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第2回東方最萌トーナメント 五本目

870素晴らしき日常(1/4)(修正版):2005/01/28(金) 14:39:33 ID:wwQauwXc
※この作品では、むむむ氏の「小悪魔は二人いる」設定を借用しています。大きい方が「小悪魔」、
小さい方が「リトル」です。
※あと、時期的には紅魔郷と妖々夢の間。のつもり。


  素晴らしき日常


「小悪魔〜?ちょっときて。」
「はい〜」
 広い図書館に、主の声が響く。私は作業の手を休めて立ち上がった。
「お姉ちゃん、遅〜い!」
「仕方ないでしょ。それでパチュリー様、お呼びですか?」
「ええ、用ってわけでもないんだけど・・・・」
 ・・・・どうしてだろう。パチュリー様、少し様子がおかしい気がする。パチュリー様は少しの逡巡の
後、言いにくそうに切り出された。
「小悪魔、リトル。今日は何の日か・・・・覚えてる?」
 え?と思った。本にしか興味を持たないはずの主が、そんなことを言い出すなんて。
「――いえ。特に思い当たることは・・・・」
「・・・・そう」
 パチュリー様は一言で、すぐ本に戻られた。でも――なんでだろう。その目に少し、寂しげな感じ
がする。
「あの・・・・」
「――読書中には話しかけないで」
 パチュリー様はそう、厳しくおっしゃった。なんで?いつもと違う。こんな頑なになったパチュリ
ー様、って・・・・。

 ――――結局一日中、パチュリー様の様子は変だった。




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