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とりあえず4回やってみよう

226うみ:2010/06/02(水) 23:28:32
えとえと、先々週、先週のお題
めぐちゃんと一緒にお逢いしたサイトーさんから
お話預かってるので書き込みますー


「うう、私がバカなのは認めるけど〜」
「いいから祈っておきなさい!!アンタが高校に合格なんて、神頼みくらいしかもう方法がないんだから!」
そう言って神棚を必死に拝む母。
そこまでか、母。
もう少し娘の力を信頼しても……できないから神頼みなんだよね。
うう、どうしてこんなにバカなんだろう、私。
これでとりえの一つもあればマシなんだろうけど、何をやっても平均な私にとりえなんてない。
……どうせなら学力も平均ならよかったのに。
まぁ、藁にも縋る思いという奴だ。
私も真剣に神棚に頭を下げて……パンパカパ〜ンッ!!!と、いきなり頭上で音がした。
へ?何???
ヒラヒラと舞う、紙吹雪。
驚いて隣の母へと目を向ければ、まるで時間が止まっているかのように動きがなかった。
「え?何??何なの!!?」
思わずパニックになる私に、聞き覚えのない声がかけられる。
「オッメデトウございます!!あなたはめでたく第33代学園守護天使に当選しました〜☆」
「……は?」
いや、待って。
ちょっと待って、わけわかんない。
混乱する私に、謎の声はまったくなんにも気を配りはしない。
「というわけで力の継承です!あらよっと〜」
「あらよっとで継承される力って何!!?」
え、え、え、何この状況ー!!!
でも落ち着く暇なんてありはしな。
「というわけで、学園守護天使になった真理子さんは、この学園をスクールエンジェル☆マリリアンブリッジとして守護して下さいね〜!」
「ふざけんな!!何よそのネーミング!!?」
そんな恥ずかしい名前誰が名乗れるかー!!!
でも私の抗議はこの姿も見せない謎の声には届かない。
「んじゃ!!」
「ちゃんと説明しろやボケーッ!!!!!」
私の叫びも虚しく消えた、謎の声。
そしてひらひらと降ってくる入学書類。
……今すぐ破り捨てていい?
もう二度と神頼みなんて、するもんか。




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