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第2回東方最萌トーナメント 26本目
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「……そろそろ、時間ですね」
ここは、魂魄妖夢の控え室。
出撃のときを待つ妖夢の側には、幽々子の姿もある。
「妖夢、いけそう?」
「ええ、体調は万全です。23時間、戦い抜いて見せますよ」
「……私の試合のとき、私の言ったこと、覚えてるわよね」
「……勿論です。
また幽々子様と同じ舞台に立つことを目標に、
まずこの一戦、がむしゃらに、何が何でも勝ちに行きます」
「うふふ、いい気合ね、妖夢。
……でも」
びにょ〜ん。
次の瞬間、幽々子の両の手によって、妖夢の白い頬が横に引っ張られた。
「にゃ、にゃにふるんでふか〜〜〜っ!」
突然のことにびっくりしつつ、
引っ張られて真っ赤になった頬をさすって、涙目になる妖夢。
「気合の入り過ぎは駄目。妖夢の悪いクセよ?
いい加減、もうちょっと気を楽に持つことも覚えなさいな」
そう言ってにっこりと微笑む幽々子。
その笑みに少し気恥ずかしくなって、また頬が赤くなる妖夢。
「気楽に、ですか……」
「そうそう、リラックスリラックス。
肩の力を抜いて、深呼吸よ〜」
言われるまま、目を閉じて肩をほぐし、息を深く吸い込んで、吐き出す。
「……」
「どう?大丈夫?」
「……少し、体が軽くなったような気がします。ありがとうございます、幽々子さま」
言って微笑む妖夢と。
「それは何より」
それにまた微笑で応じる幽々子。
「さて、それじゃ、行ってきますね」
「応援、してるからね」
「はい!」
元気良く控え室から駆けていく妖夢。
その後ろ姿を見送りながら、
「妖夢、あなたなら大丈夫……しっかりね」
幽々子は、そう一人ごちた。
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