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FFDQかっこいい男コンテスト 〜ドラゴンクエスト1部門〜

47勇者虐めSS【8】※竜王×勇者:2004/10/01(金) 21:42
 毛足の長い絨毯が敷かれた床を歩いて隣の部屋へ行くと、タオルと着替えが積んであった。
その先の扉の向こうが浴室らしい。風呂のことを考えたら無性に湯を浴びたくなった。
 勇者は汗で湿った服を脱ぎ、大きなカゴの中に放り込むと奥の扉を開けて浴室へと入った。
 そこそこ広い空間で、真ん中に脚の付いた浴槽が湯を湛えた状態で用意してある。傍らには
石鹸やらブラシやらスポンジが置いてあるので、自由に使って良いということだろう。
 体を慣らすように少量の湯を掛け、それから縁を跨いで湯船に身を沈めた。
 体の芯から温まる感覚に、「やはり風呂は良いものだ」などと考えてしばらく緊張感のない
時間を過ごしてしまったが、今だに残る下半身の異物感をふと意識してしまったことから、
またも勇者は発作のような吐き気に見舞われた。
 旅の過程で起こるモンスターとの戦闘に怪我は付き物で、酷い時には打撲したりもしたが、
ああいった形で暴行されたのは初めてだった。肛門が裂ける感触と、腸内を這い擦り回る塊の
蹂躙行為は一生忘れまい。
 そこまで考えて、勇者は腸に直接出されたおぞましい体液が一体どうなってしまったのか、
それが気になり始めた。あれだけ中に吐き出されたというのに、それらが体内に残っていない
ように思えるのは気のせいだろうか。
(まさか……っ)
 勇者は、我ながら怖いことを想像してしまったと思って震えたが、おそらくそれが正解なの
だろうとも思った。──竜王は、腸内の洗浄まで施してくれたらしい。
 洗浄の方法は判らないが、やけにすっきりしている下腹部の様子からして間違いない。
 体の見える部分は布か何かで拭いて貰ったのだと思ったが、まさかここまでは清めていない
だろうと思っていた部分までもがしっかり「お清め」されていた事実を知ったところで勇者は
はた、と気付いた。
 テーブルの上にあった軟膏。あれはもしや体の内側に塗るものなのではないか……?
 勇者は慌てて自分の手を後ろに持って行き、恐る恐る入口を撫でてみた。すると水中でも判る
ぬめりのあるものがそこには塗り込められていた。この分だと内部にも塗布してあるだろう。
(うわー……)
 自分でも今まで触ったことのない部位を、他人の指が(しかもこれで二人目だ)出入りした
のかと思ったら、かあっと顔が赤くなった。
 そういえば昔、薬師だった祖母は見た目も効能も様々な薬をよく見せてくれたものだ。その中
に先程の軟膏に似たものも含まれていた気がする。一般的な塗り薬なので、専用の薬草さえ
手に入れば誰でも作れるものだと祖母は教えてくれなかったか。しかもその効能は「粘膜の炎症
を抑える」ものだとか何とか……。
 やめよう。考えるだけでも気分が落ちていく。
 勇者はそれらの思考を捨て去るべく、思いきり息を吸うと頭の先まで一気に湯に沈んだ。

48名無しの勇者:2004/10/01(金) 21:45
取り敢えず今回はここまでうpということで…。
うわぁ中途半端ダヨ(;´Д`)

それでは失礼致しました。

49名無しの勇者:2004/10/03(日) 21:44
>>44-47の続きです。
書いているうちに収拾がつかなくなってきました。
こうやって計画性のなさがどんどん浮き彫りに…('A`)アァァアァ
今回はエロ寸止めです。しかもまだ続きます。


では、以下6レスほど使用します↓↓↓↓

50勇者虐めSS【9】※竜王×勇者:2004/10/03(日) 21:45
 べたべたする髪を丹念に洗ったり、湯船の中に入浴剤を入れて楽しんだり、結局二時間ぐらい
浴室で遊んでしまったが、いい加減湯も冷めてきたのでもう上がることにした。
 備えてあったタオルで水滴を拭い、髪を適当に拭くと用意してあった下着と部屋着上下を
着込んで勇者は寝室へと戻った。その際、首にタオルを引っ掛けることも忘れない。
 寝乱れたベッドのシーツも大量の汗を吸い取っているため、湿気た寝床には戻る気になれず、
勇者はひとまず髪を乾かすことに決めて、暖炉の前に陣取った。
 大きめのタオルでごしごしと水分を吸い取るように揉み込んでいると、さほど伸びていない
勇者の髪は暖炉からの熱の手伝いもあって割とすぐに乾いた。
 用済みになったタオルを近くの椅子の背に掛け、大きな出窓の方に歩み寄る。
 部屋の中は暖炉の火のお陰で暖かいが、ガラスを隔てた向こう側には雪がちらついていた。
 広大な山脈の頂上には雪の冠が、空から粉砂糖をまぶした菓子のような景色を呈していたが、
この分だと一日でもっと降り積もりそうだ。
 勇者は、雪の降る朝の凛とした雰囲気が好きだった。
 ピンと張りつめた空気を肌に感じたくて目の前の窓を開けようとしたが、その窓には何らかの
呪文が働いているらしく、彼が押そうが引こうがびくとも動かなかった。
「はぁ……」
 盛大な溜息をつくと勇者は窓を開けるのを諦めて、その場に座り込んだ。そして石造りの出窓
部分に顔を突っ伏す。ひんやりとした硬い感触が湯上がりの肌に心地良かった。
(この部屋も、態の良い牢屋ということか…)
 そのことを知ってしまって、勇者は少なからず落胆した。
 もう、一生ここから出られないかもしれない。
 竜王を殺せば話は別だが、今の状況を考えるととても無理だ。武器になるものは部屋の中に
一切置いてないし、寝れば蓄えられると思った自身の魔力も一向に戻ってくる様子がない。
 大体、あの男を「殺す」ということが勇者にとって、つい先日まで打倒竜王の目標を掲げて
旅をしてきたはずなのに、今ではとても遠い出来事のように感じられた。
 勇者は目を閉じた。そして、自分を介抱してくれた優しい手を脳裏に思い描く。
(案外、親切なのかもしれない)
 そんなことを考えてから、勇者は自分の楽観的な性格を憂えた。
 竜王が直接、勇者に危害を加えた者ではないにしろ、昨日の今日で何故ここまで竜王に対する
警戒心を解いてしまっているのかが自分でも判らない。気が狂うような暑さも盛りを過ぎれば
忘れるというが、幾ら何でも早く忘れすぎていないか。
 だがあの男にはモンスター達にはない理性がある。勇者には彼との間に解放云々の交渉をする
余地は充分あるように思えた。問題は、話し合って判ってくれるかどうかだが……。
 それでも、取り敢えずは自分の言葉に耳を傾けてくれそうな気がする。
 石の上に突っ伏したまま、勇者がうだうだと悩んでいたところに、カチャリと部屋の入口の扉
が開く音がした。中に入ってきたのは竜王だった。

51勇者虐めSS【10】※竜王×勇者:2004/10/03(日) 21:46
「起きていたのか。そんなところに居ては風邪を引くぞ」
 眠る前に竜王を見た時には部屋が暗かったせいもあって恐ろしい姿に見えたが、こうして朝の
明るい空間で見てみると非常に穏やかな気配を纏った人物だということが知れた。
(──本性を露わにした時にはどうなるか判らないけど)
 勇者は胸の内で呟く。
 竜王は衣擦れの音を立てながら出窓に近づくと、何も言わないままぼーっと見つめる勇者の顔
を不審そうに覗き込んできた。
「……具合が悪いのか?」
 勇者が首を横に振ると、竜王は彼を立たせた。
「起きたのなら食事を摂るといい。粥を持ってきた」
 竜王は勇者を部屋の中央にある大きめのテーブルへと誘い、給仕係──勿論、彼らも人外の者
だ──が運び込んだ温かい器から粥を皿によそって勇者の前に置いた。
「有難うございます、何から何まで…」
 背後で給仕係がベッドのシーツを交換しているのを見遣ってから、竜王の方に向き直って勇者
はひとまず礼を言った。竜王の庇護の元で世話になっていることは確かなのだから、このまま
何も言わないでいるのは失礼にあたる。
「下の者が働いた非礼を考慮したら、この程度のことで礼を言われるのは不本意だ」
 竜王はそう言うと手で皿を指し示して食事をするよう促し、自分は手近な椅子に座った。
 ──言葉の意味はつまり、回復するまでは確実に解放して貰えない、ということだ。
 釈然としない思いを抱いたまま、勇者は皿と共に置かれたスプーンを手にすると粥を掬って
口へ運んだ。……美味しい。微かな塩気が空腹で長時間放っておかれた胃には丁度良かった。
 飢えを満たすように黙々と粥を食べ続ける勇者を見つめながら、竜王は尋ねる。
「体の具合はどうだ」
「もう平気です。眠る前は痛くて仕方なかったけど……」
「本当か? 辛いのなら遠慮せずに、正直に言うのだぞ」
 痩せ我慢をしているとでも思ったのだろうか、こちらを気遣うような竜王の言葉に勇者は首を
横に振って否定したが、続く竜王の言葉に固まったように動きを止めた。
「魔力を奪っているからな。自力で回復できない焦りはあるだろうが、どうか部屋でおとなしく
していて欲しい」
「──やっぱり、そうだったんですね」
「…………非礼は詫びるが、お前をここから出す訳にはいかないのだ」
 今はな、と竜王は補足した。だがそれを信じる根拠がない。話せば判るどころか交渉する前に
あちらから「解放する気がない」とはっきり意思表明をされてしまった。
 勇者は落胆した。脱出の望みが消えてしまうと、途端に周りの景色も灰色がかって見えた。
 先程まではあんなに美味しく感じられていた粥が急に味気ないものへと変わる。食欲も気力も
減退してしまった勇者はスプーンを置くと、そのまま手も膝の上に置いた。
 二人の間に気まずい沈黙が流れた。

52勇者虐めSS【11】※竜王×勇者:2004/10/03(日) 21:47
「……」
「……」
 竜王は黙って俯く勇者を凝視していたが、懐から小さな紙包みを取り出すと勇者の前に置いて
水と一緒に飲むよう促した。中身は体力回復用の薬らしい。勇者の体調はもう随分良くなって
いたが、念には念をといったところか。
 薬を置くと竜王は立ち上がり、後ろも振り返らず部屋から出て行った。
 再び広い部屋に一人きりになる。
 勇者はテーブルに置かれた白い紙包みを恨めしそうな視線で見た。親切にしてくれるのは正直
有難い。だがそれに裏があると知ってしまうと急に何もかもが胡散臭く見えてしまう。
 粥の入った皿を退けるとその紙包みを手元に引き寄せ開封してみた。中には、いかにも怪我や
病気に効果がありそうな数種類の生薬が入っていた。
 本当ならこんなものは飲みたくないが、飲まなければ飲まなかったで、竜王が心配するのは
今までの様子からみても容易に想像が付く。だがここで「勝手に心配でもしてろ」と思えない
あたりが、自分でも終わっている気がする。親切には弱いのだ。
 不満そうに唇を尖らせ、心の中でぶつぶつと文句を言っていたが、勇者はその生薬を口の中
に放り込むとベッド脇の水差しから直接水を飲んで、薬と一緒に胃の中へ流し込んだ。そして
ベッドに大の字に倒れ込むと、不貞腐れたように毛布を頭の上まで引き上げて目を閉じた。
 しかしあれだけ深く眠って起きた後では、ちっとも眠気が訪れなかった。
 勇者はベッドの上でごろごろしていたが特にすることもなく、あまりに暇なので風呂に入って
みたりもしたが余計に眠気が覚めてしまい、逆効果に終わった。
 結局何もしないまま日が暮れ、カーテンを閉めるついでに窓の外を眺めたら、夕闇に雪化粧を
纏った山々がぼんやり浮かび上がっていた。朝から降っていた雪はもう止んでいた。
 完全に陽が落ちると部屋に夕食が運ばれてきた。肉料理が出されたが、肉の正体が知れない
のでそれを口にするのは避けた。馴染みのある穀物だけをつつき、テーブルの上に食べ残しの皿
や何かを放置しておいたら給仕係が食器を下げに来た。彼らは主から「勇者と言葉を交わすな」
とでも命じられているのか、勇者と視線を合わすことすらせず素早く引き上げていった。

 またしてもやることを失ってベッドに寝転がっていた時、勇者は突然、孤独に対して異常な
までの焦りを感じ始めた。
 単に人肌が恋しいというよりは、まったく知らない土地で親とはぐれた子の心情に近い。
 今まで一人で旅をしていた時にもこんな風に感じたことなんて一度もなかったのに……それに
何だか全身が緊張して、動悸も激しくなってきた気がする。長時間の軟禁状態が、これでも結構
身に堪えているのかもしれない。
 時間の経過と共に勇者の焦燥感は増していったが、それを解決する手立ては現れなかった。

53勇者虐めSS【12】※竜王×勇者:2004/10/03(日) 21:48
 夜になって、竜王は勇者に宛った客室を訪ねることにした。朝方に気まずい別れ方をしたが、
彼を預かる者としてはその後の容態が気になる。竜王は薬草学に長けているので勇者に処方した
薬の効果には絶対の自信があったが、人間とはやわな生き物だ。どう転ぶか判らない。
 夕食の時間は忙しくて伴食が叶わなかったこともあり、早めに様子を見に行くことにした。
 夜も更けつつあったので竜王は片手に小さな角燈を持って暗い廊下を渡り、客室の前に到着
すると扉の脇にある鉤に角燈を釣り下げて、開錠の呪文を唱えて中に入った。
 勇者は、またも窓の前に座り込んで外を眺めていた。
 その背中を見ると良心の呵責を感じる。大空を舞う鳥を掴まえて来て、籠の中に押し込めて
しまったような罪悪感。だが竜王には勇者が必要なのだ。目的を果たすまでは手放せない。
 勇者は扉の開く音に気付いていなかったようで、竜王が歩み寄ろうとした時にようやく彼の
存在に気付いて、こちらがたじろぐぐらいの勢いで後ろを振り返った。
「こ、来ないで下さい!」
 直球で拒絶の言葉を投げ付けられて、流石の竜王も片眉を上げる。
「随分な歓迎の仕方だな」
 取り敢えず律儀に立ち止まってみたものの、表情が強張るのは隠せない。
「っすみません……でも…近づかないで下さい……」
 竜王の顔を見ないまま勇者は俯いた。二度目の拒絶の言葉を吐きながら。
 確かに勇者に対して悪いことをしていると思うがそこまで怒るか、と竜王は内心呆れ、踵を
返そうとした。だがよくよく勇者の様子を窺ってみると、心なしか顔が赤い気がする。
 それに呼吸も若干乱れている。
「お前……また熱が上がったのか?」
 信じられないといった口調で言う竜王を、はっと顔を上げて見つめたが、すぐに勇者は首を
ぶんぶんと横に振って否定した。
「そんな顔色で否定しても説得力がない。とにかくベッドに入りなさい」
 そう言うと勇者はのろのろと立ち上がり、おとなしく寝床に戻った。
 夕食の時に処方しようと思っていた薬が懐に入っていることを思い出し、竜王は勇者にそれを
飲ませるためにベッドに近づいた。ベッドの上では勇者がおかしな悲鳴を上げて、頭の上まで
すっぽり毛布を被ってしまう。
「……」
 今度こそ本気で呆れて盛大に溜息をついたら、勇者は毛布の先から青い目を覗かせて竜王の
様子を窺ってきた。取り敢えず胸の上に薬の入った紙包みを放り出し、枕元の水差しからコップ
に水を注いで突き出す。勇者は身を起こして恐る恐るコップを受け取ると薬と共に口に含んで
嚥下し、また恐る恐るコップを脇のテーブルに置いた。
 まるで飼い主にこっぴどく叱られた犬のような仕草だ。
 相手にするのも馬鹿らしいと思い、竜王は何も言わずそのまま背を向けて部屋から出て行こう
としたが咄嗟に勇者が衣の裾を鷲掴みにし、思いきり後ろに引っ張られた竜王は顔を顰めた。

54勇者虐めSS【13】※竜王×勇者:2004/10/03(日) 21:48
「……いい加減怒るぞ」
 だが振り返ってみると、勇者の手だけでなく表情までもが自分に縋っているようだったので、
それを無下にも出来ず、竜王は溜息をついて勇者を見下ろした。
「ここに居て欲しいのか欲しくないのか、はっきりしろ」
「……い…居て下さい……」
「居てやっても構わないが、私とてお前に何をするか判らないぞ」
 困り切った様子の勇者を見ていたら嗜虐心をそそられたので、わざと傷に触れるようなことを
言ってやった。これぐらいの仕返しはしてもいいだろう。
 竜王は言外に「自分も魔物なのだ」ということを表したつもりだったのだが、勇者の顔付きに
あまり変化が見られなかったので、おや、と思った。
 何となく様子がおかしい勇者は竜王の顔を仰いでしばらく見とれている風だったが、そのうち
衣を掴んだままの手をそっと、だが有無を言わさない力で自分の方に引っ張った。
 竜王は内心困惑しながらも、それに逆らわず素直に引かれてやる。
 竜王が片膝を付いてベッドに上がったところで勇者は突然、彼の首に腕を回して抱きつこうと
したが、はっと我に返って素早く身を引いた。
「あ……すみません……ッ……」
「お前──」
 その尋常ではない勇者の様子に、竜王は思い当たる節がひとつだけあった。
 勇者の肩を掴んで問いただす。
「その症状はいつからだ。いつから体がおかしいと感じた」
 竜王の言葉に、勇者が図星を指されたように目を見開いた。そして戸惑いの表情で答える。
「夕食を…食べ終わってから……割とすぐです……。急に不安になって……でも誰にも会いたく
なくて…………そうしたら、段々熱っぽくなってきて…………っ」
 竜王は思わず口に手を当てた。
 勇者は遣り場のない熱をその身に持て余しているが、それは魔物の精を受けたせいだ。
 早くに体内を洗浄したし、薬も塗布したから大丈夫だと思っていたのだが、量が量だけに早々
に吸収されてしまったのかもしれない。
 竜王自身は体感したことがないので判らないが、人間が一度でも魔に侵されると、例えそれを
心底憎んでいたとしても本格的に離れることは難しいという。一種の麻薬草みたいなものだ。
 だからこそ竜王は勇者を、無傷の状態でこの部屋へ丁重に迎えたかったのだが、部下の暴走が
それを台無しにしてしまった。そのことは勇者に対して本当に申し訳ないと思う。

55勇者虐めSS【14】※竜王×勇者:2004/10/03(日) 21:49
 だがその一方で──。
 魔物の目線から見ると今の勇者は、甘く濃厚な香りを張りのある表皮の下から漂わせている
熟れかけの果実のような……それが好物の者にとっては今すぐにでもかぶりつきたいと願って
しまう蠱惑的な匂いを、否でも醸し出している。
 魔に侵された後の者は皆そうだ。その匂いに誘われて、更に魔が集う。
 その者を目の当たりにした今、そのうぶ肌に鋭い犬歯を突き立てて豊潤な果汁にまみれながら
髄の髄まで食い散らかしてやりたくなるのが、竜王とて例外なく持ち合わせている魔の本能と
しては、正しい反応の仕方だ。──この場合は一体どうしたものか。
「……っどうしたら…いいんですか……?」
 竜王は対処のことで考え倦ねていたが、困惑した表情を浮かべて俯いている勇者の様子が
あまりに無防備だったこともあって、気が付いた時にはその剥き出しの頬に唇を寄せていた。
「…!!」
 突然の出来事に勇者が、ひくっと喉を鳴らす。
「……私ならお前の熱を解放してやれるぞ」
(その代わり、今後とも癖になってしまうが)
 と、竜王は胸の内で呟いた。一度でも魔に侵食されてしまったら後戻りはできない。効く薬
もないので傍にいて症状を軽くしてやるぐらいしか手立てがない。
 勇者は諸々の事情を知る由もなく、縋るような目をして間近から見上げてきた。
 既に潤み始めている綺麗な青色に見惚れ、久しぶりに魔物本来の欲求が鎌首をもたげた竜王は
頭の位置をずらすと気の赴くまま勇者の首筋を丁寧に舐め上げた。
「う…………ぁ……ァアッ」
「任せるか……?」
 片手を勇者の髪に差し入れて掻き混ぜながら、横から肌に吸い付き、舐め続ける。
 背筋を伝うゾクゾクとした感覚と捕食者に囚われた餌の気分を同時に味わい、勇者は喘いだ。
 竜王が恐ろしいのに逆らえない。
 もっと、もっと、と行為を強請るもう一人の自分が居る。
 体の奥底で、じわりと火が付いた。
「答えなければ終わりにする……お前はここに寝て、私は自室に帰る……それで終わりだ」
 出来ることならそれが一番良いのだが。竜王はまたも胸の内で思う。
 しかしその言葉を耳にした途端、勇者は必死ともいえる様子でかぶりを振った。
「嫌ですッ…そんな……一人にしないで下さい……っ」
 魔に侵されると、人間とはこうも切羽詰まるものなのか。
 竜王は興味半分で勇者の様子を観察しながらも、徐々にこの雰囲気に飲まれつつあった。
 顎に手を添えて勇者の頬を手で挟み、仰向かせると竜王は彼に尋ねた。
「では答えなさい。……お前は私にすべてを預けるか?」
 勇者は、熱に浮かされたような表情で小さく頷いた。
 それを見た魔物の王は、満足げに微笑みを浮かべると震えている勇者の唇に己のそれを重ねて
柔らかく吸った。
 それから耳元に口を寄せると耳朶をきゅ…と軽く噛んで、ひと言囁いた。
「了解した」

56名無しの勇者:2004/10/03(日) 21:50
今回はここまでです。次の投下分で終われるとイイナー(゚∀゚)
長いこと、スレを占拠してしまって申し訳ないです。
やっぱりDQ1のゃぉぃカポーってマイナーなんですかねぇ…。ショボン

それでは失礼致しました。

57名無しの勇者:2004/10/04(月) 22:15
>>50-55の続き、エロ描写込み。この投下分で完結です。
今回の話、実は本スレで見た
>籠の鳥になっちゃう勇者と手篭めにしちゃう竜王
をヒントにさせて頂きました。
勝手にお借りして申しわけ… ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン


◎オリジナル色満載なので一応、脳内設定を書いておきます。

勇者は世間知らず&(普段は)無邪気な人です。
楽天的なので、ご先祖様のことでプレッシャーを感じたことはナシ。
竜王倒しに行って来ーい!と言われて、ぶっちゃけ困ってます。
実家に帰ると姉2人+母に禿しくいじられる末っ子長男。
いじられる→ヽ(`Д´)ノウワァァン!!→ご飯与える→(*´∀`)ポワワ
→いじられる→ウワァァン!! の繰り返し。学習能力がないだけかも。

竜王は「ミイラ取りがミイラになる」を実地で体験する羽目になった
可哀想な人です。…人?
城中にハーブ園を造っていて、そこの雑草抜き等が毎日の日課。
部下の体調が悪い時には自ら調合したお薬で治してあげます。
多分、部下からは陰で「先生」とか呼ばれてハァハァ慕われてる。
地下はジメジメしていて嫌いなので城の上層部を綺麗にして住んでます。


それでは、以下11レスほど使用します↓↓↓↓

58勇者虐めSS【15】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:18
 勇者は広いベッドの上に座らされて、竜王がその背後に廻った。
 後ろから、ぎゅっと抱きしめられて鼓動が速まる。
 気恥ずかしさから俯くと、滑らかな項に接吻を落とされた。びっくりして身を竦ませるが顔を
上げることが出来ない。竜王の唇は首筋から耳の後ろまでを往復し、時おり強く吸い上げては
勇者の柔らかい肌に赤い印を付けていった。
 大きな手が上着のボタンに掛かり、一つ一つ外していく。その手がゆっくりと滑らせるように
勇者の肩から衣を落とすと、露わになった背中に優しい接吻が繰り返された。竜王は体の位置を
ずらすと、両手は肩から程良く筋肉の付いた腕へと撫でさするように降ろしていき、唇の隙間
から舌を少し出して背骨の浮き上がりを淫猥な動きでなぞった。
「はぁ、あ……!」
 全身を駆け巡ったざわめきに勇者が息を飲む。その反応に気を良くした竜王は片手を勇者の
胸に廻すと、探るように這わせた指で弾力のある乳首を捉えた。
 はじめは乳輪を羽のようにさわさわと撫で、次に乳首を爪の先で軽く弾いたり、擽ったり、
二本の指で捻るように摘まみ上げた。そのうちに乳首がぷくり、と勃ち上がってきたので
今度は尖頭を捏ねるように刺激してやると、頭上から泣きじゃくるような声がした。
 乳首を指で転がしながら勇者を背後から抱き直し、もう片方の手を下衣に滑り込ませた。
 下着の上から性器の形をなぞるように触ると、勇者がひっと喉を鳴らして嫌がるように腰を
もぞもぞと動かした。
「……ん…アッ……ゃだ…………ぁ!!!」
 勇者の脳裏に、地下牢で魔道士に弄ばれた時の感触がよみがえる。
 干涸らびて骨のようにも見える指がぬらぬらと液体を絡め、陰茎を虫のごとく這い回った。
 ──おぞましい。思い出しただけでも嘔吐感がこみ上げる。
 だが今は、竜王の温かい腕の中だ。下半身を占拠している節ばった大きな手は悪戯に刺激する
のではなく明らかに勇者から快感を引き出そうとしている。布地の上から散々なぞった後で竜王
が足の付け根を強めにさすると、それだけで勇者の下腹部に熱が集まった。
 片手で固くしこった乳首への愛撫を続けながら、もう片方を下着の中へ入れると、強い刺激を
待ちわびた陰茎が竜王の手を押し返した。
 茎を扱いて、それが次第に固さと熱を持ち始めると竜王は陰茎への刺激を放り出し、哀願する
ような勇者の声を無視してその下の睾丸をきゅっと握り込んだ。
「んんっ!」
 勇者の背がビクンとしなる。
 竜王は伸びをする猫のような仕草が気に入って、勇者の耳朶を甘く噛みながら「可愛いな」と
囁いてやったら、言われた本人は首まで真っ赤になった。愛撫しやすいように竜王がより背中に
密着すると、勇者は腰に押し付けられた熱い固まりを布越しに感じて溜息を洩らした。

59勇者虐めSS【16】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:18
 竜王は重く垂れるふくらみを揉み立てて射精を促すと、とろとろと先走りの液を垂らす陰茎に
再び手を掛けて扱いた。裏筋を強めに刺激してやると敏感な先端がぐっと質量を増した。
「あ…………ゃ……あぁっ!」
 喉の奥から掠れた声が上がり、竜王の手の中の物が熱く脈打ったと思ったら勇者は下着の中
に精を放っていた。呆気なく堕ちたな、と思いながらも最後の一滴まで搾り取るべく擦った。
勇者は刺激に耐え切れずに細く喘いだ。
 竜王は勇者の首筋に顔を埋めて肌を舐めると、そのまま体の前に廻って熱い吐息を漏らす唇に
唇を重ねた。深く接吻し、ねっとりと舌を絡め、強く吸い上げると勇者がくぐもった声を出す。
「ッ…………んぅ……」
 下唇を甘噛みしたまま少し引っ張って離してやると、血色の良かった唇は更に赤味を増して
艶やかに濡れ光っていた。それに誘われてまた、唇を寄せる。
 竜王の接吻に翻弄されているうちに、勇者はあっと思う間もなく裸にひん剥かれていた。
 唇を離して、目の前で何の躊躇いもなく衣を脱ぎ去る竜王の堂々たる裸体を見つめて、人間
とは違うその体つきに畏怖を覚えた。肌質も、人間のものより硬い感じがする。
「恐ろしいか」
 勇者の揺れる視線に気付いた竜王が静かに尋ねた。嘘をついても仕方ないのでこくりと頷く。
 竜王は勇者の体を引き寄せると、彼の頭を抱き込んで厚い胸板に押し付けた。
「私も、お前と同じ心臓を持つ者だ」
 ドラゴンは、スライムのような独自細胞を持った粘弾性生物でも、あやかしの術で呼び出した
死霊類でもないと竜王は強調する。人間もその根源を遡れば途中でドラゴンになるのだ。
 そう言われて、勇者はじっと耳を澄ませた。竜王の言う通りだ。硬い皮膚の向こうから鼓動が
とくん、とくん、と響いてくる。勇者はその脈動を耳と肌で感じて目を閉じた。
 しばらく経つと安心したのかすうっと体の緊張を解いた勇者の背を、あやすようにさすって
やって、いい香りのする髪に接吻すると竜王は続きをして良いか確認を取った。怖々ながらも
勇者が頷くと、竜王はベッドの上で胡座をかいて座り直した。そして勇者の腕を軽く引っ張って
己の元へ引き寄せた。
 されるがままになっていた勇者だったが、胡座をかいた竜王の膝の上に上半身を折るように
して乗せられると、ようやくその意味を理解して激しく動揺し、嫌だ嫌だと暴れ始めた。
 この、尻だけを外へ向けた体勢というのはまるで、お仕置きされる子供と同じではないか!
 脇腹に男の熱い猛りを感じ、羞恥で全身を赤く染めてバタバタと暴れる勇者を易々押さえ付け
ると竜王は、体を屈めて彼の肩を抱きしめた。
 これから行うことは、勇者の体を傷付けないためにも必要なことだから止めてやる気はない。
 それを伝えると、勇者は泣き入りそうな声で尚も「嫌だ」と口走っていたが、竜王が身を
起こして彼の尻の肉を掴み、外へ広げるように柔らかく揉みしだくと、徐々に強張っていた体
から力が抜けていった。

60勇者虐めSS【17】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:19
 手近なところでテーブルから軟膏の入った容器を取り上げると(まさかこんな時に役立つとは
調合した本人も思わなかった)、竜王は中身をたっぷりと指に取って尻の谷間に滑らせた。
 肛門を爪の先で傷付けないように注意しながら、内部にゆっくりと指を一本差し入れる。
 ある程度の粘度をもった物質は潤滑剤としての役割には少々足りないが、何も付けないよりは
遥かにいいだろう。そう考えた後でふと思い付いた案を実行したくなった竜王は、空いている手
を勇者の顔の方へと持って行くと、形の良い彼の顎に添えた。
 勇者の顎に添えられた手は、中指が唇の感触を確かめるように輪郭をなぞり、そのうち口腔に
侵入してきた。
「ふぁ…っ」
 突然のことに驚くが、長い指で口内を掻き回されて、先の尖った爪で口蓋や舌の付け根を軽く
刺激されると、堪らなく感じてしまう。
 無意識のうちに勇者はうごめく不埒な指を唇で捉え、舌を絡めると前後に顔を動かした。
 指の方もその動きに合わせて口の中をいやらしく出入りする。くちゅくちゅと唾液が音を立て
まるで男根をくわえて奉仕しているような気分になってきた。
 勇者本人は気付いているか判らないが、腰がくねるように動いて、後孔に入ったままの指を
奥へ奥へ誘っているようにも見える。竜王は口元に会心の笑みを浮かべると、更に軟膏を塗り
込めて後ろを弄る指を二本に増やした。
「は……ふ…っ」
 衝撃に喘ぎながらも竜王の中指に唾液を絡めて、指の股や他の指も舐め上げる。
 竜王が頃合いを見計らって勇者の口内から指を引き抜くと、舌が名残惜しげにその動きを
追った。その仕草に愛しさを感じて、竜王は勇者の背中にご褒美の接吻を落とした。

 勇者の<発作>を鎮めるための行為に、今や竜王も完全に溺れていた。

 やはり、魔が人間相手に冷静さを保って性行為に及ぼうなど、所詮は無駄な足掻きなのだ。
 性交渉を持った後では、勇者はいずれ竜王から完全に離れられなくなるが、今ここで行為を
止めて、清い空間で彼を長時間隔離することが出来ればまだ救いがあるかもしれない。
 その可能性があるから、王としての理性は先程から「留まれ」「一線を踏み越えるな」と
主張している。
 だが本能では勇者を支配したくて堪らない。
 たっぷり愛して、滅茶苦茶に犯してやりたい。
 下等なモンスターは人を目の前にすると家畜扱いして暴力を振るうが、高位の者はこれだと
決めた相手を愛し、長い時間を掛けて陥落させる。そして相手が死ぬまで一生離さない。
 今、竜王が狙いを定めたのはこの勇者だった。
 欲しい。
 欲しい。
 目的を果たした後できちんと解放してやるつもりだったが、気が変わった。解放する前に
自身を刻みつけてやろう。そうすれば、空に放った鳥もまた籠に戻ってくる。
 竜王は楽しげに嗤った。

61勇者虐めSS【18】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:20
 竜王は、枕を幾つか積み重ねた上に勇者を俯せに寝かせると足の間に割って入り、てらてらと
濡れ光る中指を勇者の後孔に差し入れた。中で軟膏と唾液が混ざり合って、蕩けるように内部の
熱い肉に馴染んでいく。
 指を三本に増やしてぐちゃぐちゃに掻き混ぜ、勇者の悲鳴が甘い喘ぎに変わったところで竜王
は猛々しく勃ち上がった己の陰茎にも軟膏を塗ると、熱を帯びた穴に押し入った。
「ああぁーっ!! あっ、あぁっ、ぁあぁっ!!!」
 勇者が高い声を上げ、シーツに爪を立てる。
 多少強引に狭い肉を押し拡げていくと、はじめは滑りが悪く引っ掛かるような動きだったが、
すぐ熱に溶けて、内壁との摩擦で液化したものがじゅくじゅくと音を立てた。
 腰をしっかり掴み、抉るように下からの突き上げを行う。勇者は肘で上半身を支えていたが
強烈な快感と動きの激しさに耐えかねて、腰だけを高く掲げた状態でベッドに突っ伏した。
 竜王は襞をめくる勢いで陰茎を引き抜き、勇者の体を仰向けにひっくり返すと彼の両足を抱え
上げて再び中へ分け入った。根元まで挿入すると噛み千切らんばかりに雄を締め付けられる。
 勇者の顔を見遣ると切なげに眉を顰めていた。両の瞼は固く閉じられているが、はっ、はっ、
と浅く呼吸を繰り返す唇は薄く開き、奥で舌が卑猥な動きを見せている。そんな勇者の表情を
楽しみながら強弱を付けて抜き差ししていると、勇者がうわ言のように呟いた。
「…………して」
「……何?」
「……もっと…、乱暴にして……っ」
 切羽詰まったような勇者の声を聞いて竜王は動きを止めた。そしてその言葉の意味を理解した
途端、かっと激昂した。
 勇者には、獣達に犯された時の感覚が今だに残っている。それはそうだ。あれから大して時間
が経っていないのだから。だが性交を嫌がるのならともかく、この様子だと、暴行された時と
同じことを竜王にもさせてあの時に覚えた不快極まりない感覚を快楽へと昇華しようとしている
ようだった。
 ──この竜王を利用しようとは、大したものだ。
 己が手に入れる前に手垢を付けられたような気分になり、竜王は勇者を犯した部下達に対して
激しい殺意を抱いた。とうに虐殺してしまったが、もっと嬲ってから殺してやるべきだったかも
しれない。爬虫類の目が、激情に駆られてぎらぎらと輝いた。
 竜王は頬を薄紅色に上気させている勇者の顔に両手を添え、強い力でぐいと挟んだ。
 思わぬ衝撃を感じて勇者の目が薄く開く。
「お前を抱いているのは私だ」
 利用するのは勝手だが、誰に抱かれているのかはっきり意識して貰わなければ。
 潤みきった目でとろん、と竜王を見つめる勇者の頬を何度か乱暴に叩き焦点を合わせさせる。
「判るか? お前の中に居るのはこの私だ。魔獣ではない」
 琥珀を思わせる色をした竜王の目を間近で覗き込んだ勇者は、その言葉を聞いて相手の言わん
としていることを悟ったようだった。見る見るうちに顔が泣きそうなまでに歪められる。
「…………はい」
「いい子だ」
 返事を受け取った竜王は勇者の手触りの良い前髪を掻き上げて、額に接吻を落とした。
 ──否、彼に八つ当たりをすべきではない。傷付いた者は徹底的に愛してやらなくては。

62勇者虐めSS【19】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:20
 竜王がゆっくり動くと途端に直腸がきゅっと締まり、自身に挿入されている雄の形をぎちぎち
に拡げられた入口と内壁ではっきりと感じ取ってしまった勇者は、顔を真っ赤にしながら腕を
伸ばして目の前に居る男の首にかじり付いた。
 竜王は尚も陰茎をゆっくりと抜き差ししながら、勇者の髪を優しく撫でた。
「今……私はお前を抱いている……」
「ん…、ふぅっ……」
「……私だけを見ていろ」
「…………はぃ…………ッ……あぁ…ァっ、あぁぁ!!」
 突然、激しく腰を突き入れてきた竜王の動きに翻弄されて、勇者はひと際高い声で鳴いた。
 先端にくびれのある熱い塊でもって腸壁をずるずると擦られ、我を忘れて喘ぐ。
 竜王も、うねるような動きで己を締め付ける勇者の内側を存分に味わった。
 射精せず固さを保ったままの陰茎をゆっくり引き抜いておいて、その先端で穴の入口を焦らす
ようにゆるりと撫で、今度は勢いよく中へ潜り込ませて何度か突き上げる。
 それを繰り返すうちに、陰茎が体外へ出て行こうとする動きだけで、勇者は「抜かないで」と
半狂乱になって懇願するようになった。
 少し身を離すと、二人の腹の間で勃ち上がった勇者の陰茎が体の動きに合わせてゆらゆら
揺れていたので、竜王はそれに手を掛けると緩やかに扱いて先走りの液を陰茎全体に塗り付け、
ぬめる亀頭は親指の腹でぐりぐりと刺激した。
「はぁ……くっ……!」
 体の中心から沸き起こった痺れるような快感を堪えるように勇者の顔が歪む。
 竜王は勇者の乱れた表情がもっと見たくなって、片手で敏感な先端を刺激し、もう片方の手の
ひら全体を使って茎と睾丸を交互に揉みほぐした。
 そうしておいて、腰の突き上げも断続的に行う。下から、斜めから、時には円を描くような
動きで執拗に肉壁を責めた。押し寄せる快楽の波に追い詰められた勇者は甘やかに喘いだ。
「ああっ!! あぁっああぁっ!!! あァ……ッ…はあっはぁっ」
 内と外を同時に刺激されて仰け反った勇者の喉元に、竜王は誘われるようにして唇を寄せると
首の付け根に鮮やかな花弁を散らせた。耳の後ろに舌を伸ばし、卑猥な動きで形をなぞってから
耳朶を甘噛みする。
 蕩けきった表情で善がっていた勇者は己の痴態に気付いて顔を隠そうとしたが、竜王はそれを
許さなかった。──こうも美しくいやらしいものを隠してしまってどうする。
「行くぞ」
 そろそろ限界が近いと悟った竜王は短く宣言すると、勇者の足を抱え上げ直して、己の分身を
ぐっと埋め込んだ。その衝撃に勇者が呻く。そのまま体を上に伸ばすと竜王は自分より小柄な
勇者の肩を腕の中に抱き込み、体を密着させると律動を開始した。

63勇者虐めSS【20】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:21
 肉で肉を抉られるような内壁の感覚も凄まじいが、鍛えられた腹筋に挟まれて擦られる形と
なっている性器への刺激も生半可ではない。先程、男の手で散々弄られ極限近くまで昴められた
ものの、二回目の射精までには至らなかった。早くこの熱を解放したくて堪らない。
 勇者は竜王の腰にしなやかな足を絡めると股間を相手の下腹部に擦り付けて、強請るような
動きで淫らに腰を振った。男もそれに応えて、熟れきった肉をより深く穿つ。穿った先に潜む
しこりを陰茎のくびれた部分で何度も掻き、勇者にも、そして自分自身にも快感を送り込んだ。
 二人の荒い息遣いと、皮膚同士がぶつかり合う音、結合部から聞こえてくる淫猥な水音……。
 部屋を支配する熱とそれらの音に煽られ、本能の赴くままに勇者と竜王は互いを貪った。
 先に、か細い悲鳴を上げて勇者が絶頂に達した。
 陰茎の先から精液が勢い良く飛び散り、己のだけではなく相手の腹をも白く汚した。
 達した快感から、勇者は内に取り込んでいるものをきゅうっと締め付ける。内側の狭い壁の
うねりによって陰茎の先端から根元までを搾り取るように刺激された竜王は唸り声を上げ、最後
の仕上げとばかりに腰を数回叩き付けると、体の奥へ向かって熱いほとばしりを幾度も放った。
「……ぁ……はァ…………」
 ビクビクと脈打つ雄と熱い飛沫を中に感じて、勇者が仰け反りながら満足そうに溜息をつく。
 緩く開かれたその口の端からは唾液が細く流れ出ており、汗や涙と混じって首筋を伝い、鎖骨
にまで垂れ落ちていた。
 一旦は身を起こしかけた竜王だったが、勇者の様子を視界に認めると花の蜜に誘われる蝶の
ごとく寄って行って、舌を出してそれを舐めた。一気に舐め取ろうとはせず、動物の親が子の体
を清める時の行動に似た動作で小刻みに舐め上げる。達したばかりで敏感になっている肌を這い
回る舌のざらりとした感触と擽ったさから勇者は身を捩った。
 鎖骨部分から開始して、徐々に首筋……顎……と這い上がっていった舌で口の端に残る唾液を
舐め取ると竜王は、ちゅ、という音を立てて勇者の柔らかな唇に接吻した。
 そこで、二人の視線が合った。
 呆けたような表情を浮かべて己を見上げる勇者の様子に、竜王は失笑を禁じ得ない。
「大丈夫か」
 男の言葉に、ぼうっと霞んだ目で視線を彷徨わせていた勇者はこくりと頷いた。
 竜王はもう一度、唇を重ね合わせてじっくり感触を味わうと最後に上唇を吸って、それから
唇を離した。
 そうして、勇者の後孔から自身をゆっくり抜く。
 散々擦られて赤くなっているであろう粘膜の襞は、名残惜しげに男のものに絡み付いてきたが
本来の排泄する機能の方が勝って、竜王の陰茎はごく自然な動きで外に排出された。
 竜王は勇者の上から退いて、弾けた白い飛沫を手近な布で拭き取ると、彼の脇に体を横たえて
弛緩し切った勇者を腕の中に抱き寄せた。勇者はおとなしく従い、子猫のように擦り寄る。
 互いの肌の熱を感じながら二人はぐったりと身を寄せ合った。

64勇者虐めSS【21】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:21
「貴方に酷いことをしてしまった」
 しばらくして、腕の中で勇者がぽつりと呟いた。
 体の疼きを鎮めるために竜王を利用したことを申し訳なく感じているらしい。
 我を忘れて淫靡な行為に没頭しているように見えたが、どこかで冷静に考えている部分も
あったようだ。
 竜王が何も言わないでいると、それを怒っているのだと勘違いした勇者は腕の中で所在なさげ
に身じろぎした。
「すみません……。謝って済むことではないですけど」
 竜王は短く息を吐いた。
 自分もつい冷静さを欠いて、勇者が弱っているところに付け入るような形でその体を抱いて
しまったのだ。それを責められるようなことはあっても、逆に謝られるとは思わなかった。
 しっかりしているのか、抜けているのか。この勇者は何となく掴み所がない。
「実は私がお前に処方した薬に発熱の原因となるものが入っていた、とか……そういうことは
考えないのか」
「あの薬が、そういう細工を施されたものだとは思いません」
「随分信用されたものだな」
 実際、何も細工などしていないのだが、いやにきっぱりと答える勇者に竜王は内心面食らう。
 勇者は勇者で、薬草のことには多少詳しい程度の(殆ど素人といって差し支えない)自分が
何の疑いもなく竜王の処方薬を口にしてきたことを今更ながらに怖いと思った。
 そして、今でもこの男を怪しいと疑うことができない自分もどうかしている。
 勇者は何かを逡巡するように目を伏せた。
「…………僕をこの城へと連れてきた理由を聞いても構いませんか」
 地下牢に閉じ込められた時はモンスター達に嬲り殺されるのだろうと思っていたが、竜王は
勇者の身柄をわざわざこの部屋に移して体の傷を癒し、数日ではあるが衣食住の世話もして
くれている。即、死に至らしめるようなことはしてこなさそうな竜王の真意が、逆に勇者には
掴めていなかった。
 竜王は「この状況で語らう内容ではないかもしれない」と苦笑混じりに前置いてから、真摯
な眼差しで勇者を見た。
「私を倒すために遣わされたという勇者と、話がしたいと思っていた」
「話……?」
「人間の王がお前に何を吹き込んで旅立たせたかは知らないが、私はアレフガルド諸共、人間を
滅ぼしたいと思っている訳ではない。
 私は生を愛し、それを育むことを歓びとしている。だから、お前を殺す気もないということを
まずは判って欲しい」
 勇者は竜王の言葉を聞いて、ぽかんと口を開いた。
「それじゃあ…、貴方は何を望んでいるんです?」
「魔物と人との共存だ」
 竜王はそう言うと勇者を抱いていた腕を放し、ベッドに片肘を付いた。

65勇者虐めSS【22】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:22
「その昔、魔物と人間が手を取り合って暮らしていた時代があった。だが今は──魔物と見れば
人間は寄ってたかって息の根を止めようとする」
「それは逆です。魔物が人を襲うから、人は身を守るために武器を取るのです」
 心外だと言わんばかりに否定した勇者を見て、
「…………こうやって、私とお前との間ですら考えが食い違ってしまう」
 と、竜王は寂しそうに微笑んだ。

 かつての地上は楽園だった。
 花は美しく咲き乱れ、果実は瑞々しく実り、大地には若々しい緑が芽吹いた。
 地上の生き物は等しく祝福を受けた存在であり、そこに暮らす人と魔は、契約を結ばなくても
友愛に満ちた関係を築いていた。ある日そこへ何者かがひびを入れたが、平和に慣れきった人間
と魔はそれに気が付かなかった。
 目立たない程小さかったひびは次第に大きくなり、彼らが気付く頃には取り返しが付かない程
深い傷が二者の間には広がっていた。
 地上の楽園には猜疑心が蔓延し、誰もが自分以外を信用しなくなった。敵味方関係なく弱者は
屠られ凶暴な性質の者だけが生き残り、現代まで繁殖を続けてきた。
 それらが今、互いに互いを食い尽くそうと画策している。
 半ば宿命づけられているような人と魔の争いに、竜王は辟易していた。
 早く終わりにしてしまいたい。
 時と共に大地は汚されて、毒に染まっていった。このまま人と魔が争いを続ければ植物どころ
か動物までもが滅びてしまう。愛する世界をむざむざ滅びへ向かわせる訳にはいかない。
 だが人間は、魔物の王の言葉など聞き入れないだろう。
 竜王は必要とした。己の意思を仲介してくれる者を。
 そこへ「ロトの子孫が竜王を討つ旅に出た」と知らせが入った。
 若き勇者、人々の希望の星。媒体にするには丁度いい。……そして、彼を攫った。

66勇者虐めSS【23】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:22
「……二種族の共存など太古の幻想に過ぎないのかもしれない。だが私はそれでもアレフガルド
を美しかった頃の姿に戻し、魔物達が怯えずに暮らせる場所を築きたいのだ」
「それで…僕に何をしろと……?」
 無謀ともいえるその願いを竜王が実現するにあたり、自分がまったくの無関係だとも思えずに
恐る恐る尋ねてきた勇者の唇を、竜王は指で何度かなぞった。
「勇者ロトの血を継ぐお前の言葉なら、人間の支配層を説得するとまではいかなくとも、影響を
与えるぐらいの力はあると思ったのだが」
「僕にそこまでの影響力があるとは思えませんが……」
「やってみなければ判らないだろう? 既に、ラダトームには私から公式に文書を送ってある。
そこに加えてお前からの口添えもあれば、和平に向けて新たな一歩が踏み出せるかもしれない」
 魔と人間が手を取り合う? そんなことが起こり得るのか。
「本当に──共存できる日がくると思いますか?」
「それもやってみなければ判らない。だが聞き入れられず戦争になったとしても、私には魔物達
を守って戦う覚悟が出来ている」
 毅然と言い放つ竜王の顔を直視できず、勇者は顔を半分シーツに埋めた。
 どうすればいい。この男の言葉を信じていいのか判断が付きかねる。
 混乱した様子で不安げに瞳を揺らす勇者の頬に手を添えると、竜王は正面から向き直った。
「覚悟は出来ているが、私も可能であれば戦争は避けたいのだ。お前を通じて平和を訴えたい。
どうかそれに応えては貰えないだろうか」
 そう言われても勇者には即答できなかった。何もかもが突拍子もない出来事だ。
 迷った挙げ句、答えが出ずに咄嗟に目を伏せた勇者を見て竜王はその頭を撫でた。
「現実味のない話だと混乱しているのだろう。それでもいい。お前は<勇者>だ。自分の信じる
道を行きなさい」
 こんな話をして悪かった、と言って竜王はその身を起こした。
 手早く衣を纏っていく彼を複雑な思いで見つめる。竜王は部屋を出て行く時に、
「三日後に解放してやろう」
 と言った。一瞬、何を言われたのか判らなかった。
 扉の閉まる音が室内に響いた途端、勇者はようやくその意味を理解してベッドから跳ね起きた。

 ──城から出して貰える。

67勇者虐めSS【24】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:23
 三日後、竜王は言葉通り勇者を解放した。
 それまでは共に食事を摂ったり、他愛もない会話を交わしたり、……夜はベッドの上や湯船の
中で散々鳴かされたりしたのだが、三日目の朝になって給仕係に差し出されたもの──攫われる
前に身に付けていた旅装束やら武器防具の類、それに道具袋──を見て、勇者は「本当に帰して
くれるのか」と驚きの表情を浮かべた。

 夜着から着慣れた装備に着替えていると、竜王が部屋に入ってきた。
「その格好を見るのは初めてだ。剣があると勇者らしく見えるな」
 軽口を叩かれて思わず苦笑が浮かんだ。今まで、どれ程頼りなく思われていたのだろう。
 竜王は<正装>を纏った勇者に近寄り、その顎に手を掛けると顔をくいっと仰向かせて静かに
接吻した。勇者も目を閉じておとなしく身を任せる。唇を離した後、二人は自然に抱き合った。
「……国王に、お話ししてみようと思います」
 思いもよらない言葉が勇者の口から飛び出たことに驚いて、竜王は思わず身を離した。
「どういうことだ?」
「あれから…ずっと考えてたんです。僕に出来ることは何なんだろう、って。確かにモンスター
の命を奪うことは容易いですけど、それじゃあ何の解決にもならない。思い切って武器を捨てる
ことが必要なんじゃないか、って……そう思ったんです」
 そこで言葉を切ると、勇者は照れたように小さく微笑んだ。
「皆が<勇者>を手本にしてくれるといいんですけど」
 それを見て、竜王も穏やかな笑みをその顔に浮かべた。
 運命の輪は廻りはじめた。
 和平交渉の余地を求める文書と勇者の口添えが、この問題に一石を投じるようなことになれば
きっと何かが変わるはずだ、と竜王は確信していた。焦らずじっくり時間を掛ければ平和への道
が必ず拓ける。それを信じてこれからも尽力するのが、自分の役目だ。
 この青年はあどけない風貌をしているが、ロトの血を引いているせいか、どこか他人を惹き
付けるものがある。彼の言動はアレフガルドの民にもいい影響を与えてくれるだろう。

68勇者虐めSS【25】※竜王×勇者:2004/10/04(月) 22:24
 竜王は勇者の手を取って、彼を部屋の出口へと先導した。
(本当に外に出られるんだ……)
 美しい紋様が彫られた重そうな樫の扉を目の前にして、勇者は唾をごくりと飲み込んだ。
 彼が部屋から出られないように開閉不可の術がかかっていた扉。
 その扉が今、竜王の呪文によって開く。
 緊張気味に扉を凝視している勇者の横で呪文を詠唱し終えた竜王は、扉の半分を押し開けると
勇者の背に手を添えて、外へ出るよう促した。
 勇者は詰めていた息を吐き出し、ゆっくり歩を進める。

 勇者が目の前を通り過ぎた時、竜王の顔にふと凄絶な笑みが浮かんだ。

 ──美しい鳥。必ず籠に帰って来い。
 戻った暁には、お前の風切り羽を切り取ってやろう。
 いつまでも、いつまでも。
 羽が生える度に切り落として、ずっと可愛がってあげよう。

 竜王自身も部屋の外へ出たところで、扉が二人の背後で重厚な音を立てて閉まった。
 背を向けていた勇者は、表に現れた魔物の気配に気付かなかった。



                               〜終〜

69名無しの勇者:2004/10/04(月) 22:25
以上で、すべて終了です。
読んで下さった皆様、どうも有難うございました。
ネタも尽きたことだし、そろそろ地下に潜ります。

それでは失礼致しました。

70名無しの勇者:2004/10/07(木) 01:33
あっ続き来てる〜と思ってスレッド開いたら・・・
エロキタ━━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!!!
ついでに勇者タンうしろうしろー!!!!!(((( ;゚Д゚)))
姐さんのお陰で竜王×勇者にどんどん転んでいきますYO!ハァハァ
>57の設定にハゲワロタ。ガーデニング竜王と天然?勇者萌え。
地下に潜られてしまうんですか・・・残念です。

71名無しの勇者:2004/10/12(火) 07:33
久々に覗いてみたら竜王×勇者キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
最初から一気に読ませていただきました。
本スレでの一連の流れからずっとくすぶっていた竜王×勇者を
こんな禿げ萌え小説で浄化することができて幸せです。
姐さんGJでした!

72名無しの勇者:2004/10/30(土) 17:19
姐さんの小説を胸に1プレイしてきます!

73名無しの勇者:2004/12/26(日) 01:15
竜王×勇者激萌えましたー(*^▽^*)普段はrom専だけど
興奮して書き込みです。また書いてください!

74sage:2005/01/09(日) 00:35
電車でいつでも竜王×勇者ですハァハァ
姐さんGJ!

75名無しの勇者:2005/01/09(日) 00:37
興奮しすぎて初歩的なミスorz
竜王の城に逝ってきます

76名無しの勇者:2007/05/11(金) 06:52:58

竜王×1勇 最萌ですYO

77名無しの勇者:2007/10/24(水) 00:08:55
竜王×1勇の話しを書いてる方の、ほかの話ってどこかにありませんかね。
たしか竜王曾孫×ローレとかもあったと思うんですが。

78名無しの勇者:2007/10/24(水) 08:03:36
おまえさん801板でもそんなこと聞いてなかったか

79名無しの勇者:2007/10/24(水) 20:13:58
確かサイトは閉鎖なさったはず。ショックだったんだから思い出させんなっつの。

80名無しの勇者:2007/10/25(木) 02:01:44
あ…、やっぱりさいですか。かなり好みの文章だったから物凄く残念。
せめてどこかに残っていれば、と思ったんですが、まぁしょうがないことですね。

81名無しの勇者:2007/10/26(金) 01:29:48
空気読めるようになろうな

82名無しの勇者:2016/12/02(金) 03:07:38
初めて書き込ませていただきます。
「竜王×勇者」の方の作品が素晴らしすぎて、今でも何度も読み返してます。
どこに書いたら作者の方に伝わるのか分からないのですが、
ここしかないと思うので、書かせていただきます。

作者様、Pixivとかサイトとかで御作品の再掲載とかしていただけませんでしょうか?
作品が素晴らしすぎて、サイト消滅以来ずっと喪失感にさいなまれています。
すごく感動したお話があったので、もう一度是非読ませたいただきたいのです。

完全に私信で、
スレ汚し失礼いたしました。


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