ、4主さんが作ったものですか?」
「ああ、俺の分だから遠慮すんな。好き嫌いするなよ」
どこから取り出したのかは分からないが、手錠の鍵を使って右手だけそれが外される
手首を見ると赤く擦れ、痣のようになっていて、自分でいうのも何だが痛々しかった
「……万年ラーメン好きのあなたには好き嫌いとか言われたくありません」
「そっか」
くすりと笑った気配がしてそちらを見ると、今日の昼とは違う、いつも通りの3主さんがそこにいて、どこからか調達してきたのだろう、湯を注いだカップラーメンをもってパソコンの前に座っていた
ーー自分の左手首に掛かる手錠と、今目の前にいる、この普段通りの3主さんの、どちらが現実なのか、一瞬分からなくなる
そのまま、もそもそと箸を進めるも、結局トレイにのせられた食事の半分も喉を通らなかった
「ちゃんと食べろよ」
わざわざ持ってきたのに、という顔をした3主さんはかなり不満ありげにこちらを見ている
「こんな状況で、食欲なんてありませんよ」
「じゃあもう食べないのか?」
答えるかわりに、トレイを近くにあった机の上に押しやる。食べ物を残すなんてことはしたくないが、本当に食欲が湧かない
「食べといた方がいいと思うけどな……後のためにも」
呟きと同時にパソコンをシャットダウンした音が聞こえて、どうしたものかと気になった。顔をあげると、途端に照明のスイッチの音が聞こえて、部屋の中が真っ暗になった

88938 遊び 6:2012/01/07(土) 09:49:11
急に暗くなった部屋を見て、いつの間にか本格的な夜が訪れていたことに気付いた。その暗闇に目を慣らしている間に、ぐいっと右手が強い力で引っ張られ、体勢が崩れて寝台に背中からダイブする。右手が引っ張られ、再びベッドサイドに繋がれたのが音でわかった
(もしかしたら今のが脱出のチャンスだったのかも……)
ぼーっとしていた自分の間抜けさに思わず小さく笑う

「余裕だな」
少しむっとしたような3主さんの声が頭上から聞こえた
「あ、ちょっと」
下腹部への唐突な刺激に身体は愚かしいほど素直なもので、即座に背筋にぞわぞわとしたものが走る
3主さんの手がこちらの腰にかかった。と思いきや、素早くズボンを下ろされる
「い、いきなり……」
「まあな」
温い吐息が下腹部にかかるのがわかって息を詰めると、ぱくりと銜えられた。その確かな熱が触覚を犯し、下腹部から聞こえる水音が聴覚を犯す
「うあ……やだ、やだ、嫌ですってば!」
その音を消すように8主は叫ぶ。素直に熱を帯びる身体がなんとも恨めしい
何かが込み上げ、背中をそらせて手のひらに爪を立てて耐える
しかし、次に先端を刺激されたら、もう耐えることなど出来なかった。
目の前がくらくらとし、沸き上がった熱が覚めていく
そしてその全てが収まった頃に唇が離れていった感触があった
「の、飲んだんですか?」
「ああ、うん」
至極当たり前のように返答され、一瞬目眩を覚えた。しかし息を整える間もなしに、胸の飾りを再び探りあてられる。きゅっと摘ままれた時に、ピリッとした痛痒いようなものが走る
どうやら達したあとの敏感な身体はその刺激さえ快いものにすり替えたらしい。まったく、厄介だ
「さ、触らないでください……!」
「んー?昼の余裕はどうしたんだよ」
自分の上にのし掛かる相手は、呑気にそんなことを比較している。対して僕は与えられる刺激にひたすら耐えている。そんな最中、不意に3主さんが理解不能な言葉を呟いた
「でもあんまり虐めすぎると、さすがの8主でも体力がもたなくなっちゃうかな」
体力がもたない?何の話をしているのかはさっぱりだが、なんとなく嫌な予感はした
まあこののち、その予感は見事に当たってしまうわけだが。

89038 遊び 7:2012/01/07(土) 09:57:57
side:3主

手首には手錠が擦れて赤い痕がつき、胸は苦しげに上下している。窓から仄かに漏れる月明かりがそんな彼の姿をうっすらと照らし出す。その姿に思わず目を細めた
「そう、まだ続きがある」
「本当に止めてください。もう僕若くないんで」
「なんだその変な逃げ口上は。まだ元気だろうよ」
「うぁっ!嫌なもんは嫌なんです、急にこんなの、あんまりじゃないですか!」
ぐりっと膝で刺激を加えると、8主の口からはそんな言葉が溢れ出した。俺は行為の手を一旦止めて、押し黙る
暗闇でもわかるほど8主は黙ってこちらを凝視している。見られていると話しづらいんだが、まあいいか
「……自分でもよく分かってるつもりなんだ。嫌々言われると泣かせたくなるって」
「筋金入りのサドですね」
「多分そうだな」
「僕はマゾではありません。よって放してください」
「嫌だ」
「宿舎にいる仲間じゃないですか。一生のお願いです」
「これでもだいぶ迷ったんだよ。でもこういう結果になった」
「性別は越えられちゃう壁なんですか」
「越えてみないとわからないだろ、そんなの」
……エンドレス。
ああもうキリがない。そろそろ黙らせようか、と思い8主の両足を持ち上げる。さて、初めてやることだらけだが上手くいくかどうか。あまり自信はないが、まぁなるようになるだろう
8主は急なその格好に抵抗するのを忘れ、茫然とこちらの様子をうかがっているようだった。まあ、あちらからしたら、自分の両足の間に俺がいるのだから、そういう反応が妥当だとは思う
「俺、いい加減限界なんだ」
「え、え、あの、無理です!」
何が始まるかは分からずとも、彼なりに危機感は感じとったのだろう。8主はここでようやく腰を離そうと激しく身をよじり、脚をばたつかせ始めた。そんな彼を見てくすくすと笑ってしまう。もちろん脚を離す気などさらさらない
「……悪いけど、もう遅い」
のこのこと俺の部屋にやって来た時点で、既に。
そう呟き、8主の後ろに宛がった自らのそれを、中に押し進め始める。そのきつさに慣らすのを忘れていたことに気付くが、もう止められない
「あぐっ!」
受け入れている側である8主は、その痛みに悲鳴じみた声をあげた。だが、この感覚は凄い
3主は身体を繋げたまま、8主の顔を覗き込んだ
その目をぎゅっと閉じた顔には、先程まであった余裕や強気な態度なんてものはもう欠片もない。今その顔に浮かぶのは、俺から与えられている苦痛だけだ
「わかってないと思うから言うけど、その顔、やばい」
ずん、と思いきり穿ったせいか、その痛みに思いきり背をそらせる8主は(あくまで俺から見たらだが)なんとも扇情的だ
「ひっ……」
彼が鋭く息を呑む。おそらく奥まで入ったからだろう。信じられないことに全部収まった。接合部からは血が流れているため、相当8主の身体に負担がかかっていそうだが。
うん、やはりこういう行為に臨む際は潤滑剤を使わねばと密かに決めた
まあ次があるかどうかは別として、だが。

89138 遊び 8:2012/01/07(土) 10:08:39
side:8主

遊び、の名の通り、人形のように好き勝手にがくがくと揺すられている。自分のなかで熱い何かが蠢く音がする。とにかく酷く痛くて苦しい
しかし思いに反し、律動は徐々に速さを増す
こちらからうっすらと見える3主さんの顔は楽しそうに笑んでいて、見なければよかったと後悔させられるような表情だった
それから幾ばくかもしないうちに、体内に熱いものが注がれて、何かが中で脈打ってるのまで伝わる
「うーん。やっぱ痛かったか、今のだと」
何ですかその緩い感じは。心も身体も痛いなんてもんじゃ済みませんよ……。
それらすべては声には出ずに、瞼がどんどん重くなる
頬を優しく撫でられ、何かを拭われるような感触があった。いやにスースーすると思っていたけど、自分でも気づかないうちに泣いてたのか

「ごめんな」
うっすらと3主さんの声が聞こえた。謝るくらいなら最初からしなければいいじゃないですか。そんな悪態をつく間もなく、僕の視界は黒く塗りつぶされた


×××××××


眩しくて目を醒ますと、朝になっていた
辺りを見渡しても3主さんはいない。そろそろと上体を起こすと案の定下半身が半端なくずきずきして、顔をしかめる
「あれ……」
腕が自由に動くことに驚く。手錠が外されているのだ。手首の、擦れて鬱血した痕も消され、衣服も身体も身綺麗にされている
「うわ、酷い声だ」
散々泣いたり喘いだりしたせいで、声はすっかり掠れている。まったく、あんな鬼畜な人が勇者の元祖だなんて、世も末だ
心中で毒づいてみる
ただ、疑問に思うこともいくらかあった。
どうせ手酷くするなら、最後まで手酷くすればいいのに、それなのに後片付けとかは必ずやっていって、何か妙に謝られたりなんなりしてーーああもう、結局相手が何をしたかったのか、さっぱりわからなくて頭が混乱する
「……訳わかんないですよ。なんなんですか」
そういえば、まだ聞いていないことがある。なんで僕にこんなことをしたのかーー
置かれているブーツを履き、ベルトを閉めバンダナを頭の後ろで結ぶ。立ち上がると足は若干ふらついたが、なんとか踏ん張って歩き出し、3主さんの部屋を出て、リビングへ行った

「8主先輩!」
そこには9主くんがいた。いや、彼だけでなく皆さん勢揃いだった。なんとまあ賑やかな
「どうかしたんですか?眼が腫れていますよ」
そう聞かれて気付く。そんなにも泣いたのか……いや、正確には泣かされたのか、だが。
「大丈夫、ちょっと寝不足なだけですから」
「随分ひどい声だね。それと、急にいなくなったから驚いたよ。あっちの世界にでも帰ってたのかい?」
「……ええ、まあ。そんなところです」
「そうだな。一緒に遊ぶぞって言ってたのに、俺のことなんかほったらかして行っちまうんだから」
声のした方を見ると、2主さんと一緒にいる3主さんが何もなかったかのようにこちらに話し掛けてきた
「ああ、そうでしたね。すみません」
腕が震えそうになるのを必死で抑えた
「じゃあ、また今度な」
「僕出来ない約束はしない主義なんですよ」
「なんだよ、冷たい」
「だからーー」
どすどすと歩いて3主さんに近付き、その腕をがしりと掴み、立ち上がらせる
「今、遊びましょう」
そう言って自分なりには精一杯の笑顔をつくり、腕を引っ張る
「え、あの、8主?」
「確か3主さんの部屋でゲームする予定でしたよね!?」
そう言って有無を言わせずに、再び部屋まで連れて行った
……聞くべきことがあると思っていたから。

89238 遊び 9:2012/01/07(土) 10:34:11
「……」
3主さんの部屋のドアを後ろ手に閉める
僕の前には3主さんが、わけがわからないといった表情をしてこちらを見ている
「僕、これでも怒ってるんです」
「ああ」
「ああ、じゃありません。返事は?」
「……はい」
その時の僕の顔は、自分では見られはしないが3主さんの反応からして恐ろしい形相をしていたのではないかと思った
少しばかり胸のうちがすかっとしたとしたところで、本題に入ることにした
「なんで僕にあんなことをしたんですか」
「……」
「黙ってたって分からないじゃないですか」
「ごめん」
「昨日から謝ってばかりですね」
「聞こえてたのか?」
「ええ。伝説の勇者様が随分情けない声を出すものだなあと」
3主さんは下を向いてしまった。その様子は酷く頼りなげで、とても昨日と同一人物だとは思えない
「聞くまでは、梃子でも動きませんよ」
「……」
しかし彼は押し黙ったままだ
あれ、なんかまずい。目頭が熱くなってきて慌てる
「何か、僕が3主さんの気に食わないことでもしたんですか」
ぐっと奥歯を噛み締めた。そうじゃないと声が震えそうだったから。3主さんはというと、こちらを唖然と見つめている
「僕が嫌いだから、あんなことをしたんですか」
仲間だと思っていたから。男に無理矢理されてショックだったから。多分その両方が、僕を泣かせている要因だ

「……違う」
こちらの頬に手が当てられ、また涙を拭われる。なんだか、いつもこちらばかり泣いている気がして癪に触る
「その逆だ。嫌いな奴になんてあんなことはしない」
はあ、と息をつかれ、両肩に重みを感じた。3主さんが、両腕を乗せてこちらに寄りかかっている。お互いの睫毛が見えるくらいの距離感で、俯いてなんとも情けない顔をしている彼がいた
「言っときますけど、僕はまだ許せませんから」
「わかってる」
「でも許せるように努力はします」
「え……」
ぱっとその顔が上がる。本当に昨日とは別人みたいだと思って、小さく笑ってしまった
まだ僕は3主さんを見て笑える。なら、きっと大丈夫だろう。いつか昨日の出来事を忘れられる日が来るに違いないーーそう思った


「なあ8主。こんな状況で言うのも何だが、聞いていいか」
「なんですか」
「ーーなんでこの部屋に戻って来たんだ?」
「……あの、ちょっと」
そこで、しがみつかれている肩が痛いことに気付いた。3主さんの力が異様に強いのだ。引き剥がそうとはするが、それも出来ない
「可哀想だと思ってせっかく解放してやったのに、本当に無防備だな」
3主さんの顔は、先程までの情けない表情から、能面のような無表情に変わっていた。思わず気圧されてドアにもたれ掛かる。まずい、非常にまずい。これじゃあまた、同じ結果になる。知ってはいるけれど、情けないことに手足が固まったように動かない
「今度は自分から誘ってきたんだから、もっと酷くしてもいいってこと?」
「何言ってるんですか」
「そんなに怯えられると、肯定としかとれないけど」
「違う!僕はただ、戻りたかっただけなんですよ!」
何もなかった頃みたいに。
べろ、と首筋を舐められて悲鳴をあげながらもそう言った
「……馬鹿だな、8主は」
しかしその願いは、笑いながら弾かれた
「ここまで来たら、もう無理に決まってるだろ」
そう言われ無遠慮に服の中に手が入ってくる。なんて冷たい手なんだろうーー感じるより前にそう思った
「3主さんなんて、大嫌いだ」
いつの間にか俯いていた僕の頤に冷たい指がかかる
「それでいい」
「最低ですよ」
「知ってる」
口内から水音がして、そこで舌が絡められているのだとようやく気付く。熱くなる身体とは逆に心は冷えて底に沈んでいくのがよくわかった。膝が震える。足を引っかけられるとあっさりと転び、床に叩きつけられた
なんでそんなに楽しげな様子で笑うんだろう。強敵と戦うような経験をしても、ここまで身がすくむような恐怖は感じたことがなかった
しかしそれとは対照的に、こちらを見下ろしているその目はあまりにも暗くて、底の知れない沼のような色をしている
「こっちに来るな」
「無理だな」
「やだ!嫌だっ!誰か……」
すぐ近くにはドアがあるのに、届かない。あと少しでノブに手が届くのに……!
敬語さえ忘れて半狂乱になる
しかし伸ばした腕は掴まれた
彼が目の前にいる。起こしていた上体が倒される。顔が近づく

「自業自得だな、8主。これから俺とずーっと遊ぶんだから、少しくらいは楽しそうにしてくれよ?」
その言葉は、僕の耳には死刑宣告みたいに聞こえた

89338 遊び 10:2012/01/07(土) 10:46:38
side:3主

「最近、8主くんのこと見てないなあ」

7主が不意に一人ごちる。その場にいた4、5、6主もその話に乗り始めた
「7主もか?俺もだいぶ会ってないんだよな」
「俺も見てねーな。まあ静かになって嬉しいが」
「とか言って実は4主が一番寂しがってたり……なんてね」
「ギガソー」
「うわ、ちょっと待って!」
「ド」
「ぬわーーーーーー!」
「……。でも、正直心配だよね。もう1ヶ月くらい会ってないし」
「そうだな。無断で1ヶ月も宿舎抜けるような奴じゃないから、尚更な」
何言ってるんだよ、凄く近くにいるじゃないか、とは俺は言わない。椅子から立ち上がり、部屋へ向かおうと歩き出す
「もう行くのかい?」
早々に復活したらしい5主が、こちらに聞いてくる。俺はそれに微笑んで返した
「パソコンやろうと思ってな」
まあ本当はパソコンよりもっと楽しいことをするんだけど。それに4主があきれた顔をしてこちらを見てくる
「お前は……。まあいいや、夕飯には降りてこいよ」
「ああ」
相変わらずのオカンっぷりだ、とは言わなかった。言っていざこざになったら、大事な“遊び”の時間が減ってしまうだろうから

「あいつ、何かあったのかな」
3主が部屋に行ったことを確認してから、不意に6主がそう言った
「は?どうしてだよ」
4主が怪訝そうな声で6主に聞き返す。それに6主は頭を掻きながら言った
「よくは分からないんだけど、なんかこう……影ができたっていうか」
「なんだそりゃ」
気のせいだろうけどな、と6主は肩をすくめた


×××××××××

もう喘ぐ元気もないのだろう。代わりに、何かが振動するような低い音ばかりが部屋に響いていた
1ヶ月間、後ろにバイブを突っ込んでいれば自然といい所も見つかり、艶めいた声があがるようになった。
その瞳だけが気だるげに動いて、こちらのことを自分を閉じ込めた当人だと認識する
「これ……止めて……」
「いやだ」
そう言って白濁にまみれた彼の腹を指でついと撫でると、それだけでも彼は身体を震わせ、ぎゅっと目を閉じた
「3主さん……、もう嫌だ……」
あれから1ヶ月経ってもまだ否定し続ける気力のある彼は、なんというか、流石だと思う
「8主から遊ぼうって誘ったのにか?」
「……違う、」
「違わない」
「嘘だ」
「じゃあなんでこんなに気持ち良さそうなんだよ」
白濁のついた指を見せつけて、また1つ何かが壊されたような8主の表情を見る
ああ、そそられる
「……僕が、誘った?」
「そう。忘れたのか」
またそんな、虚ろな瞳で泣きそうな顔をして。
「好きだよ、8主」
もうそう言ったって、どうせ相手に伝わりはしないのだろうが。最初は罪悪感もあった。けれど今は暗い喜びの方が大きくて、そんなものはいつの間にか霞んでしまった。だからこの遊びはまだまだ終わらせる気はない。
「だから、もっと泣いて」
そう言って俺は、さながら壊れかけの玩具のようになった8主の、腫れた瞼にキスをした

××××××××


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