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ぶれますスレwwww

1名無しさん:2006/02/19(日) 01:21:42 ID:1eG5HblU
ごめんwwwwwwwww衝動的に立てちまったwwwwwwwwでも反省はしてないwwwwwwww
内藤スレに内藤でてこないからwwwwwwぶれますこっちでやってwwwwwww

375名無しさん:2007/09/06(木) 00:47:32 ID:6PZFGtt2
久しぶりに見たらなんという過疎り様!
この状態なら…
今度何か投下してみようかな…(腕の方はお察し下さい
…昔コテで投下して失敗したから匿名でw
完成したらまた来ますノシ

376コーヒープリン:2007/09/10(月) 11:52:38 ID:N1xht72U
またヤマチさんがSSスレに浮気した…OTL

377名無しさん:2007/09/17(月) 00:50:29 ID:aar7Y8oo
20■■年■月■日 ■■ヤ



気づかないうちに失ったものは、

取り戻したとき初めて、

「失っていた」と気づく。



お話を書いていて、

「楽しい」と感じたのは久しぶりだ。



自分は、こんな大切なことも忘れていたのか。



この感覚を

この旋律(リズム)を

再びココロに、刻みこめ。



そして、奏でよ。

人々の幸福を

美しき理想を

叶わない夢を

「物語」を。



これこそが

否。

これだけが

俺に許された

ヒトに作用し得る、唯一の「手段(チカラ)」なのだから。

378フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 00:51:53 ID:aar7Y8oo

―――アップタウン飛空庭発着場。

そこに、今しがたアクロポリスに到着した二人の少年少女がいる。

少女は初めて目にする首都の光景に、目を輝かせていた。


フィオ「うわ〜、ここがアップタウンかぁ」

ポロル「あぁ、綺麗な町だろ」

フィオ「うん!本当にありがとう、ポロル君」

ポロル「なーに。俺の飛空庭ならサウスからアクロまで、すぐだしな」

フィオ「飛空庭からの空の眺めも、すごく良かったよぉ〜」

ポロル「あはは、気に入ってもらえて何よりだ」


ポロル「……それに、約束したもんな」


フィオ「うん?」

ポロル「もしフィオの病気が治ったら、俺が世界中を案内してやるって」

フィオ「うん、ありがとう…。約束守ってくれて」

ポロル「………あぁ」

フィオ「……ポロル君。泣かないでよ」

ポロル「ご、ごめん…。

だけどフィオの病気が治って、本当に良かった…ぐすっ」



フィオは昔から病気だった。

家の外には、あまり出してはもらえず、

身体の調子のいい時は、たまに抜け出して、

俺たちと一緒に遊んだこともあったけど、

すぐに体調を崩して、倒れこんでしまうのだった。


あの時のフィオの表情は忘れられない。

フィオはみんなと遊びたかったんだ。

日の下で、風を受けながら、外でみんなと遊びたかったんだ。


…だけど、その心にフィオの身体がついていけなった。

やせ我慢するフィオを、むりやり止めたのは俺だった。

フィオは泣いていた。

私もみんなと“ぼうけん”したい……と。

379フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 00:52:59 ID:aar7Y8oo

フィオ「おまたせ〜、ポロル君」

ポロル「まったく…服選ぶだけに、どんだけ時間かけるんだよ」

フィオ「えへへ〜、ごめんね。

こんな綺麗な町で、可愛いお洋服見てまわるの、まるで夢みたいだから…」

ポロル「…………」

フィオ「…えっと、ごめん。怒ってる……よね?」

ポロル「………ぐすっ(涙」

フィオ「って、なんでまた泣いてるの!?」

ポロル「(ごしごし)…泣いてねーよ、バーカ!

店はまだまだ沢山あるんだ。とっとと次行くぞ!」

フィオ「え?えぇ?ポロル君、さっきまであんな嫌がっていたのに…」

ポロル「ほら、まだアクセサリーとか買ってないだろ。

好きなの幾らでも買ってやるから、選んで来いよ!」

フィオ「う、うん。ありがと…??」




…一年前、俺が生まれ故郷のサウスを旅立つとき、

イヤだと泣きつくフィオに対して、

『もしフィオの病気が治ったら、俺が世界中を案内してやる』

俺はそう約束したのだった。



そして一年。

俺は、立派な冒険者へと成長した。

旅立ってからも、たびたびフィオのとこには顔を出していたが、

フィオの病気はよくなる様子はなかった。


しかし、そんなある日。

フィオの病気が治ったと連絡があった。

初めは、この奇跡のような知らせを信じられなかった。


ところが、故郷に戻った俺が目にしたのは、

殺人的なスピードで、飛びついて来るフィオの姿だった。

……あれは死ぬかと思った。

380フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 00:56:41 ID:aar7Y8oo

ポロル「アップタウンは堪能したか?フィオ」

フィオ「うん、ゴメンね。たくさん買っちゃって……重くない?」

ポロル「フフフ…、既に両手に抱えた荷物が、山のように連なり、
前方の視界がさっぱりだが、フィオのためなら、俺は全然ヨユーだぜ(よろよろ)」

フィオ「…ポロル君、なんかヤケクソじゃない?」

ポロル「そんなことは……おっと!?」

フィオ「あ、荷物が!?」

バサバサバサ

フィオ「み、見ちゃダメーーー!?」

ポロル「……メイド服?」

フィオ「ち、違うの!それは露天の人が、是非にもって無理矢理…」

ポロル「フィオって意外と―――」

フィオ「ええい!フィオぱーんち!」

ポロル「ぐはっ(気絶)」


フィオ「………乙女には誰しも、知られちゃいけない秘密があると思うの」


―――30分後


ポロル「あれ?俺どうして、ベンチで寝てるんだ?」

フィオ「あ、やっと起きた?ポロル君、足滑らして転んだ時、

抱えていた荷物の下敷きになって、気を失っていたんだよ。てへ♪」

ポロル「うーん、俺がそのくらいで気を失うかなぁ…?」

フィオ「ほらほら、早く起きて!

荷物は庭に運んできたから、早く次の場所に行こうよ。GO!GO!」

ポロル「…フィオ、テンション高いな;

というか、なんか忘れている気がするんだよなぁ……?」

フィオ「ポロル君〜!先行っちゃうよ〜!」

ポロル「ま、フィオが楽しそうだから…いっか??」


―――そう、問題ない。

フィオが楽しそうにしている。

それだけで充分だ。


俺はこの冒険が、フィオにとって楽しいものであるよう祈った。

381フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 01:00:27 ID:aar7Y8oo

ポロル「ところでフィオは、不思議なこと好きかい?」

フィオ「え?好きだけど…どうしたの突然?」

ポロル「フフフ、ではこれから夢の国へ行こうか」

フィオ「あはは、何言ってるのポロル君?」

ポロル「………」

フィオ「……え?マジですか?」

ポロル「マジ」

フィオ「ええーーーっ!?」

ポロル「ほら、そこにタイニーがいるだろ?」

フィオ「あのぬいぐるみ?」

ポロル「そうそう。あいつに話しかけてみな」

フィオ「え?ぬいぐるみに話しかけるの?」

ポロル「まぁまぁ、やってみなって♪」

フィオ「えーと…??」


タイニー『不思議なこと好き?』


フィオ「わっ、ぬいぐるみが喋った!?」

ポロル「クスクス…♪」


タイニー『―――キミ、魔法少女にならないクマ?』


フィオ「ええーーー!?」

ポロル「って、セリフ違うだろ!?Σ( ̄□ ̄;)」

382フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 01:14:02 ID:aar7Y8oo

タイニー『いたた…。ポロル君のツッコミはいつも容赦ないクマ〜』

ポロル「で、なんで魔法少女探しなんてしてるんだ?」

フィオ「うぅ〜、これはダンプティー君との勝負なんだクマ」

ポロル「…勝負?」

タイニー「どちらがECOのマスコットとして
相応しいかを賭けて、勝負しているんだクマ〜!」

ポロル「…???」



―――話は2日ほど前にさかのぼる。

発端はいつもの、ダンプティーとタイニーの小競り合いだった。

どちらも自分こそが真のマスコットキャラだと譲らず、

二匹はとうとうケンカになってしまった。


そこに、颯爽と一人の男が現れた。

「マスコットキャラといえば魔法少女だ。よって…

より立派な魔法少女を育て上げた方が、真のECOのマスコットキャラとする!」

『わかったクマ〜!』

『よーし、負けないぜ!』

男は二匹の承諾を確認すると、高らかに宣言した。

「では―――ミッション・スタートだっ!!」

…こうしてタイニーとダンプティーの、新たな勝負が始まった。



タイニー『という訳なんだクマ〜』

フィオ「なるほど〜。そうだったのですか」

ポロル「…俺、その人知ってるかも(汗)」


フィオ「分かりました。私、魔法少女になります!」


タイニー『やったー♪』

ポロル「ええーっ!?そんなあっさり決めていいのか!?」

フィオ「だって、楽しそうだもの♪」

タイニー『じゃあ、ウィザード、シャーマン、ウァテス、ウォーロック…

この4つのスペルユーザー系の中から、好きな職業を選んで欲しいクマ』

フィオ「えーと、治癒系の魔法が使いたいんだけど…」

タイニー『それならウァテスがいいクマ〜』

フィオ「うん、じゃあソレになるよ♪」

タイニー『よーし!さっそくウァテスギルドのある光の聖堂に行くクマ〜♪』

フィオ「は〜い」

ポロル「……ま、別にいいか;」

383フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 01:25:09 ID:aar7Y8oo

タイニー『ここが光の聖堂クマ〜』

フィオ「うわ〜、真っ白でキレイだねぇ」

ポロル「転職には各ギルドマスターから、何かしら課題が出されるはずだよ」

フィオ「うん!頑張ってくるよ〜」

タイニー『いってらっしゃいクマ〜』

ポロル「……うーん、なんか心配だ」


―――3分後


フィオ「ダメだったよ〜(T-T)」

タイニー『ええーーっ!?』

ポロル「どんな課題だったんだ?」

フィオ「ううん、課題とかじゃなくて。私は『穢れてる』からダメだって…」

ポロル「穢れてる?」

タイニー『あー、なるほどクマ』

ポロル「どういう意味だ?」

タイニー『フィオちゃん…、もう誰かと“しちゃった”クマ?(-д-+)』

ポロル「そうなのっ!?(ガーン)」


フィオ「…うん////」


ポロル「俺が一年も旅に出ていたがばかりに、

フィオを、どこの馬の骨とも知れないヤツにぃ〜〜〜」

フィオ「…ポロル君と////」

ポロル「って、俺ですか!!?」

タイニー『それを忘れている方が、驚きクマ;』

ポロル「いやいや、待て。そんなはずは…??」

フィオ「ほら、忘れちゃった?昔、町外れの花畑で…」

ポロル「―――あ」

タイニー『思い出したクマ?』


ポロル「あ〜…はいはい、確かにしたねぇ―――“キスを”」


タイニー『コケッ☆』

フィオ「もう!声に出して言わないでよ。恥ずかしいなぁ////」

ポロル「…喜べタイニー。フィオは純潔だ」

タイニー『…間違いなくね』

フィオ「えーと、どういうこと???」

384フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 01:39:47 ID:aar7Y8oo
ポロル「話は戻るが…性的な意味でないとしたら、

じゃあ『穢れてる』ってどういう意味なんだろ?」

タイニー『フィオ、お風呂はいってるクマ〜?』

フィオ「入ってるもん!!(>_<)」

ポロル「フィオ、他に何か言われなかった?」


フィオ「えーとね。光の精霊に清めてもらえって」


ポロル「…まんま答えじゃん」

タイニー『…クマ〜』



というわけで、彼らは光の精霊に会いに行くことになりました。

ポロル「そうだ、フィオ」

フィオ「なーに?ポロル君」

ポロル「冒険に出る前に、いくつか薬を持っておけ」

フィオ「はーい」

ポロル「まず、これがヒールポーション。HPが減ってきた時に飲む」

フィオ「うん」

ポロル「次に、これがマルチコンディション。ステータス異常の時に飲む」

フィオ「うん」

ポロル「最後に、これがリザレクションポーション。戦闘不能の時に飲ませる」

フィオ「うん……って、え?飲ませるの?」

ポロル「自分が戦闘不能なのに、自分で飲めるわけ無いだろう?

だからこれは、相手に使うためのものだ」

フィオ「えっと…その…////」

ポロル「ん?まだ分からないことがあったか?」

フィオ「ポロル君、それって…どうやって飲ませるの?」

タイニー『口移しクマ〜』

フィオ「ふぇぇぇぇえええ!?////」

ポロル「……そういえば、本当にどうやって飲ませるんだろう?(汗」

385フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 01:50:17 ID:aar7Y8oo

―――東アクロニア海岸。

光の精霊へと向かう一行は、近寄ってくる魔物を、
ポロルが追い払いながら、進行していた。

ポロル「しっし、あっち行け。フィオに近づいたら容赦しねぇぞ。」

フィオ「ねー、ポロル君」

ポロル「ん〜?なんだ〜?」

フィオ「そんなに守ってくれなくても、私も戦えるよぉ」

ポロル「でもなぁ……」

フィオ「もぉ、私はもう病気じゃないんだから心配しないで!」

ポロル「いや、そういう意味じゃなく……」

フィオ「むしろ私だって戦ってみたい!とりゃー♪」

嬉々としてこん棒を手に、コケトリスに殴りかかるフィオ。

ドカ!バキ!ドス!

タイニー『おぉ、すごいクマ〜(・д・)y~~』

ポロル「あぁ…見事なやられっぷりだな||(;-_-)|||」

フィオ「ふえぇぇぇん!?。゜(>д<)゜。」

フィオはあっさりと返り討ちにあった。

タイニー『このへんの敵は、まだ初心者のフィオには厳しいクマ〜』

ポロル「だから、止めたのに…」

フィオ「面目ありません(T-T)」

386フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 01:54:15 ID:aar7Y8oo

ポロルは戦闘不能のフィオを前に悩んでいた。

ポロル「さて、どうしたものか…」

フィオ『どうしたも、こうしたも、リザポ使わないクマ?』

ポロル「いや、だって……女の子に口移しは////」

フィオ「えぇ!?////」

タイニー『男の同士の方が、悲惨だと思うクマ;』

ポロル「でも、うかうかしてると“復活の戦士”が来ちゃうしな」

フィオ「復活の戦士?」

ポロル「戦闘不能者をどこであろうと、30分以内で回収してしまう謎の戦士達だ」

タイニー『ECOの最大の謎クマ〜;』

フィオ「えーと、それって助かるんじゃないの?」

ポロル「でも、回収されちゃうと町まで逆戻りなんだよ(-。-;)」

タイニー『じゃあ、早くリザポ飲ませればいいクマ〜』

ポロル「でもぉ〜o(><;)(;><)o」


状況を理解したフィオは、意を決しポロルに言った。

フィオ「ポロル君、そういうことなら…私…」


ポロル「フィオ…いいのか?」

フィオ「うん…////」

ポロル「じゃあ、やるね…////」

タイニー『…なんか見てるこっちがドキドキしてきたクマ〜(〃д〃)』

ポロルはリザポを口に含むと、

そのままフィオの唇に、自分のそれを――――


ドドドドッ、ズシャァァアア!!

???「復活の戦士、ただいま参上!!!」


ポロル「ぶはっ!?」(←思わず噴出した)

フィオ「きゃあ!?」

タイニー『ポロル、汚いクマ〜;』

復活の戦士「そうだぞ。一度口に出したものを出すのは行儀が悪いぞ、少年」

ポロル「誰のせいだーーー!?

てか、なんで来るのこんな早いんだよ!?

あと、なんでお前の鎧、赤いんだよっ!?」

ポロルは、何故かカラーリングの赤い復活の騎士に激昂する。


復活の戦士「フフフ、私の名前は“赤い復活の戦士”!

赤いから回収するスピードも3倍だぜっ!!(-д-+)」


ポロル「…なんてハタ迷惑な;」

“赤い復活の戦士”「というわけで、10分たったので少女は回収させてもらうぜ!じゃあなっ!」

ポロル「なっ!?ちょっと待て!!」

フィオ「え?わ!?きゃああああぁぁぁぁ速いぃぃぃ〜〜〜〜……」

止める間もなく赤い騎士は、フィオを担いで行ってしまった。

フィオの悲鳴が遠のいていく中、ポロルは唖然とつぶやいた。


ポロル「まるで、赤い彗星――ッ」

タイニー『……そんなオチでいいクマ?』

387フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 02:03:53 ID:aar7Y8oo

ポロル「……ぜぃぜぃ、やっと着いたぁ;」

タイニー『なんか無駄に遠回りした気がするクマ;』


結局、あの後ポロルたちは一度アクロニアまで引き返し、

フィオを回収してから、再び光の精霊のもとへ向かったのだった。


フィオ「すみませーん。光の精霊さん、私を清めてくださーい」

光の精霊『あらあら、ご苦労様。

ウァテス転職希望の方ですね。私としても仲間が増えるのは歓迎です。

では、清めの儀式を始めましょうか』




ワシャワシャワシャ……

光の精霊『フィオさん、どこか痒いとこ無いですか〜?』

フィオ「はい〜、気持ちいいです〜♪」


ポロル「……清めの儀式って、シャンプーすることだったのか?(汗」

タイニー『やっぱりフィオはお風呂入ってなかったから“穢れてる”って断れたクマね〜』

フィオ「違うもん!ちゃんとお風呂は入ってたもん!Σ(>д<;)」


―――5分後


光の精霊『さて、冗談はこの辺にして清めの儀式を行ないましょうか♪』

ポロル「って、やっぱり違うのかよ!?」

フィオ「ふえぇぇぇっ!?」(←きれいサッパリ)

光の精霊『…だって、誰もツッコミいれてくださらないんですもの…(;_;)』

タイニー『ポロルの職務怠慢クマ〜』

ポロル「って、俺はツッコミ担当かよ!?」

388フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 02:04:54 ID:aar7Y8oo

ポロル「……ぜぃぜぃ、やっと着いたぁ;」

タイニー『なんか無駄に遠回りした気がするクマ;』


結局、あの後ポロルたちは一度アクロニアまで引き返し、

フィオを回収してから、再び光の精霊のもとへ向かったのだった。


フィオ「すみませーん。光の精霊さん、私を清めてくださーい」

光の精霊『あらあら、ご苦労様。

ウァテス転職希望の方ですね。私としても仲間が増えるのは歓迎です。

では、清めの儀式を始めましょうか』




ワシャワシャワシャ……

光の精霊『フィオさん、どこか痒いとこ無いですか〜?』

フィオ「はい〜、気持ちいいです〜♪」


ポロル「……清めの儀式って、シャンプーすることだったのか?(汗」

タイニー『やっぱりフィオはお風呂入ってなかったから“穢れてる”って断れたクマね〜』

フィオ「違うもん!ちゃんとお風呂は入ってたもん!Σ(>д<;)」


―――5分後


光の精霊『さて、冗談はこの辺にして清めの儀式を行ないましょうか♪』

ポロル「って、やっぱり違うのかよ!?」

フィオ「ふえぇぇぇっ!?」(←きれいサッパリ)

光の精霊『…だって、誰もツッコミいれてくださらないんですもの…(;_;)』

タイニー『ポロルの職務怠慢クマ〜』

ポロル「って、俺はツッコミ担当かよ!?」

389フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 02:15:54 ID:aar7Y8oo

そんなこんなでウァテス転職試験に合格したフィオ。

ついに彼女は魔法少女―――もといウァテスになる資格を得たのだ。


光の聖堂司祭「では、本当にウァテスに転職なさるのですね」

フィオ「はい!」

光の聖堂司祭「そうですか。では…」


“―――脱いでください。”



フィオ「あぁ!?ポロル君が司祭様をたこ殴りに!?」

タイニー『しかも無表情で、とても怖いクマ!?;』


【しばらく、おまちください】


フィオ「ポロル君、どぅどぅ〜」

ポロル「(ぜーぜー…)だいたい転職用の服着れば、脱ぐ必要ないだろうが!」

フィオ「へぇ、そんなのがあるんだ〜」

光の最高司祭「そんなの認めませぇぇぇええええん!!!!」


―――ドガッ!!!バキッ!!!


フィオ「あぁ!?司祭様がまた描写もはばかられる大変な状態に!!。゜(>д<)゜。」

ポロル「……まったく、なんでそんな脱がせたいんだか||(;-_-)|||」

タイニー『それは魔法少女の変身シーンには―――……ゴメンナサイ!!ゴメンナサイ!!ゴメンナサイ!!;;;』



もう日が暮れようかという頃、

ようやく聖堂からフィオたちは出てきた。

フィオ「なんか、すっかり遅くなっちゃったね^^;」

タイニー『もー、ポロルがフィオの着替えを覗こうとするから…』


ポロル「―――あぁ?(ギロリ)

何をいきなり意味不明なこと、ほざいてやがる。このクマ野郎(-_-メ)」


タイニー『いきなりマジギレですか!?Σ(;д;)!?

ポロルここ数時間で、急にガラが悪くなったクマ〜!?』

ポロル「誰のせいだよっ!!?」

390フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 02:17:29 ID:aar7Y8oo

転職に際し、これだけでは魔法少女らしくないとタイニーが言い出し、

では、それらしい衣装を用意しましょうと光の聖堂司祭が乗ってきた。


しかし、二人が持ってくる服は、

エロかったり、マニアックだったりで、

その度にポロルが、二人を殴り倒していたのだった。

そして、ようやく決まったフィオの衣装は――――


タイニー『でも、なんだかんだ言って、ポロルもまんざらじゃないクマ?www』

ポロル「んなわけねーだろ。スク水とかよりはマシだから許しただけだ!(>_<;)」

視線の先、そこにはウァテスの職服である

ゴスペルローブに身を包んだフィオの姿があった。


フィオ「な、なんか…こんなカワイイ服、初めてだから、恥ずかしいかも////」

タイニー『よく似合っているクマー。とても魔法少女らしいクマよ>w<b』

ポロル「たまには、そういう服着てみるのもいいんじゃねーの?」


恥ずかしそうにするフィオに、二人はそれぞれに感想をおくる。

それにフィオは、恥じるのではなく、照れることで返した。

それは小さいけれど、前向きな変化だった。

391フィオのぼうけん:2007/09/17(月) 02:27:34 ID:aar7Y8oo

フィオ「だけど、いいのかな?」

タイニー『何がクマ?』

フィオ「この服、Lv35って書いてあるんだけど……?^^;」

タイニー『(;・д・)』

タイニーは考えた。

そして答えた。

タイニー『そういう細かいことは気にしちゃ……めっ☆』

フィオ「ええーーー!?;;;」

タイニー『これでいいクマ(・д・)y~~』

フィオ「いいの!?本当にいいの!?。゜(>д<)゜。」


そこに割って入ったのは、救世主ポロルだった。

ポロル「何をうろたえている。自分のレベルを確認してみろ」

フィオ「え?―――あっ、いつのまにかLv35になってる!?」

ポロル「さっき俺が光の聖堂司祭を倒したときに、

PTを組んでいるフィオにも経験値がいったんだろうな。よかったなw」

タイニー『って、倒したクマーーー!!?Σ(´□`;)』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■魔法少女フィオ 第一回戦■

VS光の最高司祭

仲間ポロルの活躍により勝利

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


タイニー『しかも、何これ!?;』

ポロル「おめでとう、フィオ(o^-')b」(←実はもう疲れたのでヤケクソ)

フィオ「ポロル君のおかげだよ。ありがとう♪」

タイニー『(;´-`).。oO(いきなり上司をぶっ倒す魔法少女っていいのだろうか…)』



こうして迫り来る脅威(ヘンタイ)を退けた魔法少女フィオ!

だが彼女の戦いは、まだ始まったばかりだ。

世界の平和を取り戻すため、戦えフィオ!負けるなフィオ!

地球の未来はキミの手にかかっているのだからっ!!

――――続くっ!!!!




………かもしれない;

392ヤマチ:2007/09/17(月) 09:55:16 ID:aar7Y8oo

■あとがき


今回はリハビリと、「初心に還る」という意味も含め、

ノリと勢いだけで、ただ楽しいだけのお話にしてみました。


…教訓を含んだ悲劇なんていらない。

何故ならそんなものは現実にあふれているのだから。



さて、書いている自分は楽しかったですが、

読んでくれた人は、楽しめたでしょうか?

もし楽しいと感じてくれたのでしたら幸いです。


…だってそれは、自分のしたことが

ひと時でも、ヒトに影響を与えたと言うことなのですから。



いつか、読んだ人が

笑い、泣き、悩み、考え、

ドキドキしたり、ワクワクしたり、

思わず熱くなってしまったりしながら、

最後に感動のハッピーエンドで迎えられる

そんな「物語」を奏でたい。


その最後の時まで、どうかお付き合いくださいm(_ _ )m






These hands will never hold anything.

―――yet,

393コーヒープリン:2007/09/21(金) 11:24:47 ID:zIfU9LH.
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>377-392
ヤマチさんお帰り〜っ!
まだ読んでないので感想は29日にでも…。
ココに書くという事は当然エロい話なので期待大だよっ!
(勤務中はゆっくり読めないのです…orz)

394ヤマチの日記:2007/09/25(火) 06:44:28 ID:aar7Y8oo

○月×日(はれ) やまち


今まで戦闘描写は、近接戦闘が一番燃えるだろうと思っていた。

しかし、何だアレは。

光の柱とか、四色の竜巻とか、死神召還とか…

興奮のあまり鼻血がry



…ともあれ、

少し見ない間に、SUの魔法は随分と進化したものだ。

自分もあんな大魔法を乱発してみたいと思うが、

あのレベルまで上げることを考えると鬱になるので、

SSで発散しようと思う。

しかし、Wiki見てどんなスキルがあるのかは分かるが、

エフェクトとかは見れないものだろうか。

カッコ良さそうなスキルを見つけても、

どんな風に描写すればいいのか分からないものが多い。


ずっと謎なんだ…

ナイトのヴァルキリーって、一体どんなエフェクトなのかと(←超ネタスキル)

395芽依:2007/09/28(金) 15:07:05 ID:IAhWnPns
てすてす

396芽依:2007/09/28(金) 15:08:13 ID:IAhWnPns
おおおっ!自宅で書き込めた!!

ま、すぐに自宅サーバが復活してまたネカフェ行かないと出来なくなるんだけどね…orz

397芽依:2007/09/28(金) 15:16:06 ID:IAhWnPns
コーヒープリンさん>
んー、プロローグだけというか、超短編小説って感じで書いたんですが…、
プロローグだけに見えるんですか(ガックシ

――― って書いてるところは、裏人格って風に位置づけたんですよ。
後継者、と書いてるのはかつての自分のように効率を求めてほしい。
そんな風に書いたのですが、んー。やっぱり伝わりませんでしたか…w

うちの実体験というのは、>>354のところだけ。
後は…全てフィクションです!w

398芽依:2007/09/28(金) 15:22:51 ID:IAhWnPns
ヤマチさん>
リザレクトポーションは飲ませなくても宜しいのです。
瓶詰めの液体を相手にかけるだけで宜しいのです。

新しいネタが浮かんできませんか?(´ω`)
リザポを大量にかけるとか、怪しいリザポ(中身が白い)とか。

…すいません、さすがに自重します。。w

399コーヒープリン:2007/09/29(土) 10:43:01 ID:lhNA1a6s
>>397-398
そっちの意味かぁ…。
なんかECOって、のんびり,まったり,のほほん,ほんわか…みたいな
偏見(?)があって、どうもそっちの感覚で読んでしまうんだよ。
それなら、もう少し自分勝手な人間を増やした方が気分出たかも…?
なんか登場人物が真面目すぎて、そっちに想像がいかない…。

>>怪しいリザポ(中身が白い)
→それってザーメ…うわなにをするやめ(ry

400コーヒープリン:2007/09/29(土) 11:21:39 ID:lhNA1a6s
>>377-392
ヤマチさんのも読んだので感想〜♪

・エロくない(´・ω・`)
・重複投稿がある(>387-388)
・エロくない(´;ω;`)
・>377の「■■ヤ」って誰?
・エロくない(´TωT`)
・>386
  フィオ『どうしたも、こうしたも、リザポ使わないクマ?』
  →これはこれで萌える!
・エロく(ry

こんなトコか?
しかし全然エロくないな!
普段のヤマチさんなら、触手が出たりハーレムだったり強姦したりするのが
デフォだったのに、すっかり丸くなられて…。
まあ、これはこれで「ほんわか」する様な「くすぐったくなる」様な
雰囲気が良いんだけどね〜^^;
それにしても、昔から文章上手かったが
前にも増して文章が上手くなってないか…?

401芽依:2007/09/29(土) 12:49:57 ID:IAhWnPns
コーヒープリンさんエロが大好きなのね・・・www

402コーヒープリン:2007/09/29(土) 13:53:18 ID:lhNA1a6s
…もちろんだっ!(断言)
ブログ(?)でも、エ□ゲ大好き人間と
堂々と書き込んでいるくらいだからな!
(別の意味でオワッテルともいえるが…)
でも最初にこの流れを作ったのはヤマチさんだよ。(>70-71参照)
つまり最もエ□いのはヤマチさんなのだよっ!

403コーヒープリン:2007/09/29(土) 14:38:29 ID:lhNA1a6s
>26-29が最初だった…orz

404芽依:2007/09/29(土) 17:29:32 ID:IAhWnPns
読んでみました。
(*´ω`)うーん、えちいね。

そういえばSSを一つ考えついたのですが、ブレマスが出てない時点でここには投下出来ないような(ry

405ヤマチ:2007/09/29(土) 22:23:44 ID:aar7Y8oo

おぉ、なんか二人で盛り上がっているな^^

だが、誤解があるようだ。
ぶれますスレは内藤スレの派生でな、当時の内藤スレは【エロス100%】だったんだぞ?
最初の作品は、その流れを汲んでいるだけであって、

―――決して、俺がエロいということではないのだ!!(断言


やれやれコーヒープリンさんも芽衣さんも、
白いリザポとか、ザー○ンとか、
液体を相手にかけるとか、濡れ濡れで服が透けるとか、B地区とか、
更には、下の口からリザポを飲ませるとか…

―――まったく、なんてスケベーな会話をしているのかねっ!!!!
ママそんなえっちな子に育てた覚えはありませんよ、ぷんぷん。

406ヤマチ:2007/09/29(土) 22:25:48 ID:aar7Y8oo

まぁ、そんなわけで今は健全な小説書いてる。
強いて言うなら【燃え小説】…かな♪^^

ネコマタ空のイベントで登場した本が、この作品の舞台だ。

空と同様、
哀しい過去から目を逸らした主人公が、
それ故に、自分に関する記憶を封じたまま、本の世界に取り込まれてしまう。

自分の名前さえ思い出せぬまま、見ず知らずの世界に放り出されてしまった主人公。
そこで彼は【勇者】を名乗る【ソラ】という少女と出会う。

果たして彼は、魔王の脅威から世界を救えるのか。
そして…
――彼らは【自分】を取り戻すことが出来るのか。

イベントでは語られなかったネコマタ空の過去にも焦点をあてながら、
アクロニアの大地ではできなかったような【勇者の冒険】を描いていくつもり。

あぁ、書いているだけでもワクワクするwww(ダマレ;


…そんなわけで、
既に俺もブレマスがどうとかのレベルじゃなくなっているので、
芽衣さんも気にせずGOだ>w<b

407芽依:2007/09/30(日) 06:44:13 ID:5vDhtOVU
絶対喜んでますね☆(ゝω・)vキャピ
むしろ私がエロ会話するようになってヤマチさんもう鼻血だらだらな感じ?

408芽依:2007/09/30(日) 06:45:27 ID:5vDhtOVU
と言うわけで、…頑張って投下してみますか!

…しかし、、流れだけならあるんだけど、まだ手がつけられてないだk(ry

409芽依:2007/09/30(日) 07:35:11 ID:5vDhtOVU
>白いリザポとか、ザー○ンとか、液体を相手にかけるとか、濡れ濡れで服が透けるとか
ここまでは言った。それ以降は何も言ってないwwwそこまで妄想出来るとは流石ヤマチさんだ(*´ω`)

410芽依:2007/09/30(日) 08:09:55 ID:5vDhtOVU
仮題:とりあえずあの『最強タンク』は出そう

本題:アップタウン演習場にて

「っち、気づかれたか。」
そう言って背中のブースト光を点火させて、凄い勢いで走り去る…あ、消えた。
まぁとにかくブーストで逃げた男が居た。
彼はクローキングを駆使して裏道まで走り去る。
そして裏道に入ったと同時に息を整え、回りを確認する。
(追っ手は…居ないようだな。)
そう判断した彼は別の場所へ移動しようとする。
すると。
(!?)
鈍い音が聞こえた。刃物と刃物がぶつかり合う音。
しかもこの近くから聞こえてきた。
彼はクローキングをしてその音の正体を確認しにいった。

411芽依:2007/09/30(日) 08:11:45 ID:5vDhtOVU
そこには、一人のブースト闇を背負ったドミニオン族の男剣士と、
タイタニア族の女騎士が居た。
いや、男の方は『一人』と称すべきではないだろう。
しばらく隠れながら観戦していると、彼が寄りかかっていた家の壁に槍が突き刺さった。
(うぉぉぉ!?怖えぇぇ!)
内心そう思いつつも観戦していたが…、
男の方が二人に増えたのを見て流石にやばいと感じ、彼は脱兎の如くその場から離れた。

412芽依:2007/09/30(日) 08:13:51 ID:5vDhtOVU
しばらくクローキングを駆使してアップタウン演習場を駆け回っていると、彼は一人で走っているドミニオン族の男騎士を視認した。
もう一回クローキングを発動させ、後ろから忍び寄り…、
ガッッ!!
短剣の柄が騎士の頭にスムーズに入り、騎士はその場に倒れ込んだ。
(よし、一人撃破!)
「……おい、そこのアサシン。」
相手を完全にノックアウトしたと思っていた彼は驚いて振り向く。
「さっきの一撃、痛かったぞ。」
そう言って騎士は立ち上がり、彼の腕を片手槍で強打した。
「っ!!」
腕を強打されて短剣を落としてしまった彼は予備の短剣を引き抜こうとするが、
(体に力が入らねえ…!!)
「じゃあな。」
騎士は槍を自分の体の前で柄を両手で持ち、目を瞑った。
そして目を開けて、三連続の突きを放った。
―――スピアサイクロン。
体が動かず、為す術も無かった彼は騎士の三連突きに耐えきれず、
彼はその場に沈んだ。
「っくそ…!」
「はっはっはっ。さっきのお返し―――」
騎士が言葉を言い切る前に、横から現れたエミル族の女剣士に居合いで斬られて、
騎士もその場に沈んだ。
「…………俺としたことが、横からの気配に気づかなかったぜ……。」
「……まぁ、めげんな。」

End

413芽依:2007/09/30(日) 08:19:40 ID:5vDhtOVU
後書き
変な短編ですがまぁそこは気にしないでください(ぉぃ

ちなみにこれ、寝ている間に考えついたんです。
ある日寝ていたら天啓がひらめいたのです。
そー言うわけですぐ書き上がった(ぁ

うちはなんか文の区切りが上手くないんだよね。と言うのが今回書いての感想でした。
改善しようと頑張ってるけど、うーん。

ちなみにーですね。アサシンの彼については自キャラがモデルです。
騎士もそうですねぇ。タタラベのドミ♂をナイトに変えただけ。
あと、エミル剣士は私自身ですww百鬼哭はまだなので居合い…><;
っと言うか私自キャラモデルの小説しか書いてない!!w

まとまりがない後書きEnd

414ヤマチ:2007/09/30(日) 15:25:16 ID:aar7Y8oo
なんかどっかで覚えのある奴等が戦ってるし( ´∀`)

ラストの二人がいいね。
あぁ、あるある…って感じでw

あと文章の書き方は、たくさん本読むしかないと思う。
その上で、どんな風に書かれているか意識するといいよ。

俺も自分の文章に満足できなくて、
色々試しながら最近ようやく自分の書き方が見えてきた感じ。
まだまだ精進だ><;

>>407
これは鼻血ではない。ただの鼻水だ( ̄ii ̄)
だいたい芽衣さんは元から天然エロスだっry

415ヤマチ:2007/09/30(日) 23:36:51 ID:aar7Y8oo
スレが勢いに乗ってきたところで、
俺も今書いてるやつのプロトタイプを投稿しようかな。

構想練っているときに勢いで書いただけの代物だから、
実際のところ本編とは関係なくなりそうなワンシーン。

ただ、どんなの書こうとしているかの予告版みたいな感じで楽しんでくださいb

416ヤマチ:2007/09/30(日) 23:39:06 ID:aar7Y8oo

空には決して晴れることのない暗雲が立ち込めていた。

雪のように降り注ぐ瘴気が、ただ静かにしんしんと世界を壊していく。

「…これが、お前の絶望か」

大きな戦いがあったのか、建造物はことごとく破壊され瓦礫と化し、

動物はおろか草一つ、苔一つの生命の気配さえ全く感じられない死の世界。

「だけど、もう大丈夫だ」

俺は腕の中で、涙を流し続ける少女に笑いかける。

彼女が安心できるように。

彼女が大丈夫なのだと信じられるように。

「だからもう、こんな哀しい世界でひとりで泣き続けることなんて…」

彼女がもう一度、大好きだったあの笑顔を取り戻せるように。

「―――ないんだっ!!」



灰色の世界の中、ふと視界の隅に灰色以外の色彩を見る。

それは一輪の色鮮やかな花だった。

この瘴気の降り積もる中、瓦礫の影に一輪の花が咲いていた。



「レヴァンテイン!!」

呼応するように顕現したのは黄金の炎の剣。

勇者ソラの愛剣にして、我が信念と正義の剣。

「…見せてやるよ、ソラ。

どんなに傷ついたって、どんなに壊れたって、…それでも輝いている世界を!!」

その剣の炎は、この【哀しいままに止まってしまった世界】を否定し、

全て燃やし尽くさんと光を放つ。



…そうだ、世界は強い。

こんなになるまで滅んでしまったとしても、

何度だって…

どんなに時間がかかったって…

―――必ず再生を果たす!

それを……その“取り戻された世界”を自分はよく知っているじゃないか。

「だから一緒に帰るぞ!―――現実へ!!」

417ヤマチ:2007/09/30(日) 23:40:26 ID:aar7Y8oo

…そうか、同じなんだ。

俺もソラも、現実を恐れるが故に、

記憶を封じたまま、この本の世界に囚われてしまっていた。

「だけど、俺はもう恐れない」

哀しい思い出も…

苦しかった過去も…

弱い自分も…

全て含めて自分なのだと受け入れられる。

その上で、もっと強くなろうと……そう思えるのだから!!

「我が名はHE。力を求め、力に溺れ、力を過ちし者だ」

…過去を思えば、今も心が軋みをあげる。

だけど―――

「されど―――

その過去ゆえに、真に力を正しく在るようにと望む者だっ!!!」


【PCネーム:HE...認証確認】


―――炎上。

担い手の増加した魔力量に応えるように、レヴァンテインが勢い良く炎を吹き上げる。

炎が一瞬ヒィの姿を呑み込む。

だがその炎は、すぐさま“黒い何か”によって打ち払われる。

…それは漆黒の翼だった。

そして、その翼はヒィの背から生えていた。

PCデータが彼の姿を上書きしていく。

髪は茶色から深い黒へ。

瞳には鮮血のような赤光が灯される。


しかと見よ!

これこそが彼の罪の証にして、彼の真名『HE』の姿だ!!


「穿てよ、炎の魔剣レヴァンテイン!!」

“最凶”と謳われたHEの力が、今こそ真価を発揮すべき時と完全解放される。

黄金の剣は、その桁外れの熱量に発光現象を起こし、世界を眩く照らし、

そして振り上げられた閃光が、世界を覆う暗闇を穿つ。


「知るがいい、哀しみの世界よ。

我が炎はどんな暗雲も切り裂き、天の空に届くものだと―――ッ!!!」

418コーヒープリン:2007/10/01(月) 14:57:49 ID:s3/rP15k

     ( ゚д゚ )

…しばらくお待ち下さい…

419芽依:2007/10/01(月) 16:01:42 ID:YrWMYIDo


 Now Loading....

420ヤマチ:2007/10/01(月) 22:04:09 ID:aar7Y8oo


“現在、データを呼び出しています”
“メモリカードを抜き差ししないで―――ぁんっ、動かしちゃらめぇっ”

421コーヒープリン:2007/10/02(火) 14:34:33 ID:iAH3OoFw

   ― 冒険の書が消えてしまいました(AA略) ―

422ヤマチ:2007/10/02(火) 19:44:04 ID:aar7Y8oo

はじめまして!
ポケット モンスターの せかいへ
ようこそ!

わたしの なまえは オーキド
みんなからは ポケモン はかせと(ry

423コーヒープリン:2007/10/04(木) 14:30:50 ID:yIxvzDj.
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>422
いい年になって自称ポケモン博士とか世間的に恥ずかしすぎるぞっ!

424ヤマチ:2007/10/05(金) 11:02:46 ID:aar7Y8oo
>>423
き、貴様!!みんなのオーキド博士に泣いて謝れっ!!!;;;;


…ところで全然関係ないが『火星ロボ大決戦』という漫画を買った。

これほど素晴らしい本がこの世にあるのかと感動した。
自分的に『終わりのクロニクル』以来の超傑作だと思う。

あまりに感動したので、ここでネタをひとつ紹介しよう。
…著作権とか細かいことは気にするな!;



―――ザザッ 

ペンギンコマンド(以下ペンコマ)A「ここは我らにお任せを!」
ペンコマB「こんなヤツら、司令官が相手にするまでもありませんぜ」
ペンギン帝国司令官♀(エロ担当)「チャーリー!スティーブ!」

ペンコマA「ククク、そういうわけだ覚悟しなよ」
主人公(鬼畜ヘンタイ)「お前たち家族はいるのだろ?ムダに命を散らすな」
ペンコマB「なんだと!?」

ペンコマA「き、貴様!情けをかけるつもりか!!」
ペンコマB「オレたちを生かしておけば、この先もお前をつけ狙うぜ」
主人公「好きにすればいい。その時は相手になってやる。……さらばだ」

歩き去る主人公。

ペンコマA「…なんて器のデカさだ」
ペンコマB「…完敗だな、我々の」
司令官♀(ちなみに巨乳)「―――戦わんかバカモノ!!!(怒」



―――あぁ、俺は今、猛烈に感動している!!(黙レ;
この王道的展開を裏切るように配置されたギャグと、ムダに大量に盛り込まれたエロス。
色々ギリギリな本なので、あまり表立って紹介されないが、
間違いなく名作と呼ばれる部類の書物だろう。…そう、ハリポタ並に!!www

こういう名作に出会うと創作意欲を刺激されるね。
自分はまだまだだと思う一方で、人はここまで至れるものなのかと思い知らされる。

…短くて軽いの書こうかと画策中の今日この頃でしたm(_ _)m

425コーヒープリン:2007/10/14(日) 09:33:32 ID:BojX/r26
どこから探してくるの、そんな漫画??

426ヤマチ:2007/10/14(日) 13:27:40 ID:aar7Y8oo
>>425
本屋の売れて無さそうなコーナーから稀にドロップT△Tb

427ヤマチ:2007/10/14(日) 13:29:35 ID:aar7Y8oo

いいかね、諸君。

私はこれから独り言をいう。

・・・そうだ『独り言』だ。


だからこれは、

誰かに聞いて欲しい言葉でもなく、

誰かに宛てた言葉でもない。


そうだ。つまり返事やコメントはいらない・・・・・・むしろ、してはいけない。

なぜならこれは、私の無意味な自己満足に過ぎないからだ。


そういうわけで、理解してくれたかね諸君?

ではこれより、独り言を開始することを宣言する――――っ!!!



え〜と・・・・拝啓。お元気ですか?

僕は元気です・・・・まる

このたび僕は、理学療法士(セラピスト)の学校に合格したことを、

ご報告申し上げます・・・・まる


筆記がボロボロでしたので、きっと面接を評価されたのでしょう・・・・ぶぃ♪

う〜んと、他には・・・・・あ、最近はニボシより酢こんぶにハマっていm【独り言タイム終了】

428コーヒープリン:2007/10/14(日) 14:53:28 ID:BojX/r26
…前レスにはコメントしてはいけないらしい。

    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>426
昔は書店・古本屋とか回ってたけど、社会人になってからは
わざわざ探す事はないなぁ…。
価格より探す時間の方が勿体無く感じてしまう。
学生の頃は時間があって金が無い。
社会人になって時間が無いが金は…あんまり無いなorz…。

429ヤマチ:2008/05/01(木) 22:13:12 ID:aar7Y8oo
あー、あー、マイクテスト。

430ヤマチ:2008/05/01(木) 22:18:18 ID:aar7Y8oo

えーと、ご無沙汰してます。
ヤマチです。

最後の書き込みから、半年か・・・。

もう誰も見ていないだろうけど、ここは俺にとって、
始まりにして、終わりの場所だから。

だから・・・、
もう一度始める時も、“ここから”って決めていたんだ。


EMIL
CHRONICLE
OTHERS

第一章
≪森の幽霊と、壊れた機械兵器≫

―――公開開始。



それは、叶わなかった夢。
・・・実現し得なかった理想。
・・・そして、届かなかった願い。

―――“Others”

さぁ、在りえなかった結末を探しに行こう。


http://yamachi.xxx(この×を合計8つ並べて;).jp/

431ヤマチ:2008/05/02(金) 10:30:25 ID:aar7Y8oo
sage忘れた自分の迂闊さにもショックを受けたが、
自分のURLが禁止ワードに引っかかることが、もっとショックだった。
・・・・連続で同じ文字使えないのは、何とかならないものか(;´Д`)

URL訂正版(スペースを削除してご利用ください。)
ttp://yamachi.xxxx xxxx.jp/

432コーヒープリン:2008/05/02(金) 17:49:08 ID:UT3ZPaSU
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>429-431
…生きてたのかよっ!?

433ヤマチ:2008/05/02(金) 19:57:02 ID:aar7Y8oo
ラピ○タは滅びぬ!何度でも蘇るさ!(byムスカ

第三幕更新〜。
BGM多用しすぎて、ページ表示が重いと、
後悔している今日この頃・・・。

434コーヒープリン:2008/05/03(土) 12:04:46 ID:9WRLdVRU
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>433
…全部読んだぞっ!
感想は…
①エ□がない。
②リンク先や隠しページ(?)にもエ□がない…。
③ページを丸々反転させても、エ□専用ページへの隠しリンクがない…orz

結論:全力でアイちゃんのエ□SS(当然エ□CGも^^;)を作る作業に取り組む事、以上!

まあ…それは置いといて…。
結構、ホームページも上手く出来てると思うよ。
絵も別に下手って訳でもないしね。
というか、今までがSSばかりだったので文章より絵の方が気になってしまう俺…^^;
まだSSは短いけど、始まったばかりだし…それはこれから期待しておこう!
(自分は読むだけなのに、何故か偉そうな俺…^^;)

あと正直に言いなさい!
カウンター付いてたけど、どれくらいヤマチ本人が含まれているのかを…(笑)

435コーヒープリン:2008/05/03(土) 12:15:57 ID:9WRLdVRU
…気付いたら日記帳増えてるな。
ヤマチが現在進行形でHPいじってるな〜…^^;

>ヤマチのホームページ(仮)
>★
>≪メニュー≫  作品  日記帳  リンク  
あと★の所に、一瞬隠しリンクがあった様な…すぐに消えたけど…。
…まさかエ□専用かっ!?

436ヤマチ:2008/05/03(土) 12:37:33 ID:aar7Y8oo
実は作成途中のHPは以前からアップロードしていて、
一部の人間は以前から出入りしていたんだ。
たしか公開初日で300チョイは回っていたから、
実際にはそんな人は来てないんだよ(>_<)

あと管理者はカウンター回らないようにしているのだけど、
気まぐれに反応する時がある。
急に回ったらたぶん、
カウンターの不具合中に、俺が作業しているだけだろね(苦笑

ちなみに例の隠しリンクも、カウンターの不具合だ。
広告のリンクがタイトルの方まで侵食してきてギャー!?・・・・ってね^^;
急遽、カウンターを一番下に叩き落して問題解決b

437ヤマチ:2008/05/03(土) 12:55:09 ID:aar7Y8oo
しかし、読んで感想言ってくれる人がいてくれるのは嬉しいものだな。
今回もだけど、今までもサンキューな。俺みたいなバカに付き合ってくれて。

今回のホームページは、
文章も絵も“半人前”の俺だが、
二つ合わせれば“一人前”だろうという、小学生的な発想で作ってみた。
GW中はバリバリ更新するので、楽しみにしていてくれw

追記:エ□は第一章終わってから(←はじめからやる気だった人

438コーヒープリン:2008/05/03(土) 13:01:40 ID:9WRLdVRU
>GW中はバリバリ更新するので、楽しみにしていてくれw

…すまん。
俺、GW中は明日から会社休みだよ…つか今日はサービス残業してるだけ…orz
(自宅はネット繋いでないので、俺がレスしている時は会社にいる証拠^^;)

439ヤマチ:2008/05/03(土) 13:36:21 ID:aar7Y8oo
会社でこんなページ覗きに来てるのか(汗
・・・・3割尊敬したけど。

440コーヒープリン:2008/05/03(土) 13:43:24 ID:9WRLdVRU
逆にいうと、こんなトコでこんな事してるから定時に仕事が終わらなくて
今日わざわざ会社に来ているともいえるのだが…。
…それでも尊敬できるか?(笑)

441ヤマチ:2008/05/03(土) 14:14:14 ID:aar7Y8oo
だからこその“3割”。
仕事が終わらぬことを承知で尚、遊びを貫いたということだ。
その自分の選択は誇れるものだよ。・・・・真似はしないが(酷

442コーヒープリン:2008/05/03(土) 14:56:12 ID:9WRLdVRU
…真似しないのかよっ!?
まあ真似されても困るけど…。
(どっちなんだよ!?)

本音言えば、家でネット繋げると金が勿体無いから会社で見てるだけだしな…。
貧乏人は色々と大変なんだよ…orz

443ヤマチ:2008/05/05(月) 14:47:43 ID:aar7Y8oo
コーヒープリンさんに言われて、
「そっか〜エ□そんなに好きか〜」・・・と、
試しにエ□書いてみた。

カウンターが急に回りだして、驚いた。


そんなにエ□が好きか、てめぇらああああ!!?

と言いつつ、エ□絵が面白くて、
本編そっちのけで、エ□描いている自分がいる。

そんなにエ□好きか、オレええええ!!?

444コーヒープリン:2008/05/07(水) 17:56:10 ID:HfNzmrHU
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>443
エ□を書くだけだけで、カウンターが1,000増えたんだ!
ヤマチの需要は…言わなくても分かるだろ?

445ヤマチ:2008/05/08(木) 00:28:21 ID:aar7Y8oo
エ□万歳〜。
ということで、開き直って新章突入!
もうダメだ、俺orz

446コーヒープリン:2008/05/08(木) 15:07:58 ID:igwZe4Og
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>445
やっぱ人が見られると嬉しいからなぁ〜…。
別に恥ずかしがる事もないと思うぞ!

…もし俺のブログもどき(?)にカウンターとかがあったら
俺自身を含めても1,500逝ってないと思う…つか絶対逝ってない…orz
それはそれで辛いから、俺のはカウンターが無くて本当に良かったぜ><

447ヤマチ:2008/05/08(木) 23:43:42 ID:aar7Y8oo
ブログにエ□を書くのだ!
エ□はみんなの心と心を繋ぐハートフルソウルさ(≧▽≦)b

・・・そうか!だからECOはエロい服多いのか。
それなら、たしかにハートフル(ばか

448コーヒープリン:2008/05/09(金) 15:27:01 ID:AuuTfbms
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>447
エ□ゲ話なら時々してるなぁ…俺はエ□ゲユーザーだと公言してるし^^;
しかし、こんな場所で堂々とエ□エ□書いてる俺らって一体…。

449ヤマチ:2008/05/10(土) 20:37:08 ID:aar7Y8oo
>こんな場所で
大丈夫だ。既にこのスレはヤマチ空間に侵食されてる!!(まて;

だいたいエ□描く事になったのはコーヒープリンさんが、
エ□エ□言うからじゃないか。だから俺は感謝の意を込めて、
セリスたんに三角木馬を―――うあ!?エロミルク投稿が貧乳レスで埋まっている!!

450コーヒープリン:2008/05/12(月) 18:34:43 ID:eHrcK/bE
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)>>449
つまり俺がヤマチをエ□方向に導いた功労者という訳だな…。
一年以上を費やしてエ□を勧めてきた甲斐があったな^^;

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