したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

FFDQかっこいい男コンテスト 〜なんでもあり部門〜

1名無しの勇者:2006/07/12(水) 21:32:41
FFDQなんでもあり部門の小説専用スレです。
シリーズ、作品の枠を超えた作品を投稿する時はこちらで。
書き手も読み手もマターリと楽しくいきましょう。

*煽り荒らしは完全放置。レスするあなたも厨房です*

ネタスレについては>>2以降(テンプレ考案中)

522名無しの勇者:2008/05/27(火) 23:09:52
↑間違った84ね

52384と愉快な仲間たち 0/2:2008/05/28(水) 21:26:18
>>518-519の後日談みたいな感じです。
よーしパパ、レス貰ったしついでで投下しちゃうぞ〜!

とりあえず、これで全主を登場させられたから
それだけで満足だ。
みんなでワイワイしてるの大好き。

52484と愉快な仲間たち 1/2:2008/05/28(水) 21:28:38
8主「お義父さん、4主さんを僕にください!」
5主「だれがお前のお義父さんだっ!娘は嫁にやらんぞ!!
   ・・・って、4主??」
6主「そうだ!それに俺はお義父さんじゃなくておにいちゃんだ!!
   ・・・ん?5娘ちゃんじゃなくて、4主?」

4主「お前らうっさい!8主、てめぇはいきなり現れて何の話をしてんだ!」
8主「え?つ >>518-519 の話ですけど」
4主「・・・・・・なんだ、これは。
   2主と親子、まではまだ良いとしても何でお前なんぞと
   夫婦だとか言われねばならんのだ…!」
8主「や〜、僕たちそう見えちゃってるらしいんですよ。テヘッ☆
   これって公認ですかね?」
4主「えぇい!満面の笑みで気色悪いことを言うな!喜ぶな!!」
8主「ふふふ、4主さんはツンデレですね!」
4主「誰がツンデレだ!大体ツンデレはお前だろうが!
   いっつもいっつもわかりづらいアプローチばっかりしやがって!」
8主「・・・あれ?もしかして・・・・・・気付いて、たんですか?」
4主「っ・・・!あ・・・っいや、その・・・い、今のは、だな・・その・・・・・・」
8主「顔、真っ赤ですよ?
   ・・・・・・なぁんだ、4主さんの方がよっぽどツンデレなんじゃないですか」
4主「うるさい、ばか!半竜!目に悪い配色の服着やがって!
   あと、えーと、アレだ!腹黒!ツンデレ!」
8主「いや、だから、ツンデレは4主さんでしょう?」
4主「っ〜!・・・そのニヤニヤした顏やめろ」
8主「えへへ。・・・ね、4主さん」
4主「なんだよ」
8主「これからも、一緒に2主さんのお勉強をみていきましょうね。
   僕、なるべく邪魔しないようにしますから」
4主「・・・・・・なるべく、じゃなくて勉強の邪魔はするなよ」
8主「努力はします」
4主「ばーか」

52584と愉快な仲間たち 2/2:2008/05/28(水) 21:30:02
5主「うーん、見事に置いてきぼりだねぇ」
6主「なあ、アイツら結局何しにきたわけ?」
5主「さあ?何かよく分からないけど上手い具合に
   納まったみたいだから良いんじゃないのかな」
6主「まぁな〜」
5主「しかしあれだな。娘に彼氏を紹介されたときの
   父親の心境ってのはこんな感じなんだろうな。パパチョッピリサミシス」
6主「それはもういいっつうのw」


7主「あれー?皆であつまって何の話?」

5・6主(・・・そういや、7主のこと忘れてたな)

6主「まあ、あれだ。7主、天空組の弟に な ら な い か ?」
7主「意味がわからないよ!」

5265勇+4主:2008/06/15(日) 22:04:16
5勇「4主さーん!」トテテテテ
4主「5勇じゃないか。一人で来たのか?」
5勇「うん、今日は父の日だから、ご先祖様の4主さんにもプレゼント。ハイ!」
4主「ああ……ありがとう」
4主(うーん…ちょっと複雑な気分だな)

4主「…ん? そういえば、母の日には4女に何かやってたっけ?」
5勇「ううん、上げてないよ?」
4主「…??? あいつもご先祖様だぞ?」
5勇「前にね、4女さんにご先祖様って言ったら……」

4女『やあねえ、私がシンシアちゃん以外の人に恋するはずないじゃない!
   だから5勇、アナタ達が私の子孫て事は有り得ないわ、絶対!』

5勇「……って。」
4主「……アイツ……」
5勇「それにね」
4主「うん?」
5勇「お父さんがね、こじ付けでも何でもいいから、記念日には贈り物をするのが
   好きな人とずっとラブラブでいる為の秘訣なんだよって教えてくれたんだ!」
4主「ふーん…5主もロクな事言わねえなあ……」
5勇「じゃあ僕、もう帰ります。今度はお手伝いに来るね!」
4主「……ん?」
5勇「またね、さよーならー」(5勇はキメラの翼を使った!)
4主「おーい?」

4主(????)

527名無しの勇者:2008/06/16(月) 00:50:40
キュンキュンした(*´д`*)
5勇かわいいなぁ

528名無しの勇者:2008/06/17(火) 01:57:22
これはかわいすぎるときめくキュン死する
>>524-525と合わせて次男にしたい
ごちそうさまでした(*´∀`)

529526:2008/06/17(火) 18:54:42
レスありがとう、キュンとしていただけて嬉しいです
正直こんなに早くレスもらえるとは思ってなかったので、ちょっとビビりましたw

>>125>>129の続きでした…一年以上ぶりとかワロスwww

530名無しの勇者:2008/06/20(金) 01:03:01
>>125>>129の続きが読めるとは思いませんでした。
超GJ!
>>524-525も超GJ!

53184 ある意味無限ループ:2008/06/20(金) 23:09:13
4主「最っっっ悪だ・・・」

8主「・・・何がですか?」
4主「全部。この状況の全てが、もう最悪」
8主「えー、どこら辺がですか?」
4主「目が覚めたら頭は痛いわ、隣で真っ裸の8主が寝てるわ
  よく見たら自分も真っ裸だわ、身体はあっちこっち痛いわ・・・」
8主「あぁ、昨夜はぐでんぐでんになってましたもんね。
  もしかして、昨夜のことは何も覚えてません?」
4主「それが所々微妙に覚えてるもんだから、これがまた腹の立つ・・・一生の不覚だ・・・OTL」
8主「あ、少しは覚えてるんですか。いやぁ、昨夜の4主さんったら・・・」
4主「言うな!!・・・あ〜もう、昨日のことはなかったことにしたい・・・頭いてー」
8主「・・・じゃあ、時間を戻してみたら良いんじゃないですか?」
4主「は?」
8主「つ『時の砂』」
4主「・・・!お前頭良いな!そうか!俺には時の砂があった!!
  よっしゃ!これを使えば昨日の出来事はなかったことに・・・!
  お前マジ天才!!ちょっと見直したぜ!」
8主「いえいえ、お役に立てたなら良かったです」
4主「じゃあ早速・・・」


4主は 時の砂を ふりまいた!
時間が ぎゃくもどりした!


4主「う〜気持ち悪い〜」
8主「4主さん、大丈夫デスカー?・・・まあ、普通に考えて多少時間を戻したところで
  また元の酔っ払い状態に戻るってだけなんですよねー」
4主「はぁ・・・なんか・・・暑くなってきた・・・」
8主「何回騙されるか試してみるのも面白そうだなぁ。
  ・・・さて、とりあえず今は目の前の据え膳を頂いときますか♪ (・∀・)イタダキマース」


そして 一行目へ・・・

532名無しの勇者:2008/06/20(金) 23:26:26
8主テラ悪辣www
4主現状把握しすぎwww

>>531GJ!

5335主と8主 1/2:2008/08/05(火) 23:41:08
8主「はぁ・・・」
5主「おや、溜息なんてついてどうしたんだい?」
8主「あぁ・・・5主さんですか・・・そうですね、今日は5主さんのお相手をする日でした」
5主「8月5日だからね。エロキングとしては非常に不本意だが念のため
  今日はファイトいっぱつでドーピングをしてこの日に備えてきたよ」
8主「そうですか。いやでも今日はそれどころじゃないんですよ」
5主「何かあったのかい?」
8主「僕はこの月に入ってから、1日は1主さんとそれぞれの姫について語り合い、
  2主さんとはお勉強をして過ごしてきました」
5主「へぇ、良い過ごし方じゃないか」
8主「はい。ところが問題は3日なんです。この流れでいけば当然3主さんが相手だと思い
  密かに楽しみにしながらその日を迎えたんです。すると、そこにいたのは・・・ハッサンさんでした」
5主「うほっ!それは・・・災難だったな」
8主「あまりの出来事に僕は動転し、その場から逃げようとして思いっきりすっ転んでしまい、
  そのまま丸一日意識を失っていました」
5主「・・・それで?」
8主「丸一日経過して今日という日を迎えています」
5主「うーん、その話し振りでいくと、君は別にハッサンとうほっ!なことがあったわけでもないんだろ?
  一体なにが問題なんだ?」
8主「僕が丸一日意識を失っていた所為で、肝心の8月4日を寝過ごしてしまったことが問題なんです」
5主「・・・あぁ、そういうことか」
8主「そういうことかって何ですか!僕が一体どれだけこの日を楽しみにしていたか・・・!
  せっかく4主さんにあんなことしたりこんなことしたり、ドサクサに紛れてそんなことしてもらっちゃおっかな♪
  ・・・とか毎晩毎晩楽しみに考えていたのに全部台無しですよ・・・! OTL」
5主「まあ長い人生そんなこともあるさ。
  仕方ない、よーし、今日はパパはりきってサービスしちゃうぞー!」
8主「うぅ、5主さんとあんなことやそんなことしてもちっとも楽しくないです・・・」
5主「まぁそういうなよ。重婚で培った俺の超絶テクを披露してやるからさw」
8主「ちょwwwその流れでいくと僕が下になっちゃうじゃないですかwwwwテライヤスwwwwwww
  って、うわ!脱がすのはやっ!!あっ、あっ、そんなとこ触っちゃらめえええええええええ!!!」

5345主と8主 2/2:2008/08/05(火) 23:42:33
8主「うぅ・・・お嫁にいけない身体にされてしまった・・・OTL」
4主「あいつは部屋の隅で一体なにをブツブツと言っているんだ?」
5主「まぁ、人には触れられたくないことが色々とあるんだよ、うん」
4主「ふーん。何か知らんがあとでプリンでも作ってやるか・・・」

535名無しの勇者:2008/08/06(水) 22:10:14
食われたw
こういうノリ好きだー

536名無しの勇者:2008/08/06(水) 22:53:47
8主、どんなところ触られたんだかkwsk

さりげに優しい4主に萌えたw

537>>533から続いて8主と6主:2008/08/06(水) 23:07:06
8主「は〜・・・」
6主「お、8主!何だ、悩みがあるならおにいちゃんが聞いてやるぞ!」
8主「あぁ、今日はもう6日ですか・・・。いや、ここ数日ロクなことがなくて落ち込んでるんですよ・・・」
6主「そうか!まあ生ハムメロンでも食べて元気だせよ!」
8主「・・・有難うございます。生ハムメロンってちょっと贅沢な感じがしますよねw」
6主「メロンの甘みに生ハムの程よい塩気が最高だな!うん、美味い!
  これは是非妹たちにも食べさせてやらねば!」
8主「あれ、まだ皆に配ってないんですか?」
6主「まあ、何か死にそうな顔して部屋の隅でウジウジしてるヤツがいたからなw
  それじゃ、お兄ちゃんは妹たちに生ハムメロン配ってくるから!それ食ったら元気だせよ!じゃあな!」
8主「あ、6主さん!・・・お礼を言う前に去っていっちゃいましたか。
  それにしても美味しいなぁ、この生ハムメロン」

2主「ジー・・・」
4主「ん?2主、さっきから何を見てるんだ?」
2主「8主と6主の方だぞ。あの2人がさっきからハムハムしてて・・・すごく・・・美味しそうです」
4主「2主、その表現は誤解を招くからやめろな。
  今日はハムの日だし、夕飯も何かハムを使った料理にするか」
2主「ハム♪ハム♪」
4主「・・・野菜も食べないと駄目だからな」
2主「う・・・が、がんばるぞ!」
4主「よし。じゃ、買い物に付き合ってくれ」
2主「おう!・・・元気がでたみたいだから8主もさそってきていいか?」
4主「む〜。アイツがくるとやたらプリンを放り込むから嫌なんだが・・・たまにはいいか」
2主「よし、じゃあ呼んでくるぞ!お〜い、8主〜!」
4主「やれやれ。まあ元気になったんなら良いか、うん」

538さらに続いて8主と7主 1/2:2008/08/07(木) 23:02:28
7主「やあ、8主くん。今日はもう元気そうだね」
8主「ええ、おかげさまで。84の日を逃したことは悔しいですが、また来年リベンジします。
  4主さんから貰ったプリンウマー」
7主「8月3日を無事にやり過ごすことが条件になりそうだねwさて、じゃあ今日はどうする?」
8主「そうですねぇ・・・僕がたまに破廉恥なことを考えるとロクなことに
  ならないってことがここ数日で十分身に染みましたし、下ネタはナシの方向で」
7主「そうだね、僕に破廉恥行為を行おうなんて考えたら大量の羊さんをお見舞いしちゃうよ☆」
8主「こんな場所でもエロ撲委ですかwさて、どうしましょう?」
7主「そうだ!撲、夏休みにはいってから毎日朝顔の観察をしてるんだけど・・・」
8主「7主さん・・・いくら見た目が小学生だからって朝顔の観察なんてそんな、似合いすぎますよ!」
7主「アルテマソー・・・」
8主「冗談ですよ、冗談!・・・で、朝顔がどうしたんです?」
7主「次につまらない冗談を言ったら容赦なくアルテマソードだからね。
  ・・・で、朝顔を育ててるんだけど、その朝顔が何だか最近元気がないから
  8主くんの錬金釜を使って栄養剤を作るっていうのはどうだろう」
8主「ふんふん、87の日ですし丁度良いですね!
  ついでに朝顔の品種改良とかもしちゃいましょうよ、7主さん!」
7主「そうだね、やるからには最高のものを作ろうよ、8主くん!」

539さらに続いて8主と7主 2/2:2008/08/07(木) 23:03:03
1主「・・・で、何故か宿舎が謎の植物に覆われているわけだが」
5主「うーん、呪われたトロデーン城よりもひどいね・・・ってうわっ!何かウネウネしてる!キンモー☆」
3主「ま た お ま え ら か。こんな場所でまで宿舎を滅茶苦茶にしやがって!」
8主「違います!これは宿舎の全体を植物で覆うことによって
  宿舎に地球温暖化対策を施したんです!」
7主「そうだよ!宿舎を植物で覆うことにより宿舎に入る紫外線を大幅カット、
  緑もいっぱいで地球に優しいエコ宿舎に生まれ変わったんだよ!」
8主「そうです!これぞ世界中にファンをもつ僕らドラクエ主人公に
  ふさわしいエコ宿舎なんですよ!」
4主「・・・よし、言い訳はそれだけか?」
6主「それじゃあ恒例のギガデインギガソードギガスラッシュバギクロスベキラマバコッ、といきたいところだが・・・」
3主「それでは面白く・・・ゲフン!・・・いや、お前らは懲りんだろうから今日はスペシャルなゲストをお呼びした」
5主「ハッサンさ〜ん、オルゴ姐さ〜ん、お願いしま〜す!」

ハッサン「ウホッ!」
オルゴ「んもう、7主ちゃんたら聞いたわよぉ〜?また宿舎を駄目にしちゃったんですってね!
   そんな悪い子にはお姐さんがお仕置きし・ちゃ・う・ぞ☆」

7・8主『・・・・・・・・・・・・・・・っ!?』

オルゴ「うふふふ、お2人とも覚悟はいいかしら?」
ハッサン「うほっ! や ら な い か ?」

8主「まさか最後の最後にこんなことが・・・!」
7主「ふふ・・・8主くん。遺書は書いたかい・・・?僕はもう覚悟を決めたよ・・・ぐふっ」
8主「そんな!あきらめないで下さい7主さん、7主さあああッアーん!ぐふっ」

540538:2008/08/07(木) 23:05:02
8月4日に何もしないでやり過ごしてしまったのが
悔しかったのでついカッとなって3日間連続投稿してしまいました。
無理やり連続投稿にしたので、それぞれの話に微妙にズレがありますが
その辺は多めに見てやってくださいw
535、536さんレス有難うございました〜

541名無しの勇者:2008/08/08(金) 01:38:55
>534
5主、自分でいろいろしときながらなんという他人事w
来年はがんばれ、8主!

542名無しの勇者:2008/08/08(金) 21:42:08
>>540
GJでした!
8主と7主、二人揃うとやっぱり宿舎をどうこうしちゃうんだなw

54313 (下ネタ注意):2008/08/26(火) 00:57:09
3主「おい1主」
1主「何だよ。今忙しいんだ」
3主「ほうほう。どんな理由で?」
1主「見りゃわかるだろ。話しかけるな、気が散る」
3主「散って結構だ!いいか、俺はもよおしてきた!」
1主「うわっ…空気嫁」
3主「お前がだ!お前全然空気読めてない!」
1主「えーもうどっち?小?」
3主「大だよ!何が言いたいかわかるな?」
1主「…スカトロってお前」
3主「違う!抜け!」
1主「嫌だ」
3主「嫌だじゃない!抜け!」
1主「嫌だ」
3主「お前のこれが俺のケツに蓋をしてると俺は排出も満足に出来ないんだぞ!」
1主「可哀想だな。でも俺は抜きたくない。まだ俺も出すもん出してないし」
3主「お前は抜こうが抜くまいが出せるだろ!問題はお前が抜かないと出せない俺の方だよ!」
1主「えーめんどー…あ、そうだ。じゃあ口とかから出したら?」
3主「お、お前…!口から大の方を出してる奴に突っ込んでイケるなら俺はお前を尊敬する」
1主「大丈夫ご先祖なら大抵俺はいける」
3主「口からうんこ出した時点でそれは俺という生物じゃねーんだよ」
1主「うるさいなもう。動いてやれ」
3主「あう!痛い!」
1主「ほらほら」
3主「あぁ!ああっ!や、やめろ!上までとくらべて俺のキャラが急変するだろ!」
1主「それでいいよ」
3主「や、やめてっ痛いっ…というよりはマジで漏れるwwwうぇwwww」
1主「あーもう大人しく喘いでればいいものを…わかったよ、いいからトイレ行ってこい」
3主「ハッハッハもう手遅れだ。お前がいま抜いたら俺は確実に漏らす」
1主「…」
3主「…」
1主「どうすんの」
3主「どうしようかw」
1主「スカトロか…」
3主「新境地開拓してみるかwww」

544名無しの勇者:2008/08/28(木) 09:08:59
その前にちゃんとトイレ済ませてからヤろうよww

545名無しの勇者:2008/08/28(木) 11:12:20
アホすぎるwww

546名無しの勇者:2008/10/31(金) 23:22:16
どっちだかよくわからなくなったけど
4←8寄りの848、
あと6主は出ないけど6←7要素ありハロウィンネタです

5471/6:2008/10/31(金) 23:22:53
8主「おかしてくれなきゃイタズラしますよ!」
4主「一文字違うだけでえらい違いだなオイ」
8主「まあそういうわけなんで4主さん、どっちか選んでください」
4主「いいえ」
8主「そんなひどい…どっちか選んでください」
4主「何回言われようといいえはいいえだ」
8主「そんなひどい…どっちか選んでください」
4主「無限ループ合戦がしたいなら受けて立つがやってる間にハロウィン終わるぞ?
   イベント事は時期はずしたらもう無効だからな。その時点でお前の負けだ」
8主「そんなひどい。本当にひどい。それはひどい」
4主「なんとでも言え。いいえと言ったらいいえだ」
8主「……でも、僕うれしいです」
4主「あぁ?」
8主「だって、ハロウィンが終わるまで僕が折れないって4主さんが信じてくれただなんて」
4主「実際そうだろ。お前言い出したら聞かないし」
8主「かわされてばっかだから僕の気持ちなんて軽く見られてるんだと思ってましたけど
   僕が本気だってこと、ちゃんと伝わってたんですね…!」
4主「え…別にそういう意味じゃ…」
8主「信じてもらったからには応えないわけにはいかないですよね!
   わかりました、僕…諦めません!トリックオアセックス!」
4主「いいえ」
8主「そんなひどい! なんでですか!」
4主「なんでと言われてもなぁ。
   むしろ今死ねと言わなかった俺の寛大さを褒めて欲しいくらいだ」
8主「まぁ僕はその回答でもいいですけどね。
   これ選ぶ選ばないの2択じゃないですから。犯すかイタズラかの2択ですから」
4主「ふざけんな。何勝手に決めてんだよ」
8主「ハロウィンのトリックオアトリートってそもそもそういうものじゃないですか。
   この場合『いいえ』と答えるのはたいてい前者の条件の拒否になりますから
   4主さんは僕にイタズラされるの希望ということに」

548848 2/6:2008/10/31(金) 23:24:11
4主「……ちなみにイタズラってのは?」
8主「もろちん、性的な意味でですが?」
4主「5主みたいな白々しい誤字しやがって浮かれすぎだろ」
8主「ハロウィンなんて素面でやる行事じゃないと思いますよ」
4主「かと言ってトチ狂った言動する行事でもねぇだろ」
8主「だから今日の僕は自重しない! やりたい放題浮かれます!
   仮装をしてない? いいんです、もう一人の僕が夜のモンスターです」
4主「お前もうちょっと恥じらいとか理性とか持てねぇの?」
8主「恥じらったら襲ってくれるんですか?
   理性があれば襲わせてくれるんですか?
   違うんでしょう? だったらそんな邪魔なものは錬金釜にポイです」
4主「いいからお前ちょっと7主に粛清されてこい、な?」
8主「知ってます?
   このアイディアで僕をけしかけたのは7主さんその人なんですよ?」
4主「……何やってんだあいつ! エロ撲委の名が泣くぞ!」
8主「僕が成功したのを確認したのを確認したら
   後で自分も6主さんに同じことやるって言ってました」
4主「実験台じゃねぇかお前それでいいのか」
8主「いい案だと思いましたしいわゆるモニターだと思えば」
4主「なんでそれをいい案だと思うんだお前ら。果汁頭沸いてんじゃねえの」
8主「恋する果汁組は切なくて大好きな天空組を想うとすぐHなおねだりしちゃうおませなぷにぷにです」
4主「風紀の乱れを正してる第一人者が
   まさかこんなのの片割れだなんて宿舎終わったな」
8主「知ってます? エロ撲委、別名ボクエロ委の秘密。
   あれって本当は『一人称が僕の主人公はエロいの会』なんですよ?」
4主「…5、7、8……うわぁシャレになってねぇ…」
8主「そんなわけで僕エロ委7主さんの期待を裏切るわけにはいきません!
   犯されるかイタズラするか、成果をもぎ取ってみせますから!」
4主「そんな話聞かされたら余計お前の思い通りになんかさせられるか。
   今の流れだとこの後の6主の貞操が俺の肩にかかってるって話じゃねえか」

549848 3/6:2008/10/31(金) 23:25:41
8主「6主さんはうれしいはずですから気にすることないですよ」
4主「え、あいつらそうなの?」
8主「僕は知りませんけど7主さんが『うれしくないはずがない』って言い切ってました。
   自信満々だからてっきりすでにそういう関係なのかと」
4主「そんなに自身満々ならそうなのか…?」
8主「ちなみに僕も『4主さんは押せ押せすぎるくらいで丁度いいよ大丈夫だよ』
   って7主さんに言われたのでこのとおり押せ押せにしてみました」
4主「やっぱアテになんねぇんじゃねえかあいつの意見」
8主「で、大丈夫なんですよね?」
4主「大丈夫じゃねぇよドン引きしてるっつの」
8主「ええっ!? ひどい! 騙された! うそつき!」
4主「俺に言うな!」
8主「何がダメなんですか? こんなに健気で可愛いって言うのに!」
4主「この状況でお前のどのへんを健気で可愛いと思えと?」
8主「想いが叶うなら掘っても掘られてもいいだなんてすごく健気だと思いません?」
4主「こいつヤれればなんでもいいのかなって思った」
8主「違いますよ! 僕だって本当は…こんななりふりかまわない感じじゃなくて
   もっといろいろ、それはもういろいろと憧れとか夢とかドリームとかあるんです!
   僕と4主さんのピュアラブ妄想だけで400字詰め原稿用紙が50枚埋まります! 3日で!」
4主「原稿用紙勿体無いからチラシの裏にでも書いてろ」
8主「でも贅沢言ってられないし、もうどんな形でもいいからって…
   僕にできることならなんでもするって、僕なりに必死で…
   それなのに4主さんは僕のことただのサロン脳みたいに…うぅっ…グスッ」
4主「うわ、悪い。悪かった。言い過ぎたから泣くなよ」
8主「じゃあ犯すかイタズラか」
4主「いいえ。それとこれとは話が別だ」
8主「そんなひどい…ハロウィンなのに…
   トリートできないならトリックされるのは決まりなのに…」
4主「通例どおりのもてなしならちゃんとしてやるよ」
8主「ダメです。お菓子なんかもらってもごまかされませんから」

550848 4/6:2008/10/31(金) 23:26:14
4主「ハロウィンのトリートは普通菓子だろうが」
8主「フンだ! 相手が満足してないのに何がもてなしですか!
   お菓子? ちゃんちゃらおかしいですよ。
   もっと宿舎内でも2、3番には年長にあたる大人な僕にふさわしい
   なんかアダルトな感じのもてなしを要求します!」
4主「俺はお前が大人とか言ってることの方がよっぽどちゃんちゃらおかしい」
8主「お菓子なんかで人をごまかせると思ってるなんて
   これだから称号:山奥の子供の考えは…」
4主「本当にいらないんだな? カボチャプリンだぞ」
8主「プリ……!」
4主「そうか…お前がいらないなら俺が食っちまうか…
   俺甘いもん好きじゃねぇし自分で作ったのなんて食っても嬉しくないけど」
8主「手作り!? しかもそんなもったいない食べ方…!
   もっとおいしくありがたく全身全霊をかけて全力かつ全開で
   持てる限りの敬意を払って食べないとプリンに失礼ですよ!」
4主「だってお前いらないって言うし捨てるよりマシだろ。
   ああ、それとも食いたいのか? トリートされとくか?」
8主「ゴク……いや、いいえ! そんな…そんな姑息な手で僕が…
   あ、でもどうしてもって言うならトリートとは別口で」
4主「トリートとして認めないならやらん」
8主「……!! ……!!!!
   ぐっ…いいえ! 認めません!」
4主「ふーん? じゃあ今から食うけど別にいいんだな?」
8主「い、いいいいですよ? 僕が求めるのはイタズラかもてなしだけですから。
   そそそれよりトリックかトリートか選んでくださいね」
4主「食ったら決めてやるよ。うわーカボチャうめぇ。糖度ハンパねえ。
   こんなうまいのにプリン好きの口には入らないんだな。
   可哀想になあ。プリンが。今すぐ誰かさんがトリートこれでいいって言えば
   このプリンだっておいしく食べられて浮かばれるだろうにマジ可哀想」
8主「そ、そんな心にもないこと言ったってダメですから! 釣られませんから!」

551848 5/6:2008/10/31(金) 23:26:46
4主「あー…やっぱでもなんか今はこんな甘ったるいの食う気分じゃねぇな」
8主「僕食べてあげてもいいですよ? トリートとは別口で」
4主「そうなるともう食うやつもいないし…」
8主「華麗にスルーですかそうですか」
4主「生モノは日持ちしねぇしもう捨てちまうか」
8主「!!!!!!1!!
   あ、ああ! ちょ、待っ…」
4主「どした? 言いたいことがあるなら言ってみろよ」
8主「あ……」
4主「あ?」
8主「味見……」
4主「それはトリートはこれでいいと、そう取っていいのか?」
8主「違います…でも、試食くらい…させてから…」
4主「ダメだ。食うだけ食ってこんなんじゃもてなされてないなんて言われちゃ困るんでな」
8主「……味も見ずにもてなされたかどうかなんて判断できないじゃないですか!
   もしかしたら4主さんは大嘘つきでそれはカボ茶碗蒸しかもしれないのに!」
4主「でも食ったら満足してまた無茶な要求突きつけてくるんだろ」
8主「一口だけ! 一口食べて、僕がもう一口を要求したら…
   そのときは、それほどの代物は立派なトリートとして認めます!」
4主「結局お前がトリート以外でプリン口にできるようになるだけじゃねぇかそれ」
8主「ふふん、さては自信がないんでしょう?」
4主「あぁ?」
8主「僕ほどのプリン好きが一口じゃ足りなくなる程度のレベルの味、
   4主さんの腕なら当然だと思ってましたけど…僕の買い被りでしたかね?」
4主「……面白ぇ、じゃあ食わせてやろうじゃねえか。
   絶対『もう一口』って言わせてやるから覚悟しとけ」
8主「(よし乗ってきた!一口でも食べられればあとはいくら僕だって我慢くらい…
   この後のおたのしみのためだと思えばそれくらい…!)」
4主「ほらよ。目ぇ瞑って口開けろ」
8主「はい、あー……んむっ!? ん…ぅ…んーっ……!」

552848 6/6:2008/10/31(金) 23:27:18
8主「(ゴクン)ぷは……ッ!」
4主「よし、食ったな。一口」
8主「……あ、あのー、4主さん、今……」
4主「黙れ。今言うべき言葉はそうじゃねぇだろ?」
8主「え…?」
4主「『もう一口』か……『もういらない』か、だ」







7主「あ、8主くん早かったね。どうだった? 襲えた? 襲われた?」
8主「……あー、7主さん」
7主「お、その調子だとトリートだね」
8主「そう…ですね」
7主「うわー自分で案出しといてなんだけどなんかドキドキするね!
   どうだった? 大人の階段登る君はまだシンデレラな感じ?」
8主「プ…ン……」
7主「え? 何? 聞こえないよ」
8主「カボチャプリンを2口ほど…貰いました…」
7主「えぇ? それだけ? 全く君はツメが甘いよね!
   エロ展開に持ち込むまで帰ってくるなって言ったのに」
8主「はぁ…すみません…ふぅ…」
7主「どしたの? さっきからそんな唇ばっか触って…まさか2口って、口移し?」
8主「………ッ! そ、そんな大きな声で…!」
7主「なんだぁ、ふにゃふにゃだからどんな過激体験談かと思えば口移しって…
   犯せとか言いに行っといて何キス程度で満足させられて帰ってきてるのさ」
8主「……や、ちょ、7主さん! そんな何回も言わないで!」
7主「うわ、8主くん顔真っ赤」
8主「だって7主さんが囃し立てるから…」
7主「いやいや、いくらなんでもそれは恥じらいすぎでしょ。
   君がしてきたのキスだけだよ? その先にまだアレやらこれやらしなきゃなんないんだよ?」
8主「キス…キスですよね、あれ……あああううううわああぁぁぁ……」
7主「何それ、思い出し笑いならぬ思い出し悶え?
   わーすごい。すごいよ。何がすごいってよくそんなんで犯してくれとか言えたね君」
8主「…………はぁぁ」
7主「あ、聞いてないね。ていうか聞こえてないね」
8主「ああもう……好き…」
7主「(こういう姿見せてたらもうちょっと進展しそうなもんなんだけどなぁ…)」

553名無しの勇者:2008/11/01(土) 01:20:35
なんというハッピーハロウィン…
GJです!

554名無しの勇者:2008/11/01(土) 06:12:43
めっちゃGJ!
8主かわええw

555名無しの勇者:2008/11/01(土) 15:14:22
48だけどこれはあり(*´∀`)

556名無しの勇者:2008/11/01(土) 19:04:25
どちらでも美味しくいただける良作ですね

557名無しの勇者:2008/11/03(月) 23:28:07
アアン萌える(*´Д`)

558名無しの勇者:2008/11/04(火) 01:23:09
8主健気で可愛い!
デレ姿はこんなに可愛いのに4主に見せなきゃイミないじゃないの…っ
ヤキモキするしかしGJ!GJ!!GJ!!!

559名無しの勇者:2008/11/06(木) 21:13:29
僕エロ委に歯磨き粉吹いたwww
つか、8主の半端ない絡みっぷりがたまらんwwwカワユスwww

56084風邪ネタ1/2:2008/11/08(土) 10:03:53
 季節の変わり目というものは恐ろしいもので。屈強な勇者たちといえど、そもそもが不規則な生活を送っていればこうなることは分かりきっていたことだろう。
 ということで、夜更かし常習犯3主から始まった一連の風邪ブームは、「ロトぐみよ かぜを ひいてしまうとは なさけない」とも言わんばかりにロト組に感染していった。
 パデキアの力で復活したところで、4女、7主、5主、そしていつも寝ていて抵抗力には定評のある6主にまで広まっていた、驚異的な風邪。
「むしろこれ、呪いかなんかじゃないですか?」というのは8主の弁。そう思うのも無理はなかった。呪いを受けないヤツだけがこの風邪には冒されていないのだから。
「つまり最後に残った4主さんも、今となっては風邪の餌食ってことですね」
 ピピ、と体温計が鳴る。38.6℃。もともとが体温の低い俺にとっては、地獄のような高熱だ。
「あーくそ…丁度6主のときにパデキアなくなりやがって…」
 俺がこんな状態で、4女はいないから、ソレッタへパデキアを取りに行くこともできない。
 8主がなぜベッドの端に座っているのか、よくわからなかったが、それに文句を言う余裕すらなかった。
「4女さん、治った途端村に帰っちゃいましたからね」
「シンシアとふたりきりとは羨ましい…ゴホゴホ」
 ソレッタまで行ける奴がいない状況だから、俺の風邪は自力で治すべきらしい。こんなことなら、もっと節約しておくべきだった。
「大丈夫ですか?かなりキツそうですね」
「大丈夫じゃねーって…」
 自明のことを今さら言ってのけるこいつの根性は疑える。ありったけの眼力をこめて、俺は8主を睨み付けてやった。魔王と見紛うこの眼光、ざまあみやがれってんだ。
 しかし8主は微かに微笑みながら、俺の額に右手を乗せてきただけだった。
「熱で虚ろな目なんてちっとも怖くないですよ」
 昔の7主さんじゃあるまいし。そう笑う8主の手はひんやりときもちいい。いつもは(小柄な体格のせいか)体温は高めなのに、今日はすげえ冷たく感じた。手のひらが冷たい奴は心があったかいんだ、と2主あたりが言っていた気がする。まさか8主には絶対当てはまらないと思うけど。
「あらら、すっかり弱っちゃって。ウコッケ様が泣いちゃいますよ」
 懐かしの鳥ネタなんてどうでもいい。8主の右手がそのまま頬まで滑るように下りて来て、俺はびくりと身を震わせた。

5612/2:2008/11/08(土) 10:04:49
「お」
 なんだその、悪戯っ子が遊び道具を見つけたような表情は。お、って何だよ。
「……4主さーん、診察しちゃいますねっ」
 満面の笑みで、ヤツは布団の上にがばりと覆い被さってきた。どけ、重い。そんな言葉すら億劫だ。何を思いついたのかは知らんが、そもそもわけの分からないことを言い出したこいつには何を言っても無駄だし。
「まずは胸からー」
「うぁ、」
 布団に潜り込ませた8主の両手が、俺の胸やら腹やらをぺたぺたと触れていく。気持ち悪いが、その冷たさはなんとなく心地よかった。
「次は首でーす」
 絞めるのかと思ったが、流石にそれはなかったらしい。そのまま上がってきた両手が首筋にそっと触れた。
「ちょっと腫れてるっぽいですね」
 ずっと触っているもんだから、俺の体温と同化してしまったのか、ひんやりとした心地よさはいつの間にか失われてしまっていて、少し物足りない。8主は俺のリアクションがなくなったのがつまらなかったのか、首筋から両手を外してうなった。
「お医者さんごっこはいいんですけど、患者さんが黙ってるのはつまりません」
「…お前なぁ」
 てかお医者さんごっこのつもりだったのか。…5主とでもやってろよ。
 すると8主は、がばりと布団をはぎ取って、俺の上に直接覆い被さった。ひんやりとかいうレベルじゃなく、寒い。超高熱だって言ってんだろ、この馬鹿竜が。
「さて、主治医8主くんの診察結果でーす。
経口薬と座薬、どっちがいいでしょうか?」
「お前のことだから、どーせどっちもろくなモンじゃないんだろうが…」
「えへ、どっちも軽くサロン逝きでーす」
 満面の笑み。あーヌッコロしてぇ。風邪治ってはじめてのギガソードを食らわしてやろう、はい決定。
「おやー返事がありませんね?こうなれば両方フルコースということに…」
「いいえ」
「そんなひどい」
「いいえ」
「そんなひどい」
 このまま無限ループ突入かと思われた矢先、部屋のドアががちゃりと開く音。救世主か。
「4主さーん、クレージュで買って来たよ、世界樹のしず……………」
「救い主さm」「やぁ7主さん☆」
 静寂。
「……ごめん2人とも、こんやはおたのしみですね!」バタン!
「待て7主ー!誤解だー!」
「ということでおたのしみしましょう!」
「ぬわー!」


 その後8主の治療がどうだったかとか、
 結局風邪がうつった8主がどうなったかとかは、
 また別のおはなし。

562名無しの勇者:2008/11/08(土) 10:06:16
リガメントの「主治医」という響きに萌えて勢いでやった。あまり反省はしていない。

ていうか靭帯さん、いつまでも続きお待ちしていますm(_ _)m

563名無しの勇者:2008/11/17(月) 16:47:28
催促イクナイ

564名無しの勇者:2008/11/17(月) 21:31:27
正直一人の文章がずっとここを占領して、しかも放置ってのもどうかと思うけど

565名無しの勇者:2008/11/19(水) 00:06:37
>>564
じゃあ誰かの独占にならないようにあなたが定期的に書いてよ☆
当然、絶対に完結すること前提で♪

って言われるのは覚悟の上だよね、その発言。

566名無しの勇者:2008/11/19(水) 04:46:46
>>564
絡みすぎ ROMれ

567名無しの勇者:2008/11/19(水) 04:47:35
スマソ ↑は>>565

568名無しの勇者:2008/11/19(水) 06:18:40
前から思ってたんだけどさ、何かにつけ靭帯さん靭帯さんって、他の書き手さんに失礼じゃないのかな

569名無しの勇者:2008/11/19(水) 09:17:39
>>1

570名無しの勇者:2008/11/19(水) 09:18:07
匿名掲示板だからコテハン付けてる人が目立ちやすい上に
長編書いてるから余計靭帯さん靭帯さん言われるだけじゃね?
自分は全部面白く読んだよ。真面目な5主とか好きだ

571568:2008/11/19(水) 10:17:54
うん。その通りなんだ。ごめん一生ROMる。

572名無しの勇者:2008/11/22(土) 18:30:24
殺伐としたスレに
救世主が!
  __
ヽ|・∀・|ノようかんマン
 |__|
  ||

573名無しの勇者:2008/11/29(土) 08:11:00
ほっしゅー

5741/5:2008/12/14(日) 00:56:35
保守代わりに

2主「あっおやつ!…じゃなかった
 なあ5主、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいか?」
5主「おや、僕に聞きたい事があるなんて珍しいね。4主と8主はどうしたんだい?」
2主「俺がいつも通りに4主に勉強教わってたら8主がヒント出してくれて
 そしたらなぜか4主が怒りだして、今すごいスピードで追いかけっこしてるぞ」
5主「(成る程、いつものパターンか。よく飽きないよねえ)
 まあ立ち話も何だから座りなよ。おやつ食べるかい?」
2主「おう!食べるぞ!ありがとな5主!」

5752/5:2008/12/14(日) 01:01:37
5主「それで僕に聞きたい事って?」

2主「(モグモグ)んお、ほうらっら。
 はのらりーふひふっれらんら?」

5主「うんパパが悪かったから落ち着いて…
ちゃんと飲み込んでから喋ろうね」

2主「(コクコクゴックン)あのな、でぃーぷきすってなんだ?」

5主「……!?ッゲホゲホゲホゲホゲホウホッぐえっ
あー気管に入った……ふー」

2主「大丈夫か?」

5主「有難う、大丈夫だよ。
…ところでどこでその言葉を聞いたんだ?」

2主「昨日の夜にトイレに起きてきたら
 遠い方のご先祖様と、近い方のご先祖様がしゃべってたんだ」

5主「ふーん…他に何か言ってなかったかな?」

2主「すぐに部屋にもどったからよく分かんないけど
 えっと、確かドウテイがどーとかシソンがこーとか。
シソンって子孫の事だよな!」

5主「ソーダヨ君達の事ダヨー
(あいつら少しは周りに注意しろよ!!
 でも2主がすぐに立ち去ってくれたのは幸いだったかな)」

5763/5:2008/12/14(日) 01:04:29
2主「なあ、それで“でぃーぷきす”って何なんだ?」

5主「(さて、ここで鱚(キス)の事だとか言って
適当に誤魔化すのは容易いが…)チラリ」
2主「  +
 +  ∧_∧ +
  + (* ・∀・)ワクワク
   ( ∪ ∪ ドキドキ
 +  と_)__) +」

5主「(フフッ…そんな期待の眼差しを向けられたら
 本来の意味を教えてあげない訳にはいかないよな)」

5主「じゃあ2主、ここへおいで」

2主「?5主の膝の上にか?俺重いぞ?」

5主「その方が説明しやすいんだよ。大丈夫だから」

2主「そうか。じゃあ…よいしょ、これで良いか?」

5774/5:2008/12/14(日) 01:09:40
5主「よしよし、じゃあ教えてあげよう。
 2主はおやすみのキスとかはした事あるかな?」



2主「あるぞ!小さい頃寝る前に頬っぺたにしてもらったことがあるぞ」


5主「だったら話は早い“ディープキス”はね
 好きな人とするキスなんだ。…口にね」


2主「口に?5主はしたことがあるのか?」

5主「まあね。何ならどんな感じなのか実際に試して…」



ドドドドドドドドドドドド…



『てんめーこのくそドラゴン!待ちやがれ!』


『嫌ですよ。大体いくら自分が鳥だからって
ウコッケ様呼ぶのは卑怯ですよ!』

『うるせー!いつもいつも勉強の邪魔ばっかしやがって!!』

『毎日毎日同じような手に引っ掛かるのがいけないんです
進歩が無さすぎですよ?
あー鶏頭だからすぐ忘れちゃうんですかね』


『…今日こそヌッ殺す!』

5785/6(ずれた!申し訳ない):2008/12/14(日) 01:12:49
5主「…みようかと思ったけど又の機会にしておこうか。騒がしくなってきたしね」

2主「なんでだ?人が居ると駄目なのか?」

5主「そうなんだ。こういうのは二人きりで静かな時にするもんなんだよ」

2主「でもそこのソファに6主と7主達がずっと寝てた?」

5主「!?」

6主「よっ!」

5主「…いつからそこに?」

6主「お前が来る前から昼寝してた。いやー2主が来た辺りで目が覚めたんだけど
 タイミングが掴めない内にどんどん起きづらい雰囲気に…エヘッ☆」

5主「可愛くないぞ…それにしてもよく羊さんが飛んで来なかったな」

6主「ああ、まだ7主は寝てるからな。
 騒がしくなってきたからそろそろ起きるだろ」

5主「やれやれ、これじゃあ人に注意しろだなんて言えないなあ」

5796/6:2008/12/14(日) 01:16:29
6主「それより何で2主?」
5主「あの少年らしさを残しつつも素晴らしく均整のとれた無駄のない身体!
汚れを知らない幼子の様に無垢な心!
このアンバランスさが堪らないね!!夜のベッドの上7主「羊さーん!!!!!!!」
5主「ぬわーーーーーーっ!!!!!!!!」
6主「…おはよう」
7主「おはよ。何だかうるさいから目が覚めちゃった」


2主「ん、今日もみんな元気だな!
 じゃあロンダキア行ってきまーす!」

580名無しの勇者:2008/12/14(日) 01:36:09
何かスペースとか改行とか色々読みづらくてゴメソ

581名無しの勇者:2008/12/14(日) 16:26:10
も え た

582名無しの勇者:2008/12/14(日) 23:07:55
これはなんていけないパパ!!萌える!

583名無しの勇者:2008/12/15(月) 22:03:52
なんというオールスター!!
妄想が膨らむわぁ

584名無しの勇者:2008/12/21(日) 13:11:44
1→←3←4投下です。
ちょっと長め、そしてテラシリアス。皆可哀相な感じです。
あと表記以外のCPも飛び出すと思いますので、「こりゃ無いわ」と思った方はスルー願います。

5851→←3←4  00:2008/12/21(日) 13:16:08
「『勇者』なんてのは、救いようの無い世界で助けを求めて、世界が平和になればハイ終わり。
 忌み名ってヤツだよな、コレって」

あいつが珍しくそんなことを言った。

別に同意を求めてる訳でも無く、シリアスな話題からそんなことを言った訳でも無く。
いつもみたいに宿舎のデカイソファーに寝転びながら、通りすがりの俺に言ったんだ。

答えを期待してる訳でもなさそうだったから、「そうかもな」とか、適当に答えた気がする。


「気がする」って言うのは、内心その言葉に面食らったから。

いつも強気で子供臭くて運動嫌いなあいつが、耐えきれない思いが零れたように、呟いたから。


それ以上の問答は無くて、あいつの言葉も、俺の言葉も、無かったように消えていた。




俺達の存在と、似ている気がした。

5861→←3←4  01:2008/12/21(日) 13:18:27
「天気は快晴、気温は適度に暖かい。大人は働き子供は無邪気に駆け回る……そんな日に
俺の目の前には床に寝転がる理解しがたい人が。これは何故か?」
「あれ1主、お帰り。お土産は?」
「ねぇよ!何か欲しいなら、外外!!今日はあったかいぞ〜!」
「エー」
「“エー”じゃない!働け!動け!!」

台所まで響いてくる毎日のやり取り。
必死なところ悪いが1主、お前のご先祖様は望みを叶えてくれないと思うぞ。

だってな1主、俺は知ってるんだ。

5871→←3←4  02:2008/12/21(日) 13:20:41
「働く働く、そのうち!」
「やらないフラグだろうがそれは!」
『働かない』んじゃない、『働き方を知らない』んだ。
勇者として育てられて、剣を振るって世界を救って、平和になったら全部奪われたんだから。


「4主の所で畑手伝うとか!」
「いや俺体動かす系は…」
「ご先祖ォォォォォォ!!!」
お前、体動かすの苦手なワケないだろ。
ただ、俺の迷惑になるのが嫌なんだろ。仕事のやり方知らないから、
俺の手を煩わせると思ったんだろ。


「あぁ…この人が伝説の勇者ロト……」
「おぉ、そうだ伝説の勇者様だ!苦しゅうない、ちこう寄れ」
「ご先祖……orz」

俺は、知ってるんだ。
お前が1主の言葉に、傷ついてるのを。

だってな3主、俺は知ってるんだ。



お前が、1主の事を好きだってこと。

5881→←3←4  03:2008/12/21(日) 13:23:14
夜、急に目が覚めることがある。
眠りは深いほうじゃないから、こんなことは何回もある。眠れない夜には、もう慣れた。

寝付けないので、プラプラ当てもなく歩いてみる。広いな、宿舎。
暇だし台所の掃除でもしようか、と考えた時、リビングの電気が点いてることに気がついた。
夜更かしする連中も多いし、珍しくない。夜食をせびられたら面倒だと、通り過ぎようとした。

ちらりと目に入ったのは、逆毛の黒髪。あの自宅警備員がこの時間起きてるのは、まぁいつもの事だ。


違ったのは、パソコンも何も無くて、テレビもついてなかった事。

ただ床に座り込んで、動きもしない事。


男か女か。俺にその区別はつかないし、シンシアは4女の所だ。
でもそのどちらにしても珍しいことだから、風邪でもひいたのかと扉の向こうから眺める。
誰も来ませんように。来たら明日の朝のネタになる。

くだらない事を考えている間も、向こうは動かない。
座ったまま寝てるのか、と少し体を乗り出した時だった。


黒い瞳から、透明な雫が頬を伝っていくのを、見た。


途端に不安に駆られて、ドアを開けた。
動揺していた。俺が、だ。

あいつがこんな静かに泣くなんて、知らなかったから。

「3主………っ!」

5891→←3←4  04:2008/12/21(日) 13:26:15
『あれ、お前今日城に戻んの?』
『あぁ…何だ、どうかしたか?』
『いや、別に』

別に、って。分かりやすいな俺。気付かれてないけど。
あいつが宿舎に泊まることは稀で、1か月に片手で数えるくらいしかなかった。

子孫にヤキモチとかホントワロスな話なんだけど、
正直 寂しい。


なぁ1主。次宿舎に泊まるのはいつ?
明日の朝は、またローラの相手して、遅れて来るのか?
困った口調で、また幸せそうに笑うのか?

なぁ1主。俺が働かなくて、真面目な人間じゃないから、もう愛想つきたのか?
違う、俺だって、普通に生きてみたかった。
でも働き方を知らない。そんな事言ったら、幻滅するだろ?

なぁ1主。寂しい。
傍には誰も居なくて、俺には何も無くて、夜が、ひどく重い。

足に力が入らなくて、頬を伝う雫がやけに冷たい。


なぁ1主。知ってるか?


誰も居ない夜がこんなに冷たいのを。

5901→←3←4  05:2008/12/21(日) 13:36:13
「3主………っ!」
必死で、その後のことは考えなかった。
いや人間なんてそんなもんだろ普通。他人が泣いてたら、心配するだろjk

黒くて大きな瞳が、驚いて更に大きくなる。童顔だな。って、子供か。16歳だもんな。

「よん、しゅ………」
声は小さくて、掠れてた。

ぼろぼろと涙が零れてく。目、真っ赤だ。
不安げに震える両手を右手で握って、左手で濡れた頬に触れる。

どうした、と聞いても、「なんでもない」と顔を背けるだけ。
お前そんなキャラじゃねぇだろ。声で男の方だって分かった。尚更そんなキャラじゃねぇ。

「何でも無くねぇだろ。人に言ったりしねぇし、笑わねぇから。」
「や…なんでもねぇって……」
首振って、逃げようとする。そんなに俺が嫌か、と少し腹が立った。
「……1主か」
怒気を含んだ声で言うと、びく、と肩が震えた。違う、と訂正したけれど、誤魔化せたと思うな。

…あの野郎。
いつもコイツの気持ちに気付かない上に、傷つけて、期待させるような事を言う。
大事に出来ないくせに。コイツをこんなに泣かせて。

「4主……?」
あぁ腹が立つ。コイツをこんなにして。
顎を掴んで強引にこっちを向かせる。怯えたような黒目と目が合った。

抗議の声が聞こえた気がするが気にしない。

柔らかな唇を親指でなぞってから、ゆっくりと口付けた。

5911→←3←4  06:2008/12/21(日) 13:39:50
…さて何が起きてるのか。

どうしようもなくてバカみたいに一人で泣いてたら4主が来て。そうだ、あいつ、「1主」って言った。


いやそれにしてもこの状況は何だ。俺に言われたくないと思うけど、男同士だよな?な??
混乱してたのが無意味なように、唇は意外にもアッサリ離れた。
ぽかんとしてると、端正な顔が覗き込んでくる。

「3主、正直に言え。なんで泣いてた?」
宝石嵌め込んだみたいな紫の瞳、サラッサラの翠の髪、人形みたいに白い肌。
顔近い近いちーかーいーーー!そんな顔で問い詰めんな!なんか泣きたくなってくるだろ!


早くこのやり取りを終わらせたくて、さぁ、と笑いながら体を離した。

頼むから、思い出させんな。

体を押すと、意外にあっさり離してくれた。
良かった、と息をついた瞬間、視界が回った。




……え?

5921→←3←4  07:2008/12/21(日) 13:43:57
いやいやいやいや流石に冗談だろこの状況!
天井見える。て言うか4主の顔が、有り得ない向きで見える。


端的に言うと、押し倒されてる訳ですが。


「……そんなにアイツが良いのか」
オイオイオイオイ勘弁してくれ何のドラマだよ!
FC版パケ絵よりこえぇよ。手を離せ、と言いたいところだけど迫力負けして言えない。

「んぁっ……」
足!足当たってるってやめろバカ!…言えねーけど。
「よ、4主、な、おいっ……」
頭回んねー、口も回んねぇ。首にキスされる。くすぐってぇ。

「や、やだって……4主、おい!」
「3主」
また顎を掴まれる。耳元で名前を囁かれる。

5931→←3←4  08:2008/12/21(日) 13:45:17
「…俺が嫌いか?」
…は?

「1主の方が良いのか?俺じゃダメなのか?」
ちょ、待て。なに言ってんだお前。

「3主」
やめろ、やめろ。駄目だ言うな。


「…好きだ」
ぎゅう、と愛おしげに頭を抱かれて。

もうそれ以上何も言えなかった。

ただ夜は冷たくて、なのに触れる体温は温かくて、
涙を拭う優しい手を、突き放せなかった。

594名無しの勇者:2008/12/23(火) 23:38:43
うおぉおおぉ切ねー!!!GJGJ!!!
あんな奴より俺を選べよ的切な系好きだから萌えた!
続きが気になる!

595つぶあん派vsこしあん派:2009/01/06(火) 20:18:04
付き合っている奴がいる。同性だが、キスしたりセックスしたり、まったりしたり。
そいつと喧嘩をして一週間が立った。関係修復の兆しは無い。
言い争いはいつもの事で、時には手が出る事だって珍しくない二人が、視線も合わせず口もきかない。
喧嘩をしたとバレバレな俺達に、周囲が向けてくる気遣いの視線が苛立たしかった──八つ当たりだという自覚は、まあ、なくもない。


「で、お前ら。何でケンカしてんの?」
そいつの質問に素直に答える気になったのは、ただ気になったから、という響きが気に入ったからだ。心配の気配をかけらでも感じていたら、オレはだんまりを決め込んだだろう。
「つぶあん派とこしあん派の間には、狭くて深い溝があるって事だ」
やけに重々しい響きになってしまったオレの言葉に、そいつは何とも言いがたい表情を浮かべた。
「それは比喩?」
「いや、そのままの意味」
そいつは天上を見た。多分、溜息を堪えたのだろう──いい判断だ。こいつはさっきから、素晴らしい読みでオレの地雷を避け続けている。
いっそ、こいつに乗り換えるべきかと思った。

「お前、つぶあん派だっけ。あいつは」
「こしあん派だったんだ」
溜息が出た。お前は? と視線で問いかけると、そいつはニヤリと笑った。
「オレは中立? あんまんの餡しか食えないし」
「そうか」
ラードと練った餡の味を思い出す。ジャンクフード大好きなそいつは、油っ気がないと物足りないのだろう。生活習慣病になる日は、そう遠くなさそうだ。
「ゴマ風味のヤツが結構好きなんだけど、近所のコンビニじゃ売ってないんだよな」
そいつは、住処から一番近いコンビニまでしか出かけない。引きこもり気味のネットジャンキーなのだ。
「ネットで取り寄せればいいだろうが」
「蒸すのめんどい。そういやつぶ入りのあんまんてあるよな」
この面倒くさがりめ。その内、呼吸すら面倒がるんじゃないかと不安になってくる。
「あるな。でもオレは、あんまんの餡は何も入ってない方が好きだ」
滑らかに練られた餡には、余計なものは不必要だと思うのだ。

オレの言葉にそいつは驚いた表情になり、そして笑った。
「じゃあ、それで妥協すりゃいいじゃん」
「は?」
何を言われているのかわからず間の抜けた声を出した俺の肩を、そいつがバンバンと叩いてくる。お前は欧米人か。
「こしあん対つぶあんの争いにさ、そこで妥協してやりゃあいいんじゃね?」
俺は渋面を作る。結局、こいつはオレとあいつを仲直りさせようと思っていたのか。
「お前が折れてやれよ」
絶対の自信を滲ませたそいつの声に、オレは溜息を吐いた。頭に置かれた手を振り払って、ぼそりと呟く。
「悪かったな」
心配かけて。オレの言葉にそいつは笑って手を振った。早く行けという事だろう。礼を言って立ち上がる。


あいつに何て言ってやろうかと、歩きながらオレは考える。
謝罪はしない。そして自分も求めない。それだけは決定事項。
方針だけ決めて、あとは臨機応変にというのがオレのやり方だ。
とりあえず言いたい事だけはちゃんと言って、後はあいつの出方次第だ。

あいつの部屋の前に立ち、オレは思い切りドアを蹴り開けた。
そして怒鳴る。

「あんまんに関してだけは、粒の存在を否定してやってもいい!!」

全く、あいつの表情と来たら。笑い出しそうになるのを堪えて、オレは背中を向けて歩き出す。
背後でちょっと待ってという言葉が聞こえたが、待ってなどやるものか。

──今度はてめえが追いかけて来い。






オレ=4主
そいつ(こいつ)=3主
あいつ=8主

596名無しの勇者:2009/01/08(木) 00:53:06
最後のキャスティングを確認するまでもなく  
ドンピシャで脳内再生させていただきました。 
ごちそうさまです!

5976主→←7主 1:2009/02/08(日) 01:08:35
「6主さんって、優しいよね」
「へ、?」

7主の、唐突な言葉だった。
前触れは皆無。だって俺、今やってたことと言えばコタツに潜ってみかん食べてただけだし。
なんかしたっけ?と首を傾げる。別にみかんをあげたというような事もない。リモコンとか渡した?いやいや、テレビはついてない。
んじゃ新聞を渡したとか…いや、そもそも俺も7主も新聞なんて読むタイプじゃないし。
それよりもっと前。4主の作った夕飯を食べた。7主とは向かい合わせに座ってたけど、特に何をしたという事も思いつかない。
ああそういえば、醤油をとってやったかもしれない。とりづらそうにしてたから、「ん」って言って。(でもそれぐらいで?、)
きょとんと首をかしげたままの俺の耳に、くすくすと笑い声が聞こえる。
俺の顔をまるで子犬でも眺めるかのように、頬杖をついてニコニコ眺める7主からのものだ。今日の7主はなんか、変。

「俺、なんかしたっけ?」

笑われてるって事は、思い当たらないのがバレてるって事だろうから、素直に疑問を口にする。
もしかすると知らず知らずのうちに7主にとって嬉しい何かをしていたのだろうか。
だとするとさすがお兄ちゃんだと自分を褒め称えたい。けど、それにはまずその「何か」が気になる。凄く気になる。
けど7主は頬杖をつくのもニコニコするのもやめずに、答えも返さなかった。(細められた黒い目に、ちょっとドキっとする)
くすくす笑うたびに揺れる、トレードマークの緑の頭巾。暑くないのだろうか、コタツに入ってるのに。
不意に手を伸ばして頭巾を引っ張りたいような気持ちに襲われ、なんとなく目を逸らす。いけない事を考えている気分だ。
(そう思うと、コタツの中で何気に触れ合っていた足にまで意識が向いて、またどきまぎした。思春期の少年か俺は、)
7主の目は何を考えているか分からない、黒。今は見る事も出来ないけど。

5986主→←7主 2:2009/02/08(日) 01:09:27
「7主?」

耐え切れなくなって、名前を呼ぶ。
すると7主はようやく可愛らしい笑顔をいつもの困ったような顔に変えて、肩をすくめた。
8主と組んでいたずら(と呼べば可愛らしいけど、あれは破壊活動だ)をした時のような感じ……に可愛さだけ10倍したような表情と行動だった。

「んー、言ってみただけ」

6主さんは優しいから、言ってみたくなったんだよ。
ぺろっと赤い舌を出して、7主がまた笑う。今度はさっきみたいなニコニコじゃなく、もうちょっとあくどい笑顔だった。
さっきのがただ単に可愛らしいというなら、今のは子悪魔的とでもいうか。
ああこいつが妹だったら、俺今以上にシスコンになったかもしんねえ。そんな風な笑顔。
さり気なくくっついてた足を、あぐらをかく事でそっと外して、みかんの皮を捨てるついでに拳一つ分7主から離れる。
その間も考えているふり。何を考えるんだっけ?ああ、優しいとか優しくないとか、そんな話だ。
なんとなく7主を見ないで、2個目のみかんに手を伸ばす。別に食べたくないけど、しかもこれすっぱそう(失敗した、)

「あー、うん。まぁ俺は、お兄ちゃんだからな」
「うん。お兄ちゃんだもんね」
「そ、そうだぞ。皆のお兄ちゃんだ」
「うん。皆の優しいお兄ちゃん」

変わらない頬杖をついた7主のポーズ。表情はもう分からない。
みかんを口に含む。死ぬほどすっぱい。なんとなく7主が近づいたような気がした。こつんとあたる足。口の中の酸味。
あれ、みかんってもしかしてアルコール分含んでる?なんか死ぬほど暑くなってきた。
それともあれか。7主が頭巾なんて被ってるから、見てる方まで暑くなる的な。
心臓が痛い。病気かもしんない。みかんのアルコールに当てられて病気。おい4主助けてくれよ、この際8主でもいいから。
視界の端っこで、7主がむくっと起き上がった。膝立ちになった、のかもしれない。見てないから分からないけど。

5996主→←7主 3:2009/02/08(日) 01:10:06
「皆、の、お兄ちゃん。みかん一個頂戴」

何故か凄い一部を強調された気がする、と思った瞬間、7主の細い腕が俺の前に伸ばされた。
慌てて体を引く。しまったあからさまだったかもしれない。でも7主は気にした様子なく、細い指で俺のみかんを1房。
(あ、ごめんそれ死ぬほど――…)
止める間もなく、赤い舌に飲まれるみかん。アルコールに気をつけろ、とも言いたかったのに。

「っすっぱ!」
「……いから気をつけろよ」
「先に言ってよ6主さんの意地悪!」

近かった顔が一瞬で離れて、それどころか体も全部離れて、7主が俺の視界から消える。
どこ行くんだろうってその小さい体を目で追うと、台所の方へ消えるのが見えた。ああお茶を取りに行くのか。
同時に妙な熱はどっかへ行ったようで、無意識の内に深く息を吐いていた。死ぬかと思った。(すっぱさじゃなくて)
何かよく分からないものを誤魔化すつもりで、残ったみかんを一気に頬張る。すっぱい、けど頭が冴える。

「あー……」

もしゃもしゃとみかんを頬張り、よく分からない音を漏らす。そろそろやばいかもしれない。誰かが頭の中で囁いた気がした。
たたたっと、軽い足音が聞こえたと同時にみかんを飲み干す。戻ってきたのはやっぱり7主だった。
その手には二人分のお茶。(優しい、というか気の利く奴)
はいっと笑顔で差し出されたので、一気に飲み干す。ちょっと熱かった。

「さっきね、3主さんが台所で1主さんと……」

さっきまでの空気はどこへやら、いつもの調子で話し出す7主。
それにほっとした反面、どこか残念に思う自分はやばいどころじゃないかもしれない。
だってこれ、もう、引き返せないだろ。


(皆のお兄ちゃん、引退かもしんない)

600名無しの勇者:2009/02/08(日) 01:11:49
おしまいです。青臭くちょっとずるい6主×天然か計算か分からない7主でした。
6×7もっと増えないかなー。

次はエロ書きたい。

601名無しの勇者:2009/02/10(火) 01:01:39
投下キテタ━━━━(*゚∀゚*)━━━━!!
7主かわいいし6主もかわいいし萌えましたーエロも待ってます!

602名無しの勇者:2009/03/04(水) 23:39:11
本日は34の日!

603名無しの勇者:2009/03/12(木) 00:45:03
今日はロトシリーズの日!
3→1→2的な意味でw

604名無しの勇者:2009/04/12(日) 22:20:47
84、67風味の、8主と7主の会話投下します。
8主が変な子になっちゃったかも。

60584、67風味 長い割りにエロなし:2009/04/12(日) 22:22:06
―ふぅ。
扉を閉めて、一息吐く。今日もよく走った。走ってもらえた。
おかげで、退屈な錬金時間を潰すことができた。
8主は、疲れてはいるが満足そうな顔を浮かべながらリビングへ向かった。
ガチャリ。
「おかえりー。」
「…と。7主さん、ただいま帰りましたー。」
リビングには先客がいた。入り口に背を向けるソファから、顔だけを振り向かせている。
真正面に置かれたテレビが光を放っている。が、その音量は[限りなく小さい。
少し、話し声に耳を傾けただけでかき消されてしまう。
「7主さん、音、小さくないですか?」
「んー、大きくしちゃうと起きちゃいそうな気がして。」
「少しくらいなら大丈夫だと思いますけどね。」
冷蔵庫から冷えた瓶を取り出しながら、8主は話す。冷えた瓶を3本分、グラスに注ぎ込んでいく。
「少しどころか至近距離でギガデイン落とされたって大丈夫だと思う。
 っていうか大丈夫だった。でも、なんとなく小さくしておこうかなーって。」
「確認済みでしたか。
 …何か飲みます?」
「あ、うん。ありがとう。お茶お願いしてもいいかな? 喉渇いちゃって。」
「冷たい方がいいですか? それても、温かい方?」
「冷たいのが冷蔵庫にあるから、それでいいよ。」
「かしこまりました。」
グラスを取り出し、氷を数個いれる。氷のみが入ったグラスの中を、マドラーでかき回す。グラスが冷えたことを確認して、中の氷はシンクに捨てた。手早くグラスの外側についた水滴をふき取り、冷蔵庫から取り出したペットボトルからお茶を注いだ。
「お待たせしました。」
「うん、ありがとう。ごめんね、今動けなくって。」
「ついでですから、別に構いませんよ。」

60684、67風味 長い割りにエロなし:2009/04/12(日) 22:23:01
「(ズズズ)あー美味しい。君が来てくれて助かったよ。
喉は渇いてるしでも動けないしでもー大変だったんだからぁ。」
「その割には、嬉しそうですね。…あと7主さん、飲み方がジジィくさいです。」
「そりゃもう、達観してるから? …じゃなくて、ごきゅごきゅ飲んで零れちゃったら、それでも起きちゃうんじゃないかと思って。」
「……(ごきゅごきゅ)」
「…(ズズズ)…」
「愛しちゃってますね。」
「うん、愛しちゃってるね。」
二人でくすりと笑い合う。7主は、テレビのリモコンを手に取り、その電源ボタンを押す。
テレビからの微かな雑音が、消える。
「…君の方はどうなのさ?」
「どうって言われても? 毎日楽しいですよ?」
「うーん、じゃあ、質問を変えるよ。今日の連金の成果は?」
「ばっちりですよ!走るのも苦じゃありませんし、今週はチーズ強化週間のためチーズを沢山錬金してみました! かちかちチーズにベホマラチーズ、天使のチー…」
「ねえ8主くん。」
音を立てないように、7主がグラスをそっと置いた。動けないなりに、手を一生懸命伸ばして、テーブルの端へとグラスを載せる。
「錬金釜って、走らなくても錬金できるように強化してもらえるんでしょ? どうして、しないの?」
「えっとー…旅も終わっちゃったし、何もしてないと体が鈍るじゃないですか。トレーニングのためですよ。トレーニングの。」
「ふぅーん…」
「お城で稽古もできるんですけど、それじゃつまらないし。
走るにしても風景が変わらないとやっぱりつまらないし…」
「釜を強化してもらったら、4主さんにちょっかいをかける理由が、ひとつなくなっちゃうから?」
「はい。…っ、って、ええ!?」

60784、67風味 [3]:2009/04/12(日) 22:23:57
にまー。7主は口の両端を持ち上げて笑っている。その顔を見ながら8主は、冷や汗をつぃ、と流した。
「…あ、の…7主さん…。」
「うん?」
「あの、…………」
「…………」
「……バレバレ?」
「うん、バレバレ。多分みんな気づいてると思うよ。2主さんはどうかわからないけど。
 …意外と、本人も気づいてるんじゃないかな。」
それを聞いた8主の冷や汗が増す。だらだらと。8主の襟元が、汗ににじんだ。
「ほっ、本人もっ…?」
「でも、みんな釜が強化できることは知らないみたいだから、確信をもってそうだと思ってる人はいないと思うけど。」
「…な、7主さんは、釜のことをどこから…」
「マリベル経由で、ゼシカさんから。赤毛連盟で仲良くなったみたい。」
赤毛連盟って、何それ。8主はそんなツッこみを飲み込む。今声を出しても、擦れたおかしな声しか出ないと思ったから。
間をおいて、やっと声を絞り出す。
「……そうですか、バレバレですか……」
「せっかくだから、錬金のために一緒に走ってくださいとか言ってみたら?
 ついでに告白してくればいいじゃない。
ちょっかい出すにしてもさぁ、2主さんの勉強の邪魔しないで、僕にも体育の時間を作ってくださいとかお願いして。」
「そんなの『お前に割く時間などない』と『ギガソード』のコンボで終了するに決まってるじゃないですか。 僕は確実な冒険しかしないんです。」
「でも、向こうから進展する可能性はあるの? ないんでしょ?
 だったら君から動かなきゃ。いいじゃんもう、いっちゃいなよ。
 っていうかいつも通りでいいから、走ってる途中で押し倒しちゃいなよ。」
「うわぁーお、そんな無茶な。ギガソード喰らってまでそうできるか自信ないです。」

60884、67風味 [4]:2009/04/12(日) 22:26:20
「じゃあ格闘スキル上げて、なんかうまくこう、押さえ込むとか。戦闘画面じゃないんだから、
ターンとか特技とか関係ないんだから連続技で押さえ込んでしまえばいんだって。あ、もちろん口は口でふさぐこと。」
「口っ…!!」
ぼわんっ! 真っ赤になった8主の顔から、輪になった湯気が飛び出した。
それを、7主はどこかで見たアニメのようだと思った。
「○様家族、みたい…」
「だってだって、口を口でって、…それって…」
「どさくさに紛れてキスしちゃいなよ。あとはもう舌技にものを言わせてあはんうふんなカンジに持ち込んじゃえ。人は、そういう時に一番無防備になるんだから、反撃なんて怖くないさ。」
「き…す……きす……キス…!」
ぐるぐるぐるぐる…8主の頭のなかで、瞬間的に展開されていく光。光はほぐれ、その姿を大きくし、多数の色をまとい、そして、爆発する。

―…大きな色が、オレンジ色。オレンジ色の夕日が、広がっている。
何故か、波打ち際にいる。何故か、4主さんがいる。なぜか、二人とも、走っている。
うふふあはは。そんな、声が聞こえる。走りながら笑っている。僕は釜を抱えている。
4主さんは、剣を構えている。でも、二人とも、笑顔だ。なんでだろう?僕が、ふいに、砂浜に倒れ込む。
急に倒れこんだせいか、4主さんが僕の足につまづいた。剣が放り出される。僕の頭の上で、ざす、と砂が鳴る。
剣が落ちて砂にささったらしい。僕もいつの間にか釜を放り出していた。いつの間にだろう。
そして、これもいつの間にか僕も仰向けになり、倒れてきた4主さんを受け止めていた。
僕は、4主さんの手首をからめとり、足首を滑らせ、ロックをかける。
身動きが取れなくなった4主さんが、微笑んでいる。何すんだよぅって。
甘い声で、僕の耳をくすぐる。いいかも。ぎゅっと引き寄せ、その顔を覗き込む。
4主さんが文句を言っている。初めてなのって。文句じゃなかった。
赤らんだ顔がすごく可愛い。すごく可愛い。可愛すぎて二回言ってしまった。
僕はその可愛い4主さんに唇を……―

60984、67風味 [5]:2009/04/12(日) 22:27:31
「…くん…8主……聞いてるの?」
7主が不安そうな顔をしている。動けないので、その声で8主の意識を元にもどしてくれたらしい。
「7主さん………」
「ああよかった。なんかぶつぶつ言ってるし涎は垂れてるしで怖かったよ?」
「キス……いいかも。」
「え?」
「波打ち際で追いかけっこの末倒れてキス! なんかこう使い古された少女漫画臭がしますけどだがそれがいい!
 ふいに恋心<KOI-GOKORO>を意識する瞬間! 赤い顔の4主さん! 耳には二人の息遣いと波音だけ!
 そんな二人の顔が近づいて…! ああんもう!」
「僕波打ち際とか言ってないんだけど、ねえ、8主くん。鼻血拭きなよ。ねえ。
しかも少女漫画じゃあそんなに使ってないと思うよ。むしろギャグとして使い込まれてるよ。ねえ、大丈夫?」
ああもう。いやん。そんな言葉をぶつぶつと吐きながら、テーブルにガンガンと頭を打ち付ける8主。
額が赤くなっているが、血が出るほど打ち付けているわけでもなさそうなので、7主は止めることはなかった。
その代わり、流れた鼻血が襟元を染めていることに、眉をひそめた。
「宿舎まわりに海岸なんてないしさ。どうやって誘い込む気?」
「…そうか。」
「あれこれ煽ってごめんね8主くん。とりあえず落ち着いて。ホイミ。」
「…はい。落ち着きます。(ごきゅごきゅ)」
グラスの中身を、半分以上あったそれを一気に飲み下す。脳が消化作業に勤しんだ結果、妄想は脳の片隅に追いやられた。

61084、67風味 [6]:2009/04/12(日) 22:28:41
「…でも実際、僕なんかが好きだって言っても無駄だと思うんです。気持ち悪いだけだろって。そう、思うんです。」
「…そう。」
「僕は別に、キスしたいとか恋人になりたいとかあわよくばうふんあはんなコトしてあんあん泣かせてみたいとかそういうのが目的じゃないんですよ。」
「………」
「ただ、4主さんが時々、寂しそうなんです。」
「寂しそう?」
「時々、ふっと、目を細めて、どこか遠くを見て…なんだか消えてしまいそうな顔をするんです。睫が長くって、すごく綺麗でんでもって微かに開いた唇がすごく色っぽくて…いやほらそんな、ききききすまではしなくてもいいけど触ってみたいとか舐めてみたいとかそんなことは…」
「8主くん、鼻血出てるよ。」
「…はっ!」
8主は慌てて鼻を拭う。手の甲が赤く染まった。ウェットティッシュの位置を、7主が、指で指し示した。
「あと涎もね。」
「…もう、僕、ダメなんです。」
8主の顔が、赤く染まっている。目の端に涙がうっすらと溜まっている。その表情は、普段の悪戯好きな彼の姿をすっかりと覆い隠す。
…いや、こちらの方が、本来の姿なのかもしれない。悪戯好きな顔は、この本来の顔を隠すための。涙を、隠すための。
「僕は…4主さんに向かって話せないんです。7主さんが怯えるのと同じように。僕の場合は、綺麗すぎてですけど。
普通に話すのは緊張するんですけど、でも、あの人が寂しい顔をしてるのは、見たくないんです。
なんだか子供みたいな感情ですけど、悪戯するしかできなくて。それでも、寂しい顔を見なくてすむなら…」
「…愛しちゃってるん、だね。」
「……………はい、愛しちゃって、ます。」

61184、67風味 [7]:2009/04/12(日) 22:29:53
「今ここで話したことを4主さんにも話せば、うまく行きそうだとも思うんだけど…うん、無理だよね。」
8主が無言でぶるぶると首を振っている。無理だと、泣きそうな目尻がさらに歪んだ。
「少しだけ、頑張ってみようよ。少しだけでいい。みんなの前じゃなくて、タイミング計ってもいいから。10回に1回くらい、素直になってみようよ。それだけで、きっと、4主さんにも伝わると思うんだ。」
「…そんな、もんでしょうか。また演技だろとか言われて…」
不安そうな、もう泣きそうな8主を制して、7主がにこりと微笑む。その表情は、先輩として、果汁組の相方として、偽りのない優しさをもっていた。
「真剣なら、伝わるよ。きっと。そんなに思ってるんだもん。頑張ってみてよ。」
「7主さん…」
「それで、うまくいったら、結果だけ教えてね。」
「はい、頑張り、ます。」
ガチャリ。
ドアが開く。大きな荷物を抱えた4主が、ゆっくりとドアを開いた。
「おーい、なんだ果汁組、いたのか。7主、悪いが荷物持つの手伝ってくれないか。」
「ごめんねー、僕今手が、じゃなくて足が離せないの。」
そう言いながら、7主は8主にウィンクを送る。わかりやすい合図だ。
それを見て、8主は緊張した顔で、ゆっくりと、頷いた。
「7主さんに頼むなんて野暮なこと言わないでくださいよ。今日は特別に僕が手伝ってさしあげます。」
「…そうか。じゃあ頼む」
「まかせてください。」
4主の手から、大きな袋を受け取る、買い置きだろうか。油や砂糖、味噌や醤油など、調味料類が大小あった。
「あー重かった。おい8主、油と醤油はそっちの下の棚。砂糖は2段目。かつおだしは上の棚な。あと細かいのは…
あっ、お前、また瓶洗ってないな! しかもこれ3本も。一気に飲んだのか!?」
「えっと、その、一気に飲み…」
「プリンドリンクはカロリー高いから、1日1本にしとけって言っただろうが!!」
「そんなひどい。僕はそれに同意した覚えはないんですよ!」

61284、67風味 [8]:2009/04/12(日) 22:30:23
「ねえ、6主さん。」
「ん?」
7主は、膝の上に声をかけた。途中からずっと寝ているフリをしていた―8主はおそらく気づいていない―相手に声をかけた。
「4主さんの手、見える?」
「ああ、真っ赤だな。ずっと荷物持ってたんだな。ルーラ使える俺らが、あんなになるまで持つってそうないもんな。」
「いつから居たんだろうね。」
「あー、多分、8主が<KOI-GOKORO>とか言ってた時かな? なんか玄関のほうでガサって聞こえた。」
「聞いてたんだよね。」
「ああ、聞いてたな。見てみろ。耳、真っ赤だ。」
「ほんとだ。…僕初めて、4主さんのこと可愛いって思えたよ。」
7主がくすくす笑う。その様子をしたから見ていた6主は、その顔に手を伸ばす。優しく、ふわりと、その柔らかな頬に触れる。そしてゆっくりと、引き寄せた。
「…ん…。」
「オトナなアルスも可愛かったぞ。アルスは優しいなぁ。んー、いい子だからもっかいちゅーしてあげちゃう。」
「ちょっと、やだよ、見られるじゃないかぁ。もう、6主…ん…さんたらぁ。」

「こらそこ!共有スペースでいちゃつかない!」
キッチンからその様子を見咎めた4主が声を荒げる。手に持ったニンジンが二人を指し捕らえる。
キャッキャウフフな二人を見ながら、8主は呟く。
「…………いいなぁ…」
「…何か、言ったか?」
「いっいえ、何も!」
8主は頭の中で展開しかけた妄想を打ち消す。
鼻血ものの妄想が、現実となるのはいつだろうか。それはもしかしたら、意外と近いのかもしれない。

613名無しの勇者:2009/04/12(日) 22:32:33
8主がアホすぎるし、エロもないのに長くなりすぎた。
反省はしている。

614名無しの勇者:2009/04/13(月) 21:21:44
かわええええ(*´Д`)=зGJGJGJ!

615名無しの勇者:2009/04/16(木) 21:56:23
おおおおおおおすんごい萌えました・・・!!
GJGJ!!!!!!!
やっぱ84はいいなぁ(*´∀`*)

616名無しの勇者:2009/04/17(金) 20:29:01
た、たまらん…!!

617131:2009/04/23(木) 21:12:18
3主「・・・っ!痛っ!痛い痛い痛いって!」
1主「・・・うーん、十分に慣らしたんだけどなぁ・・・」
3主「くっそー!絶対ご先祖を気持ち良くしてやる、とか
  ほざいてたのはどこのどいつだよ!あーいてー・・・」
1主「いやぁ、慣らしさえしとけばあとは何とかなるかなってw」
3主「はぁ!?じゃあお前アレか!全然経験ないクセにいきなり俺で実践して
  気持ち良くしてやる!とかほざいてたのかよ・・・!うーわー、信じらんねぇ!」
1主「悪かったって、ご先祖。ほれ、ホイミホイミ」
3主「ケツにホイミすんなw」
1主「一応傷はふさがったみたいだけど・・・もう大丈夫か?」
3主「ケツの痛みは治まったが、俺の怒りは治まりそうにないな・・・。
  あー、なんか腹立ってきた!お前ケツだせ、今すぐに!」
1主「は?・・・俺はご先祖の筆卸なんてする気はないぞ」
3主「ふっざけんな!テメーはご先祖様のケツに痛い思いをさせておきながら
  自分が痛い思いをするのは嫌だと!?俺はお前をそんな子孫に育てた覚えはないぞ!」
1主「ホイミしたら直ったじゃんw・・・ってかご先祖に育てられた覚えはない!とにかく断る!!
  ・・・・・・絶対ご先祖、俺よりもヘタだし(ボソッ)」
3主「小声で言っても聞こえてるぞテメェ・・・。よーし、わかった。
  お前はよっぽど俺にケツを掘られたいらしいな・・・?
  ・・・観念してとっととこっちにケツ向けろやゴルァッ!」
1主「っぎゃー!いやー!やめてーご先祖!!」
3主「ふははははは、さっきのお返しだこの野郎!ほら、ココか?ココがええのんか??」
1主「いってぇ!ケツ痛いってご先祖!本気痛いからコレ!!」
3主「指の一本や二本でガタガタ抜かすなよ、っと」
1主「〜〜〜〜っ!ごめん、マジ悪かったって・・・う〜マジで痛ぇ・・・」
3主「・・・まあ、わかったんなら、よし。これぐらいで勘弁しといてやろうw」
1主「ふー・・・。あ〜、久しぶりに嫌な汗掻いた・・・。ホイミホイミ」
3主「次からは無責任な言動で人のケツを弄ばないようにすること、オーケイ?」
1主「・・・肝に銘じときます。しかし自分のケツにホイミをかける日が来るとは思わなかった・・・」
3主「俺だってまさか自分の子孫にケツにホイミをかけられる日が来ようとは夢にも思わなかったってのw」
1主「・・・ところでご先祖」
3主「ん?」
1主「この中途半端に放置されたブツは一体どうすれば良いんだろうな・・・」
3主「知るか!テメーで処理しろ!俺は寝る!」
1主「そんなひどい!」
3主「zzz」
1主「・・・ほんとに寝てるし。あーあ、どうすんよコレ・・・」

618名無しの勇者:2009/04/23(木) 21:14:51
131は本当にリバで美味しいと思うんだが
何か方向性を誤ったような気がせんでもない。
ケツケツ連呼しててすみません。ウホッ

619名無しの勇者:2009/04/24(金) 22:21:31
GJ!
この二人は相変わらずムードがないな(ワラ

620小ネタ 1/1:2009/04/25(土) 19:22:36
6主「お、今日の夕飯は煮物か?」
7主「煮物は煮物でも魚だけどね」
6主「そうか、じゃあ俺はとりあえずドラ焼きをいただいておくぜ!」
7主「何で夕飯の話してるのにドラ焼きを食べようとするのさ」
6主「何でって、小腹が空いてしまったからだ!」
7主「普通、夕飯のためにお腹空かせておこうとか思わない?
  煮付け、嫌いだった?」
6主「うんにゃ。大好き。7主のは特に旨いよな!」
7主「な!って言われても…ありがと」
6主「おう!でもお前、まだ16時半だぜ。夕飯の準備にしては早くないか?
  煮物ってそんなに時間かかるのか?」
7主「まぁ、かかるといえばかかるけど。でもそれより、
魚を捌いた後だから、片づけする時間が欲しいからなんだ」
6主「ふーん。片付けなら片付けの当番に任せりゃいいのに」
7主「魚だからね。早めに片付けた方がいいんだよ。臭いがつくと大変だし」
6主「ふーん。…ほんとだ。魚の臭いがする」
7主「ちょっ!やだ!首はダメ!」
6主「ごめんごめん」
7主。ほっぺたにウロコ付いてる」
7主「あー、それ取り忘れだ」
6主「…7主ぅー」
7主「なぁに?」
6主「片付け終わったら。風呂入ろうぜー」
7主「え、」
6主「風呂―。おにいちゃんが頭洗ってやるよ」
7主「一緒に入る気!?」
6主「嫌か?」
7主「………ちょっと待って。すぐ片付けるから」
6主「うん、待ってる。」



6主「なぁなぁ。ドラ焼きは食わないから、7主食っていい?」
7主「食べる違いだよ!」

62184 0/2:2009/04/25(土) 20:40:17
しまった!上のネタにカップリング書き忘れた!
間違えて読んでしまった人ごめんなさい。。。

続いて↓は84になります。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板