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七同志萌えを語るスレッド

1真衣:2008/07/06(日) 11:48:19
七同志やその他オリジナルキャラの魅力を存分語るスレッドです。
三国志の登場人物は含めませんのでご注意ください。
自分について語っても構いませんが、自己陶酔はやめましょう(笑)。

2呂砲 ◆I9WFnCXgeU:2008/07/07(月) 01:05:10
「萌え」とはまた違うのでしょうが、私が「羨ましい。こんな風になりたい」と思うのは、親衛隊長・曹表です。
ろくに働きもせず遊んでばかりいるのに、クビにならないから(笑

3真衣:2008/07/07(月) 18:08:10
すみません。スレを作っておきながら書き込む時間がありませんでした(汗)。
子供とか家事とか主婦は色々忙しいんです(いいわけ)。

>>2呂砲殿
私が言うのもなんですが、何でも良いのでどんどん書き込んじゃってください。

町費について
最初の方の人が良さそうに見えて、実は性格が悪い所が好きでした(笑)。
黄金に光るまんじゅうとか、腹黒い面もおいしいです☆
でも、本格的にいいなと思ったのは、「親善団、東へ」の回からです。
自分が生き残るために、他のみんなを犠牲にしなきゃいけない。
それでも自分が軍団長である責任を持って生き残る事を第一に考える。
そんな心の葛藤が好きです。
それから廖衛との友情。
町費は漢朝復興を目指していて、廖衛は漢朝を憎んでいる。
そんな二人が思想を超えて一時でも友情に結ばれる。
最後の別れのシーンがとても印象的でした。
ってこれじゃ萌えじゃなくて好きなシーンの羅列か……。
とにかくそんな町費が好きです。

4呂砲 ◆I9WFnCXgeU:2008/07/08(火) 22:28:13
>真衣殿
町費が第三軍から離脱する際の廖衛とのやり取りですが、実はあれは、伏線のつもりだったのです。
郭図公則の叛乱に際し、「町費殿はおそらく、郭図公則側、というか朝廷側に回り、呂砲と対峙するだろう」という読みがありました。
で、その後起こるであろう涼軍と洛陽軍の決戦の場で、町廖両将を戦わせてやろう、と。
その前段階として、二人を和解させていたなら、二人の対決も余計盛り上がるだろう、と。
で、見事町費殿にうっちゃられた、と(笑
町費殿が洛陽側に回ったなら、その配下の士超が廖影や温寧と戦うという「副官対決」がありえたのですが、こちらは廖影殿の、やはり予想外だった「洛陽寝返り」のおかげで、少し違った形ながら実現できそうです。

5成抗:2008/07/11(金) 21:58:56
萌えじゃないかもしれませんが、いきなりあの人は今…のコーナーを
立ち上げてみます。

劉仁姫殿
 軍備不足深刻のころに登場した、軍政官としての町費殿を支える秘書官。
 比較してはいけないかもしれませんが、いわずもがなの温寧殿や策謀に
 生きる翻武殿と比べてもかなりまともと言うか女性らしいというか、
 いわゆる常識人。
 最近は登場していませんが、どこにいるのか気になります。
 町費殿も士長殿を連れて逃げるので精一杯の中、町費殿と一緒に
 洛陽にいたのであればとっくに郭図公則殿の手のものに囚われて
 いるでしょうし(さすがに、今回の暴動には参加してないと思いますが)
 第一軍にもどっているのなら、希代之殿の手が伸びていそうですね。

7大月氏の馬商人:2009/09/11(金) 17:29:09
ちょっと陸遜ネタを。

陸、伯言。
言わずとしれた、涼第三軍の軍師である。
もっとも、涼第三軍は現在は解体されているが。

郭図公則の反逆とその後の混乱によって、軍の再編が行われたためだ。
陸伯言もまた、第三軍軍師の任を解かれ、許昌において兵站を担う役に付いている。

彼の諱は、遜、と言う。

へりくだる、という意味を持つその字を、子に名付ける親などいない。
本名ではないのだ。


彼は、呉郡の四姓と呼ばれる名族に生まれた。
幼い頃より利発で秀才として知られ、一族を率いる外祖父・陸康をして、
彼がある限り陸家の未来は日輪の如くなり、と言わしめたほどだ。

その陸康は、伯言が4歳のころ、廬江郡の太守に任じられた。
黄穰を首魁とする賊が、江夏蛮と手を組んで、反乱を起こしたため、
これの鎮圧には、荊州において公明さで知られた陸康が適任、と見なされたのであろう。

実際、彼は見事にこれを平定した。
この平定戦において、腹心を必要とした陸康は、自分の一族の主な者を呼び寄せた。
その中には、伯言の姿もあった。

中原が乱れるようになると、その影響は廬江にも及んだが、
陸康の統治はすばらしく、太守府のある舒は平和そのものであった。
あの日までは。

8大月氏の馬商人:2009/09/11(金) 17:29:43
「これまでのようだな。」
太守府に重い空気が流れる。
長期に渡る攻撃により、城門はその機能をほとんど失っていた。
目の前にいる使者は、その攻撃を行った者から使わされている。
「降伏しよう。左将軍にそう伝えてくれ。」
使者は頷くと、拱手して去っていた。

左将軍とは、廬江の隣、九江郡寿春にいる袁術のこと。
そして今去っていった使者の名は呂範。城外の軍を率いる男の腹心、である。

陸康はそばにいた校尉に一言告げると、自室に戻った。
やがて、一人の少年がやってきた。

「太守様。議でございます。」
数日前に加冠されたばかりの少年は、名を議、と言った。
「そうかしこまるな。ここは私室だ。」
陸康は相好を崩した。
「すまないな。お前には苦労をさせてばかりだ。」
「とんでもありません。外祖父上の苦労に比べれば。」
実際、董卓が国璽を握って以降、陸康の苦労は絶えることがなかった。
「本来なら、お前の晴れ姿を見るのは、まだまだ先の話だったのだがな。」
たしかに、この少年の面持ちは、加冠にはまだ早すぎる年齢のものだ。
「外祖父上。私は以前から言っていたではありませんか。
 私はもう子供ではない、大人として扱って欲しい、と。
 私自身、常に望んでいたことですよ。」
「たわけ。お前は背伸びをしすぎだ。身の程をわきまえよ。」
「わきまえるのは分、ですよ。身の程は知るものです。
 それに、今は身の丈を知る、のほうが良いのでは?」
陸康の拳が少年の頭上に振り下ろされた。
「いたた……もうすこし手加減をお願いします。」

9大月氏の馬商人:2009/09/11(金) 17:29:59
「大人をからかうな。揚げ足を取るな。何度も言わせるな。」
「私も大人になったのでしょう?……ごめんなさい。」
もう一度振りかざされた拳を見て、少年は謝ることにしたようだ。
「陸家の男で満足に動けるのは私ぐらいしか残っておりません。
 ……城を落ちよ、とおっしゃられるのでしょう?」
「お前は頭が良すぎるな。時には阿呆になることも必要だぞ。」
「お説教なら先ほどの拳で十分でございます。」
陸康はもう一度殴ってやろうかと考えたが、あきらめたように言った。
「……ふう。分かっているなら話は早い。績と瑁を連れて呉へ帰れ。」
「他の方々はどうされるのですか?」
「儂とともに袁術に降る。重傷を負った者もいるのだ。やむを得んだろう。」
「しかし、許されますか?」
「わからん。しかし、逃げれば殺される。ならば、降るしかあるまい。」

その夜、密かに三人の少年が舒の城から落ち延びた。
翌日、陸康は降伏した。


その後の陸家を襲った運命は、相当に過酷な物だった。
当主たる陸康は翌月に病没。
一族は離散し、餓死するものまで出る有様だった。

呉郡に落ち延びた陸議達も例外ではなく、
陸康の子である陸績と、その母は人質として袁術の元に連れて行かれた。

連れて行ったのは、孫策。
廬江を攻撃した軍の、総大将であった男である。

10大月氏の馬商人:2009/09/11(金) 17:30:28
やがて孫策は袁術から自立し、抗争を始める様になる。
陸議は陸績を人質に取られている関係上、袁術側について孫策と戦っていた。
陸績も袁術に気に入られて、厚遇されているという事情もある。

しかしそれも長くは続かなかった。
袁術が孫策に破れたのである。


袁術降伏の報が届いた翌日、孫策の使者はやってきた。
「降れ。さもなくば殺す、か。」
いにしえの項羽になぞらえられる男は、その気性もよく似ている様だ。
「降ろう。討逆将軍に伝えてくれ。」
陸議にとって屈辱ではあったが、やむを得ない。
一族の運命が掛かっているのだ。


それから数年の歳月が過ぎた。
少年のそれであった陸議の顔も、幾分大人びた印象を与える様になっていた。
孫策に降ったとはいえ、陸議は出仕する気は毛頭なく、隠遁生活を送っていた。
陸家の、自分の運命をねじ曲げた男である。
自分をあれだけ可愛がってくれた外祖父もあの男に殺されたも同然なのだ。
許せるはずがなかった。

「客?」
「はい、ちりめん問屋の呂と申される方がいらっしゃってます。」
聞いたことが無い名だ。
「身なりのしっかりした方ですし、このようなお土産まで渡されまして。」
かなり上質のちりめんだ。
「まあ、今日は特に予定も無いし。あってみるか。瑁、通してくれ。」

11大月氏の馬商人:2009/09/11(金) 17:31:03

(殿下と陸議の会談中)

「おお、では来てくれるのか?」
「いいでしょう。孫策と戦われるのでしたら、私の力を貸して差し上げます。」
「お前、もしかしてとんでもなく自信過剰?」
「いけませんか?」
「まあいいけど。他にも似た様な奴いるし。」

「そういえば名前聞いていなかった。なんていうんだっけ?」
陸議はズッコケそうになるのを抑えた。
「私は……」
そう言いかけたところで頭に浮かんだのは、孫策の顔と、陸家のことである。
このまま自分が呂砲の元に向かえば、あの孫策の事である。
陸家を皆殺しにしかねない。

名を変える必要がある。
そう、私は孫策を倒さねばならない。
いつか。どんなことがあっても。

今の私は、孫策にへりくだった男。
いつか奴を倒し、誇りを取り戻してみせる。
そうだ。

12大月氏の馬商人:2009/09/11(金) 17:31:23
「……遜。」
「ん?」
「陸遜。それが私の名です。覚えておいてくださいよ。」
「分かった。これからよろしく頼むぞ。」
「はい。殿下。」

奴の名を自らの名とすれば、永遠に忘れることはない。
奴を滅ぼしたら、そのときは。


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