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第2回東方最萌トーナメント 58本目
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「それにしても、咲夜のあの自信、いったいどこから来たのかしらね?」
首をかしげる二人に、後ろから声がかかる。
「あら、レミィ、美鈴も、こんなところにいたの?」
パチュリー・ノーレッジ、動かない大図書館と謳われる大魔法使いにして、部下は多いが友達は少ないレミリアの数少ない友人にして、幻想郷屈指の引き篭もり。
ちなみに咲夜には密かに口うるさい姑扱いされているというのは、美鈴だけが知っている秘密だ。
というか、ベッドの上で散々愚痴られたし。
「咲夜の試合、もう始まってるでしょ?いい席取ってたのになかなか来ないから探してたの。」
「いいところに来たわ、パチェ。咲夜のことなんだけど、かくかくしかじか」
「ああ、そういえば、今朝方出かける間際に風呂場で胸囲測って2センチとかどうとか言って小躍りしてたわね、あの子も細かい女よね」
ほんのりと言葉の端々に姑っぽい厭味を効かせるパチュリーの匠の技を、さらりとスルーしてレミリアと美鈴が顔を見合わせる。
「まさか、それだけで・・・?」
「・・・それって、単にブラのサイズが合わなくなったってだけじゃ・・・」
本当にそれで大丈夫なのか咲夜?!
主従はただ呆然と、完全で瀟洒な抜け作が駆け上がっていった出口を見送るばかりであった。
十六夜咲夜、完全で瀟洒な従者にして、幻想郷でも随一の、胸にコンプレックスを持つうら若き乙女。
これはそんな彼女の、ひょっとしたらあったかもしれない、最萌準決勝戦前の、ちょっとした小話。
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