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第2回東方最萌トーナメント 13本目

902入場SSを書く程度の能力:2005/02/01(火) 23:59:35 ID:cja0qDtQ
 ここは幻想郷にある一風変わったお店。
いつも暇を持て余し気味の店主に、風変わりな客が訪れる。

客の風貌を見つめ、店主が一言。
「悪いがそういう服はないから期待しないでくれ」
「・・・入った早々失礼なご挨拶ね」
「いや、その耳にその恰好。狙っているならコアな層にはモロに受けそうだとおもってね」
「受け狙ってないし。これが普段着、ついでに耳は自前よ」
「ほう、そうなると君はウサギなのか。これは失礼した」
「ホントに失礼。私はお客なんだからちゃんと扱ってよね」
「で、ご入用な物は何かな?」
「特になし。冷やかしになったらゴメンなさいね」
「気にしなくてもいい。僕も割りと暇でね。客が来てくれるだけでも充分だったりする」
「ふーん、じゃぁ気兼ね無しに見て回ることにするね」
「あぁ、わからない品が有ったら呼んでくれ」

月兎が見て回る中に目に止まる物があった。

「ん、どうしたい?なにかいいものでもあったかな」
「・・・『アサセン』人参?」
「あぁ、それは『朝鮮人参』といってね。滋養強壮のために飲むものと言う事になっている」

その物体は、濃い茶色の瓶の中に、細い人参が水に浸かっている物。

「こ、これがほしい」
「ぉ、毎度ありと。お金はもってるかな?」
「あ、ごめんなさい。人間が使うお金は持ってない・・・」
「なら物々交換だ。何か珍しい品は持ってないかい?」
「それなら、師匠が持たせてくれた薬がある。これでダメかな?」
「ふむ、ちょっと拝見させてもらおう」

(名称:スピード 効果:一瞬の興奮を得られる 副作用あり)

「うむ、これは珍しい、交渉成立だ」
「ありがとう、じゃあ早速!」
 その言葉を聞いた月兎は試行錯誤の末、瓶の蓋をあけ・・・


   香霖堂の店主                        狂気の月の兎
   森近霖之助          VS         鈴仙・優曇華院・イナバ





「・・・ぅぇっ、げほげほ・・・っ!」
「おや、相当苦いようだね、とりあえずこれでも飲むといい」
差し出すは濃い茶色の液体。
「ぅェ、あ、ありがとうございまス・・・・ゥッ、これもニガ〜イ」
「あぁ、すまない。口直しに更に苦いものを勧めてしまった、はっはっは」
「アハハは・・・狂いなさい!」
「問答無用だなしかし」




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