[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【場】住宅街
364
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/10/14(木) 23:59:15
>>362-363
「なにそれ?」
あんまり聞いたことがなかった。
「カルラ……ねえ。ま、聞き込んでみるかな」
今分からないことについて考えても仕方がない。
とりあえずこの男だ。
衣類を引きちぎって、とりあえずの止血をしたい。
救急車にも連絡しておこう。
普通の病院でどうにかなるなら勇実の出番はないし、
治療不可なら自動的に勇実のところに行く。そういうシステムになっている。
(ということにしておいてください……のちのち整備します)
365
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/10/19(火) 19:40:32
>>363-364
「……俺も分からん。
……どっかの組の構成員か、はたまた不良グループの一員か…」
だけど私的には「何処かの組説」を睨んでいる。
この男は『チップ』とは無関係だからだ、不良グループ説では『チップ』を使ったほうが効率が良い。
「ジョー、使え。コレで応急処置しておけ」
灰色のジャケットスーツを渡し、踵を返す。
「すまんな。俺はちょっと関わりたくないから、帰る。
そのスーツ、面倒だが回収頼む」
そう言って、住宅街を去ろうとする。(ひき止め可)
366
:
『不良』
:2010/10/19(火) 22:57:16
>>364
(ジョー)
不良の止血をし、救急車を呼ぶ。
>>365
(鬼龍)
何処かの組だとあたりを付けた。
そしてスーツをジョーに渡し、その場を去ろうとする。
367
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/10/20(水) 20:34:27
>>366
話も聞けたし、なぜ鬼龍が戦闘に巻き込まれていたのか、ということは気になるが
おそらくあのおびえていた少女関連なのだと適当にあたりをつけて、引止めはしない。
「んああ、オレは、ちょっとこいつに付き合ってからにするよ。
『チップ』のほかにもいろいろ面倒が起こってるみたいだしな」
『容易にスタンドを手に入れ、もしくは成長させられる手段』。
わざわざ死のリスクまで負って(実際死ぬ目には遭ってないが)
スタンドを成長させたジョーからしたら、そんな簡単に『成長』が手に入るのは気に食わない。
それに、この先こいつみたいな輩が増えたら、街は徐々に食いつぶされてしまうだろう。
「(『カルラ』、か――)」
そんなことを考えつつ、男の傍らに座る。
普通の人間が見たら、この男の手の怪我は原因不明の負傷だ。
まさか自分がヤッた傷とは思われまい。
ならば、下手にこの場から姿をくらませたら疑われることもあり得る。
『やましいことがないなら逃げるはずはないのだ』。
そんな感じの思惑(があったのかどうかはしらないが)でその場で救急車を待つ。
368
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/10/24(日) 22:51:56
>>366-367
「ああ、あばよ」
一言残すと、住宅街から消えて去っていった。
369
:
『不良』
:2010/10/24(日) 23:35:42
>>367
鬼龍を見送る。
不良は昏倒したまま。
色々な理由の為救急車を待つジョー。
>>368
鬼龍は立ち去った。
370
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/10/25(月) 21:57:01
>>369
救急車のサイレンが聞こえるまで男の私物を(スタンドで)チェックしよう。
(誰かが見たときにぼろぼろの男の懐探ってたらいらぬ勘違いをされることがあり得るからだ)
……待てよ、そういえばさっき鬼龍が『腕に「木矢」が刺さっていた』といっていたが。
さっきのグローブ。あまりにあっけなさすぎたから深く洞察していなかったが、これの材質はなんだ?
回収したグローブの残骸を見てみる。もしも「木」やそれに近い材質なのなら、
つまり、「木矢」が刺さって能力を発現し、「グローブ」を破壊されて能力が解除されている状況。
「木矢」と「グローブ」は同一であり、スタンドを覚醒――いや、デッド「コピー」というくらいだから、
模倣したスタンドを開放する能力を持つ…………という仮説が生まれる。
「(にしても、『デッド』『コピー』、ね。
名前どおりなら死んだスタンド使いの能力をコピーする、みたいな?)」
なんて馬鹿げた妄想をしたりしてみる。
371
:
『不良』
:2010/10/25(月) 23:29:22
>>370
倒れた理由は誤魔化せても懐をあさっている所を見られたら言い逃れは出来ない。
…スタンドだから見られないだろうが。
グローブは見た感じ、触った感じ布のようだ。
木、という感じはしない。
そして、未だに木矢は出てこない。
372
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/10/26(火) 22:39:36
>>371
「(布か……。マジモンにただのグローブかな)」
グローブの残骸はバレないように懐深くに仕舞い、
「そういえば救急車呼んでなくね!?」
いまさら初歩的ミスに気がつき、さっさと119。
あれ、119であってたよな? 911が外国だよな?なんてことを考えつつ、
スタンドに木矢が現れそうなところを叩いたりして探らせる。
もしかしたらナニカの拍子にピョン!ということだってあり得そうだし。
「(どういう風に入っていったのか聞いておくべきだったなー)」
373
:
『不良』
:2010/10/26(火) 22:48:42
>>372
>>366
で救急車を既に呼んでいる。
木矢が出てくるような事は無かった。
ようやく救急車が見えた。
374
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/10/27(水) 22:04:29
>>373
そういえばそうだった。
とりあえず、救急車が来たら、こっちに要救助者がいるということを合図する。
周りには人がいないようだったから、自分が発見しましたと言えばそのまま信じられるだろう。
375
:
『不良』
:2010/10/27(水) 22:20:26
>>374
救急車が到着する。
「通報感謝します」
救急隊員の一人にそう言われる。
男はすぐに車内に運び込まれた。
376
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/10/27(水) 22:27:01
>>375
もとより付いていくつもりなどない。
どうせあの怪我では、少なくとも今日明日は目覚めないだろう。
それよりも、どこの病院の救急車かを確認する。
『病院』がわかれば『面会』することもできるからな……。
377
:
『不良』
:2010/10/28(木) 00:15:26
>>376
近所の病院のようだ。よかったね。
(メタ的には『病院スレ』)
378
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/10/28(木) 17:58:09
>>377
やった!後日面会とか行っても大丈夫かな!(GMの対応的に)
379
:
『不良』
:2010/10/28(木) 18:34:31
>>378
大丈夫。……その前にちょっとイベントがあるけど。
『不良』終了。
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』→『無傷』『勝利?』
ジョー・レーニン『フォーギブネス』 →『無傷』『勝利』
380
:
如月『一般人』
:2011/07/24(日) 02:18:53
手帳を片手にベンチに座っている。
「…『超能力』の『チップ』……『セールスマン』とは一体…?」
そんな事を呟きながら。
381
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/24(日) 14:06:13
「…ねぇ、今、何て言った?」
右からの声、振り向けば隣にいるのは一人の青年。
「あ、ああ、ごめん。何か集中していたかな?
もし、何か気悪くしちゃったら…ごめん」
両手を前に出し、申し訳無さそうに詫びている。
382
:
如月『一般人』
:2011/07/24(日) 15:23:56
>>381
「噂に聞きましてね。
『超能力を与えるチップ』の存在を。
私は、それがどんなものなのか気になっています。」
(『セールスマン』とやらに出会う方法からなにから、噂にない。
法螺という事も考えましたが…この反応、もしや…?)
383
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/24(日) 17:44:30
>>382
「そっちじゃなくて、その『後』に呟いた方!
『セールスマン』って言ったよね!? ……調べてるの?」
ここでずいっと身を前のめりに出す青年。
だが即座にハッとなって、如月から距離を離す。
「えっと……『超能力』って…信じてるの?」
384
:
如月『一般人』
:2011/07/24(日) 18:28:30
>>383
「ええ、調べていますし、信じています。
『超能力』を持ってはいませんが、知っています。
私は、それが『欲しい』。」
そう言って反応を見る。
385
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/24(日) 21:07:17
>>384
「駄目!」
思わず如月の肩を掴み、至近距離で眼を見つめる。
「駄目だよ……そんな事言っちゃ!
君、『超能力』を持つ事がどれだけ恐ろしい事か分かってるの!?
それに『欲しい』って……その『セールスマン』からだよね!?」
眼が血走っている……またハッとなり、立ち上がって深呼吸をする。
「ご、ごめんなさい。俺……その『セールスマン』から『チップ』買った事あるんだ」
386
:
如月『一般人』
:2011/07/24(日) 22:07:01
>>385
掴みかかられても、特に反応は示さない。
「…『超能力』を持つ事が恐ろしい?
貴方が『力』を持った者に酷い目に遭わされたとかでなくて、
『力を持つ事』そのものが恐ろしい、と?」
確認をするかのように問い返す。
が、
>その『セールスマン』から『チップ』買った事あるんだ
この発言に反応する。
「今の質問はいいので続けて下さい。どのような場所で、どのように出会いましたか?」
387
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/24(日) 22:37:02
>>386
「君の言った事はどっちも合ってるんだけどね…」
『力』を持った者に酷い目に遭わされ、
『力を持つ事』そのものが恐ろしいなど「勇実」の受け売りだ。
(あくまで心の声なので、発言しないが)
「場所は……「路地裏」と言えばいい? どのようにかは……『言えない』。
只その人にバッタリと出会い、その『チップ』を買ったんだよ」
388
:
如月『一般人』
:2011/07/24(日) 23:12:58
>>387
「『言えない』、ですか。それは『目につく』ものでしたか?
それなら、その行いが引き寄せたといえるのですが。」
相手の言葉を受け、質問を行う。
(バッタリ会った?意味もなく?無作為にばら撒いている…?何のため?)
389
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/25(月) 21:58:09
>>388
「…『目につく』…?」
頭を抱えて、ちょっと考える。
その場をくるくる回り、如月から離れる。
(噂を聞いて、『セールスマン』の事を調べている…。
けど泉さんは俺を「辻斬り」と知って、『チップ』について聞いて来た…)
振り返って『12バー・オリジナル』を発現させ、如月に突きつける。
「……『君、俺が手にしているの見える?』」
390
:
如月『一般人』
:2011/07/25(月) 22:49:52
>>389
「……『スタンド』…持っていらしたのですか。」
自分の目に見えない、相手の言いようからそう推測する。
(『セールスマン』のチップで与える『それ』がスタンドならば、当然『セールスマン』もスタンド使い。
ならば…、出会うにはスタンドが必要…?)
391
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/26(火) 17:05:12
>>390
「あ、そうか……持っていないっけ」
『スタンド』を解除、そうして如月の横に再び座る。
「……君も噂を聞いてるなら、『辻斬り』の噂、聞いた事ある?
…それ、俺なんだ。路地裏で辻斬りして、そのセールス…『商人』からチップを買ったんだ」
392
:
如月『一般人』
:2011/07/26(火) 17:22:35
>>391
「なるほど…」
それを聞いても、なんでもないかのように頷く。
(『辻斬り』と『スタンドを用いた』事の二つが条件として考えられる。
派手さからいって『辻斬り』の可能性もあるが、『スタンド』を用いている人間を狙う可能性が無い訳では無い)
(やはり、条件が知りたい。向こうが見初めたら、というのが条件では、私は買えない可能性がある)
393
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/27(水) 20:28:02
>>392
「……そうだ、まだ名乗ってなかったね。
俺は『優希望』、優しさの優に希望そのままで優希、望です」
(この子は一体何を考えているんだ?
『商人』から『チップ』を欲しいなど、とんでもない事言うなんて……)
「……あのさ、『商人』の事をしりたいの?
でもさ、俺のやった事を良く思ってない「友人」がいるんだ。
だからあまりそう言った事に首を突っ込むのは良くないと思うな……」
『別にそれでも『商人』の『チップ』を求めるなら俺は止めない。
だが、それはこの街の『敵』になってしまうが、俺は知らない』の意を込めて。
394
:
如月『一般人』
:2011/07/27(水) 20:40:37
>>393
「『優希望』…。優希さんとお呼びしますね。」
手帳に優希の名前をメモする。
「私は『如月』、『如月静香』と申します。」
そう言って頭を下げる。この女、快く思ってない友人〜の下りを無視した。
395
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/27(水) 21:43:35
>>394
「如月さん……『チップ』が欲しいの?
多分だけど…何か「キッカケ」があればいいんじゃない?
俺さ、「もっと力が欲しい!」とかって思い詰めててさ…。
それから学園祭の時にも『チップのスタンド使い』がいたんだ。
あれは何となくだけど、「独占したい」って感じがしたんだよね。
……簡潔に言っちゃえば『欲』…かな?」
396
:
如月『一般人』
:2011/07/27(水) 22:06:09
>>395
「成程…。」
(やはり見初められるのが重要、ですか。
求める理由など、極論すれば誰でも持って居る物、理由と考えるには弱い。)
397
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/31(日) 16:25:58
>>396
「うーん……」
やばい、話す事が無くなって来た。
けど、この子に『チップのスタンド』は使ってほしくない!
「ねえ、如月さん。電話番号交換しませんか?
お互い共に「情報」は不可欠だと思いますし……」
OKなら赤外線通信で、お互いの連絡先を交換したい。
「そうだ。噂を聞いてるなら、君にピッタリの『噂』がある。
一つ! 『華留羅』という超能力カラーギャング集団がこの街にいる。
二つ! 君が調べている『チップ』に関して、「とある廃墟」を拠点に調査してる集団がいる。
そして三つ! 『クイーン』という男がこの街にいて、頼めば『超能力』が手に入る。
……ちなみに俺も貰った者の一人なんだよね」
交換してる最中に『超能力』や『チップ』、そして『スタンド』に関する有効な噂を言う。
398
:
如月『一般人』
:2011/07/31(日) 16:44:21
>>397
「そうですね」
連絡先を交換する。
そして、噂を聞き、思う。
(……何れの話も聞いた事がある。あるが……)
「『華留羅』なら私も知っています。いますが…アレは『目覚めさせる』者達ではありません。
そして、恐らく貴方の言っているのであろう廃墟には誰も居ませんでした。
『クイーン』の話も聞いたことはありますが何処に居るか解ったモノではありません。」
「私にとって、今一番リアルなのは『チップ』なのです。」
これには嘘が混じっている。……もちろん顔に出るような失敗はしない。
『廃墟』においては、『在住痕跡』を発見している。
そのうちもう一度行くつもりだが、『能力を取得した』タイミングを知られるのは面倒の素だ。
この男の口の軽さから言って、臨在院に聞かれたら全て話してしまうだろう。
(それに……『スタンド』を持って居ても使用可能、というのは大きい。
実質的に、『当人のスタンド』+『チップの個数』種の『スタンド』を用いる事が出来る訳ですから。)
399
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/07/31(日) 23:20:13
>>398
(め、めんどくせぇー!)
如月の「深すぎる」解釈は知らないが、こいつは『チップ』のことしか考えてないのかと、錯覚するぐらい。
俺は如月さんの為にしているのに………。
「じゃ、俺、そろそろ失礼するわ。そんじゃ!」
ベンチから立ち上がり、大きく伸びをすると住宅街から立ち去った。
400
:
如月『一般人』
:2011/07/31(日) 23:34:24
>>399
行ってしまった。
「……?」
(何が問題だったのか…?もしかして彼の提示した可能性に現実味が無いと言ったのが癪に障ったのだろうか?)
そう思いつつも、彼から受け取った情報の再確認を始めるのだった。
401
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/06(土) 21:22:17
住宅街近くの公園でベンチに座り、考え中。
「…はあぁ…暑いし、めんどくさい…」
ケータイのアドレス帳から眺めている『如月静香』の名前。
何かと『チップ』に関しての情報を求めていて、それ以外の可能性には無関心。
正直に言えば、自分はチップに関しての事など殆ど『使ってみた実感』によるイメージだ。
『コネクタ』があった肩を軽く撫で、再び考え込む。
「けど、俺の聞いた噂も事実みたいだしな……。
『チップ』の事に首を突っこむか…別の『可能性』を模索するか…」
402
:
未だ名無き者
:2011/08/09(火) 06:09:38
>>401
……あなたは、ふいに自分が誰かに見られていることに気が付くだろう。
それも、大分近くだ。
あなたの前方、五メートル。その位置から視線を感じるはずだ。
403
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/09(火) 22:13:19
>>402
「……ん?」
ベンチから立ち上がり、前方5m間を見る。誰かいるのか?
404
:
未だ名無き者
:2011/08/09(火) 23:27:02
>>403
「あっ……」
五メートルほど前にたっていた少女と目があった。
金髪碧眼の少女である。Tシャツにミニスカート、といったどことなく制服っぽい出で立ちだ。
少女は優希と目が合うと、気まずそうに目を逸らす。
……距離的に、先ほどの呟きを聞かれていたようだが。
405
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/09(火) 23:52:47
>>404
(しまった、聞かれたか?
だけどあの容姿は泉さんじゃないし…如月さん…でもない。誰だ?)
目を逸らした少女との距離は詰めず、両手を口元へと持っていき、大きく声を出す。
「おーい、そこの君ー、俺の呟きをさー、聞いていたー?」
406
:
未だ名無き者
:2011/08/10(水) 00:13:54
>>405
「……え? ……うん、まあ。割と普通に呟いてたしね」
一瞬ポカンとした金髪少女だったが、少しだけ思案するとすぐにあっけらかんと答えた。
話し方から察するに、随分と明るい性格のようだ。
「………………」
少しだけ考えるようにして優希を見ていた少女だったが、
意を決したようにうなずくと急に優希との距離をつめ始めた。
407
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/10(水) 00:41:34
>>406
(やっぱりかー、けど何でだ?
「ビビッてない」ぞ? ……いや、何も知らないのか。
そうだそうだ、如月さんと同じ『一般人』なんだろうか)
あっけらかんな返答に軽いショック、ちょっとした疑問、勝手な結論。
近づいてきた少女に対しては、俺は動かない。その代わりに、名乗っておこう。
「あのさー、俺『優希望』ー。君はー?」
408
:
未だ名無き者
:2011/08/10(水) 20:54:24
>>407
自己紹介してみる優希。これから接触をとるのだ。自己紹介は必須である。
(……え、ナンパ? いや最初の時点で気付くべきだったよね……。暑さでぼーっとしてた……)
……しかし、金髪少女はそんなこと考えていなかった。
優希の風貌は若い男そのものである。加えて金髪少女は外人であることも手伝って自分がそれなりに可愛く見えることも自覚していた。
ナンパされた経験もこれが初めて、と言うわけでもない。ここまであからさまなものは初めてだったが。
そんな訳で、優希が話しかけたのを『ナンパ』だと勘違いしてしまった。
「……あ、ごめんね。ベンチから立ち上がったからてっきり立ち去るものだと思ってて。
ベンチを譲ってくれるんなら嬉しいけど、『そういうの』は良いから。ゴメンネ」
自己紹介を始めた優希に対し、右手を挙げて拒否の意を示すと、フラフラしながら歩いていく。
『ベンチを譲ってくれるんなら』と言っていたあたり、ちょっと休憩する為の場所を探していたのかもしれない。
……まあ、自己紹介したらいきなり拒否された優希からしてみたら、『そういうの』が意味することなど分からないだろうが。
409
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/11(木) 22:18:31
>>408
「んえ?『そういうの』?」
全く意味が分からなかった。挙げた右手も何のことやら……。
ただ、『ベンチを譲ってくれるんなら』の意味は理解する。
「何ー? 暑さにやられてたのー?
俺は只、『あんたが見ていた』のが気になって立ち上がっただけだー。
それよりー、体調大丈夫かー?」
410
:
未だ名無き者
:2011/08/11(木) 22:51:37
>>409
「だいじょぶだいじょぶ。私も君を見てたわけじゃないし」
『そういうの』に対し上げた疑問の声には答えず、顔の前に挙げた手を振ってさらに拒否の意を示した。
優希がナンパ男だという誤解はまだ解けていない。
視線を感じた優希としては、一発で嘘だと分かる内容だが、
視線がどうのまで察知できる戦闘者ではない金髪少女はそれに気付かず、下手な誤魔化しで逃げようとする。
「体調も問題ないから。ちょーっと自販機の中身が全部売り切れてたりその他諸々の不幸が重なって
脱水症の自覚症状があるのは気になるところだけど、君に心配されるほどじゃないからー」
フラッとよろめきつつ、明るい声で答える金髪少女。一応足は止め、優希と話す姿勢は作っているようだ。
顔は青白く(元々白い肌な所為もありそうだが)、いかにも体調が悪いといった様子。
まだ歩きまわれるということは、軽度の脱水症なのだろう。
411
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/12(金) 00:44:21
>>410
「それじゃあさー、何で俺の『呟き』を、聞いてたのー?」
正直気になる。俺の呟きは殆ど『スタンド』関連のだ。
彼女は見るからに闘う気はなさそうだが、如月さんのような例もある。
「……第一さー、あんた俺に対して「警戒」してないかー?
何? アレなの? 俺の行動なんか勘違いしてるの?
さすがにそれは俺でも心外だよー! ほら、ベンチ開けたから、話でもしようや!」
412
:
未だ名無き者
:2011/08/12(金) 01:10:13
>>411
「え、いや別に聞いてたっていうか耳に入ったっていうか……?」
煮え切らない回答。
それもそのはず、金髪少女は『「チップ」に首を突っ込むとか別の「可能性」を模索するとか』程度くらいしか聞こえていないのだ。
それでも呟きの殆どを聞いていることに代わりはないのだが、
チップと関わりを持っていない少女からしたら『部活か何かの話か?』としか思えないのだった。
「(……うわ、露骨)」
ボソリと、優希には聞こえないくらいの声で呟いた。
「君が何をするつもりかは別としても、いきなり他人に話しかけられたら……警戒するでしょ?
……まあ、頭ぼーっとしてるからって普通に話してる私も十分無用心なんだろうけど……。
うん、まあいいや。そろそろ本格的にダルくなってきたし。いいよ、話くらいなら聞いてあげる」
そういうと、少女は観念したようにそのままベンチに座った。
413
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/13(土) 20:56:27
>>412
(やれやれ、全然煮え切らんな。いや、それ以前に口に出したからか…)
ちょいと後悔、だが俺に関わった以上、一つの疑問が生まれる。
「まあさ、話とかって言っても、この街の噂ぐらいだよ。
ちょいと、刑事の真似事じゃないけどさ、俺も実際噂に関わった事があるから調べてるんだ」
414
:
未だ名無き者
:2011/08/14(日) 21:11:07
>>413
「『この街の噂』に関わった?」
金髪少女は怪訝な表情を浮かべた。
「あっはっは、冗談にしてももうちょっとマシなのないの?」
少女が笑うのも致し方ない。『この街の普通の住人』にとって『噂』というのは、
『何十年前の都市伝説でももうちょっとリアリティあるっつーの』と言いたくなるような荒唐無稽な話なのだ。
最もポピュラーな『超能力を与える人物の噂』……コレに限らず、この街の噂話は荒唐無稽なものばかりだ。
にも拘らず、真実であるものの割合が多いところが奇妙なのだが、金髪少女にそんなことが分かるはずもない。
「まあいいや。で、『チップ』だっけ。それも聞いたことあるよ。
確か、サンタ帽を被ったピエロが不思議なチップを使って通り魔を作ったって奴だっけ?
アレの当事者? ……まさか噂を流した張本人とかー?」
……絶妙な感じで噂が変形していた。
どうやら、人伝に話されていくうちに噂の内容が微妙に変化したらしい。
415
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/15(月) 14:49:58
>>414
「おい」
可笑しいだろー!? とツッコミたくなるような程の変形発言。
ああ、こうやって噂って変化していくのかと、頭を抱え込む。
「……言っておくが、いくつか実体験した事もある噂も混じってんだよ?
それで別に信じようが信じまいが、俺は『真実』をこの眼で見た。
まあ、冗談で済ませるならいいけど、『この街の噂』を舐めちゃいけない。
いつの間にか、それが原因で貴女も事件に巻き込まれる危険だってありますよ?」
これでもまだ「冗談」と言えるのなら、俺も『真実』を実証しなければならない。
416
:
未だ名無き者
:2011/08/15(月) 21:02:45
>>415
「えー」
胡散臭そうな目で見られた。
まあ、仕方がないだろう。優希は知らないことだが金髪少女にとって優希はただのナンパ少年なのだから。
その彼が、都市伝説じみた『噂』の当事者だなんて、信じられないとしても仕方がない。というか普通は信じない。
「まあ、『ツチノコ』も蛇を見間違えた人が話題づくりの為に新種の生物としてでっち上げたって話もあるし、
そもそも『作り話』っていう性質なら聖書の奇跡とかも『当時の権力者が都合の良い様に事実を脚色した』っていう点では同じだし、
この街の噂だって最初は事実だったものが次第に変化していった、っていうこともあるのかもしれないけど」
はぁ、と溜息をつきながら金髪少女は語る。
……一応、『噂の真実』を見たという優希の言葉は(表面上だが)信じるスタンスをとっているが、
その噂の真相が、これまた噂どおりの突飛な超常現象にまつわるものではないと思っているようだ。
417
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/15(月) 22:11:26
>>416
カチッ
どうやら俺の触れてはいけない所に、コイツは触れたようだ。
ベンチの端へと寄り、はみ出た手の方にこっそり『12BO』を出す。
そして、ベンチの端にある「ベンチの脚」二本に『破壊の残像』が触れる様に出す。
「……今から起こる出来事を体感しても、アンタは『冗談』と言えるのか?」
5秒後……ベンチの脚は「破壊されて」、このベンチは大きく傾くだろう。
418
:
未だ名無き者
:2011/08/15(月) 23:57:16
>>417
「……え、何それ。どうしたの? いきなり怖い顔して……」
優希の表情に、何か恐ろしいものを感じたのだろう。怪訝な、というよりは恐怖に近い表情を浮かべ、少女は腰を浮かそうとした。
……しかし、決定的に遅い。『12BO』の残像は、インド象だろうと数秒待たずに破壊できる。
戦闘に身を置いたこともないただの一般人が、即座に対応することは難しい。
バギャ! という音と共に、ベンチの脚が壊れてその胴体部が大きく傾いた。
「う、わ、わわ、わ!」
ガクン! と重心の急激な変化についていけず、金髪少女もまた一緒に傾き、転がった。
「え、ええ、ええ? え?」
少女は目を白黒させながら、ぽかんとしていた。
得体の知れない現象に対する恐怖よりも、いきなりの出来事に現実が認識しきれないのだ。
何が起こっているのか、どころか、自分が今どうなっているのかすら理解できていない。
419
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/16(火) 19:13:51
>>418
(まあ、そりゃこうなりますよね)
傾くベンチに対して、残像を消し、『12BO』を消した後、俺も同時に転がる。
「……ね、『冗談』じゃないでしょ?
本音を言わせて貰うと、こんな事したくなかったんだよね。
ただ、この街には俺と同類の……「超能力者」が多くいる」
……後に罪悪感を思うように。
「…まぁ、悪かった。君に少し否定されたから、頭にきちゃって…。
ごめんね……大丈夫? 気分悪くなった? 何か買ってこようか?」
420
:
未だ名無き者
:2011/08/16(火) 20:02:09
>>419
「ひっ……!」
引き攣ったような悲鳴をあげ、転がりながら優希から距離をとる金髪少女。
その表情には、最早恐怖しかなかった。
おそらく、思考の整理が付いて、今やっとこの現象が優希によって起こったことだと判断できたのだろう。
「な、何が、何が目的なの……!?」
少女は涙を流していた。……悲しいとか、怖いとか、そういう理由ではない。
そもそも、彼女はまだ自分が怖がっているのか、その感情の区別すらついていない。
この涙は、『ストレスの許容量を超えた証』である。
人は、ストレスがその人物の許容量を超えると涙を流す。
痛いときや悲しいとき、嬉しい時に涙を流すのも、『感情(ストレス)』が許容量を越えた為だ。
彼女の場合、『非日常』という圧倒的なストレスに彼女の精神が耐え切れず、無意識に涙を流していた。
「きゅ、急に話しかけてきて、口説いてきたかと思ったら勝手に切れて……
なんにもしてないのにベンチが折れて……『チップ』が……、……」
少女は、言いながら自分のおかれた現状を整理していた。
彼女と優希は接点などない。あるとしたら『チップ』の話題のみである。
……『チップ』によって作られた通り魔。優希はその当事者。わけの分からない力で攻撃された。
…………何の事情も知らない少女が、パニックで混乱した頭で考えると、ある結論に行き着く。
奇遇にも、その回答は紛れもなく正答となるのだが。
「と、とおりま……?」
優希の話など、既にこれっぽっちも耳に入っていない。
421
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2011/08/19(金) 22:00:18
>>420
(やばい!)
予想外の連続についに焦りを見せる。
更に自分が『通り魔』として疑われた! これは……。
「ッ!」
逃げるしかない! 全速力でこの場から『逃げる』!
422
:
未だ名無き者
:2011/08/19(金) 22:20:03
>>421
元より追いかける義理も、理由もない。
優希が逃げた後には、ぽかん、と呆けた表情の少女が残された。
「なん……、だったの……? 夢……?」
しばらく呆けていた少女だったが、ふと涙を流していた自分に気が付き、
急いでごしごしと拭った後、居心地悪そうに周囲を見渡しながらその場を後にした。
423
:
???『???』
:2012/02/17(金) 15:27:08
スーツの男性が写真を片手に聞き込みじみた事をしている。
「ですから、この二人のどちらか一人だけでも…。
ご存じありませんか、申し訳ありません。」
結果はあがっていないようだ。
424
:
???『???』
:2012/03/02(金) 11:47:26
「しかたありませんね・・・」
男はそういうとその場を立ち去った。
425
:
如月『一般人』
:2012/06/06(水) 03:46:39
駅の掲示板を見てやって来た。
周囲を見まわし、状況を認識したい。
426
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/06(水) 22:48:16
>>425
(如月)
周囲は至ってふつうの公園だが、状況が可笑しい。
「人が一人もいない」のだ。大人も子供も老人も見当たらない。
すると、そこに二人の男たちがやってきた。
奇遇か、二人とも如月の知っている人物だ。
一人は朝顔の園長「鬼龍獅狼」、もう一人は『スタンドだけ』なら強い「真道司」だ。
427
:
如月『一般人』
:2012/06/06(水) 23:26:37
>>426
二人には意識を送らない。
この状況もそうおかしいとは思わない。
無人などよくある事だ。
そもあの書き込み自体が公開されたもの。
望外の人が来る事は予想して然るべき。
428
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/07(木) 01:30:42
>>427
(如月)
鬼龍は下を俯きながら、司の後を付いていく。
司は周囲を見渡しながら、まるで人を探しているような目をしている。
鬼龍:
「…真道、本当なんだろうな? あの男とは会った事があると」
真道:
「ああ、別に心配しなくてもいい。しかし、お前が『商人』に会いたいとはな、お前、敵対してたんじゃなかったのか?」
鬼龍:
「…「敵の敵は味方」と言うだろ? 只、チップを使っている奴らは俺の敵だ。
ジョーは何考えているのか、奴らに協力する気みたいらしくてな……」
真道:
「「味方の味方は敵でした」って訳か。だが、だったら何故俺や商人を選んだ?
俺は『チップを使っている』し、『商人』は『チップ』を売っているんだぞ?」
鬼龍:
「……目には目を、歯には歯を、『チップ』には『チップ』を……だ」
429
:
如月『一般人』
:2012/06/07(木) 01:38:09
>>428
無反応を貫く。
そのままほいほい語るがいい。
430
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/10(日) 03:03:24
>>429
(如月)
鬼龍の言葉に頷いた司、だが少し疑問を持つ。
真道:
「なるほど、それを使って「あいつ等」を始末したら、今度は俺たちの番って訳か。
けど、お前のスタンドじゃ、俺には勝てないぜ?」
鬼龍:
「刃の扱い方が得意なのは、お前だけじゃないって事だ。
優希はともかく、俺だって慣れている。人を刺し殺すくらいな」
真道:
「おお〜う、怖いな……そう言えば、葵から聞いたが『元』だって聞いたな」
鬼龍:
「その事に関して話すつもりは、無い……ところで、司」
真道:
「皆まで言うな、俺の『VF』の視覚内にちゃんと見えているぜ」
鬼龍と真道が寄り添うようにくっ付き、そのまま移動を続ける。
鬼龍:
「尾行か? 追跡か?(小声)」
真道:
「尾行のつもりだろうな……それに、俺の知ってる人物だ(小声)」
431
:
如月『一般人』
:2012/06/12(火) 01:30:39
>>430
(別にどうでもいいんですけどねえ。
いや、先に消しておいた方が楽かもしれませんが。)
水先案内人に消えて貰っては困るから鬼龍のほうだけになるだろうし、
そうなれば案内人まで消すか消されるかだ。
やはり手を出さない方が賢明ですかねえ。
もしくは、さっさと目的を言ってしまうか。
ま、今は歩いていましょうかね。
どちらかが話しかけに来るならば。
432
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/14(木) 21:26:12
>>431
(如月)
鬼龍と真道が歩む中、唐突に強風が吹き荒れる。
鬼龍:
「くっ、何だ。こんな時に……」
真道:
「この風は…奴だ、どうやらおいでなすった様だな」
強風はしばらくしてやむと、目の前に『商人』が現れた。
商人:
「これはこれは真道さんに……あら、これはこの間の」
真道:
「よお、今回はこの男が『チップ』を買いたいとよ」
真道が前に出ると、親指で鬼龍を指さす。
鬼龍:
「おい、『商人』。お前、俺たちと遭遇した時、何か敵に攻撃されてたな。
協力してやりたいんだが……「代償」を払う必要はあるか?」
商人:
「ええ、本来お買い頂けるのなら、其相当の「代償」が要りますが、
今回は『買い手の紹介』ですので、「代償」は真道さんが……」
真道:
「いや、俺は払わないぜ。
この男、「代償」は自ら払いたいと口煩くてな。
『紹介』時は紹介者が払うか、否か。確か選べるんだったよな?」
商人:
「ええ。では『代償』は何を支払って頂けますか?」
433
:
如月『一般人』
:2012/06/14(木) 23:12:45
>>432
「――おや、あの書き込みを張っていて成功だったようですね。
『能力』を与える『チップ』の商人さまですね?」
そう言って3人の方に向かって行く。
「初めまして。如月、如月静香と申します。
――私のように偶然居合わせた者でも購入は出来ますかね?」
笑顔を浮かべ、その言葉を紡ぐ。
それと鬼龍に教えていたのは偽名、きちんと教える意味でも名乗っておく。
434
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/20(水) 00:32:19
>>433
(如月)
3人:
「!?」
真道は少し顔を歪めた。『VF』の視覚内から見えていたとはいえ、目的が『商人』だと知ったからだ。
鬼龍は顔つきが険しくなる。お互いに偽名を言っていながらも、それをサラリと明かしたのだ。
そして『商人』は興味をしめす。
商人:
「……あの字体の崩れた書き込みは貴女のでしたか。
初めまして、貴方様もご購入の希望者ですか?」
435
:
如月『一般人』
:2012/06/20(水) 20:38:55
>>434
「ええ。購入希望です。
――『代償』が必要だそうですが、それはどういったものでしょうか?」
『代償』。城戸の聞いた限りでは無いような事を言っていたというのに。
まぁいい。あの男がガセを掴まされた、といった所だろう。
436
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/25(月) 19:21:39
>>435
(如月)
商人:
「簡単ですよ、自分自身の持つ所謂「才能」や「コンプレックス」など。
人の持つ素晴らしい点や、持ってしまった最悪な点などが私たちの言う『代償』です。
私は主に「才能」を中心に『代償』を頂いておりますがね」
如月の問いに答える『商人』、「才能を中心に」と言う事はそれ程こだわりは無さそうだ。
商人:
「只、一つお聞きします。貴女は「超能力」を持っていますか?
持っていませんか? そこから決めさせて頂きたいのですが……」
司:
「そいつは持っていないぜ、商人。
名前だけは知ってるみたいだが、能力は持ってない」
商人の質問に代弁する司、後ろに『VF』を見せて、ボディビルポーズを取らせても、如月は視認出来ない。
商人:
「ふむ……本当みたいですね、ならば話が早い。
では『チップ』の『代償』として、何を払って頂けますか?」
437
:
如月『一般人』
:2012/06/25(月) 21:47:08
>>436
「『コンプレックス』。『コンプレックス』でお願いします。
私は――他人に敬意を持てないというか、まず否定から入ってしまうんです。
そこの大人の方と出会った時には偽名を名乗りましたし、
それに司さんとの時も、碌に関わる気が無くて。
気づいてましたか、司さん。私、あのメモになにも書き足しませんでしたよね。
――あの紙、『馬鹿が見る』って書いてあったんですよ?
まぁ、そういう予防線を張ってしまう辺りがコンプレックスです。」
笑顔を崩さずにそう発言する。
読心のスタンド使いはこの場に居ないが、居れば本心から言っている事が解るだろう。
438
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/28(木) 01:25:21
>>437
(如月)
商人:
「……畏まりました、貴女からは『否定』を頂きましょう」
商人はスーツの中からチップを取り出すと、それを如月に渡そうとする。
鬼龍:
「『待て』」
だが唐突に鬼龍が商人の手首をつかみ取り、商人を睨んだ。
商人:
「如何なされました?」
鬼龍:
「まずは俺の言い分を聞け、抑々『チップ』の購入者順は俺が先のはずだ。
こいつはいきなり乱入してきて、『チップ』を買いたいという事だけだが、俺だってそれを望んでる。
だけど、ここは順列的に俺を先決させた方が処理しやすいだろ?」
商人は顎に手を当て、「それもそうか」と思っているかの様な表情を浮かべた。
439
:
如月『一般人』
:2012/06/28(木) 11:11:56
>>438
二人の方に歩み寄る。
「『代価』を提示した者が先ですよ、常識的に考えて。
貴方は、買うとは仰られましたが、代価を提示して居ない。
もう少し考えて喋った方がよろしいのでは?
取引を行っている人物と行うと言っている人物のどちらが優先か、解らないほど子供ですか?」
鬼龍に対して、笑顔を崩さず言い募る。
あと、その鬼龍の手に触れる事は可能だろうか?
440
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/30(土) 01:39:47
>>439
(如月)
鬼龍の手に触れようとする如月だが、鬼龍の手に触れる寸前、手を「何かが受け止めた」。
鬼龍:
「…誰が子供(ガキ)だ、俺が払う代償はすでに決めている。
俺が払う代償は、お前の手を止めている俺のスタンド、『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』だ」
真道:
「なっ!? じ、自分自身のスタンドを代償にするだとッ!?」
『チップ』のスタンド使いながらも、自身の精神の形でもあるスタンドを『代償』にする発言に対して驚く真道。
商人:
「……いいのですか? それはいわゆる「貴方の真実のスタンド」ですよ?」
鬼龍:
「ああ、構わない。むしろ、『防ぐ』事しか出来ないスタンドだなんて……。
俺は何でこんな物を持ってしまったのか、意味が分からねぇ。
お前が以前係わった「望」にさえ、奪われたスタンドだなんて……。
春花さえも守る事が出来なかったスタンドだなんて……俺のスタンドじゃねぇ!」
自身の苦悩を打ち解けた鬼龍、するとその言葉にニヤリと笑った商人。
近くに歩み寄った如月なら、その商人の笑みに気づくだろう。
商人:
「……畏まりました、鬼龍様からはその『スタンド』を頂きましょう。
では、こちらの『チップ』をお渡しします。こちらを身体の適当な所へ挿入されてください。
只、挿入された後、私にしばらく預からせて頂けませんか?」
『チップ』を差し出す商人だが、商人の発言に鬼龍は疑問を抱く。
鬼龍:
「預かる? そんな事をする必要があるのか?」
441
:
如月『一般人』
:2012/06/30(土) 03:25:46
>>440
「確かに、子供か、というのは失礼だったわね――、子供に。
馬鹿だ馬鹿だとは思っていたけど、そこまでとは知らなかった。」
今度こそ、何の脚色も無い罵倒。
その嘲笑みにも、その言葉にも、万の罵倒が言外に溢れている。
「私の知ってる馬鹿――『小学生並み』を遥かに下回ってる。
アレもうっだうだどーでもいい事で悩んでるけど、ええ、貴方より百倍マシね?
自分の無能を得物のせいにしたりも、得物に絶望したりもありえないもの。
そんなのは得物をとっかえてもその新しい得物にぐちぐち言うだけ。
それに貴方、商人にも私にも笑われているじゃない。――馬鹿だ、って。」
そう言って嘲笑みを深くする。
「アドバイスとか、そう言うのじゃないわよ?友達じゃないし。
ただ、馬鹿だって事実を示して、笑ってるだけ。」
そこまで言ったなら、数mほど距離を取る。
なお、以上の言動の途中で鬼龍が殴りかかってきた場合、振りぬかれる腕を掴んで回り、
鬼龍が自ら崩したバランスと鬼龍自らのパワーでもって投げ、頭から落とす。
鍛えていようと、不意で投げられたならば対処は出来ないし、
そもそもTOTDの能力柄鬼龍は投げられる可能性を考えないだろうし、
成功率は高いだろう。
なお、殴る以外で攻撃しようとした場合、距離を取って回避する。
いくら鍛えていようとも、こちらの手とあちらの手でも10cmの間がある。
跳び退るのもしっかり間に合うだろう。
442
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/06/30(土) 21:56:42
>>441
(如月)
真道:
「……『商人』、悪いが「紹介」の件、無かったことに出来ないか?」
商人:
「? 何故で御座いましょうか?」
如月の言葉を聞いた真道は、商人と鬼龍の間に割り込んだ。
鬼龍:
「あ!? 何でだ!?
お前は俺に「『チップ』の紹介をしてやろうか?」と偉そうに言った癖に、何で今更そんな事を言うんだ!?」
怒り狂う鬼龍に、真道は少しの間を置いた後、話す。
真道:
「さっきの如月の言葉、良く聞いてなかったのか?
お前は『小学生以下の馬鹿』だって事を、如月はお前の言動を持って理解したんだよ。
それに自分の『スタンド』を『代償』にするなんて、勿体無いだろ?
お前の『スタンド』は『防ぐ』のが能力だなんて、それでも十分凄い能力だと思うぞ?
それに、それを失ったら「春花」とやらや、「朝顔」の子供たちは誰が守るんだよ?」
鬼龍:
「何が言いたいんだ? 守るだけじゃ、勝てる勝負も勝てないだろうが!」
真道:
「「勝てる」ぜ、これは俺が一番良く知っている。
俺の『刃』は戦う矛や剣にもなれば、守る盾にも壁にもなってくれる。
お前の盾は、純粋に盾の役割しか持ってない。だったらどうする?
「お前自身」が矛になればいいんだよ、だったら俺が矛になってやろうか?」
偉そうな口調に加えて、ふてぶてしく笑う真道。すると商人に振り向き。
真道:
「と、言うわけだ。商人、やっぱり鬼龍を紹介するのは「無かった事」にしてくれ。
元々こいつは買いたいけど、俺からの紹介があったろ?
つまり『俺の紹介が無いなら鬼龍は買えない』はずだろ!」
商人:
「え、ええ。左様でございます」
鬼龍:
「ふざけるなぁぁぁぁ!」
鬼龍が真道向かって拳を振り下ろすが、『VF』が真道を持ち上げ空中に飛ばすと、
サマーソルトキックの要領で鬼龍の後頭部を蹴り飛ばそうとした。
ガキィ!
真道:
「なっ!?」
『VF』がしっかり真道を受け止めるも、鬼龍は真道向かって睨みつける。
鬼龍:
「ふざけんな……俺が小学生以下の馬鹿だと?
ふざけた事言ってんじゃねぇ! それに契約を破棄するだと!?
てめぇここまで来てそれはねぇだろ!?」
真道:
「悪い、如月の言葉は「正解」だ。そんな奴に『チップ』を扱う資格は無い」
443
:
如月『一般人』
:2012/07/01(日) 00:27:18
>>442
(だだっこね。自分の思い通りにならないから暴れる。)
人間だれしもそういう部分はあるが――これはアウトだ。
「商人さん。」
そう言って、商人に右手をのばす。
鬼龍を無視し、自分にチップを売ってほしいという、そういう動きだ。
444
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/05(木) 22:08:54
>>443
(如月)
商人:
「はい、こちらでございます」
『商人』が手袋をした掌の上に「チップ」が置かれている。
商人:
「では、挿入する箇所を指定頂けませんか?
貴女から『否定』を頂く準備の為、初回は私が挿入しなければ行けないんです」
鬼龍:
「させるかぁあ!」
真道:
「逃がしゃしねぇよッ!」
鬼龍の背後からタックルで止めて、真道が脚を、『VF』が腕を力強く抑えている。
445
:
如月『一般人』
:2012/07/06(金) 07:22:31
>>444
「では、手首に。」
鬼龍が突っ込んできても対処できるよう位置を取りつつ、商人に右手首を差し出す。
なお、鬼龍が突っ込んできた場合は前述の通り、投げるつもりだ。
446
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/08(日) 02:55:37
>>445
(如月)
商人:
「では失礼します」
そっと如月の手首を取り、そこへ『チップ』を挿入する商人。
肌に触れた瞬間に、まるで肌が吸収していくかの様に『チップ』を呑み込んでいく。
そして完全に『チップ』が消えた後には、手首に『コネクタ痕』の様な刺青が肌に浮かんだ。
…これでスタンド使いになれたんだ…如月は無意識に肯定の念を抱いてた。
447
:
如月『一般人』
:2012/07/09(月) 19:29:40
>>446
能力詳細を先にお願いしたい。
それによって取る行動も変わるので。
448
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/09(月) 21:37:28
>>447
(如月)
スタンドの能力は『物体の動く方向を「変更」させる』。
発現時には本体の3m範囲内に現れて、「視覚」だけ本体と共有。
スタンドの視覚内に入った「動いている物体」に対して能力を使う事が出来る。
能力発動時、スタンドは本体から離れて、動いている物体を殴る。
この時本体が「動かす方向」を指定すると、重力や慣性を無視して、「動かす方向」へ動く。
(『左』へ動いているボールを『上に動かす』指定をすれば、ボールの『右側』から殴っても『上へ飛ぶ』。
分かりにくいが、下の図のような感じになる。)
動
か
す
方
向
↑
スタンドの拳→○←動く方向
指定できる方向は『前後左右上下』のみ、また指定しなければ動く方向はランダムになる。
動く方向から殴って、物体の動くスピードを加速させることも出来る。ただし、動く物体を「止める」事は出来ない。
『ワン・ディレクション』
破壊力:C スピード:C(離れる時:A) 射程距離:E(離れる時:B)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:E
449
:
如月『ワン・ディレクション』
:2012/07/09(月) 22:38:13
>>446
>>448
「成程、ね。これが…。」
(殴った物体のベクトル変更。面白いじゃない。)
そう言って、笑みを浮かべる。
スタンドは手に入れた。
ならば、『次』の段階に進むべきだ。
スタンドを眼の前に立たせ、動作の練習を行う。
この時、周囲の人物への注意は怠らない。折角の複数視覚だ、全力で利用させてもらうとしよう。
450
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/10(火) 20:28:38
>>449
(如月)
自身の『スタンド』―『ワン・ディレクション』を眼の前に立たせた。
身長は大体175cmくらいか。両手の甲にある矢印型のテンキーに、黒い覆面が特徴的だ。
早速動作の練習を行うが発現したてなのか、いかんせん動作がぎこちない。
周囲の人物を「スタンド視覚」を通して見る。
商人は、とても満足そうな笑顔で如月を見ている、買ってもらったのが嬉しいのか。
真道は未だに鬼龍を、地面に押さえ付けている。
そして真道のスタンド『バイオレンス・ファング』も見える。脚を抑えてるようだ。
451
:
如月『ワン・ディレクション』
:2012/07/10(火) 23:40:34
>>450
「それでは。」
笑みを浮かべたまま一礼し、鬼龍たち三人に背を向け歩き出す。
「撤収よ、撤収。――撤収だっつってんだろ。」
隠れて行動させていた『仕込み刃』に口の動きのみでそう伝える。
――商人すらも、仰ぐべき相手とは思えない。
が、『仕込み刃』と自分では、全貌の見えぬ能力を相手取るには至らない。
こちらは、ほぼ無能力と能力を知られているスタンドなのだ。
452
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/13(金) 22:45:05
>>451
(如月)
商人:
「ありがとうございました……あ、真道様。もう宜しいですよ」
真道:
「ああ……さて、鬼龍。もう懲りただろ? 今のお前じゃ、俺にも、商人にも、そして如月にも勝てない」
鬼龍を抑え込んでいた真道、離れて、地に伏せる鬼龍を見下すように言う。
鬼龍:
「……おい、お前。付け上がってんじゃねぇぞ。
こっちにだって、事情ってものがあるんだ」
真道:
「事情〜ぅ? ガキの精神の持ち主の癖にか?」
憤る鬼龍、それに対してヘラヘラと笑い、余裕を見せる真道。
すると商人が、鬼龍に近づき、チップを差し出す。
商人:
「鬼龍様、もし宜しければ、『お試し品(サンプル)』を扱ってみませんか?
(本来、これはかなり危険な品…だが、この男なら……)如何で御座いましょうか?」
鬼龍:
「……どうすれば、いいんだ?」
商人がニヤリと――今度は侮蔑の感情が無い――微笑んだ。
453
:
如月『ワン・ディレクション』
:2012/07/14(土) 02:42:41
>>452
(サンプル品……。
確かに強力だったりする事も多いだろうけど。
――どうなるか解らないから、という部分もある訳で。)
とはいえ、私には止める理由が――。
いや、あった。なんか腹立つこいつら。
まず真道の取り押さえ方を確認する。恐らくだが、TOTDの軌道に噛んでいるだろう。
それさえ確定したら、ワン・ディレクションを発動して飛ばし、鬼龍の延髄に拳を叩き込む。
この時、拳が深くめり込むよう、殴った拳に向かって動くよう能力を発動。
これで威力は2倍の筈だ。精Aと二倍のパワーで、意識を刈り取りたい。
「一回寝て、起きて、それから決めればいいわ。でなきゃ私が片棒担いだ事にされそうだし。」
(『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』と言ったかしらね、『あれ』の持ってきた情報にあったスタンド。
――正直言って、かなり厄介な能力。
ほぼ絶対防御、それゆえの初見殺しに対処の限定、明け渡せるという埒外の特性。
他のスタンドには攻撃出来ないけど、ちょっとの工夫で破られなくなる壁ってあるだけで相当うっとおしい。
――だのに、この不満っぷり。お怒りに巻き込まれるってのは、お断りよ。)
454
:
如月『ワン・ディレクション』
:2012/07/17(火) 10:57:06
>>453
申し訳ないが、レスの誤読があった。
(鬼龍が解き放たれていないものとして行動している)
また、そちらを認識している方法の記述漏れもあった。
改訂していいだろうか?
455
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/17(火) 22:48:42
>>453-454
(如月)
改訂しても大丈夫です、後、長期判定出来ず申し訳ありません。
456
:
如月『ワン・ディレクション』
:2012/07/18(水) 00:17:44
>>455
ありがたい。
―――――――――――――――――――ここから改訂後
>>452
(サンプル品……。
確かに強力だったりする事も多いだろうけど。
――どうなるか解らないから、という部分もある訳で。)
>>451
メ欄より、『OD顔で背後視』。
つまり、ワン・ディレクションを自身と重ねて発現し、スタンドの顔だけ後ろを向いていた訳だ。
これにより、背後の状況は見えているだろう。
とはいえ、私には止める理由が――。
いや、あった。なんか腹立つこいつら。
ワン・ディレクションを発動して飛ばし、まず足を延ばしてTOTDを起動させた上で
鬼龍の延髄に拳を叩き込む。
触れた時点で、拳が深くめり込むよう、殴った拳に向かって動くよう能力を発動。
これで威力は2倍の筈だ。精Aと二倍のパワーで、意識を刈り取りたい。
「一回寝て、起きて、それから決めればいいわ。でなきゃ私が片棒担いだ事にされそうだし。」
(『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』と言ったかしらね、『あれ』の持ってきた情報にあったスタンド。
――正直言って、かなり厄介な能力。
ほぼ絶対防御、それゆえの初見殺しに対処の限定、明け渡せるという埒外の特性。
他のスタンドには攻撃出来ないけど、ちょっとの工夫で破られなくなる壁ってあるだけで相当うっとおしい。
――だのに、この不満っぷり。お怒りに巻き込まれるってのは、お断りよ。)
457
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/18(水) 22:26:24
>>456
(如月)
『ワン・ディレクション』で真道、鬼龍、商人の三人を監視していた如月。
鬼龍は地面に倒れた状態で、商人を見て、起き上がろうとしている。
真道は鬼龍を見ながら、呆れていた。商人はスーツの中に手を入れてる。
鬼龍は起き上がっている、ワン・ディレクションが反応した。
足を延ばしてTOTDを発動させようとするが……。
鬼龍:
「どうわぁ!?」
足先は鬼龍の身体に触れて、鬼龍はその場でバク転するかの様に飛んだ。
だが、背中はがら空きな為、そこから更に追撃を試みた。
ドゴォッ
鬼龍:
「ごふっ」
鬼龍の延髄に拳が深く、叩き込まれる。地面へと大きく叩きつけられる鬼龍。
真道:
「なっ!?」
『ワン・ディレクション』は元からの精密性に加えて、瞬間的ならTOTD並のスピードを誇る。
その一瞬の出来事に、真道は大きく目を見開く。
458
:
如月『ワン・ディレクション』
:2012/07/19(木) 01:33:58
>>457
「――既に、という訳ですか。無残なものですね……。
ま、真っ先に私に攻撃してきそうだった以上助かったと言えば助かりましたが。」
真道にとってはかつて見た無表情が覗く。
「鉄壁のスタンド『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』を生み出した精神、
そしてそのスタンドそのもの。
――正気の内に関わりたかったものですが……。」
蹴りが叩きこめたのなら威力も底上げされているだろう。
パワーは加算のようだし。
「ああ、商人様、『紹介』出来そうなのが何人かいますので、
どう連絡すればいいか教えてくださいませんか?」
それはそれとしておいておき、商人に連絡の仕方を問う。
459
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/21(土) 21:14:55
>>458
(如月)
商人:
「どう会えばいいか、貴女が一番知っているのではないですか?」
真道:
「ねぇよ。バレない様に少々「フェイク」を入れたから、分かってないはずだ」
如月の質問に対し、商人が言い、真道が口を挟む。
真道:
「まあ、あの掲示板の情報を見たなら大体は分かってると思うが、一応説明しておく」
「商人に会いたい、連絡を取りたいなら『ICBM』と伝言板に書き込めばいいだけだ。
分かるか? 「私はチップを買いたい男(女)です」って意味だ」
「後、受け取った『スタンド』の名前は把握してるか?
『イニシャル』も書けば、商人も把握しやすいから、書いたほうがいいぜ」
確か、掲示板に『VF』と書いてあった。あれば『バイオレンス・ファング』の意味らしい。
商人:
「では真道様、あの『No88』は何ですか?」
真道:
「ああ? 深い意味はねぇよ」
460
:
如月『ワン・ディレクション』
:2012/07/21(土) 21:44:07
>>459
「ああ…それが解れば十分です。求めていそうな知り合いに心当たりがあるので、
誘うのに成功したら連絡いたします。」
再度笑顔を浮かべ、その言葉を置いて立ち去りたい。
461
:
『商人と凶刃と竜の血涙』
:2012/07/29(日) 17:49:24
>>460
(如月)
商人:
「ええ、ではどうぞ、ごひいきに」
如月の笑顔に、商人も笑顔を見せる。
真道:
「あーあ、結局、鬼龍には『資格なし』だったし、如月もこれで『スタンド使い』か」
商人:
「いえ、真道様。鬼龍様には『資格』は十分でございますよ?」
真道は商人の一言に「あ?」と返答した。
商人は真道に一つの『チップ』を見せ、そのチップについて説明した……。
真道:
「……マジか、危険すぎないか?」
商人:
「この人はもう『手段なんて選んでられない』状況です。
そうなれば、この試験段階の良い「被験者」になってくれそうですよ…」
商人はその場で含み笑いを浮かべ、真道はその含み笑いに狂気を感じた。
――立ち去った如月、気絶している鬼龍は知るよしも無い。
462
:
如月『ワン・ディレクション』
:2012/07/29(日) 18:12:10
>>461
――背を向け、公園から去る。
その行動を行いきった次の瞬間には、無表情に戻っていた。
売人に見せていた表情は1から10まで偽りだった、という事だ。
向こうだって似たような物だろう。
売人の能力は一体何だったのか?
それはまだ解らないし、こちらの能力は割れている。
圧倒的不利だ。
しかし、必ず売人は、その背後の奴は殺す。
スタンド解除を盾にこちらを利用しようとするかもしれないからだ。
>>425
メ欄開示、『城戸隠れ追跡』より、
初めから城戸に自分を追跡させていた。
後から合流して相談する必要がある。
そういった先の事に思いを巡らせながら、真にその場から去っていく。
463
:
如月『ワン・ディレクション』
:2013/06/13(木) 21:47:11
ベンチに座っている。
そして、その視線は一本の木に向いている。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板