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第２回東方最萌トーナメント 38本目
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対決開始SS
藍「さて、気持ちのいい朝だし、こんな日は」
紫「弾幕合戦、かしら」
藍「あれ、紫さま、今日は早いんですね。いつもは昼どころか夜までお休みですのに」
紫「あら、せっかく藍と楽しい一時が過ごせるんですもの。寝ていられないわ」
藍「紫さまが早く起きて下されば、いつでも過ごせますが」
紫「でね。今日のことなんだけど」
藍「都合のいい耳ですね」
紫「藍に一つ言っておこうと思って」
藍「手を抜くな、ですか？」
紫「そんな当たり前のことは言わないわ」
藍「じゃあ、何ですか？」
紫「お腹が空いたので、あなたが昼食に用意していた中華まんを頂きました」
藍「・・どうりで荷物が軽くなってると思いました」
紫「ついでに、式と式使いの境界をいじっておきました」
藍「・・どうりで、昨夜から様子がおかしいと思いました」
紫「ふふ、これであなたも今日は心置きなく戦えるでしょう？」
紫「あなたは人間味が薄い。妖怪は年月を重ねて力を蓄えるものだわ」
紫「私があなたを式にしてから、相当な時が過ぎたと思うのだけど」
藍「・・どうりで、体が軽いと思いました」
藍「これなら、あの巫女や魔法使いにも遅れをとることはなさそうです」
紫「それともう一つだけ、言っておくことがあるのだけど」
藍「ではわたしも、日頃お世話をしている分の感謝をこめて」
紫「あなたに足りないものは、自立の心」
藍「今日は全力で行かせてもらいます、紫さま」
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