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サブキャラのHシーンを勝手に考えるスレ

396おまけ そにょ82:2003/06/12(木) 23:13

 獲物を取り合う野生動物さながらの気迫で睨み合う小夜里さんとつぐみさん。…どう転んでも、俺は食われるということだろーか。
「小夜里さん、彼方ちゃんを返しなさいよー。私、まだ満足してないんだからー」
「なに言ってるの、充分でしょう」
「そんなことないわ、一回でへろへろになっちゃう小夜里さんと違って、私はまだまだ燃え足りないのよー」
 つぐみさんはそう言うと、肉感的な肢体をぐっと突き出し、詰め寄ってきた。

「へ、へろへろになんかなってないわよ!」
「ふふん、どうかしらー? もういい歳なんだし、気持ちだけ若ぶって、体力が付いてこなかったら恥ずかしいわよー」
 つぐみさんの言葉に、小夜里さんのこめかみが引きつる。
「あ、あんた、いちいち歳のことを…っ! なによ、あたしと大して変わらないくせにっ!」
「おほほほ、お言葉ですけど、私には老舗旅館の女将として長年培ってきた体力があるものー。彼方ちゃんが求めてきてくれるのなら、何度でも好きなだけさせてあげるし、何でもしてあげちゃうわよー」
 もの凄く魅力的なことを呟きながら、艶めかしく腰を揺すってみせるつぐみさん。
「…っ」
 羞恥で顔を真っ赤にした小夜里さんは、ほんの少し言い淀んでから、
「あ、あたしだって、澄乃を育てながら店を切り盛りしてきた実績があるわ! あんただけの専売特許だと思わないでちょうだい!」

 いかん、二人とも完全に喧嘩腰になってる。
「あの、小夜里さん、つぐみさん、少し落ち着いて…」
「む〜」
 唸りながら、ギロリと俺を見据えたつぐみさんが、ふと瞳をまたたかせた。
「……。ねえ、いま思い出したんだけど、彼方ちゃんに私と小夜里さんのどっちが魅力的なのか、判断して貰うんだったわね」
「げっ」
 しまった、厄介なことを思い出されてしまった。
「そうね。すっかり忘れてたわ」

 小夜里さんとつぐみさんは、ちょこんと布団の上に正座して、二人揃ってにっこり微笑んだ。
「ねーえ、彼方ちゃん。それで、私と小夜里さん、どっちが良かったー?」
「あんた、もう少し控え目に訊きなさいよ」
「いいじゃないのー。ね、それで、どっち?」
 可愛らしく小首を傾げ、重ねて訊ねるつぐみさん。
「ゑ゛」
「ゑ゛、じゃなくて。どうなの、彼方くん?」
 小夜里さんも少し恥じらいながら、興味津々という表情で訊いてきた。

「え、ええと」
 そんなこと訊かれても、しているときは夢中だったから、どっちがより良かったかなんて分からない。取り敢えず、二人がもの凄く魅力的だということは確かだ。
「いや、その…小夜里さんもつぐみさんも、すごく良かったとしか…」
「あらあら、まー、嬉しいわ、彼方ちゃん。…でも、こういうときは素直に小夜里さんに引導を渡していいのよ」
 小夜里さんの瞳が、スッと細められる。
「ちょっと待ちなさい、つぐみ。それは、どういう意味?」
 つぐみさんは剥き出しの乳房を誇示するように、ぐいっと胸を張り、
「どうもこうもないわよー。スタイル抜群のお姉さんの方が、しなびたオバサンより素敵だったって、それだけのことよー」
 ゆさゆさと重そうに揺れる乳房を、小夜里さんは羨望と妬みの入り交じった視線で見つめ、
「くっ…! …か、彼方くん、つぐみの言う通りよ。親戚だからって遠慮せず、正直に言ってあげて。ぷくぷく太ったおっぱい女より、華奢でお淑やかな方が良かったって」
「んまー、んまー、んまー! 面白い冗談だわね、おほほほほっ!」
「ふふふふふ!」


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