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サブキャラのHシーンを勝手に考えるスレ

467おまけ そにょ111:2003/06/25(水) 23:20

 手を握ったつぐみさんは、俺の顔を見上げながら、にこにこと嬉しそうに微笑んでいる。
「……」
 なんとなく居心地の悪い気持ちになり、無言でリアカーを引っ張っていると、
「うふふー、ひょっとして彼方ちゃんたら、照れてるの?」
「…照れてない」
「ウ・ソ。本当は、照れてるんでしょうー?」
 人差し指で、俺の頬をふにふにと弄くりながら、可笑しそうに微笑むつぐみさん。
「照れてないったら」
「あら、やーん! 意地っ張りなところも可愛いわー!」
 つぐみさんは語尾にハートマークが付いてそうな口調で、ころころと笑った。

 一頻り笑ってから、つぐみさんは急に熱っぽい視線で俺を見据え、
「ねーえ、彼方ちゃん…」
「今度は何だ」
 つぐみさんは、ほんの少し言い淀んで、
「…襲っていい?」
「ゑ」
「襲いたいの…いいでしょ?」
 いつの間につぐみさんの腰がもじもじと揺すられて、呼吸も荒くなっている。
「いいわけあるかーっ!」
「だって、彼方ちゃんがいけないのよ? 彼方ちゃんがあんまり可愛くて、私をおかしくしちゃったんだものー」
「どういう理屈だ…とにかく、駄目」
「むー。…じゃあ、襲って」
 全身が脱力し、倒れ伏しそうになった。
「それならいいでしょう? 我ながら、いいアイデアだわー」
「よくないっ」
「どうして? 簡単よ、私を暗がりに引っ張り込んでー、帯を無理矢理ほどいてー、着物の裾をたくし上げてー、肌着を掻き分けて…あら、やーん♪」
「音符マークつけたって駄目っ!」

「ねーえ、いいじゃないのー」
 猫撫で声を出して甘えながら、しつこくおねだりするつぐみさん。
「駄目。俺はもう疲れてるから、今日は帰ったらすぐ風呂に入って寝る」
「ぶぅ」
 つぐみさんは可愛く唇を尖らせ、不満げに唸った。
「つまんなーい、つまんなーいー」
 つぐみさんは妙な節をつけて歌いながら、もがもがと駄々を捏ねている。
「ああ、もう」
 その仕草をちょっと可愛いと思いながら、つぐみさんを抱き寄せて、
「…ん」
 ほっぺたに、軽く口付けした。
「あっ」
 ぴたっとつぐみさんの身動きが止まり、見る見るうちに頬が赤らんでいく。
 照れ臭さを押し隠しながら、つぐみさんの手を引っ張る。
「今はこれだけ。ほら、帰ろう」
「…あ…うん」
 こくんと慎ましげに頷いて、歩き出すつぐみさん。


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