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アンチティファ板観察スレッド4 【おーぷんヲチ】 (

848おっきな、ななしさん:2018/10/25(木) 21:12:55
そして7年前の思い出に移ります。給水塔でのティファとの約束。この思い出はFF7序盤でティファに促される形で思い出すものです。本人を目の前にして「俺は英雄でも有名でもない。約束は……守れない」と発言することからも分かりますが、クラウドは約束を反故にしてしまうことに対しては、特に思うことはなさそうです。
 その理由は、繰り返しになりますが、クラウドが隠したかったのはソルジャーになれなかったということだからです。クラウドがティファとの約束で重要視したのは「クラウドが有名になって」という前提でした。「俺のことなんか嫌ってる」はずのティファに認めてもらうには、まず有名なソルジャーになる必要がある。約束を持ちかけられたことで、みんなの輪に入るためにソルジャーを目指すのは間違っていないと後押しされたように思ったのではないでしょうか。
 「ティファの想いによってうみだされた幻想」かもしれないと疑いながらも精神世界に給水塔の思い出を隠しているのは、セフィロスのような最高のソルジャーとして有名になると大見得を切った思い出だからです。
 最後に、5年前に帰郷したときの思い出を見ていきます。ソルジャーになれなかったクラウドは「はずかしくて……誰にも会いたくなかった……」ので、カームでは親友のソルジャー、ザックスの行動を自分のものとして語ります。本当のクラウドがセフィロスを倒していたことまで記憶から消してしまっていたのは、対等なソルジャーとしてセフィロスに声を掛けたザックスの行動と、クラウドの不意を突いた攻撃が矛盾するからでしょう。ソルジャーになれず、ピンチに陥ったティファを結局助けられないで見ていただけだったことも、恥と感じたのだと思います。

というわけで、ティファに焦がれていなかったという仮定で過去を振り返っても、何の問題もなく物語を追えることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
 ティファを好きだから守りたくてニブル山に着いて行って、守れなかったことを心に留めた。村を出る前にソルジャーになってその女の子を守る約束をした。勿論このように解釈することにも問題はありません。
 原作には心理描写が無く事象が存在するのみであり、キャラクターの行動をどのような文脈で読むかは自由です。作者の手から離れた以上、しかも作者が一人でない作品に矛盾なく読める文脈がいくつも有るとすれば、それはすべて"正しい解釈"です。
 例えば犬が水を飲んだという出来事があったとして、犬は喉が渇いていたと捉えるのも、水が好きな犬だと捉えるのも、受け手の思考、解釈が入っています。同じように、クラウドがティファに認められたかったという気持ちの起点を、ティファを好きだったからだと思うか、ティファに責められているような気がしていたからだと思うかは(あるいは他の理由も考えられるかもしれません)、全てがプレイヤーに委ねられているのです。

 公式というものがあるとすれば、物語のみがそれに値します。FF7は公式書籍が何冊も出ていますが、ゲームの制作に無関係のライターの解釈の入った文章は、言うなれば公式書籍の公式見解でしかありません。言いたいことわかるかな…
 自分と違う意見を持った人に攻撃したくなってしまう人は、人は自分の見たいように物を見る習性があることに自覚的であるとよいと思いますよ〜と最後に話がずれましたが今回はこの辺で!


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