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第2回東方最萌トーナメント 62本目

112紫音:2005/03/10(木) 01:50:55 ID:S5aZgfWE
3/9試合終了SS 『魔法少女の祭唄』  3/4

 実際、彼女はとても楽しんでいた。

 初戦の萃香との戦い。勝利を収めた後は、友達になった萃香の誘いで一緒に酒を飲んだ。
 ・・・もっとも、萃香が1口飲ませたら思いっきり酔っ払い、笑いながら手当たり次第にレーヴァテインをぶん回し始めたため、周囲(特に先陣を切らされた美鈴)はそれを止めるのと萃香をお仕置きするのに手一杯だったのだが(幸か不幸か、その時鈴仙vsこーりんの試合で月と褌の狂気に中毒(あ)てられていた会場に、その騒ぎと美鈴の断末魔の悲鳴が聞こえることはなかったらしい)。それでも、翌日になって目覚めた彼女はとても楽しそうだった。
 2回戦の後は、魔理沙と控え室で散々に話し込んだ。大好きな魔理沙とこのトーナメントで戦えたのは、フランドールにとって何よりの喜びだっただろう。
 3回戦が終わった後は、幽々子と花見の約束もした。フランドールはすっかり幽々子にもなついたらしく、冥界の桜が咲くのを今か今かと待ち望んでいる。
 準々決勝の相手となったアリスとも、時々屋敷で顔を合わせる間柄だ。といっても、アリスは図書館以外の場所にはほとんど訪れないため、顔は知っていても相手のことはよく知らなかった。試合で存分にアリスのことを知ったフランドールは、いつになく上機嫌だった。




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