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第2回東方最萌トーナメント 38本目
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「お前が橙を苛めたのか!前に会ったときもまさかとは考えていたが――だが、まさか以上だ!
この上ない!実に比類ないぞ!どうしたことだ、これは!霧雨魔理沙じゃあなく、お前の側か!
あんな『なんでもないところ』で『たまたま』会った平凡そうなこの巫女が――
あははははははははははははははは!
橙、お前は本当に本当に本当に見る眼があるじゃないか!曲がりなりにも大妖怪の式の式で
あっただけのことはある!いいぞ、私は始めてお前を尊敬した!お前の前に私は跪く!」
「ちょ・・・あの?」
「お前か!あはは、お前、お前って奴は一体なんなんだろうな!お前自身はまるで何ともない平凡な
巫女でありながら――周囲に渦巻くその黒き混沌は一体全体どうしたことだ!異端と異形の坩堝、
お前こそが地獄か!
あははははははあははははははははあはあはははははははあは!
はははははは!愉快愉快!面白い面白い!こんなに面白いのは久しぶりだっ!なんで世の中はこんなに
面白いんだ、摩訶不思議!どこまで殺人的にイカれてんだ、この宇宙は!
素晴らしいっ!あまりにも素晴らし過ぎる!
あははははははははあっはあはは!
はっははっはははははははっはっははははははははは、くっくっく――
初めまして、私の敵。
やっと巡り会えたね、以後お見知りおきを、今後ともよろしく、末長いお付き合いをってところか!
あははははっはははははははははははははははははははははははははははははははははっはあは!
くっくっくっ!ひとまずこの場はこれでお開きだ――こんなしょぼくれた神社は私とお前の戦いの
舞台に相応しくない。序章にも値しない、精々伏線と言ったところだな。
それじゃあ――縁が『合った』以上、嫌が応でもまた、会ってもらう。それまで自己の鍛錬を怠るな。
自己研鑽こそがお前の所有する唯一の義務だと思いしれ」
敷居を跨いで、帰ろうとする妖狐。
私は――
「貴女・・・・何者なの?」
ほとんど、衝動的に。これ以上関わり合いになりたくないと思いながらも、訊いた。
訊かずにはいられなかった。訊かずに済ますことが、出来なかった。
「貴女・・・・貴女は、紫の、何なの」
「んんー・・・・・・私か」
妖狐は首だけで振り向いた。
「私は私だよ。まだ名乗るべきところではない。挨拶はまた日を改めて、だ。今のところの識別名を名乗れ
というのなら・・・・・・・・そうだな。さしずめ、<<大妖怪の式>>――とでも、言ったところさ」
そして、妖狐は続けた。
「八雲紫は、私の主だ」
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