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FFDQかっこいい男コンテスト 〜なんでもあり部門〜

473主×4主fromDQ主雑(避難所)2/3:2007/01/24(水) 03:01:08
ゆっくりと唇を重ねた。一応(この辺だったかなー)と舌先で青ノリ取りをする。
4主がくすぐったそうに身をよじった。なるほど、ノリ塩風味のキスは微妙だ。
次からはチョコとかプリンとか甘いものが――。
その瞬間、俺は我に帰った。ちょっと待て、なんで俺を誘う? だってコイツは8主と……。
「やっぱやめ!」
俺は4主の腕を外して、後ろにひっくり返らない程度に押しやった。
「当て馬ならゴメンだ」
ペタンと正座を崩した女みたいな座り方で、4主は俺を見上げる。
「もしかして8主を気にしてる?」
「そりゃそうだろ、あっちは本気で――」
「あはは、サンちゃん勘違いだよ。あっちが当て馬なんだってば」
酷なことをさらりと言う。コイツが何を考えているのか、俺にはもうわからない。
「お前、そこまでひどいやつだったか?」
「アレは気に入ってるけど、すぐ壊れちゃいそうでさ、気を遣うから疲れるもん」
そう言って肩をすくめる4主に、俺は呆れた。
「普段はお前の方がよっぽど繊細に見えるがな。それが全部演技だっつーんなら、
この宿舎のためにも俺がこの場で叩っ斬っとくぞ」
「なんだよ〜。全部演技だったのはサンちゃんの方じゃん。
俺、サンちゃんがこんなにデキるなんてまるで気づかなかったし」
「それは……」
「サンちゃん、人間にしてはヤル方だよね」
人間、の部分に妙にアクセントを付けて、コイツは言った。
「あのときも、俺にとどめを刺したのはサンちゃんだった。
一度吹っ切れると剣にまったく迷いが無いんだ。さすが勇者ロトだよ」
自分の胸の、中心からやや左に親指を突きつけて、4主がケラケラ笑う。
「実はまだ動いてないんだよ。マスドラさえ気づいてないけどねー」
今でも手に残っている、肉を断つ感触。心臓を一突き。
言葉を無くしている俺に、青みがかったパープルアイが不意に近づいてきた。
ついばむようなキス。俺を見つめるその瞳の中心が、昼の猫のように縦長にすぼまる。
その背中にうっすらと透けて見えるのは……まさか。
――バサッ
「責任、取ってよ。人としての俺を殺したのは、あんたなんだぜ?」


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