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七同志萌えを語るスレッド
51
:
琉蹴
:2011/02/24(木) 23:06:19
勝手に想像で書いてみました。
穏便かつ迅速に。
細作のようだな、と馬超は思った。
長い間山中を駆けたため、自分の位置を把握しきれていないが、おそらく長安の脇を抜けたところだろう。
あと一両日で天水に着く、と思った矢先。
「! 避けろ!」
前方から数百の矢。
選抜された兵だけあって急所は外したみたいだ。
「馬超様、前方から敵が!」
更に前から騎馬が駆けてくる。
「まさか…、見つかったか!」
「おぅらぁぁあ!」
槍を突き出されるがギリギリでかわす。
手を出してきたのは一騎のみ。
他は周りを囲んだだけだが、逆に不気味だ。
得物の槍は持ってきていないため、剣で相手の槍をいなし、反撃を加える。
かなりの剛の者だが、苛立ちで三合、四合と増えるたび大振りになっていくのがわかる。
「さすがは錦馬超よ。もうやめよ、楊丙。」
楊丙と呼ばれた男はまだ槍を突き出してくる。
馬超は槍をかわしながら、声の主を思い出した。
「その声は、成抗か!」
一瞬で剣を鞘に戻し、楊丙の槍を避け、つかむ。
馬超くらいしかできない芸当だろう。
「久しぶりだな、馬超よ。」
「おう、それよりこいつを止めてくれ。話がしたい。」
「隻腕なのでな。それは難しい。そのまま話そう。」
とりあえず長安軍ではないことに安堵するも、力の抜けない状態ではある。
「成抗、おぬしどうしてここに?」
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