バードは、李朝末期の朝鮮は「とにかく道が悪く、ほとんど貨幣制度もなく、
世界有数の汚く悪臭のする都市だ」と記している。
文明人なら目と鼻を覆いたくなるような、凄まじく貧しい状況だったのである。
しかし、韓国内での翻訳文書であるUniversity(韓国延世大学)1997年出版’
ではこの本の紹介文ですが、
「About this book
My all-time favorite Korean travel narrative.
An account of the journeys of an upper-class British woman through turn-of-the-century Korea.
She details her meetings with the King and Queen as well as her travels throughout the country.
A perfect companion for a trip in 'modern' Korea.」
見出しの部分だけでもこのように、お気に入りの韓国、近代的な韓国、
と事実ではない逆のことが書かれています。自国の過去の貧困、飢餓などのマイナスイメージを払拭抹消する為に、他人の旅行記までも改ざんしてしまうあきれる程の見栄と固執した執念。
おそらくこの旅行記だけでなく未開の韓国を忠実に描いている他の出版物も全て改ざんされてるものと思われます。