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第2回東方最萌トーナメント 17本目

478入場SSを書く程度の能力:2005/02/03(木) 23:30:11 ID:qNZe2gNA
 ここはある一家が隠れ住むマヨヒガ。
そこに紛れ込んできた風変わりなお客さま。

「あら、どなたかしら?誰かが迷い込んでくるなんてここの所無かったって言うのに」
「す、すみません。少し観光のつもりで知らないところ飛んでたら何時の間にか・・・」
「あぁ気にしなくてもいいですよ。余り来る機会の無い所だと思うんでゆっくりしていって下さい」
「あ、ありがとうございます。・・あのぅ、ここって一体どこなんですか?」
「ここ?ここはマヨヒガといって、主に神隠しにあったもの達が住むとされているところ」
「へぇ、神隠し-−――――−-え!?私神隠しに有っちゃったんですか!???」
「いやそういうことは無い。ここは幻想郷と何故か地続きでね。行ったり来たりが簡単なんだ」
「そうなんですかぁ、便利なんですねー」
「イヤー、それで困ることが無いわけじゃないんだがね」
「と、言いますと?」
「いや、変なのがよく来るんだ。逸話には、マヨヒガの物を持ち帰ることが
 できると幸せになれるとあるそうでさ。こっちには迷惑な話ですよ全く」

 狐は一つため息。

「なんだか色々大変なんですねぇ。ここに比べたら、うちの湖なんてまだ可愛いんですねぇ」
「ほう、あなたは湖で暮らしているんですか?」
「そうなんです。そこにいる娘と自由気ままに暮らしてます」
「ふむ、悩みの種はその娘に有ると見ました」
「あは、ばれちゃいました。そうなんです、その子
 元気が有り余ってるのか時々暴れまわっちゃったりして・・・」
「例えば?」
「そうですね、いつもはカエルを凍らしてそのあとすぐ融かして楽しんでるんですけど、
 時折エスカレートして湖全体を凍らせたりとか」
「うわ、すごく迷惑そうな話ですね」
「ハイ、それで融かせれば問題ないんですけど・・・」
「できない・・・という事ですか」
「ハイ、中途半端に融けたらもう最悪です。生態系狂うといろいろ怖い人がいるので
 一緒に夜まで解凍作業に追われる感じに・・・」

 蝶々は軽く肩を落とす。

「あぁ、なんかその苦労してる雰囲気、同じ匂いがします・・・」
「あなたも色々苦労なさってるんですか?」
「えぇ、上司が色々と―――本当にすごい人ですから・・・」
「き、聞かない事にします。ものすごく疲れさせてしまいそうですし・・・」
「お気遣いありがとうございます・・・」




「「はぁ」」


  すきま妖怪の式                      紅魔郷2面中ボス
    八雲藍           VS             大妖精





「とりあえずお茶でも飲んでいってくださいな」
「あ、ありがとうございます。あ、熱いのは飲めないので・・・」
「大丈夫ですよ、私の上司は猫舌ですから大概温めの物しか用意しませんから」
「すいません本当に・・・あ、美味しい」
「御粗末さまです。では私も一服」



「「はぁ」」




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