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第2回東方最萌トーナメント 63本目
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23:54:00――観客席の、また別の一角にて。
「ルーミア、あんた、どっちが勝つと思う?」
「んー、私はあのメイドさんかなぁ……ね、リグルは、どう思う?」
「わ、私? うーん、あの門番の人もなかなかやりそうな気がするけど」
「ふ、ふんっ、私はどっちが勝ったって構わないんだから!
本当はあそこには私が立ってるはずだったのよ!
こ、今回は、そうよ、舞台を譲ってやったのよ、あははっ!」
「「「ふーん……(じとー)」」」
「な、なによぅ」
「そーねー、チルノは強いわねー、ねールーミア」
「そーだねー、ねーリグル」
「うんうん、そーだねー」
「……きーっ、あんたらぜんぜん感情がこもってないわよー!!!」
客席で賑やかに談笑(?)する、ルーミアとチルノ、リグルとミスティア。
「チルノ……」
そんな4人を、少し離れたところから見つめる、レティ・ホワイトロックの姿。
その眼差しは――どことなく、物憂げ。
「あの、レティさん。ちょっと」
背後の声に振り向くと、大妖精と、リリーホワイトの姿。
「ん、あんたたちか。どしたの?」
「……レティさん。この試合、終わったら、行って、しまうんですね」
「……ふぅ、やっぱ、あんたにはばれちゃったか。
まあ、もう3月も半ばだし、前みたく出ていけなくなっても困るからね。
今からの決勝、せめてもの土産として目に焼き付けたら、私は行くよ。
後のことは、リリー、あんたに任せる」
「レティさん……」
「そんな辛気臭い顔しないの。死ぬわけじゃなし、また時が来たら帰ってくるわよ。
私が今気がかりなのは――チルノのことだけ。
まぁ、今見る限りじゃ、私がいなくなっても大丈夫だとは思うけど、やっぱり、ね。
だから2人とも、私が行ってから、チルノのこと、宜しく頼むわね」
そう言って笑うレティに、
「「……はい!!」」
リリーと大妖精は、笑顔で、応えた。
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