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第2回東方最萌トーナメント 54本目
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「うう……」
ここは最萌会場控え室。
そこでアリスは腕を組んで部屋の中をあっち行ったりこっちいったりしていた。
「……アリス」
「……アリス」
机の上にあった蓬莱人形と上海人形が心配そうにアリスを見ている。
「どうしよう……どうしよう」
ついには机にうずくまってしまうしまつ。そんなアリスに二つの人形が近づく。
ふよふよとアリスに近づいていって、ぽんぽんと肩をたたいた。
そんな人形たちの行動にもアリスは反応をしるさなかった。
「ちょっと、応援しにきたんだけど……」
声を聞いて、ドアのほうを向くと霊夢が立っていた。
「おうえん?」
「魔理沙がフランドール陣営についちゃったから、なんとなくね」
霊夢はどんどんと近づいて、アリスの横にドンと座った。
「これからって時になんでそんなに暗いんだ?」
アリスの目が急に涙ぐんできた。いまにも零れ落ちるんじゃないかってぐらい溜まっていた。
「ちょっ……どうしたのよ」
「だって、だって……」
ついに机の上に泣き崩れてしまった。上海人形がそっと、アリスの顔に近づいて短い手で必死に頭をなでている。
「いままで、必死に強敵は避けてきたのに……。宴会事件のときもなんとか幽々子とレミリアを避けてきたのに……それなのに……」
蓬莱人形がそっとハンカチを渡してくれた。そっと涙をぬぐう。
「私、ひとりで闘うなんて……」
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