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第2回東方最萌トーナメント 38本目
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紫の力を、是非借りたいと思っているんだけど――協力してくれる?
これから『支援』を練るから――そこに、あなたを組み込んでもいい?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
紫はしばし、沈黙した。
「随分・・・・・・前向きね。どうかしたの?」
「別に・・・・・・何も」
「・・・・まあいいわ。また今度暇なときにでも聞くから・・・・・・じゃあ、私は何もすればいいの?」
「引き受けてくれるの?」
「あら私を誰だと思っているのかしら?退屈なお誘いなら断るけど・・・・・・・なんだか分からないけど、
面白そうじゃない」
「当たり前よ。引っ張り込んでおいて――紫を退屈させるような真似は、しないわよ」
「ふふ。どうせなら派手にやりましょう――紅い月の弔い合戦よ。西行寺家のお嬢様がからんでいるなら、
わたしも久しぶりに、それほど手を抜かなくても済みそうね」
「それじゃあ・・・・・・とりあえず、2月16日に待ち合わせましょう。私も今から、支援文を書くわ。
まだ何も思いついていないけど――7日もあれば、できると思うの」
「わかったわ」
「じゃあね、八雲」
「もう霊夢、そんな水臭い呼び方しな――」
途中ですきまを閉じた。
ちょっと愉快。
社から出て、庭先に出たところで、
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・あれ?」
狐の妖が、背を向けたままで、いた。
そこに、いた。
「帰っていなかったの」
「・・・八雲・・・紫」
呟くように、妖狐は言う。
そして、ものすごい勢いで振り向き、躯をこちらに寄せてきた。
服の下から圧力を感じるほどの、凄み――いや、目の奥から圧力を感じるほどの、凄み、だった。
「今、お前、八雲紫、と、言ったな」
「え、ええ・・・」
思わず、頷いてしまう。
妖狐は、ぶるぶると、その体躯を震わせていた・・・何かの発作じゃないかと思うほどにあからさまに
身体を振動させながら、痙攣させながら、うずくまっていく。
「八雲紫――すきま妖怪、幻想の境界――神隠しの主犯――」
「え・・・・?」幻想の境界?「あの、狐さん――」
「・・・くっくっくっ」
そして。
「・・・あーはっはっはっはっはっはっ!」
妖狐は、力の限り、哄笑した。
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