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第2回東方最萌トーナメント 53本目
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次から次へと・・・白い結晶が舞い降りてくる。
早く・・・遅く・・・まっすぐ・・・ゆらゆらと・・・。
「レティ!すごーい!」
チルノが雪の中ぴょんぴょんはしゃいでいる。
「今年もきれいです・・・。これがないと、冬が始まったって気がおきませんからね・・・」
大妖精がにこにこと雪の降る様を眺めている。
舞い降りる雪は、白い妖精たちのよう。
その舞い降りる様は・・・まさしく美しいダンスのよう・・・。
「・・・・・・・・・」
リリーは呆けたように、その白い妖精たちのダンスを見つめていた・・・。
「きれい・・・」
自分でも気がつかないうちに、そう口にしていた。
「これが雪よ。・・・あなたがいつも見るような、すでに積もっている雪より・・・こういう、今降っている雪のほうがきれいでしょ?」
レティの言葉にうんうんと頷く。
「すごい・・・こんなにきれいな景色が・・・冬に見られるなんて・・・」
「冬だからこそ見られるのよ、雪は冬にしか降らない。春にも夏にも秋にも見られない特別なものなの」
降る雪が作り出すこの幻想的とも言える芸術は、冬という季節の良さを一番端的に表しているものではないだろうか。
「・・・私・・・誤解してました・・・冬は寂しいだけじゃなくて・・・こんなにも素敵な季節なんですね」
「別に間違ってないわよ。冬が寂しいのは仕方のないこと。私だって、時々そう思うことあるわ。・・・でもね、だからといって、
冬のすべてがそうだと決めつけて、素敵なところを見ようともしないのがダメなの。どの季節にも、いいところ、悪いところが
あるんだから」
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