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【シナリオ】『ベタの世界』
1
:
『Most common event』
:2006/10/28(土) 11:13:42
『ありきたり』な事柄が続く時―――
『ベタ』と呼ばれる『状態』が継続する時―――
それはただの『ありきたり』な日常では無くなる。
13
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/10/30(月) 16:15:21
>>12
すげぇなぁお嬢様って、皆こんなに自分勝手なのか?
しかもイマイチ信用ならねぇっつーか、怪しいっつーか。
「そうだったんですか。なんかすいません、嫌なこと思い出させちゃって。」
そんな大事な帽子なら落とすなよ…
「はぁ、じゃあお茶一杯ぐらいなら…」
これでいい。飲みもんおごってもらってそれで貸し借りなしって言おう。完璧だ。
内心よっしゃあ!って感じだが外見はしぶしぶついてく。
14
:
『Most common event』
:2006/10/31(火) 11:03:32
>>13
相手が少しの疑問を抱いている事に『有栖川』が気付く気配はない。
彼女は『帽子』を愛しそうにしっかりと握り締めている。
良く見れば、その『帽子』の表面はなぜか比較的新しいものに見えたかもしれない。
『有栖川』に誘われた『瀬川』はお茶の一杯くらい、と軽く了解をするが、『有栖川』は少し嬉しそうに笑う。
初めての喫茶店だとでも言うのだろうか、好奇心で目を輝かせているようだ。
二人は『有栖川』が導くままに喫茶店に入った。
―――カラン
喫茶店は客の姿はなく『マスター』が一人でカップを磨いていた。
『マスター』「いらっしゃいませ…」
『有栖川』は『マスター』に丁寧に礼を返し、『瀬川』にカウンター席を勧め自らも座っている。
15
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/10/31(火) 19:16:02
>>14
なんか怪しいぞ、帽子新しめだしよ〜、形見の汚れ具合じゃねぇだろ…
ま、本当に大事そうにしてるみたいだからいいか。
ていうかこの反応、喫茶店初めてかよ!?
「あ、じゃあ頼んでいいんすか?」
喫茶店が不慣れっぽいお嬢様に一抹の不安を感じながらカウンター席に座る。
16
:
『Most common event』
:2006/11/01(水) 23:15:46
>>15
「えぇ、お構い無く。なんでもご注文してください」
『有栖川』は共にカウンター席に座った『瀬川』にほほ笑んだ。
お構い無くなどと言っておいてから、自分はメニューに目をやらず店内を眺めているらしい。
天井を見れば広い、カップを見れば美しいとあれこれ呟いているようだ。
そんなお嬢様はようやくメニューを見て注文するものを決めて『瀬川』を見つめる。
17
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/02(木) 00:00:31
>>16
「ん〜、じゃあオレンジジュースで」
この反応、マジで来たことねぇんだな、喫茶店……
この人大丈夫か?後で「え?喫茶店ってお金がいるのですか?」なんて言わねぇだろうなぁ……
「? 注文しないんすか?」
見つめられたけど気にせず聞く。
18
:
『Daily and mystery』
:2006/11/02(木) 08:30:54
>>17
分かりました、と『有栖川』が答えて『マスター』に注文をする。
『マスター』は無言で頭を下げてカウンターの奥へ引っ込んだ。
注文した飲み物が届くまでの数分の間、今までの空気も知らずに二人はとりとめの無い会話を幾つか交わす。
それは記憶に残るか残らないかの狭間にあるようなどうでもいい事だった。
だが、滑稽な程に会話が『楽しく』感じる。
先ほどまでがまるで嘘のようだった。とにかく、理由もなく『楽しい』。
何を喋ったのか良く分からない。が、『瀬川』の心には不思議な『満足感』を残した。
しばらくして『マスター』は、手にオレンジジュースと湯気が立つ紅茶のカップを二人の前に置いた。
「では、いただきましょうか?」
『有栖川』がほほ笑みかけて来る。
19
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/02(木) 10:34:40
>>18
マスター渋いな〜、無言のマスターへの感想。
「―――――、――――」
「―――――……」
「――ッ!? ――――ッ!!」
「―――――ハハハ」
あれ、なんでこんなどうでもいい会話で楽しいんだろうな。
しばらくあまり人と喋らなかったからだろうか。
まぁいいか、よくわかんねぇけど楽しいんだし。
「あ、それじゃあいただきます」
喋って少し乾いたであろう喉をジュースで潤す。
20
:
『Daily and mystery』
:2006/11/02(木) 12:24:59
>>19
「はい、いただきます」
『瀬川』はオレンジジュースに、『有栖川』は紅茶にそれぞれが手を付けた。
マスターは何も言わないが、カウンター席の前には様々な紙が貼ってある。
『無農薬のバレンシアオレンジをその日のうちにジュースにしました――』
『北海道の新鮮な牛乳から造ったバターがたっぷりのクロワッサンをどうぞ』
『本場のロイヤルミルクティーを手軽に』
どうやらメニューの品一つ一つへのこだわりがあるようだ。
『有栖川』はそれに一行づつ目を通しては紅茶を一口飲む。
優雅な時間はゆっくりとシックな店内で流れた。
しかしそんな時間は長く続かない。急にドアが勢い良く蹴破られた。
「おぉ〜〜〜い、優香ちゃぁぁ〜ん?お迎えに上がりまちたよぉ〜〜」
なぜか赤ちゃん口調かつ見た目はかなりヤバめのヤクザ風の男が一人入って来る。
ついで後ろからその下っ端らしきこれまたガラが悪い男が五人ほど来店した。
『マスター』はぴくりと眉を動かすが動揺した様子は無い。
また『有栖川』は体を強張らせている。
21
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/02(木) 14:20:02
>>20
こだわってんなぁここのマスター、クロワッサンまでこだわんのはすげぇ。
ジュースを飲みながら考えていた時だった、ドアを蹴破って場違いな奴等が入って来たのは。
「……」
なんだこのムードぶち壊しの集団は?
ポカーンと明らかにあちらの筋の方達を眺めた後有栖川さんに尋ねる。
「あの、誰ですかあの柄悪いおっさん達は?お友達?」
てか優香ちゃぁぁ〜んって何?赤ちゃん言葉とかマジ勘弁。
22
:
『Daily and mystery』
:2006/11/02(木) 15:16:34
>>21
『ヤクザ風』「…おいおいおぉ〜〜〜い!俺がいるのに男と一緒かぁ?ふざけやがって!」
明らかに態度は初めから好戦的な『ヤクザ風』。
まるで『瀬川』が『有栖川』をたぶらかすとでも言わん許りの様子だ。
『有栖川』「…前から私の父の会社を潰そうとしている方々の刺客です。
とても危ない方々で…以前もさらわれそうになりました。
外出すると言えば、遠くからSPが見張っていてくれるはずなのですが…」
『有栖川』は『瀬川』に『ヤクザ風』達の説明をする。
要はライバル社の傘下の人間のようだ。
『ヤクザ風』「はあぁん?今までとは俺は『違う』んだよ!
ある『チカラ』を得た!だからお嬢ちゃんが言うSPさんにはみんな眠ってもらったよ…。
もちろん、永遠にな」
にたにたして『ヤクザ風』が言い切り、狭い店内でまずは下っ端達を使うつもりらしい。
23
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/02(木) 20:55:09
>>22
おいおい、何なんだこの状況! 俺なんかヤクザに絡まれること多いな!
しかも何かあらぬ勘違いされてんなこれ、そんなつもりねぇんだけど……
「会社と危ない方って…マジでお嬢様っすか、通りで……
そのSPさん達全然役に立ってねぇみたいなんすけど」
マジであるんだなぁこういう話し。
「……」
永遠にねぇ、相当『イカれ』てんな。
ていうかどうしよこれ? とりあえず何をするでもなく黙って座ってる。
24
:
『Daily and mystery』
:2006/11/03(金) 19:59:24
>>23
下っ端達が二人を囲むようにジリジリと近付いて来る。
いつの間に、『マスター』は非難したらしくすでにカウンターから姿を消していた。
黙って座っている『瀬川』。
だがふと…何故かは分からない、がこの下っ端達を素手で倒せそうな気がしてくる。
まるで誰かに『言い聞かされた』かのように根拠が無い自信が沸いて来る…。
今ならそう、下っ端達がどう動くのか…自分の拳がどこに当たるか…全て見える。
『有栖川』「…すいませんが…助けてはくれませんか?」
震えている『有栖川』が助けを求めて来た。
25
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/03(金) 22:03:19
>>24
おいおいマジかよ? 夢じゃねぇよなこれ?
ていうかマスターいつの間にッ!? ここアンタの店だろッ!?
しばらくマスターに八つ当たりしたあと、震えている有栖川さんを見て決心する。
「ったく、たかが女一人によってたかってよ〜、アンタらキン玉ついてんのか?」
威風堂々と立ち上がり、近い奴から素手でぶん殴る。
なんでこんな行動を取ろうとすんのかは自分でもよくわかんねぇ。
だけどしょうがねぇだろ〜、何故かこいつら全員をぶちのめすことができる気がしてんだよ。
この根拠のねぇ自信がッ! 今の俺をつき動かすッ!!
26
:
『Daily and mystery』
:2006/11/06(月) 00:59:10
>>25
それはあっけなかった。
『瀬川』が決断し、拳を振りかぶれば近い一人がすぐに地に伏せた。
尚襲いかかる数人の男は『瀬川』の拳であっけなく意識を手放す。
ふだんの数倍強くなったような気がした。
『ヤクザ風』「く…っ!?なんでこんなに強いんだッ?!畜生…退却だ!」
そう叫び『ヤクザ風』がダッシュで逃げて行った。
店内にはのびた状態の下っ端数人と、実力以上の力を出した『瀬川』と震える『有栖川』が残った。
『有栖川』「あ…っ、ありがとうございます…。何度もお世話になってしまって…」
そう言いながら俯いた『有栖川』の目には涙が浮かんでいた。
27
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/06(月) 16:10:26
>>26
……あれ? 俺ってこんなに強かったっけか?
だが今はそんなことどうでもいいので
「オラオラァッ!」
ぶっ倒しまくる。
―――そして逃げるヤクザ、いわゆる勝利ってやつだ。
なんだこのあっけなさは?
「別にいいっすよ、お互い無事でなによりだ。
と、いうわけで、とりあえず店出ません? またなんか来たら嫌だし」
軽く笑いながら言う。
28
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/06(月) 23:10:09
>>27
戦いはなんだか本当にあっけないほど早く終わった。
静寂の直後に店を出るように提案する『瀬川』。
『有栖川』「え、えぇ…そうですね。このままここにいてはご迷惑をお掛けしてしまいます。
ではまず一度店の外に出ましょう」
『有栖川』が同意して二人は店から出た。
外は交通量が少ない。人も車もほとんど姿が無かった。
二人は店の入口から退いて次の行動を思案していた。
29
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/07(火) 01:43:27
>>28
「……」
どうすればいいんだこの状況……
どこに行けばいいかわからんからしばらく黙って考える。
「……あの〜、SPの方々って今どこにいるかわかります?」
半分自分達の身を守るために、半分この場の空気に耐えられなくなって聞いた。
30
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/09(木) 07:57:28
>>29
どうしようか迷った『瀬川』。
とりあえず『SP』がどこにいるか問う。
『有栖川』「あ…場所は詳しくは分からないんですが…500m程後方だと思います。
でも、彼らは大丈夫なんでしょうか…?
…あぁ…シゲ…」
『有栖川』はどうやら誰かの心配をして目線が定まっていない。
辺りは何だかんだあるにもかかわらず静かなままだ。
31
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/09(木) 16:31:06
>>30
「ん? シゲって…SPの人?
……だったらちょっと捜しに行きませんか?
なんか心配だし」
まさか本当に殺されてるとは思いたくねぇけど……
32
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/10(金) 09:14:11
>>31
『瀬川』の問いに『有栖川』は頷き、震える声で答えた。
『有栖川』「…はい、そうです。『重行』さんと言って…大事な人です。
もし…もし『シゲ』の身に何かあったら…」
何か嫌な予感がして、青い顔をする『有栖川』。
提案にも頷き、元来た道の方向を向いた。
『有栖川』「SPは、私の背後を守っています。ですからこちらにいるでしょう。
小道かどこかに車があるかもしれません…」
『有栖川』が『瀬川』の方を向き情報を伝えるが、それを遮るように何か聞こえた。
―――サイレンだ。
見ればこちらから確かに500m程離れた場所の曲がり角へ、救急車が入って行く。
33
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/10(金) 15:41:27
>>32
「SPなんでしょ?
ならそこまで心配しなくても大丈夫だろ、きっと」
だってあのヤクザ達ムチャクチャ弱かったし……なぁ?
「それじゃあそっちの方を探しに行きま―――
―――……突然だけど、今走れる?」
救急車……最悪の展開かもしんねぇ。
有栖川さんが走れるようならすぐに走って救急車の入った小道に向かう。
34
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/11(土) 10:19:14
>>33
現場の空気が張り詰めた。同様に『有栖川』が小さく息を吸ったのが分かる。
『有栖川』「…シゲ…!!」
混乱し始め答える暇もないのか『有栖川』はすでに走り始めていた。
二人は走ってそのまま小道に入り込む。
救急車が到着し、周りには人込みがあるがそれを押し退け救急隊員が向かっていた。
『隊員A』「酷い…大丈夫ですか?!」
『SP』「うぅ…っ…」
人込みが邪魔をして『瀬川』達はうまく中に入り込めない。
が、隊員の声と何人かの呻き声が聞こえる。もしかしたら生きているかもしれない。
人込みは五月蠅いが耳を澄ますと『SP』の一人の声が聞こえる。
『SP』「ヤクザみたいな男が…、あぁそうだ…ヤクザみたいだ…そいつが来て…。
ニヤッとしたと思うと…次の瞬間には…、何もしていないのに俺は『殴られて』た…。
『超能力』とかみたいな…そんな感じだったんです…」
『隊員B』「はい?訳が分からない事を言うのは止めてくださいよ、からかってるんですか?」
35
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/11(土) 14:40:52
>>34
「ちょ!? おいてくなよ!」
おいかける。
で、現場に着いたはいいけど良く見えねぇ……
そんなこと思ってた時に聞こえたSPの声。
ヤクザと超能力だぁ?
まさか『スタンド』か?
「どうやら大変なことになっちまってるみてぇだな。
俺が人込み掻き分けるから、アンタ後ろからついてきてくれ。
そんで救急隊員に何か言われたらSPの関係者だって言ってくれ」
有栖川さんにそう言い、了承をもらったらすぐにでも現場に突入する。
36
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/12(日) 21:05:18
>>35
動揺していた『有栖川』だが、提案に頷く余裕はあった。
『有栖川』「あ…はい…分かりました」
『瀬川』は『有栖川』が了解したのを聞いてすぐさま行動に移る。
人込みを掻き分け中に進む―――。
『隊員』「ちょっと貴方たち?なんですか、関係者以外は――」
『有栖川』「この方々は私のSPなんです。」
『隊員』「…はあ?」
いきなり言われて救急隊員たちも最初は話を理解出来なさそうな顔をしてしまった。
時間は数分かかったがとりあえずなんとか説き伏せる事には成功した。
人込みを掻き分けて中に入ったおかげでその現場がよく見える。
地面にはおびただしい血痕や銃の跡がある。
『有栖川』はと言えば、運ばれて行こうとするSPの一人に駆け寄っていた。
どうやらそれが『シゲ』らしい。
37
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/12(日) 22:25:00
>>36
やっぱいきなりお嬢様ってこと言っても中々信じてくんねぇよな……
まあなんとか入れてよかった。
「うわ……ひっでぇなこりゃ……」
銃とか血痕とか、俺には無関係のことかと思ってたんだがなぁ……
有栖川さんとシゲらしき人の方へ向かう。
38
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/12(日) 22:40:49
>>37
現場は野次馬と救急隊員と数少ない記者で沸き立っている。
『瀬川』は『有栖川』達の方に向かった。
『有栖川』が担架に乗せられた男性―――シゲこと『重行』の手を握って目を潤ませる。
『有栖川』「シゲ!…ねぇ、大丈夫?何があったの?シゲ…」
『重行』「…お嬢様…あの男は…『危険です』。『得体の知れない力』を持っている…!
もしかしたら…まだ近くにいるかもしれません…、逃げてください…」
担架の上の『重行』は黒いスーツを身に纏っているが、それは酷く汚れていた。
地面に擦り付けた跡や砂が付いた跡、いくらかの血液も付着している。
救急隊員たちが傷ついたSPを運び込み、『重行』も今にも救急車に乗せられる。
39
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/12(日) 22:54:11
>>38
『見えない力』かぁ……スタンドだよなぁ多分……
「ちょい待ってくれシゲさんとやら。
『得体の知れない力』って具体的にどんなんだったんだ?」
シゲさんが連れていかれる前に聞く。
40
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/12(日) 23:54:05
>>39
救急隊員が担架を運ぶのを躊躇している。
そして『瀬川』の問い掛けは『重行』の耳に届く。
『重行』「…そうだな…、ヤツの動きが『遅く』なった…そう思った瞬間…
隣にいた仲間が、急に何かに『殴られた』ように…『吹っ飛んだ』…。
…ヤツとは距離があった…だが…、強い力で腹を『殴られ』てな…。
仲間は皆…サイレンサーが付いた銃を所持している。
それを…構えた…。引き金も引いた…。
するとだ。銃弾が空中で…『弾かれた』…」
『重行』は恐れおののいているらしい。顔が段々強張り出す。
41
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/13(月) 00:02:57
>>40
「う…マジかよ……
他にもまだ何かあった?」
話の続きを催促する。
42
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/17(金) 10:14:50
>>41
話を催促される『重行』の顔は強張ったままだ。
先程の事がよほど恐ろしかったのだろう。
わなわなと震えては口を閉ざしてしまった。
『隊員』「…何があったか分かりませんけど…よっぽど心に傷を負ったんでしょう。
今はそっとして置くべきなんじゃないでしょうか…」
『隊員』が『瀬川』にそれだけ言うと『重行』は運ばれて行ってしまう。
救急車の扉が閉まり、野次馬の波を押し退け開いて今にも出発する…。
43
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/17(金) 19:15:15
>>42
「あ、すんません」
しょうがねぇ、残念だが諦める。
「なぁ、シゲさんと一緒に行かなくていいのか?
心配なんだろ?」
有栖川さんに聞いてみる。
44
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/18(土) 13:30:51
>>43
『有栖川』「あ、そうですよね。やっぱり、私も乗せてもらうべきですよね」
何かを躊躇していたらしい『有栖川』だが、『瀬川』の言葉でうなずいて救急車に走り出す。
しかし、その時だ。
『有栖川』の方向を向いている『何か』が人込みにいた。
ヒトの形をしていながら『それ』はヒトではない。
―――『スタンド』だ。
黒をベースにして、体に銀色の線が幾つか入っている。
その後ろには先ほどの『ヤクザ風の男』がいた。
野次馬に紛れ混乱に乗じて現れたようだ。
45
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/18(土) 14:34:04
>>44
「そうだよ。恥ずかしがってねぇで一緒にいてやんな」
と、からかって見送ろうとした時
「この野郎……
こんなとこに居やがったか。
しかも御丁寧にスタンドまで出しやがって!」
今有栖川さんが狙われたらやべぇ。
こっちもスタンドを出し、スタンドを有栖川さんに付いて行かせながら
ヤクザ風の男を威嚇する。
46
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/19(日) 01:00:16
>>45
『瀬川』の思いに呼応して、その隣に見慣れた人型が現れる。
『瀬川のスタンド』―――『パーティション・リファインメント』だ。
それを『有栖川』に付いて行かせる…すると彼女が何かに気付いたように振り返った。
顔色が変わる。―――『スタンド』を『視ている』。
同様に『ヤクザ風』も突然の『新手』の出現に驚いているらしい。
その瞬間を逃してしまい、救急車は無情にも出て行ってしまった。
野次馬が段々いなくなり始める…。
47
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/19(日) 12:24:21
>>46
見えてんのかよッ!? なんたるサプライズッ!!
「有栖川さん! それは俺のスタンドだ!
俺のスタンドよりもあっちを見てくれ!! さっきのヤクザがいる!!
しかも奴も持ってやがる! スタンドをッ!!」
大声で自分のスタンドについて説明し、
有栖川さんがヤクザに襲われる前に走って近付く。
48
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/20(月) 00:59:13
>>47
『有栖川』「へ?え…あ…あぁ…はい…」
少し動揺しながら『ヤクザ風』の『スタンド』を視る『有栖川』。
ゆっくりと『ヤクザ風』とその精神の分身が近付いて来る。
それが来る前に『瀬川』は『有栖川』の元に辿り着いた。
『ヤクザ風』「ほぉ…嬢ちゃんもガキも『スタンド使い』か。
なら…容赦しなくたって『構わねぇ』…よな?」
どうやら戦闘をおっぱじめるつもりらしい。
そして『瀬川達』と『ヤクザ風』の距離はおおよそ『6m』だろうか…。
49
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/20(月) 16:25:14
>>48
「あぁ、構わねぇよ。俺も容赦しねぇ。
アンタがスタンド使いってんなら尚更な」
そう言いながら有栖川さんの前に陣取る。
(なぁ、こうなったからにはアンタの能力教えてくれねぇか?
俺の能力はスタンドの四肢を物質に張り付けることだ)
ヤクザ風の男に聞こえねぇように小声で有栖川さんに聞く。
50
:
『渡る世間はベタだらけ』
:2006/11/20(月) 17:53:19
>>49
『有栖川』がびくっとして『瀬川』を見た。
その顔を一度確かめ、それから俯き気味になる。
『有栖川』「…『マイ・ハッピー・エンディング』…。
私の『スタンド』は…ありきたり…つまり私が思う『ベタ』な『物語』に
その場の流れを『変える』能力を持ちます…。
けれど、それを明確にイメージ出来ないと…。
さらに、絶対に『パターン化された』流れが再現されるわけでもないですし…。
力を大量に使うので、一日に三回と決めています」
『有栖川』は『麦わら帽子』をぐっと自らの頭に押しつけた。
一方の『ヤクザ風』はニヤニヤしながらさらに距離を詰める。
『瀬川』←→『有栖川』間 ほぼ0cm
『瀬川達』←→『ヤクザ風』間 5m40cm位、じりじり迫って来る
51
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/11/21(火) 10:39:55
>>50
「な」
なんじゃそりゃあぁぁぁッ!?
唖然とした顔で有栖川さんを見る。
「それって今日何回使ったんだ?
たぶんベタな展開だと俺があのおっさんを叩きのめしてハッピーエンドだ」
この流れでベタになるならたぶん勝てる。
こっちが正義で向こうが悪だからだ。
52
:
『ベタ アンド ベタ』
:2006/12/11(月) 00:44:49
>>51
『有栖川』「今日はもう2回使ってしまいました。ちょっと疲れてしまいましたね…。
それから、同日に起こした『ベタ』は2回起こせないみたいです。
実は『喫茶店』で、正義が勝つ『ベタ』は1度使ってしまいました。
だから今はこの『ベタ』は使えないんです…。
ただ待ってくださいね。どうにかして勝てる『ベタ』を考えますから」
『有栖川』は必死な顔になって『瀬川』に伝える。
『ヤクザ風』はだんだん詰め寄ってきている…。
53
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/12/12(火) 13:46:44
>>52
「え……てことは、あの時俺があんなに強かったのって……」
有栖川さんの顔を見ながら少し固まる。
俺の実力じゃねぇのかよ……
「しかも正義ベタは使用不可かよ!
あ゙〜〜〜〜しょうがないからもう実力行使だ、めんどくせぇ。
悪いけど後ろに下がっててくれ」
有栖川さんにこれから起こるであろう戦闘の被害が及ばないように少し歩いてヤクザに近付く。
スタンドも自分の傍らに出しながら攻撃を警戒する。
54
:
『ベタ アンド ベタ』
:2006/12/13(水) 01:46:49
>>53
『有栖川』をその場に待機させて、『瀬川』は『ヤクザ風』に近づく。
その距離おおよそ4m少々と言ったところか。
『ヤクザ風』「ほほぉ!かっこいいじゃないの、サシでやるか?
そのアマの力はあまりに『やっかい』だ。消させて貰おうか」
お互いが『スタンド』を傍らに発動して威圧しあう戦いになった。
そして互いに能力が分からないからこそ睨み合いになってしまう…。
55
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/12/15(金) 20:59:50
>>54
「サシだろうと何だろうと喧嘩なんてめんどくせぇしかっこよくねぇよ。
アンタみたいなヤクザは、そんくらいしかかっこつける場面なさそうだけどな」
約4m、この距離を走って一気に近付く。
スタンドも前方に構え、攻撃にも対処できるようにしておく。
小細工一切無しだ、来るなら来いっ!
56
:
『ベタ アンド ベタ』
:2006/12/16(土) 12:32:06
>>55
『ヤクザ風』「…んだとォ?!言わせとけばこのヤロウ…!」
明らかに逆上している。
『瀬川』はその『ヤクザ風』に一気に近づいていく!
それを見て『ヤクザ風』が自分の『スタンド』に触れた――
『ブォォオッ!』
風が噴射されるような音が響く!
走ってくる『瀬川』に対し、『ヤクザ風の男のスタンド』が真っ向から突っ込んできた!
思ったよりも速い(スピード:B相当)ようだ!
57
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/12/16(土) 13:15:14
>>56
「げっ! なんだよそのスピード!?」
それにこの音は……?
風?
「うぉぉぉぉお!! 食らえオラァッ!!」
やけくそ気味にこっちに向かって来るスタンドの顔面に向けて、左拳でパンチを食らわす。
パス精CCC
58
:
『ベタ アンド ベタ』
:2006/12/16(土) 17:48:28
>>57
『瀬川』が『スタンド』に攻撃を仕掛ける!
『ヒュッ!』
―――やはり『ヤクザ風の男のスタンド』の方が速いようだ。
拳とは反対側に体をひねり避け、軽くかすった程度のダメージしかない。
その場で体勢を素早く立て直している。
『ビュオッ!』
反撃するように『スタンド』が蹴りを繰り出す!(パス精DBC)
59
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/12/16(土) 22:02:37
>>58
「ちっくしょうが!
やっぱり速いな!」
避けられた右拳をもどし、両手で蹴りをガードする。
また、蹴られた勢いで相手の攻撃がギリギリ届かない距離まで逃げたい。
60
:
『ベタ アンド ベタ』
:2006/12/18(月) 00:48:36
>>59
『ガスッ!』
体勢を立て直す時間があった分もあり『瀬川』のガードは充分に間に合った。
蹴りが当たるが―――思ったより『ダメージが無い』ようだ。
人並み以下の力(パワーD程度)で蹴ってきたらしい。
あまり勢いも無かったがちょっとした距離を離す分には余裕だった。
『ヤクザ風』「………ほぉ〜…?」
『ヤクザ風の男』は一旦『スタンド』を自分の元に引き寄せバックステップで軽く離れる。
2mほどの距離を取ってきた。
見極めれば少しだけ、本体の速度は遅い。
61
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/12/18(月) 14:19:21
>>60
「なにが「ほぉ〜」だなにが。
ところでよ、パッと見は速いだけだな、アンタのスタンド」
言いながらすかさずスタンドの左手を自分の背中の真ん中にくっつける。
その行動は相手から丸見えだが、背中にスタンドの左手が
触れればいいのでそれほど時間はかからないだろう。
(ヤクザのおっさん、略してヤっさんのスタンドの動きは俺のスタンドよりも速い。
ならば『能力』を使用して隙を作るしかねぇ)
可能ならば少し有栖川さんの方に後退する。
62
:
瀬川 憂『パーティション・リファインメント』
:2006/12/18(月) 14:29:02
>>61
訂正
>(ヤクザのおっさん、略してヤっさんのスタンドの動きは俺のスタンドよりも速い。
> ならば『能力』を使用して隙を作るしかねぇ)
『パーティション・リファインメント』はスピードBでした。何勘違いしてんだ俺orz
この部分なしでお願いします。
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