[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
場所/春海市:春海湖
534
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2009/11/16(月) 00:15:27
ミス。
>>532
「ああ、少し待ってください!」
鹿山に触れて、止める。
「あの…手伝ってくれない?ほら、さっき俺『鬼龍』って言ったろ?
その人、俺の『仲間』なんだ。紹介と同時に実はね……。
鬼龍さんが今、困っていて、俺と後一人「協力者」が欲しいって言うんだ」
片手に持っていた紙は『鬼龍からの手紙と地図』なのだ。
「どうかな…鬼龍さん、優しい人だし、場所もそんなに危険じゃないよ…駄目かな?」
535
:
鹿山『グローリー・オブ・ラヴ』
:2009/11/16(月) 00:38:51
対応感謝。
>>534
「おお?別に時間有るから良いけどさ…」
『グローリー』は、人助けに使える能力なのか、どうなのか…。
「…言っとくけど、俺のスタンドのパワーは、あまり期待しない方が良いから…な?
こーんな体してながら、『赤子程度』の力しか持ってないのよ。トホホ。
ま、その『鬼龍』さんの事を教えてくれるって言うなら付いてくよ。
俺も真相知りたい…いや、見たいしなァ…うん。」
536
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2009/11/16(月) 17:29:22
>>535
「その分『素早いスピード』と『正確な精密性』を持っている訳って事だね。
それなら俺のイヤホンを返しつつ、プレーヤーに繋ぐなんて器用な事出来ない。
…俺と真逆ですね。俺のはスピードと精密性は俺次第だけど、破壊力は抜群ですよ」
『グローリー・オブ・ラブ』についての解釈と、『12バー・オリジナル』の性質を説明する。
「うん、俺からも事情を言っておくけど、なるべく内密にしてください。
本名は『鬼龍 獅狼』、スタンドは『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』。
実は「元ヤクザ」なんだけど、今は足を洗って「保育士」をしているんです。
けど最近鬼龍さんがいる「養護施設」に怪しい人がいるから困っているって、俺に手紙があったんだ。
だから、俺と後一人『協力者』が欲しいって言ってるんだ……こんな感じでいい?」
537
:
鹿山『グローリー・オブ・ラヴ』
:2009/11/16(月) 18:16:10
>>536
「…おおッ!見事な『推理力』…」
⇒事情を聞く…。
「成る程ッ。
(『対人戦』なら、ギリギリなんとかなりそうだな。
その怪しい奴ってのが『一般人』だったら良いけども)
おk。『協力』するよ。
でもさァ…『スタンド使い』なり立てで、君みたいな推理力も無いぞ?
…こういうのを『TRPG』で『PL力不足』というんだっけかァ。
勿論、なるべく足手纏いにならない様、努力するけどね」
どこから取り出したのか、メモ帳に何か書き込んでいる。
「一応、『連絡先』渡しとくかい?」
538
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2009/11/16(月) 19:21:23
>>537
「そう言う事は考える事じゃないですよ。
『TRPG』や『PBW』でも大切なのは自由な発想と行動。
俺だって先の見えないPBWで、どう行動するか決めて、それが物語になる…そう考えるとわくわくするんですよ。
それはともかく、『連絡先』ですね。じゃあ、俺も渡しておきますよ」
紙をピラッと見せて、交換を求める。
539
:
鹿山『グローリー・オブ・ラヴ』
:2009/11/16(月) 19:44:55
>>538
「フフ。面白い奴だな。君は、なァ」
『連絡先』を交換した。
― ― ― ― ― ―
今でもOK。ただ、中の人の都合により、1〜2週間ほどRT希望です。
540
:
優希 望『12バー・オリジナル』
:2009/11/16(月) 20:06:29
>>539
「よし…じゃあ、場所は俺が連絡しますんで、俺はこれで。それじゃあ今度ね」
鹿山の連絡先を受け取った望、そして、春海湖から去る。
541
:
鹿山『グローリー・オブ・ラヴ』
:2009/11/16(月) 20:18:48
>>540
「じゃ。」
さてと…無い頭振り絞って、『グローリー』の全てを頭に叩き込まにゃあならん。
―この街の『都市伝説』。…ほぼ全て、『スタンド使い』が関係してるのだろう。
解き明かしてやるぞッ。『これ』は俺の夢への『第一歩』だッ…。
あイヤホン探さないと
542
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 15:31:25
「ちくしょおおおおおおおお―――っ!」
『ウオオオオオオオオオオオオ!!』
ブン!ガン!ブォン!
スタンドで空中に思い切り八つ当たりしている青年がいるのが見える。
それにしてもおそろしい形相をしている……。
543
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 15:33:57
>>542
「うわぁ…………」
偶然見てしまった友人から必死で目を逸らしている。
544
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 16:49:53
>>543
「死ね!クリスマス死ね!カップル死ね!くそおおおおおおおおお!!」
ガガガッ!ゴア!ドッギャアアア―――ッ!!
……今まで見た『フォーギブネス』の動きのなかで、もっともキレのある動きだ……。
「ああああ―――! あ」
視界の端に本屋が目に入る。
「ああ……あ……やっ……翻訳」
545
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 16:56:46
>>544
「…………えーと」
「メリー・クリスマス」
サーカスのピエロを見たかのような最高の笑顔を浮かべながら。
546
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:01:57
>>545
ピク
「………………。」 「や…………」
. . .
「やめろ……」
. . . . . . ... . .
「その言葉を口にするな……」 「『メリー・クリスマス』などと…………」
ジョーの反応が変わった。
「やめろォ……『クリスマス』なんていわないでくれ……翻訳……
君なら分かってくれるだろう……?『聖夜』の、いや『性夜』のおろかさが!」
.
何かが憑いているかのような様子だ。
547
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:04:44
>>546
「…………僕はね、ジョーさん」
「聖夜が性夜であることを差し置いても!
アナタのその滑稽な姿が面白くてたまらない!本当に!」
「だから……だから、メリー・クリスマス!」
548
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:11:27
>>547
「そうか……残念だよ……。君なら……
君 な ら 分 か っ て く れ る と 思 っ た の に ッ !」
「やめろォォオオオオオッ!『クリスマス』と言うのをやめるんだ……!」
「いいか?」 「あと一回でも『メリー・クリスマス』と言ってみろ」
「翻訳 君がそういった瞬間、俺の『フォーギブネス』を君に叩き込む。」
「いいか?あと一回でもだぞ!あと一回でも言ったらそうする!」
「たとえ翻訳でも だ!」
「これはちっぽけな嫉妬心なんかじゃあ 断じてない…… アンフォーギヴン
いいか?これは全能である主、キリストへの冒涜なんだ……それは赦されざるものだ。
赦してはいけないんだ……奴らは!」
549
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:15:59
>>548
「…………ええ、アナタのその思いは実によくわかりました」
ジョーに向けて拍手を送る。
「僕の心を動かすほどに……」
「わかりました、誓いましょう……僕は今から絶対にメリーとクリスマスを連続で言う事はしません」
そう言って湖の方をを向く。
「今日は家で大人しくゲームでもやっていることにしましょう」
550
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:19:38
「……そうか……」
一転して冷静さをとりもどす。
「いいか?念のために言っておくが、決して嫉妬心からじゃあないぞ?」
「嫉妬ではないからな」
…………。
スッ
本屋の隣に立ち、一緒に湖を見つめる。
「…………そうだね……。」
551
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:23:33
>>550
「…………」
(嘘だ!絶対嘘だ!ほら……嘘だ)
「こういう日はフリゲでもやっているに限ります、クリスマス特別版が公開されたりするものです」
552
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:27:18
>>551
「…………」
悲しそうな目で、湖の向こうの町並みを見つめるジョー。
どう考えてもさびしそうだ。
「……フリゲか……悪くないk……ピクッ!……そうだね……。」
『クリスマス』に反応したが、まだ冷静さを保っているようだ。
553
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:29:04
>>552
「…………」
「今日明日中寝てた方が良いと思いますよ」
554
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:31:51
>>553
「それはなんかいやだ……『奴ら』に負けた気分になる」
ムズかしいヤツだ。
「『同志』だ……。『同志』がいれば、こんなもの、恐れるに足らないのに……。」
悔しそうに呟く。
555
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:35:21
>>554
「…………」
(駄目だこの人……何とも出来ない…………)
「マスクでも被ったらどうですか?」
556
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:36:56
>>555
「そうだな……マスクをかぶって路上で愛の巣作ってる
奴らに『制裁』を……くくっ……。…………」
思考がどんどん駄目な方向に向かっている。
「…………彼女欲しいなあ……」ボソッ
557
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:40:51
>>556
「…………駄目駄目の駄目人間ですね」
「しかも壮大な目的の影に隠したチンケでクソったれた目標持つの止めましょうよ、
敵対する『奴ら』に同化しようとするの止めましょうよ」
558
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:43:48
>>557
「……!!」
目を見開く。『目が覚めました』って感じの顔だ。
「……翻訳、俺は間違ってたよ……。
君の言うとおりだ。敵対する『奴ら』と同じになってはいけない。
我われはあくまで闘わなくてはならないんだ!『奴ら』と!」
ダークサイド
「ありがとう……さすが翻訳だよ。俺はあともう少しで闇 黒 面に連れて行かれるところだった」
559
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:46:03
>>558
「……」
(本当に駄目だ……この人……)
「その思考の方が思いっきりDARK-CHAOSな気がしますけど……」
(まぁ、いいか)
560
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:50:18
>>559
「ところで」
「さっきからそれとなーく蔑みの視線を感じるのは気のせいかな?」
ザザァー……
どこからともなく波の音を流しつつ、湖を眺める。
「……いや、世間一般的には異端でも、俺は構わない。
俺はこの生き方に生きると決めたんだ……。
恋人がいたら仲を引き裂く。ラブホテルがあったら全壊させる」
「呼吸をするのと同じくらい当然のことだと、今では思えるよ……。」
561
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:53:49
>>560
「いえ、結構目力全開です」
「………………えーと、」
「頑張らないでください」
562
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 17:56:26
>>561
「フフッ、そんな気がしてたよ」
衝撃の事実にも動揺しない。いや、本当は最初から気付いていたのかもしれない……。
「たとえ、この世でただ一人になろうと、俺は戦い続ける。
それしか……俺にはできないんだからな………………」
話題が話題だったら、カッコいい場面だったのだろうが。
「それはそうと、まさかラブホテル全壊って本気にしてた?
ハハッ、そんなわけないだろう」
ニヤリと笑い、
「精精半壊が限界だよ。たとえ俺でもね。」
残念な訂正を入れた。
563
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 17:58:27
>>562
「…………何でこんなになるまで放っておいたんだ!」
「話は変わりますが、僕は今からクリスマスパーティーに行きます」
「ついて来ますか?」
564
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 18:01:30
>>563
「……『クリスマス…………パーティ』……だと……?」
ド ド ド ド
「きさま……本気か……――ッ!?」 「そして俺を誘うだと……?」
「なんのつもりだ!何を考えている!翻訳ッ!」グオッ!
ズイ、と近寄り、
「…………」ジィー
「…………」
「分かった、その誘い 乗った!」グッ
握りこぶしを作る。
565
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 18:02:55
>>564
「………………」
最早、何も言うまい。
「じゃあ行きましょう、すぐ人も来ると思いますので」
566
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 18:04:09
>
>>565
「ああ。分かった」
そのまま本屋のするままに行動しよう。
「ところでどんなヤツらが来るんだい?」
567
:
本屋 空『ハロウィン』
:2009/12/24(木) 18:05:55
>>566
「どんな人が来るかって?」
「さあ?」
喫茶店へ向けて歩いていく。
568
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2009/12/24(木) 18:07:53
>>567
「やれやれ……ちと不安になってきたってヤツだぜ」
本屋について歩く。
569
:
-
:2009/12/24(木) 19:52:37
_____________________________|\
そして喫茶店へ\
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/16680/1093239627/233-
\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
570
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 18:03:44
『お待ちください、姫! 私……いえ、このレイティアに隊の指揮権を!
あの忌わしき「革命共和軍」には私の姉上が捕虜にされておるのです!
それが私にとっては許せぬのです……このような事は姫に対して無礼だと心得ております、しかし!
これは姫にずっと仕えてきた我がソルアルト家の血を、繋ぎ止める為の決心です!
今一度、このレイティア否! 我等『グリューネワルト騎士団』に出撃と、隊の指揮権を!』
……公園の広場にて、凛とした女声が響く。
演劇の練習か、台本片手にそれをチラチラ見ている。
「……こんなものかな。やっぱり『ハズイ』な〜この長台詞」
さっき言っていた台詞は、葵の役柄が演劇終盤にて言う、重要な台詞だ。
力強い決意、姉を思う熱さ、怯え無き声を出す事が重要らしいが…正直『恥ずかしい』ようだ。
571
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 18:10:58
>>570
「………………」
ベンチから、視線を感じる。もしあなたが振り返るならば、
そこにはあなたの方を見つめる女性の姿が見えるだろう。
572
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 19:45:31
>>571
…視線、向いてみる?
もしも……もしもの話、私が知るような人物ならば、これに反応するはず。
……ちょっと、イラッとするかもしれないけど……
『何いきなり見ているわけ?』
声を『男声』に変えて、視線を向けないまま言う。
573
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 19:57:13
>>572
ピク
静かにそちらを見ている女性の体が一瞬揺れた。
数瞬、虚を突かれたようにポカーンとしていたが、
ハッとしたように顔に薄い笑みが現れる。
「すみません〜〜っ……。公園で『演劇』の練習をしている人なんて、
珍しいな……と思って。好奇心で……お気を悪くされましたか?」
「『女声』……お上手なんですね。私、てっきり女性の方かと思って……」
笑いながら、女性は座っていたベンチから立つ。
(………………)
(参ったわねえ……。公園で演劇の練習をしてる馬鹿がいるから、
暇つぶしに眺めてたら絡まれちゃった……。どーしようかしら)
574
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 20:06:31
>>573
知らない人ね……なら、問題はないかも。
「…どうも、私はちゃんとした『女性』ですよ?
気なんか悪くありませんよ、『演劇』の練習は何時もの事ですから。
特に…あなたみたいな女性に見つめられても、恥ずかしくありませんよ」
話しかけてきた人の方向を向き、笑ったまま近寄る。
575
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 21:00:23
>>574
「あ、あら?」
ズルゥ
五十嵐が自分と同姓であることが予想外だったのか、
女性はガクリと体勢を崩す。
「そ、そうでしたか。すみません…………。
演劇の練習をしていた時の方が『素』だったんですね……」
女性はアハハ、と苦笑いする。
どことなく上品な雰囲気を伴わせた動きだ。行動に無駄がない。
「いえ、誰でも『奇異』の目で見られたら、気分も悪くなるでしょうし、
もしそうだったら申し訳ないな…………。と思いまして……。」
女性は顔に苦笑いを貼り付けさせたまま答える。
立ったまま、動くこともなくただ五十嵐を迎え入れる。
が、その心中は穏やかではなかった。
(チッ……近づいてくるのね。この女、顔は綺麗だけれど
お近づきにはなりたくないわね……性格ヘンだし)
(だから、さっさと立ち去りたくって立ち上がったんだけど……
近づいてこられたら、立ち去ると逆に失礼ね。こんな女に嫌われたところで、
私はどこも痛くないけど、そういう考え方は『王』たる私の生き方にはふさわしくない)
(「お使い」に行かせた下僕――ああ、『恋人』だったかしら……
彼が戻ってくるまでのいい暇つぶしになると思って、相手してようかしら)
576
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 21:28:49
>>575
『ま、私に初めて会う人にとって、こんな声は『奇異』でしょうね』
男声で体勢を崩した女性に話しかける。
幾多もの人を驚かせた『特技』……まずはこれで話しかけるのが「葵流のあいさつ」なのだ。
「あなたは…演劇に興味があるんですか? 何か好きな物とかあるんですか?」
577
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 22:25:33
>>576
(うう…………)
「いえ……。私は、演劇鑑賞とかはあまり…………」
女性は苦笑しつつ答える。
見方によっては、声がころころ変わる葵への対応に困っているようにも見える。
(頭が痛いわ……。こいつ…………。
いわゆる『天然』っていう人種かしら?
会話が成り立たない…………。さっき、「『恋人』が来るまでの暇つぶし」
って言っていたけど、「『恋人』が来るまでの辛抱」って言いなおした方が良さそうね……)
「好きなもの……は、お友達と遊んだり、喋ったり……そんな感じです」
……普通だ。回答はどこまでも普通な女の子のものである。
本が友達の大人しい人格でもなければ、毎晩遊び歩いている様子もない……。
「あ、私、泉――って言います。臨在院 泉です。
ここで会ったのも何かの縁……宜しくお願いします」ペコリ
女性が自己紹介をしつつお辞儀をした。
そういえば、まだ名前を名乗っていなかった……。
一緒に話すと言うのに、名前を知らないというのも奇妙な話だ。
578
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 23:10:00
>>577
「そうですか……泉さんですね。私は葵、五十嵐 葵です。
よろしくお願いします……縁、ですか」
見た感じ普通の高校生だと感じ、ニコニコ笑顔で見る葵。
泉の思っている事をしらず、普通の女子高生だと思っている。
「私は……本とか読んでいたり、それから皆とカラオケですね。
あ、歌とかに興味はありますか?」
また話を持ちかけてきた……完全に葵のペースに引き込まれていく。
579
:
臨済院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/13(水) 23:31:47
>>578
(……今、天然と考えたけど…………)
「歌は……まあ、特別興味があるわけではないですが、人並みには」
女性は顔に微笑をたたえつつ答える。
先ほどから、笑ってばかりで変わりばえのない表情だ。
(『天然でバカ』に訂正したほうがよさそうね。こいつ。)
(さっき知り合ったばかりなのに、不用心すぎでしょ)
「歌、好きなんですか?」
女性はニコリと笑って質問する。
五十嵐が歌好きなのだと思ったのだろう。
580
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/13(水) 23:55:38
>>579
「…『救われたから』」
すると、少し物悲しそうな口調になった。
泉の元を離れて、懐からイヤホンとMP3プレイヤーを取り出した。
そしてその場で『ダンス』を踊り始めた。
「私、昔いじめられていたんですけど、『音楽』が好きだったんです。
負けずに音楽に取り組んでいたら、信じられなかったんですが……
『音楽大』の推薦を手に入れたんです。それから演劇を始めて、今は寂しくありません」
昔話をしながらもダンスをしている。
一目見ただけでも、その『キレ』や『ステップの速度』。
そして片手を地面につけると、勢いのまま片手で立ちあがった。
まるで多種多様なダンスのメドレーを見ているみたいだった。
「だから……歌は好きです」
元の体勢に戻って、MP3プレイヤーを外す。小さくだが、音楽が流れている。
そして、泉を見つめた。
581
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/14(木) 18:25:10
>>580
「『救われたから』?」
きょとんとして復唱する女性。
そして、ダンスを踊り始める葵をポカーンと見つめはじめた。
「うわあ、すごい。ダンス、お上手ですね」
昔話をしながらダンスを踊る葵に、女性は見るものを安心させるような笑みを浮かべる。
女性は微笑みながら、葵のダンスの動きを観察するように眺めていた。
. .
(なるほど……確かに動きのキレや速さはなかなかね。
だてに『音楽大』の推薦を取ってるわけじゃない、か…………。
しかも、身のこなしも結構なものね。ハンドスプリング……言うのかしら?あれ。
あんなこと出来る女性は、そうそういないもの……)
(そこのところは素直に感心するわ。スゴイことはスゴイもの)
(でも)
(……やっぱ変人ねえ……。
いきなりダンスを踊り始めるあたりとか、演劇の練習してたから
気分も役になりきっちゃってるのかしらね。見てるこっちが恥ずかしくなってくるわ)
「なるほど、葵さんにとっては、「音楽」は自分を救ってくれた恩人みたいなものなんですね」
女性はいかにも感動したような口調で、踊り終えた葵に話しかけた。
582
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/15(金) 00:04:57
>>581
「…そう言う事ですけど…、これでまた「問題」がありまして…」
頭をぽりぽり掻いて、何故か苦笑する葵。
「私の推薦入学した『音大』…「女子大」だったんです。
入学時に先輩がたから『期待の新人よ!』とかって言われて…。
元々部活動には入る気は無かったんですけど、何故か異常なアプローチで演劇部に入部したんです。
それに……『カラオケ』の時に私歌ったら、次の日『葵姉様』とかの異称が何故か…」
……これは一応ちやほやされているみたいだが、葵は何故かそれが嫌らしい。
583
:
臨済院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/15(金) 00:31:57
>>582
「も、もしかして、葵さんって、「ソッチ系」の……?」
女性の頬が紅に染まる。
どうやら『レズビアン』だと勘違いされたようだ。
(やっぱり『天然でバカ』なだけあって、世渡り下手ねえ)
心中で葵を嘲笑う。
(イヤなら隠せばいいのに。そうやって能を見せびらかすバカは破滅するのよ?フフフ)
584
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/15(金) 20:54:26
>>583
「いやいや違います!違いますよ!!
私は「ソッチ系」とか、勝手に皆さんが決めているだけですし!
それに私には!」
言いかけた時、ハッとなり手で口を塞ぐ。
「……何でもありません……あの、こんな事聞くのは失礼ですけど」
泉に対して、態度を改めて戻す。
「泉さん、ここで何をしていたんですか?」
585
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/15(金) 22:11:34
>>584
「冗談ですよ、冗談」
イタズラっぽい笑みを浮かべる女性。
見事に乗せられたようだ。
(へえ、『好きな人』……いるのね。
そんな感じには見えなかったから余計に意外だわ。
まあ、私の知ったことではないけど…………)
「ああ、私ここで友人を待っていたんです。
今、向こうの方へお使いをしてもらっていて……」
(そういえば……『恋人』、遅いわね。
いつもならこのくらいの時間には、既に着いていてもおかしくないのに。
……また何か問題起こしていなければいいけど…………)
「ちょっと、遅いですけどね。
あはは、どこかで寄り道でもしてるんじゃあないでしょうかね?」
586
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/15(金) 23:29:35
>>585
「近い状況だから冗談に聞こえて、冗談じゃないんですよ……」
マンガなら細線目になって、滝のような涙を流しているだろう。
(あー、ギリギリセーフ。『彼氏』の名前を言う寸前だったー、危ないー)
「……まさか、「事故」にでも遭ったんじゃないでしょうか?
なんか不吉な事言ってしまいますけど、早く戻ってくるといいですね」
泉の友人が遅い事に、少し心配をする葵。
587
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/16(土) 02:06:10
>>586
「い、色々と苦労なさってるんですね……」
女性は苦笑しながら同情している。
おそらく五十嵐の考えていることなど理解できていないだろう――。
(まあ、そうは言いつつもまんざらじゃない、ってところかしら?)
「ああ、事故……は多分大丈夫だと思います。
歩道に車が突っ込んでこない限り、怪我はしないでしょうし――」
(何より、そんなことになったら『恋人』よりドライバーの方を心配するわ。
妙な因縁(俺とあの人の仲を引き裂く為に轢いたな!とか)をつけて
殴りかかったりしなければいいんだけれど…………)
「多分、もうすぐ来ると思います」
588
:
五十嵐 葵『フリーク・オブ・ネイチャー』
:2010/01/16(土) 02:29:06
>>587
「まあ…はい、でも皆は私をからかっていても『信頼』出来る親友です。
だから……毎日は楽しいです」
『信頼』……彼女にとってはもっとも大切なものだろう。
と、葵のケータイが鳴る。ポケットから素早く取り出すと電話に出る。
「はい、葵です……剣崎先輩!
どうしたんですか? はい、「打ち合わせ」?
ひょっとして、『騎士団』のですか? はい、はい、分かりました。
じゃあ、あづまっちやアッキー先輩にも伝えておきます。では」
電話をきると、泉を見て言う。
「そろそろ友人さんも来るようならば、私はここで失礼させて頂きますね。
それじゃあ……お元気で、泉さん!」
そう言うと、葵は春海湖から去っていった。
589
:
臨在院 泉『パートタイム・ラヴァー』
:2010/01/16(土) 10:11:49
>>588
立ち去る五十嵐を笑顔で見送る女性。
最後まで、笑顔ばかりの女性だった。
数分後……
シュタッ
「遅かったですね、どうしたんですか?」
「途中で俺の『恋路』を邪魔する不届き者を始末してきた」
女性の顔は今までとは見違えるほど冷淡だった。
「はあ……やっぱりですか。駄目じゃないですか。
『他人に手を上げない』って約束、破っちゃったじゃないですか」
「も、申し訳ない……!」
申し訳なさそうに頭を下げる男。
「まあいいです。それで、お使いはできましたか?」
「あ、ああ……『おしるこ缶』……。この近くにはなかったから、大変だった……。」
「はいはい。じゃあ、「ご褒美」は何がいいですか?」
「それは……ゴニョゴニョ」
「……ふふ、分かりました。じゃあ、私の家に行きましょうか?」
そういって一組の男女は住宅街へと消えて行った。
590
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/23(金) 00:04:21
一人の青年が、サッカーボールを蹴っている。
一本の樹木に狙いに向かって、壁打ちのように。
しかし……コントロールが全然狂ってない。
「………」
徐々に距離を離してきたり、キック力が強まってくる。
それでもコントロールは狂わず、司も冷静沈着に蹴り続けている。
「………」
591
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/23(金) 18:39:03
>>590
少年が歩いている。
用事で道を通りかかったところ、青年を確認。
彼の妙技に僕は感嘆の声を上げたぞ。
「おっ!」
「ほほう」
彼の邪魔をしないよう、ベンチに座って見守りたいな。
592
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/23(金) 18:40:59
age
593
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/23(金) 23:03:22
>>591
どんどんと、サッカーボールを蹴っていく。
戻ってくるときに、ボールを頭上に上げた。
落ちてきたボールがバウンドしたときに、足でボールを止めた。
「………誰だ」
声に気付いたのか、周囲を見渡している。
594
:
未だ名無き者
:2010/07/24(土) 00:04:37
>>593
難なく声の主が見つかった。
やがて、自分とボールに向けられる好意と畏敬の目に気付いただろうか。
道幅くらい離れたところのベンチに少年が座っていた。
貧相な体格だが、佇まいだけはきらびやかと言うか…。
シンプルでありながらも、どこか豪華な服だ。
(スゴイな)
「や、ごめんなさいだね。いいさ、そのまま続けてよ」
青年の身体能力に感動したぞ。
運動音痴はデキる奴に憧れるものなのさ。
595
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/24(土) 17:41:00
>>594
(……あいつか…)
視線が自分とボールを見ている。
こちらは体格は普通ながらも、ジャケットとジーンズと活発な服装。
しかし清潔感を感じるほど、清楚な雰囲気を感じるだろう。
すると、ボールを蹴り上げると、膝でリフティングを始めた。
これもけっこう手馴れているようらしく、なかなか落とさない。
……だが、すぐさまやめた。
「……一緒にやるか?」
手に取ったボールを、そっちへと転がす。
596
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/24(土) 20:57:29
>>595
自分の方にボールが回って来たのを見て…僕は立ち上がったぞ。
「おっ!ありがたいね」キリッ
おいおい、何だかカッコつけて構えたぞ。
華麗に受け取って、青年と同じく自分もリフティングをするつもりらしい。
「見よ!パパ直伝の僕のボールさばき!エイッ!とりゃッ!…あ痛ぃッ!」
ボールを受け取り続けざまに自分もリフティングに入ろうとしたよ。
つま先でボールを頭上に上げて、ヘディングから始めようと言う魂胆だったが、
そんな実力はないので顔面にぶつかった後、明後日の方向にボールが転がっていった。
(ッ…)
ボゥム ボム…
ボールは、青年から見て左方向に跳ねているようだな。
597
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/24(土) 21:33:10
>>596
失笑を堪えつつ、ボールの下へと向かった司。
すると頭上へと蹴り上げて、そのままリフティングをする。
きっとさっきの少年がやりたかったのはこれのはずだと、司は思っている。
「ほっ、ほっ、よっと」
そこから背中へと乗せると、更に踵で蹴り上げて、さっきの樹木に当てようとする。
「オラッ!」
しかしボールは樹木に当たらず、上の枝に葉が擦れて、枝が撓る音を発した。
すぐさまサッカーボールは落ちてきた………。
が、姿形はサッカーボールに似ているが『色』が違った。
黄土と茶の縞模様が目立ち、乱雑に鱗が張り付かれていた。
それは……『スズメバチの巣』だったらしく、巣から大量の『スズメバチ』が出てくる。
「あっ、やべっ」
598
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/25(日) 21:32:39
>>597
(あーあ。でも)
(過去の失敗なんぞどうでもいいんだよ!これから何とかすれば)
ポジティブシンキングで恥かしさを堪え、またもや感嘆の声を出した。
「うーん、すごいね。惚れ惚れする」
ボトッ
「うわっ」「は、蜂の巣」
少年は驚愕の表情で固まっているね…。
青年にとってそれは必要無いだろうがとにかく、
彼の助けを得る事はできそうに無いだろうな。今回のアクシデントは。
599
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/25(日) 23:27:02
>>598
不快な羽音を鳴らし、司に向かってくるスズメバチの大群。
司もかなり慌てた表情を見せているが、スズメバチから逃げず眼を見据えた。
スズメバチの大群との距離が3m……2m……そして1m近くまで大群が近づいたとき。
「……噛み砕いちまいな」
頑丈な体型に黄金と白銀の肌をした『スタンド』が、司のそばに現れた。
そして腕部に『刃』のようなものが生えると、スズメバチに向かう。
すると高速のラッシュを繰り出し、大群をどんどん切り裂いていく。
600
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/26(月) 20:43:55
「!」
少年はVFのラッシュを直視する形になったな。
(いやぁ…驚いた)
スズメバチもあるけどあの青年だ。僕と同じ…、精神の像を持つ者なんてね。
それにだ。パワー・スピード、かなりの物ときた。
しかも、小さくそして宙を細かく動き回る的を見事的確に惨殺…いや、…『斬殺』しているのだ。
「おーい…」
「大丈夫ゥ?」ササレテナイノ?
ラッシュを決める後ろで様子を伺うような声が聞こえる。
おお、少年が貴方を見守る事しかできないのをを許し給え。
彼はそう、道具も無いこの状況下、あまりにも無力なのだから。(彼の脳内を除いて)
601
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/26(月) 22:13:06
>>600
「ハァ……ハァ……」
全てのスズメバチを切り裂いた『VF』。
司は像を解除すると、その場に座り込んだ。
「……平気だ………」
かなりのパワー・スピード・精密性。
その代わりの射程範囲内と持続力だろうか、消耗が激しそうだ。
602
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/26(月) 23:30:40
>>601
少年が近寄ってきて、声をかけたぞ。
疲れる貴方に質問責めだ。
「すごいね、全部あなたが『切り裂いた』の?」
「汗拭くかい?水筒もあるよ」アイスパンチヤガリガリクンモ
『貴方に攻撃を加えようとした蜂達が一瞬で地面に落ちた』
『皆切り裂かれている』
『貴方は殆ど動いていない』
『何も知らない一般人』が驚く3つの要素。
誰だって不思議に思う。誰だって驚く。誰だって『恐れる』…『怖がる』はずだ。
ただ、少年の声から伝わってくるのは一向に『感心の想い』だけで、
貴方を『いぶかしむ様な声』では『なかった』んだ。
603
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/27(火) 13:46:23
>>602
タオルを取ると、顔の汗を拭う。
まだ肩で息をしているが、徐々に回復してきてる。
「………『見えてるのか』? お前。
まさかアンタ、『スタンド使い』か?」
少年の『感心の想い』の声に、疑問の声を出す。
604
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/27(火) 19:54:31
>>603
タオルは何だかぎらぎら光り輝いていた。見ると金箔がびっしりと付いてるな…。
貴方が汗を拭いたのは金箔の無い裏面、肌触りも良いから安心して欲しい。
そして、少年は優しく微笑むと貴方の問いを肯定したぞ。
「ええ、そうですとも」
「僕も貴方と同じ、力有る精神の像を持つ者さ。
何事も『同じ穴の狢』ってのはいるものなのだね」
(ベリーグー)
…スゴイスタミナで、雪原に策一輪の花のようだ。
この青年はきっと体育会系なのだろう。
インドアの僕とは大違い。
605
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/27(火) 21:10:54
>>604
(……何だ、こいつ? 何処かの金持ちの息子か?
それとも、ただ単に派手好きなだけか………?)
心中で思う。
「そうか……ありがとよ、タオル。
けど俺としたことが、ああなるとはな。予想外だった…」
ボールが引っ掛かったと思われる樹木に近づく。
腕を振って飛び上がると、『VF』が下から青年を押し上げる。
そうして、枝に掴まって「懸垂」の要領で樹木の上へと登り移った。
「おーい、ちょっと来てくれ。
ボールを落とすからキャッチしてくれー」
606
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/27(火) 21:21:42
>>605
「ほー」
青年のスタンド技能を見てまたもや驚いたね。
そしてスタンドの使い方をこんな所で学べるとは意外だったさ。
…さて、青年の催促の声を聞いたよ。
「えっ…うーん、面倒くさいなぁもー」
「ここら辺かい?」
…愚痴りながらも、少年は素直に定位置に移動し両手を頭上に構えた。
少年は運動音痴そうだから落とす時も気をつけてやってほしい。
607
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/27(火) 23:11:34
>>606
「OK、少し待ってろよー」
ガサガサと葉の擦れる音と、枝が撓る音が聞こえる。
青年と『バイオレンス・ファング』がサッカーボールを捜す。
……青年が見つけたようだ。
「よーし、落とすぞー」
少年の真下に動くと、掴んだ手を離して、サッカーボールを落とす。
608
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/28(水) 22:59:52
>>607
青年の合図に応じ、こちらも心構えをした。
「ふふ」
「ばっちこーい」
ヒュゥウ…(ドァシュ!)
少年は見事にキャッチしたぞ。
どうでもいい事だが、何かが刺さるような音がした。
ボールに隠れて少年の腕付近はあまり見えなかったな。
609
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/28(水) 23:18:17
>>608
「よっ、どうだ?捕れたかー?」
樹木から『VF』の片腕に捕まって、降りてくる。
そのままボールをキャッチした少年まで近寄る。
610
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/29(木) 15:41:34
>>609
「バッチリさ」
青年が降りてくる音を確認、順次ボールを渡したい。
あー、…少年の手は血で濡れているな。
取り損ねて顔にいっちまったかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
ちらと見えた顔に、血は付いていなかった。
611
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/29(木) 17:28:04
>>610
「へっ、サンキューな……て、おい! 手、血まみれじゃねぇか!」
『VF』の刃は展開してないはずなのに……何でだ!?
「おい、水筒持っているんだろ!? 傷口洗え! 傷口!」
612
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/30(金) 01:06:27
>>611
「…あぁ、ごめんよ。ボール、汚しちゃったけど。
まあ、すぐに消える…って…あ、そーかァ、その手があったかぁ」
少年に傷口は見当たらない。
なのに、貴方はその血がゆっくりゆっくりとその量を増していく様に感じている筈だ。
少年はボールを地面に置いて水筒を出したぞ。
さて、まずは水筒の中身で手を洗いたい。
手の血は簡単に落ちるだろう。『傷口』は僕の手には『無い』のだからね。
613
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/30(金) 19:21:24
>>612
「あれ…?」
血が出てるのなら『傷口』があるのに、それが無い?
………こいつ俺の『VF』が見えたんだよな。まさか……。
「お前の『能力』かぁっ!?」
驚く。
614
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/30(金) 21:24:40
>>613
「トクトク〜…っとね」 …僕ァ手をゆすぐぞ。
うん、直接的に…YESかNOで貴方の問いには答えるつもりは無いな。
間接的に。そぶりで、伝える。それが『スタンド使い』。
「ごめんよ。ごめんよ」「脊髄反射だったんでさぁ…分かっておくれよ」
少年は貴方に許しを請う。貴方の質問を『否定』してはいなかった。それが『答え』なんだろう。
「10分も立てば塞がるだろうね、その『天使の傷』は。血の方も20分の間に『凝固』して『消え去る』」
「おと!」「安心しておくれよ。流れ出る血は綺麗なもんだからね。なにせ僕は菜食主義だから」
さて、…分かったかい?
ボールだな。『血』がトクトク流れ出てるのは貴方のボールだ。
615
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/31(土) 20:16:27
>>614
「て、『天使の傷』ぅ〜? 何だそれ、「聖職者」みたいなこと言うなよ」
ボールを手に取り、『流血』を見る。
「うわぁ……これ、お前の『血』か? 『能力』を見るからにして。
……これは『偽創』とかに使えそうだなー。それから、何でも好き嫌い無く食べろよな」
料理好きだからこそ、言えることだ。
616
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/31(土) 20:59:55
>>615
『天使の傷』は、何か針のようなもので貫かれたような形をとっているよ。
無生物から血が流れる様は都市伝説でも良く取り上げられる『血の涙を流すマリア像』を想起したかな?
不気味に感じたか神秘的に感じたかは貴方の判断に任せるよ。
「何言ってるんだい。おかげで見てよこの綺麗な血を」
しかし他人のものを汚しておいて図々しい奴だと思わないか?
意訳すれば「菜食主義だったからこのボールについてる血は汚くないよ!」という屁理屈だ。
ついでに、これまでに少年が発言したことを纏めれば30分で全てが元通りになるようだな。
「しかし、『偽創』かぁ…うん。その案頂き。でも、『誰かと組めば』もっと『攻撃的』な能力になるんだよね」
「例えばその血濡れボールさぁ…貴方のスタンドが、他のスタンドに向けて投げつけたらどうなるかな?」
617
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/07/31(土) 21:16:37
>>616
「…なあ、これ誰がどう考えても『不気味』がるぞ。
誰だってそうだ。俺だってそう感じてる」
若干ひいているが、元通りになるのならばいいと考えてる。
「ふーん……俺の『スタンド』でか? あ、これ「固まる」か?
それなら、いろいろ『応用』とか出来そうじゃないか? 俺と違って」
俺の『VF』は『刃の発現』が能力だからな………。
618
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/07/31(土) 21:57:52
>>617
「ふ〜ん。そうかぁ…まあ一般論ではそうだろうさ。でも世の中にはそういう変態…じゃないや」
「これを芸術的、神秘的な現象と捉える人もいるんだよね」
持論を語った後、青年の問を肯定するぞ。
「…30分だね。瘡蓋みたいになるからベリベリと剥がしても良いさ」
「刃の発現…良いじゃない。両刃じゃないなら、斬るだけじゃなくて峰を使って色々できそうだ」
「解答は…DFが起きる、だよ。
…この血を帯びた攻撃はスタンドにダメージを与えるから。
そう、貴方レベルのパワー、スピード、精密動作性があれば、
『スタンドはスタンドでしか倒せない』から派生した
『スタンドでガードし、投擲の勢いを緩める』
『スタンドで投擲物を弾く』
etc…
こんな理論が殆どの場合看破されるんだ。
そういえば、貴方もだいたい同じ事が出来るんじゃないかな?」
619
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/06(金) 10:45:21
>>618
「?」
DFが起こる?
血が帯びた攻撃がダメージを与える?
俺の『VF』にも同じ事が出来る?
「……どういう事だ?」
620
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/06(金) 21:49:34
>>619
屈み込んで近くの枝を掴む。
「そーだなぁ…」「あなたのスタンドを出してみてくれないかな…?今ここで」
少年は図々しくも貴方のスタンド!の露出を望んでいる…。
―――というのは嘘だ。幻想だ。
簡潔に言えば「スタンド出せ!」という事だろう。図々しいことに変わりは無いが。
この少年は、長文使ってまで説明した自分の主張を立証したいのだ。
621
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/06(金) 22:25:38
>>620
「ああ、いいぜ」
まったく意図が分からないが、後ろに『バイオレンス・ファング』を発現させる。
「けど、その『血』でどうやってダメージを与えるんだ? 精神的な意味でか?」
622
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/06(金) 23:33:24
>>621
「誰がうまいこと言えとなんとやら、って奴だね」
「こう回り込んで」
「ハァーッ!!」
『VFの顔面』に、貴方から見て右方向から少年の持った木の棒が投擲されたッ。
無論、『すり抜ける』な。
623
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/07(土) 13:15:23
>>622
「うおっ」
『VF』向かって木の棒が飛んできて、何事もなかったかのように『すり抜ける』。
「……な、何をするんだ。これでDFを証明できるのか?」
624
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/07(土) 13:38:37
>>623
「さて。次はこのボールを投げるさ」
ぼむ、ぼむぼむ、ぼむ…
少年は、件の血塗れボールを手に持った。
『VF』の胸に向けてボールを投げつけたいな。思い切り。
「この血は…スタンドの産物。つまりスタンド液」
バシュアッ(投げつける音)ス精CC
「血を帯びた、いや、纏った物は『スタンドに干渉できる』…そういう仮説さ」
「名づけて『ST』…『スタンド・コーティング』」
仮説が正しければ『すり抜けない』…そういう結果になる。
『VF』の耐久性が人並みなら、DF、ダメージフィードバックにより貴方は胸の辺りが痛くなる筈だ。
力が弱いとは言えども、この距離だからな。
625
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/07(土) 18:20:02
>>624
今度投げてきたのは『血に濡れたサッカーボール』。
これは……『当たった』。スタンドと…干渉した!?
「つう……マジかよ……。こんな事が出来たのかよ……」
胸の辺りを押さえて、少し痛いリアクションをする。
「………ああ、『俺も似たような事が出来る』ってこういう事か?」
血塗れボールを『VF』が手に取ると、『VF』が触れた箇所以外から、『刃』が生える。
ボールは一種の『スパイクボール』のようになった。
「……他にも、俺の全身を丸めて攻防一体の体勢とか出来るんだがな……」
そう、これの応用法はいろいろあるが、司は「前の戦い」の事を引きずっている。
626
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/08(日) 15:28:43
>>625
「ほう」
スパイクボール!カッコいいね。
応用の多いスタンドはやはり格好がいいものだ。
…と、
「?」「なにやらお困りの様子」
、 、
大変だったな…。
しかし、貴方の失敗などこの少年は知る由も無く、質問を飛ばした。
「どうかしたのかい?辛気臭い顔をしているね」
627
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/08(日) 21:08:04
>>626
「……俺に聞くな」
(……ああ、気にしすぎだ俺! あの時は何考えてたんだ。
あれはもう「俺の勝利」の話だろ、もう考えなくていいじゃねぇか…)
自分の心の声で、過去の失敗を抑制する。
そして、サッカーボールの瘡蓋を『VF』でベリベリ剥がした。
「……そう言えばお前、名前は何て言うんだ?」
628
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/08(日) 23:39:03
>>627
剥がした瘡蓋はだらしなく地面に落ちた…。
ボトッと。
「僕かい。そういえば名乗ってなかったね…。スポーツ兄さん?」
「…クリシャ。九里砂 等真(とうま)」
「友達には発音や血縁からクリスと呼ばれてるよ。ハーフだからね」
629
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/08(日) 23:51:42
>>628
「俺は…真道司、『真の道を司る男』だ」
右手の人差し指で空を指差す。『VF』も合わせて、指差した。
「ちなみに俺のスタンドは『バイオレンス・ファング』………。
よろしく頼むぞ。クリス」
手を差し出して、握手を求めてきた。
630
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/09(月) 00:11:36
>>629
「マーヴェラス。フフ」
「良い名だね」
司が手を差し出すと同時に、その手の中に僕も手を滑り込ませたぞ。
ギュムッ
「こちらこそ」
631
:
真道 司『バイオレンス・ファング』
:2010/08/09(月) 00:31:25
>>630
「ああ」
グッと握手すると、手を離す。
そして、ボールを持つと後ろを向く。
「じゃ、俺はそろそろ行くぜ。またな、クリス」
そう言って司は春海湖を出た。
632
:
九里沙『エンジェルス・オブ・ペイン』
:2010/08/09(月) 00:50:24
>>631
「バーィ」
(さて、急ぐかぁ)
少年は湖を出て道の先に消えた。
633
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/10(金) 00:30:36
ベンチでぐったりしている。
「ウェアー」
634
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/10(金) 23:29:08
>>633
ベンチでぐったりしていると、ベンチの前に一人の男が立つ。
「おい、津久見。そんなところでぐったりしてるんだ」
635
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/10(金) 23:37:39
>>634
「あ?」
地味に仲良くない男が来たせいか、額にしわが寄る。
「別に何もしてねぇよ。」
636
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/10(金) 23:47:47
>>635
「…休憩中か」
隣に空いてるベンチが在れば、隣に座る。
なかったら、津久見の足がある方に立つ。
「……津久見、この前のことだが……『謝る』。本当にすまなかった」
637
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/10(金) 23:53:35
>>636
隣のベンチに座る。ある程度は距離が開いている。
「今さらだろ。父の日の事も含めて、な。」
638
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/11(土) 00:05:44
>>637
「今さらか? 俺があの猫背の男の話をすんなり受け入れちまったから、
俺は勝手に「津久見は悪だ」と思い込んじまった」
煙草に火を付け、吸いながら話を続ける。
「けど実際、お前は「何も悪くない」んだろ?
……いっとくがこれは俺の勝手な推測じゃない。勇実から聞いた事だ」
639
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/11(土) 00:18:19
>>638
「ククッ、クハハハハハハ!バカだろ!お前やっぱバカだろ!」
立ちあがり、指差して爆笑する。
640
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/11(土) 00:22:53
>>639
「……何が可笑しいんだ」
無表情。
641
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/11(土) 00:26:29
>>640
左手をポケットに入れると同時に右手で鬼龍を指差す。
「この間は杵築の言葉、今度は勇実の言葉。
テメェは伝言板か?」
嘲笑を隠さずに言い放つ。
642
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/11(土) 00:31:24
>>641
「……別にいいだろ。伝言板だろーが、なんだろーが」
煙草をふかす。
「……だけどな。
確かに俺や望とかは『頭が悪い』し『打たれ弱い』。
だから『情報収集』ぐらい頑張ったって可笑しくないだろ」
望を持って来た理由? 『辻斬り』するほどのバカだからな。
643
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/11(土) 00:56:02
>>642
「ふん、テメェよりは望の方が有能だがな。
力を追い求めて、『戦闘経験』が足りない事に気がつく程度には、なぁ。
それにあいつは自身の力に『満足』しちゃあいない。――『満足』は足を止める。
俺だって、今の自分やスタンドに『満足』してるか、っつったら『NO』だ。
それに、だ。『頭が弱い』?『打たれ弱い』?そうやって『自覚する』のが進歩を止めるんだ」
644
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/11(土) 01:16:26
>>643
「『自覚する』のが進歩を止める?
望は自覚して、辻斬りをしたんだぞ?
その説明は如何付けるつもりなんだ?」
645
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/11(土) 01:28:15
>>644
「ふん。『自覚する』ってより、『自認する』に近いか。
『自認する』ってのは『自分の欠点』を認めちまうことだ。」
「あいつとは違って、お前は自分の『欠点』に抗わないよな。
望が『辻斬り』に至ったのは『弱い自分』を認識したくないからだ。
『弱くない』と思いたいから、強さを追い求める。」
646
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/11(土) 01:43:30
>>645
「………その『弱さ』さえをも認めるってのも重要じゃないか?」
煙草を携帯灰皿に入れて、後始末をする。
「俺の『TOTD』は『防ぐ』事が出来るが、それだけしか出来ない。
『欠点』だって理解しているつもりだ。
こいつは『信頼した奴に渡すべき』だってな」
あー、なんだ。と付け加えて、考える素振を見せる。
「とにかく『弱点』を理解し、その『欠点』を無くす方法を考える。
そーでもしねぇーと、望は小学生にだって負けるぞ?」
647
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/11(土) 02:01:12
>>646
「解ってねェなぁ。『欠点』を『欠点』と認識したらな、人は『諦め』ちまうんだよ。
『欠点』を逃げ口上にしてな。テメェが闘う事をせずに『渡す』だけを考えちまう時点で。
テメェは『スタンド使い』として、『弱い』。」
648
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/11(土) 02:23:09
>>647
「………おい」
言葉の感情に『怒り』が含まれる。
「てめぇ、誰が『弱い』んだよ。
俺だって『弱い』、望だって『弱い』。
じゃあお前、自分の能力に『満足』してない癖して『強い』って言えるのか?
てめぇの言う『強さ』とか『弱さ』って言うのは何だよ?
『能力』か? 『力』か? はたまた『知恵』か?」
649
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/11(土) 02:36:16
>>648
「ハッ」
鼻で笑う。
「『スタンド』には可能性がある。『満足』して立ち止まらなければ『研鑽』される。
『力』?そんなもん相性次第だ。『知恵』?『知り過ぎ』なんてつまらないだけだ。
『能力』?そんなもん―――能力の域を出ねぇ。
『心』だよ。『魂』が強い事は、
『力』を、 『知恵』を、 『能力』を、
『凌駕』する。」
650
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/11(土) 21:38:17
>>649
「『心魂』……か。
…てめぇが何考えてるか知らんが、俺がまだまだだって事は分かった」
ベンチから立ち上がり、煙草に火をつける。
「……言っておくが、俺があんな事言えるのは『保護者』だからだ。
俺の『スタンド』は「仲間を守る為」に存在していると言っても過言じゃねぇ。
………一方的だが、俺は俺だ。甘いって言われれば「そこまで」だ。
けど、俺が元々どんな奴か知ってるか? お前ほどとは行かないが、『殺す』事には躊躇わないつもりだ」
津久見に言ってから、春海湖から消える。
651
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2010/12/11(土) 21:55:06
>>650
「一人で闘う事をまず考えろ。常にアタッカーになれる誰かが居るとは限らない。
『保護者』だの『仲間を守るため』だの言ってる内は、お前は弱い。」
「それに…殺すのを躊躇わないと言ったつもりは無いし、
お前じゃ人は殺せない。」
去りゆく背中にそう言って逆方向に歩き去った。
652
:
<Delete>
:<Delete>
<Delete>
653
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/11(土) 23:28:40
「ぐはぁッ!食らったァ!」
なにを食らったのかは分からないが、
とりあえずそんな声をあげてうずくまる男が一人。
「これが……手嶋の威力というやつか……!」
意味不明である。
654
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/12(日) 01:03:23
>>653
うずくまっている男の近くに、一人近づく男。
「おい、そんなところで何うずくまってるんだ」
655
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/12(日) 12:25:38
>>654
「……いや、なんでもない」
恥ずかしげに咳払いをしつつ立ち上がる。
「ただちょっと、スパムの破壊力に驚かされていただけさ……」
意味が分からない説明だ。
しかしジョーは鬼龍のリアクションを待たずに真面目な顔に戻る。
どうやらただネタロールをするためにここに来たわけではないらしい。
「……覚えているかい?
この前、この間起こった『事件』を」
ジョーが言っている『事件』とは、『不良』と戦った事件のことだ。
あの、あまりにもあっけなさすぎる幕切れの事件…………。
「『犯人』は死んだよ」
「殺された。
おそらく敵の『ボス』だな。「粛清」…………されたんだ」
あまりにも淡々と鬼龍に『知っていること』を伝える。
656
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/12(日) 14:03:51
>>655
「……ああ、そうか」
ジョーの『知っていること』に一言。
煙草に火を付けて、吹かす。
「…『ボス』っつーことは、やっぱ「どっかの組」だな。
……面倒な事になってきたな」
ジョーや鬼龍のような『供与された者』。
望が出会い、今も活動してる『チップの商人』。
そして「カルラ」を『ボス』としている「どっかの組」。
今、この町は『三つ巴』に近い状況で『スタンド使い』が溢れている。
「……ジョー、「津久見」には会ったか?
ここで会ったが、『お前は弱い』とか言われた……」
657
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/12(日) 22:46:53
>>656
「組っていうのはどうなんだろ……」
鬼龍の発想に苦笑した。
そんな物騒な可能性はあまり考えたくないが……。
いや、この際何が後ろ盾だろうと変わらないか。
「ん?この前喫茶店で一緒にお茶した。
結構苦労してるみたいだね、あいつ」
殺人鬼疑惑はともかくとして、たまたまいった博物館で恐竜に襲われるとか……
(GMが自分とはいえ)かなり可愛そうな目にあっている。
「……へぇー」
とくにリアクションは示さない。
意図的ではなく、本当にどうでもいいからだ。
「で」
鬼龍の感情をはかるかのように目を見つめ、
「獅狼はそれが『正しい』って思ったの?」
単純な問題だ。
鬼龍は少なくとも力に関しては強い人間だ。
そんなことを津久見が見誤るはずもない。
逆に頭脳に関して言えば、ヤクザ一徹ということもありマヌケと言わざるを得ないところもある。
これも分かりきったことだ。鬼龍だって自覚してるだろうからいちいち言わなくてもいい。
じゃあ、津久見は何を『弱い』と言ったのか?
『心』とか、『スタンド使いとしての強さ』のことだろうか?
だとしたら、他人になんと言われようが自分は『強い』と言い張れればそれでいい。
『内面の強さ』なんて、所詮その程度のものだ。
だが、津久見に言われたことを認め、自分が弱いのでは?
と心の片隅ででも思っていたら、そのときは津久見の言うとおり『鬼龍は弱い』ということになる。
658
:
鬼龍 獅狼『ティアーズ・オブ・ザ・ドラゴン』
:2010/12/12(日) 23:23:36
>>657
「『違う』!」
感情的な答えを即答する。
「……俺の『能力』は理解してるよな、ジョー。
だけど、『仲間を守るため』だの『保護者』だのを盾にしている「弱い奴」だと言い張られた。
……俺一人で『スタンド使い』とは戦えない。そこが俺の『弱さ』と奴は言った。
だけどなぁ……俺だって……『覚悟』ぐらい、分かってるんだよ……」
拳を握り締め、声が震える……「悔しい」のだ。
659
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/13(月) 18:48:55
>>658
「じゃあ、それでいいんじゃね?」
津久見にとって、鬼龍は弱い。
津久見という人間の価値観は、津久見の中では絶対なんだから、津久見の中では確実にそうなんだろう。
しかし、鬼龍の中では違う。それだけだ。たったそれだけのこと。
『正義感』にも同じことが言える。自分にとって正義であることは、
他者にとっては『悪』であることもある。誰にも譲れない一線がある。だから争いは起こる。
「別に人間なんて十人十色なんだしさぁー、自分と意見が違うやつがいたとしても、
そんでそいつと敵対しちゃったとしてもさぁー。別にいいんじゃね?そこまで気にしなくても」
「自分の価値観にあわせて他人の価値観まで捻じ曲げようとするってのは、
そりゃ傲慢だよ。津久見(あいつ)の価値観で、きみは確かに弱い。それでいいじゃんか」
アホらし、と言わんばかりに軽く答える。
重ねて言うが、ジョーにとって、心の強い弱いだのはそういうレベルの問題だ。
660
:
『 』
:2010/12/14(火) 19:48:05
>>659
鬼龍:
「……イマイチ、納得いかねぇけど。
ま、俺も『闘う』事を考えないとな……」
煙草に火を付け、煙を空へと吹くが……。
紫煙が昇っていく、不自然な『軌道』に、鬼龍は気付く。
鬼龍:
「………ジョー、警戒しろ。
望から聞いたと思うが、例の『スタンド』の特徴の『煙』。
相性は悪いが……「近くにいる」ぞ」
661
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/15(水) 22:12:22
>>659
「ま、そういうもんさ」
得意げにはしているが、
ジョーの語る『強さ』だって、簡単にまとめてしまえば
「意志を曲げないことが強く」「意志を曲げることが弱い」というものだ。
考え方の違う人から見れば、ジョーのいう強い人間は頭の堅い人間に移るかもしれない。
誰かに教授できるようなものでは、到底ない。
結局、より多くの人から賛同を得られる『強さ』こそが、
『多数派』の『強さ』こそが、世間一般では『強さ』と呼ばれるのだから。
――未だ、ジョーがそれに気がつくには、若すぎた。
そして、動く煙。
「馬鹿野郎、まずは煙を消せ」
動きに迷いはなかった。
本体が鬼龍を突き飛ばし、そして次にスタンドでタバコのみを殴り飛ばして火を消す。(破ス精ACB)
これは『フォーギブネス』の圧倒的パワーによる風圧でタバコの煙をかき消し、射程外に飛ばす目的もある。
そして、それとなく周りを見渡して『本体』を探す。鬼龍にもそう指示する。
スタンドはなんでもありのファンタジーではない。(経験則レベルだが)ルールが、法則と呼ばれるものが存在する。
いかに『スタンドを与えられる』ほどの能力でも、大原則は変わらない。
『射程が長いスタンドは、パワーやスピードが犠牲になっている』。
煙という形態である以上、スタンドへの攻撃は望めない。例外は、煙という形態ゆえの弱点だろうか。
まあともかく、それなら下手にスタンドとはやりあわず、本体を叩くべきだろう。
マルチスキル
もちろん、『チップ』による複数能力も警戒しなくてはならないが。
そんな思惑もあり、とりあえずまずタバコの煙を消し飛ばす以上の干渉はしない。
662
:
『 』
:2010/12/16(木) 21:19:55
>>661
鬼龍:
「うおッ!?」
ジョーが鬼龍を突き飛ばすと、銜えていた煙草が宙を舞う。
それを『フォーギブネス』が拳のパワーによる風圧、スピードによって遠くまで吸殻が飛んでいく。
吸殻は消えた後も煙を発してたが、近くの噴水へと着水し、沈んでいった。
ジョーは鬼龍に周りを見渡して、『本体』を探してくれと頼んだが……。
鬼龍:
「……いやジョー、その必要は無さそうだ」
鬼龍の視線の方には、拍手しながら近づく一人の男性。
しかも、「赤いスカーフ」「白いスーツ」そして「黒いソフト帽」を被った優男がいた。
優男:
「いやぁ、素晴らしい。
貴方方が、うちの『チップ』を探っているという方々ですね?
フフフ、お会いしたかったですよ」
663
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/18(土) 10:19:33
>>662
「………………」
鬼龍を引っ張りつつ、煙から離れる。
離れられたならば鬼龍を転ばない程度に突き飛ばし、さらに距離をとらせる。
自分自身は、煙が自分と優男の間に入らないように、煙と優男の中間に入る。
そして、男を見据えて一歩踏み出す。
「……スタンドを発現するとは、随分なご挨拶だな。
喧嘩売ってるのか?」
彼我の距離はどれくらいだろうか?
優男は今どこに位置している?(湖の近くにいるとか)
「(近くにいる、ということは『近距離パワー型』?
そういえば優希も商人はその目で見ていたな)」
664
:
<Delete>
:<Delete>
<Delete>
665
:
『 』
:2010/12/20(月) 18:17:04
>>663
男の距離はジョーの位置から約『5m』。
優男は、噴水近くにあるベンチのそばにいる。
宙を舞う煙から離れる鬼龍とジョー。
そしてジョーは、煙を超えて優男の前に立つ。
優男:
「いえいえ、私もさすがにそんな物は売りませんよ。
私はただ、『チップ』について調べている人物がいると聞き、興味が湧いたのですよ。
まあ……それ以外の目的もあるんですけどね」
優男が指を鳴らす。煙が優男の下へと集う。
集まれば集まるほど、じょじょにその「スタンド像」を現す。
優男:
「今回の私の目的は、たんなる「忠告」です。
これ以上、私の行動に横槍を入れるようであれば、私は貴方方を『殺します』。
大人しくしていれば、命に関わる怪我はさせませんよ?」
鬼龍:
「おい、そんなのお断りだ。ジョー、お前もそうだろ」
鬼龍が後方から言う。
666
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/21(火) 22:57:23
>>665
「スタンドは盗られるだろうけどな」
『命に関わる怪我はさせない』という『優男』(ま、『商人』といっても間違いないだろう)の言葉に
「まったく信用してないけどね」という顔で付け加える。
「(やれやれだ……。「『チップ』について調べている人物がいると聞いた」?
人が悪いぜ『商人』……! 俺が『チップ』について調べてると知っているのは
望ほか数人。どいつも口を割るようなタイプの人間じゃあない……!
おおかた、望のときの戦闘を見てたんだろうが……!)」
鬼龍からの忠告は無視。こんなことは答えるまでもない。
ジョーの気になるところは、別にある。
「……どうして、あんたは『チップ』を他人に渡してるんだ?
なんの目的がある? どうして辻斬りをしている望に『チップ』を渡すような危ないまねをしたんだ?」
質問は、意外にも『優男』が悪だと決め付けるものではなく、
あくまで『チップ』を扱う動機、そして、『悪』である優希に力を与えた動機を聞くもの。
667
:
『 』
:2010/12/23(木) 19:27:44
>>666
優男:
「……この町は力を持つ人間が多く存在し、力を望む者さえ多く溢れています。
いわば、『対抗手段』のようなものです。
私はこのチップで『スタンド』を無理やり発現させた人を、何度も見てきました。
皆さん新たな力が手に入って、ご満悦でしたよ。
望さんは元から『力を持っている』珍しい客でした。
まあ、襲われた事に関しては驚きましたけどね……彼は素直なお客様でしたよ。
『あんたの持つ力を俺にくれ!』なんて、言いましたね。
もちろん与えてあげましたよ……『実験的要素』もありますしね」
軽い笑顔をジョーと鬼龍に見せる『商人』。
668
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/24(金) 12:03:25
>>667
「『対抗手段』?」
意味が分からない。何故対抗手段が必要になるのか?
自分の手先を増やして、この街相手に戦争を始めるつもりなのだろうか?
というか、質問にほとんど答えてもらっていない。『煙に巻かれている』。
「はぐらかさないでくれ。
なぜ『対抗手段』が要る? なんのための『実験』だ?
あんたは『何をしたいんだ』?
その返答如何では、俺も手荒な真似をする必要が出てくるが……」
そう言って石を拾い上げる。
優希との一戦を見ているだろう『商人』なら知っているだろう。
ジョーが小石――に限らず、投擲可能なもの――を手にするということが、
どれほど危険な行為であるか。
669
:
『 』
:2010/12/24(金) 19:16:11
>>668
商人:
「私はこの町にいる『裏切り者』を始末したいのです。
その為『対抗手段』として、スタンド使いを生み出しています。
それに……望さんのような「スタンド使いが『チップ』を使ったら、スタンドは『成長』するか?」に関して、興味があったのですよ。
望さんは、あの時情緒不安定でしたからね。力を求めるなら、何にでも手を出すんでしょうね。実に滑稽で、面白かったですよ」
鬼龍:
「て…てめぇ! てめぇのせいで望だけでなく、俺や春香。
勇実に、罪も無い奴が傷ついたんだぞ! お前、そんな事していいのか!」
商人:
「知りませんよ。それは望さんの意思じゃないですか?
私は『チップ』をあげただけで、何の干渉もしてません。
別に望さんの「後押し」をした訳じゃありませんよ」
鬼龍:
「てめぇええ!」
鬼龍が商人に向かって、突っ込んでいき、拳を振りかぶる。
しかし、商人が指を鳴らした。
商人:
「『スモッグ』」
鬼龍:
「うっ!?」
突如、鬼龍が動きを止める。その場に膝を付く。
頭を抱え、その場に蹲る。更に嘔吐までした。
商人:
「ふっふっふ……何も考えず、突っ込むのみ。
望さんもそんな人でしたよ……やれやれです」
670
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/24(金) 23:41:54
>>669
「やれやれ、だ」
うずくまった鬼龍はスルーする。
下手に助けに行けばこっちまで痛い目見るからな……。
せっかく引き下げてやったのに突っ込んだあいつがバカだ。どうしようもない。
……さっさと、こいつを撃退する以外には。
「確かにそうだな。
あんたのしてることはたとえば麻薬を他人に売りつけて、
『俺は売ってるだけだ、それをどう使うかは相手次第』と言ってるようなもん。
確かに、その通りだろうよ。『チップ』を渡している以外に問題はない」
「だが」
『フォーギブネス』が手の内にある小石を投げつける。
狙いは『商人』の持っている『スーツケース』……の延長線上にある『湖面』!(パス精ACB)
優希が『商人』と交戦した際、煙に変化して攻撃から逃れていたことは知っている。
つまり、小石を投げたところで効きはしない。
ならば、『水』ならばどうだろうか?
たとえば線香の煙で石灰水を白くする実験がある。煙は『水に溶ける』のだ。
物理攻撃からは完全に無敵に思える『商人』、その弱点は『水』にあるとジョーは推測した。
それに、有効でなくても、それはそれでその後の対応によって、対策が練れるというものだ。
671
:
『 』
:2010/12/29(水) 18:15:52
>>670
バシャァ!
『フォーギブネス』で投げた小石が湖面にぶつかり、大きな水しぶきをあげる。
それに気付き、背後を振り向いた『商人』。
商人:
「『スモッグ』!」
『スモッグ』がバラけて空気と混じると、水がどんどん『凍っていく』。
『商人』にかかりそうになった水も凍り、氷となってしまった。
商人:
「ふぅ〜……で、何が「だが」なんですか?
私がしてる行いが間違っているとでも?」
ジョーに振り向き直し、両手を竦める。
すると、懐に手を入れて、鬼龍の元へと近寄った。
鬼龍はまだ息苦しそうに、蹲っている。
商人:
「この人のスタンド……『ティアーズ』と言いましたっけ?
なかなか使えるスタンドらしいじゃないですか? 悪いですが……
そのスタンド、『研究』させてもらいましょうか」
鬼龍のうなじ辺りに向かって、チップを挿し込もうとした商人。
ダーンッ!
商人:
「ッ!?」
突如「銃声」が響き、商人が鬼龍から離れた。『チップ』は……中央を撃ち抜かれていた。
商人:
「何だ今のは……まさかッ!?」
スーツケースを持ち、周囲を警戒し始めた商人……様子が一変したようだ。
672
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/29(水) 23:28:30
>>671
書き方が拙くて意味が伝わってなければ申し訳ないです。
ジョーの行動は『スーツケースの延長線上の』湖面目掛け小石を撃ち出すというもの。
湖面に小石が衝突するということはつまりスーツケースを貫通しているということなのですが、
スーツケースの様子はどうなっているのでしょうか?
673
:
『 』
:2010/12/29(水) 23:58:43
>>672
スーツケースは持っており、横から命中。
貫通したが、内部から『チップ』のようなものは見当たらない。
外部からも貫いた衝撃による『チップ』の破片も見当たらない。
674
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2010/12/30(木) 01:39:29
>>673
回答感謝。
>>671
「(チッ、『スーツケース』はブラフか……)」
「間違ってるに決まってるじゃないか。
フツー辻斬り相手に無用な力を与えたりする?」
ばっかじゃねーの? って感じの呆れた表情を『商人』に向ける。
「(……!
やはり『チップ』でスタンドを抜き取れるのか……!)」
ひそかに隠し持っていたもう一つの小石で『チップ』を撃ち抜こうとし……
愕然とする。
「(バカな……!? 今さっきヤツは「両手を挙げて肩をすくめた」……!
そのとき『チップ』はなかったはず……! どのタイミングで『チップ』を出したッ!?)」
もしジョーがその場面を見ていたなら、思い出したい。
そして、『商人』が動揺したその瞬間。
『ソレェッ!!』
もう一発、小石を撃つ。今度は『商人』の眉間を通って水面をブチ抜く。(パ精AB)
当然、その際水飛沫は『商人』に思い切りかかるようにする。
かなりの勢いだ。煙になったとしても全身を散らして動きを止めることくらいなら可能だろう。
675
:
『 』
:2010/12/30(木) 19:11:39
>>674
>ジョーに振り向き直し、両手を竦める。
>すると、『懐に手を入れて』、鬼龍の元へと近寄った。
ジョーは肩をすくめた所を見たのなら、この瞬間も見ている。
チップを撃ち抜かれて、動揺する商人の眉間に目掛けて小石を放った!
商人:
「!」
ドフゥン
商人の頭が煙となり、小石は貫通する。だが、小石はまた水面に当たる。
そしてその水しぶきは商人の身体を浴びる。
商人:
(しまった!)
???:
(…何か起きてる? 良く分からないけど、チャンスだ!)
「……チャンス、チャンス。突撃、奇襲!」
遠くから「スナイパーライフル」のスコープを見る女。
そして、トランシーバーから何かを伝える。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ バシュン! バシュンバシュン!
地響きが鳴り、「地面」から『小石』が上へと飛び出してくる。
しかも、上へと飛び出した小石はその場に止まり、商人の身体向かって飛ぶ。
商人:
(くうっ!? この『能力』はッ!?
クソッ、身体が濡れてるせいで『煙』になれない!)
676
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/01(土) 23:02:28
>>675
「!?」
突如浮かび上がった小石に一瞬驚愕するが、”敵の敵”の能力の一端だと考えて思考を放棄。
おそらく『商人』はこの程度の攻撃には対応できると思うので、『フォーギブネス』は
なるべくバレないような姿勢のまま両肩・両膝に四発小石を撃ち出す。(パ精AB)
「そして……獅狼ッ! きみの救出だッ!」
ダッシュで『商人』に接近、その途中で『フォーギブネス』を使い鬼龍を放り投げる。
投げる方向は湖。受身が取れなくても大丈夫なように。(パ精AB)
同時に横目で鬼龍が吹っ飛んでいく様を見て、相手の能力に『射程距離』があるのか観察する。
677
:
『 』
:2011/01/04(火) 18:07:48
>>676
商人の動揺、突如浮かびあがった小石。
ジョーも『商人』へと向かいつつ、両肩膝に小石を投げた。
すると『スモッグ』が再び姿を現し、両手を広げた。
商人:
(『スモッグ』! 「空気の壁」を作れ!)
両手が空気に混じると、商人の周囲にもやがかかるように「ドーム」が出来る。
そこに向かっている浮いた小石はもちろん、フォーギブネスが投げた小石は防がれた。
その隙をついて、フォーギブネスで鬼龍を湖へと投げた。
バッシャーン!
大きな水しぶきがまた立つ。ジョーは商人を見た。
商人は「ドーム」の中で何かしている。
商人:
(くっ、さっきの『狙撃』に『浮かんだ石』! これはきっと奴等が近くにいるに違いない!)
678
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/04(火) 22:37:09
>>677
「獅狼ッ! 体はどうだッ!? 大丈夫なら返事をしろ!」
鬼龍は何m飛んだだろうか? 横目で見た情報を元に推測する。
そして、
「フン……『煙の盾』か?」
「なるほどそーやって全方位を囲めば
左右+上、死角はなくなるな…………」
「だが『下』はどうだッ!?」
地面を抉るようにして殴りぬく。
これによって、『煙のドーム』をかいくぐるように石礫攻撃をしたい。(パスAC 多少威力減衰)
ところで、撃ち出した小石はどのようにして止められたのだろうか?
何かに衝突したのか、停止したのか。
衝突ならそれによって煙のドームにダメージはあったのか、
停止なら停止にかかった時間はどれほどかなど。
679
:
『 』
:2011/01/10(月) 11:18:00
>>678
撃ち出した小石は煙のドームに『衝突』した。
浮かんだ小石は当たって、簡単に返されたが、
ジョーが投げた小石は、煙のドームを少し歪ませながらも返した。
鬼龍は大体3mぐらい飛んだだろうか? 返事はまだない。
『フォーギブネス』で地面を抉り、ドーム越しの攻撃をするが………
プシュウーゥ!
煙のドームに『フォーギブネス』の腕が入り込んだ瞬間、
凄まじい「熱気」がドーム外から出てきた。ドームの中に『商人』の姿は無い。
商人:
「今日は『忠告』だけが目的です!
貴方方との戦闘は望んでませんが……今度会った時は覚えておきなさい!」
『商人』の声が周囲に響き渡った。
680
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/14(金) 16:02:14
>>679
「ぐおッ!?」
熱気にやられてはたまらない。思わず数歩あとずさりする。
「……逃げられたか」
最後の『商人』の発言に、そこはかとない小物っぽさを感じたりなんかしない。
ジョーじゃないどっかの誰かが「うわっ」とか思ったとか、そんなことはあるかもしれないが、
魂レベルで空気の読める男を自称するジョーにそんなことはないのだ。
(にしても、厄介な能力だな)
先ほどの商人が見せた一連の能力。
水を凍らせ、鬼龍を体調不良にし、一瞬で熱気を発生させる。
さらには、『フォーギブネス』で撃ち出された小石さえガードできるほどに硬度を上げる。
最初三つはともかく後ひとつは関連性がない。『スタンドは一能力? そんなの古いよ』と言わんばかりである。
だが、その不自然は商人でなければの話。彼のスタンドならば、複数の能力も持つことは可能であるはず。
しかし、彼がチップを挿入できるような機会はなかったし、与えなかったつもりだ。
にも拘らず、複数能力を持っていたということは、彼は常にチップを自身に挿入しているということ。
(ああ、厄介だ……)
ちょっとブルーになったりするジョーだった。
まあ、おそらく基本スタンドである『スモッグ』の弱点が水であることが分かっただけでもよしとするか。
湖に突っ込んだ鬼龍以外誰もいない状況で、誰に言うわけでもなく呟く。
.. . . . . . . . . . .. ... . . .. ....
「いやあ、助かったよね。あの時偶然にも小石が商人にぶつかっちゃってくれたりしてさあ」
あれだけのスピードだ。本体が遠距離にいては説明がつかない。
まあ、遠距離だとしてもこの湖からそうは離れていないだろう。
最低限、目視は出来る場所。
先ほど、小石が持ち上がった位置は把握できている。
商人と、その位置を結んだ、その延長線上。おそらく、そこに先ほどのスタンド攻撃の本体がいる。はず。
そっちの方向を注視してみよう。
やみくもにあたりを見渡すよりは、いくらかマシなはず。
今は”敵の敵”としか思えないが、もしかしたらお仲間になれるかもしれない。
そんな淡い期待もこめて。
681
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/01/15(土) 15:22:02
>>680
ジョーが注視したのは一本の「樹木」だった。
……こんな所に樹木などあっただろうか?
周囲にも樹木はたくさんあるが、どれもこれも間隔良く並べられている。
しかしジョーが見ている「樹木」はその列から外れており、大きさも比べると大きい。
(周囲の樹木=3m ジョーが見てる樹木=5m)
と、湖に浮かんでいた鬼龍がこっちに来る。
まだ意識がはっきりしないのか、トボトボとこちらに向かって歩いてくる。
鬼龍:
「………」
ジョーの付近まで近寄った瞬間、グラリと項垂れるように倒れ掛かる。
すると、鬼龍のスーツから何か輝く物が飛び出したのが見えた……多くの『妖精』だ。
そしてその『妖精』たちは家へと帰るように、『樹木』へと戻っていく。
682
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/15(土) 23:34:13
>>681
「バレバレじゃねえかっ!!?」
全身全霊でツッコんだ。
『商人』に注視していたジョーは仕方ないとして、
あたりを警戒してたはずの『商人』までこれに気付かないって……どうよ?
まあそれはともかくとして。
『樹木』はどんな感じ? ハリボテっぽいのか、普通なのか。
注視してみたら、透けたりなどはしていない?(スタンドじゃない?)
こっちに来て倒れ掛かってきた鬼龍をジョー本人で支えて、とりあず地面に寝かせる。
その間も『フォーギブネス』は『樹木』のほうを向かせ、
右手を静かに、
胸の高さ……を超え、
頭上まで上げ、
『おお〜〜いっ』
元気に挨拶!
これにより、緊張感を高めた上でのスットぼけっぷりに
どこかにいるだろう本体を盛大にずっこけさせ、位置を確認するのが目的!(嘘)
683
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/01/17(月) 19:42:19
>>682
人間慌てれば、周囲が見えなくなる物である。(CV:ちび○子ちゃんのナレーション)
『樹木』は見た感じ普通だが、注視してみると半透明だ。
どうやら『像スタンド』らしい。
???:
「だぁっ!?」
『樹木』が声と共にガサガサと揺れる。そして
???:
「うわっ、と、とっとっとっとっとー!? にゃーっ!?」
『樹木』から、どうやら登っていたらしい『青年』が落ちる。
だが、樹木から再び妖精が飛び出してきて、青年の服に潜り込む。
すると、その場に服が引っ張られるように青年は空中に止まり、そろりそろりと地上へと背中から着地した。
684
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/17(月) 21:03:11
>>683
「(しかもスタンドヴィジョンかよ!)」
今度は心の中だけでつっこむことにした。
「って、男かよ。死ぬか?」
「(まさか本当にずっこけるとはね……)」
本音(メタレベル)と建前が逆なジョーだった。
「さて、そこにおわす青年よ」
青年に近づき、立ち塞がるは、金髪でガタイの良い少年(肉体だけを見ると青年)。
「きみがさっきの『石ころ』のスタンド使いかな?」
つとめて、つとめて友好的な笑顔を浮べてみよう。
男が「にゃー」とか、ショタコンでもない限り嬉しくもねーよとか、
そもそもオレは正常な男だからショタコンでもないしとか、
っていうかそういうドジっ子キャラは女の子がやるもんだろとか、
諸々の不満があるため、目は笑っていない(むしろ怒っている)だろうが、
それでも口元だけは笑顔の形に歪めてやろう。
685
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/01/17(月) 22:33:11
>>684
青年は青年としては、ちょっと背が低かった。
だが、さっきの声に顔付きからは明らかに青年らしく、整っている。
『樹木』の青年:
「えっと…うん、そうだよ」
(目が、目が怒っている! どうしよう…これ…)
青年が起き上がって、背中の砂を払って、ジョーの方に向きなおす。
『樹木』の青年:
「…えっと…君、さっき『商人』と話してたよね?
何か……関わりとか、あるのかな? あ、後そこの人、大丈夫?」
どうやらこの青年は『商人』と敵対関係のようだ。
更に、手で鬼龍を指し示す。
686
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/19(水) 22:32:25
>>685
「まず名乗れよ、オイ」
先ほどの『商人』との交戦中、ちらっと出てきた女性が出てくると(メタレベルで)
踏んでいたジョーは、出てきたのが色気のいの字もない青年だったことに少なからず腹を立てていた(のだろう)。
「オレはジョー。ジョー・レーニンだ。
きみの目的は? 何故あの『商人』をみすみす逃がすようなまねをした?
きみと『商人』こそ何の関係がある? 他に仲間はいないのか?
というかきみは一体何者なんだ?
『巻き込まれた』オレのほうにまず聞く権利があるはずだ。
きみの質問に答えるのはその後だな」
先ほどまでのちょっとフザけた怒りはなりを潜め、
真面目な不機嫌さで質問返しをする。
そもそもいくらジョーが無用心でも、さきほどの小石で
援護してくれたスタンド使いならまだしもそれとは別っぽい、何の援護もしなかったスタンド使い
(しかもタイミングよく現れた)に心を許すことはできない。
687
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/01/21(金) 19:44:56
>>686
『樹木』の青年:
「えっと……『ピクシー』、本名は明かせないんだ。
僕たち、あの『商人』の言わば……『被験者』かな?
他の仲間なら……あそこかな? あそこに『スナイプ』がいるよ」
『ピクシー』が指差したのは、この公園からも見える一つのビル。
……きっと、さっきの銃弾の主だろう。
ピクシー:
「あの『商人』を逃がしたとか言わないでほしいよ。
もう僕の他の仲間が『ドキュン!』……zzz」
ピクシーが空向かって指差した瞬間、また銃声が響く。
すると、ピクシーは気を失ったようにその場で崩れて、眠ってしまった。
『ライフル銃』の女性:
「……さっきからベラベラと喋り過ぎるわ、知らないスタンド使いと関わるわ。
挙句の果てに、あたし達と商人の関係を言うわ………思った通りだわ」
ジョーが左を向くと、そこに『ライフル銃』のスタンド像を持った少女がいた。
スポーティな格好に眼鏡、ロングヘアが特徴的な高校生だ。
ちなみに少女とジョーの距離は、約6mだ。
688
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/23(日) 10:44:46
>>687
(複数のスタンド使い……組織で動いてるのか?
で、あっちにいるのが『スナイプ』……。
…………コードネームで自分の能力半ばから晒すのやめようぜ……)
まあ演出的にアリなのは分かるのだが、ちょっと無用心すぎる。
『被験者』ってことは『商人』のチップでスタンド使いになったということだろう。
商人はスタンド能力を把握してるんだから、能力が一発で分かるコードネームはよろしくない。
とか考えてたら、青年が倒れた。目の前に、女性。
(よし、モチベ上がってきた)
単純な男である。
「……えーと、きみが『スナイプ』でいいのかな?
俺はジョー。ヨロシク」
とりあえずフレンドリーに握手を求めてみよう。
689
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/01/23(日) 21:35:18
>>688
スナイプ:
「Freeze(動くな)。
そこから一歩でもよ、『トワイライト』の弾丸を受けたくないならね」
『ライフル銃』―『トワイライト』を構える「スナイプ」。
スナイプ:
「……前もって説明しておくわ、あたし達は『商人』の『被験者』。
仲間はあたしとピクシー含めて、「18人」。
あたしはその中で「補助型」のチーム、ピクシーは「操作型」のチームよ。
……見た所「パワー型」のスタンド使いのようね?」
『トワイライト』を構えつつ、ジョーを見る。
そして倒れている鬼龍を見る。
スナイプ:
「……知り合い? あの『商人』にやられていたようらしいけど、
あたしが『治療』しようか?」
690
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/23(日) 23:29:30
>>689
ピク・・・ ピク・・・
差し出した手が所在無さげに揺れる。
まあ、お約束である。ここでフレンドリーに還されたら逆に警戒してるところだ。
「ん、まあね」
「パワータイプ」という言葉に自信ありげに胸を張り、傍らに『フォーギブネス』を発現。
……まあ、能力は近接格闘くらいにしか使えないからもっぱら石投げしかやってないんだけど。
…………チキンとか言うな! 本人が一番苦悩してるから!!
……話が逸れた。
「ん、そうだな……。
お願いしちゃおうかな。まあ治すアテはあるけど、それだと容態が悪化しちゃうかもだし」
内科系は鬼龍の義娘の出番である。
そんな風に柔和な笑み(女の子向けの笑みともいえる)を浮べながら治療を要求。
ジョーは相変わらず無傷だ。っていうかよく商人相手に無傷で帰ってこれたものである。
691
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/01/24(月) 01:10:59
>>690
スナイプ:
「……『マゼンタ』と良い勝負出来そうね。
ま、殴り合って『平然』としてられるかが疑問ね……」
おそらくパワー型のスタンド使いであろう仲間のコードネームを言い放ち、鬼龍に近寄る。
スナイプ:
「大丈夫よ、これ「高山病」の症状だわ。別に急ぐ必要は無いわ」
そう言って、鬼龍の気道確保、口を開けさせた後、トワイライトを構える。
スナイプ:
「驚かせちゃうかもしれないけど、許してね。おっさん」
そしてトワイライトを鬼龍の口内に突っ込んだ。
ドキューンッ!
鬼龍:
「ガボォッ!?」
あっと言う間に起き上がり、咳き込む鬼龍。復活したようだ。
692
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/28(金) 22:04:51
>>691
「そもそも殴りあいなんかしないよ?
遠くからちまちまやるのがオレの戦闘スタイルさ」
チキンとか(ry
「……高山病?」
ジョーはド素人だから高山病の症状など知らないが、
高山病って吐いたりするんだったろうか? と思考をめぐらせる。
……当然、ド素人の頭では分かるわけがない。
「……随分アグレッシブな治療法だねえ」
高山病、というと高い山=酸素が少ないというイメージから、
酸欠を解消するために空気を肺にブチ込んだのだろうとあたりをつける。
「獅狼、気分はどうだい」
鬼龍に一応声をかけ、
「にしても、きみ。『スナイプ』だっけ?
……スナちゃん、随分対応がスマートじゃあないか。
もしかして、何回か『商人』とやりあったことあったりする?」
だとしたら、『今後』の為にどんな能力か余すところなく教えて欲しいなー、
なんて気持ちを滲ませながら『スナイプ』に向き直る。
693
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/01/29(土) 22:03:56
>>692
鬼龍:
「……いや、何が何なんだ?」
スナイプ:
「あたしのスタンド能力よ、おっさん」
さっきまで苦しんでいたはずが、体調を取り戻した鬼龍。
鬼龍が唖然としている中、スナイプが答えて、スナイプを見た鬼龍。
スナイプ:
「……4、5回はやりあったけど、本格的に関わったのは初めてよ。
………やれやれ、とっとと起きなさいよッ!」
ダンッ!
『トワイライト』を構えて、さっきから眠っているピクシー向かって、弾丸を撃つ。
ピクシー:
「あちっ!あちあちあちッ!燃える燃える!」
すぐさま目を覚まし、まるで『燃えてる』かのような言葉を発する。
そして、スナイプがピクシーを『トワイライト』で思いっきり叩く。
ピクシー:
「いてっ!」
スナイプ:
「…ピクシー、何逃がしちゃってるのよ!おかげで、出てこないといけない状況になったじゃない!」
694
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/01/29(土) 22:37:12
>>693
「そうか……。
その初めてにオレは巻き込まれた……ってわけか。
いや、オレがきみたちの初めてを巻き込んじまったって言ったほうがいいかな?」
『商人』はオレたちを狙ってる様子だった。
「……」
意外とケロっとした様子の鬼龍と、
思い切り熱がってるピクシーを交互に眺め、怪訝な表情。
「……なあスナちゃんよ。
きみの能力は一体何なんだい……?」
推理する前に聞けることなら聞いてしまおう。
「……あと、どーしてここに『商人』がいると分かったんだい?」
先ほども説明したとおり、『商人』の今回の目的はジョーと鬼龍だ。
通り魔の一件は知らないだろう(というか知られてたら優希が詰む)から、
その線から『商人』の目的を予想するのも難しい。
とすると、ド素人なジョーではどうして『商人』を襲撃できたのかは分からない。
偶然にしては、あまりに整いすぎてる状況、不自然といえば不自然だろう。
695
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/01/29(土) 23:19:49
>>694
スナイプ:
「何勘違いしているの?
「4、5回関わった」のはチーム単位が関わった回数よ。
あたし達が実質的に関わったのは今回が「初」だって事」
ジョーの言葉に口を挟むスナイプ。
スナイプ:
「………『特殊弾』とでも言えばいい?
あたしの『トワイライト』は「回復させる弾丸」を撃てば、
「燃える暗示弾丸」を撃つ」
ピクシー:
「え、スナイプ!何教えちゃってるの!?」
スナイプ:
「ちなみにピクシーは、さっきの戦闘で見たかもしれないけど、
『スタンドエネルギーで物を動かす』能力よ」
ピクシー:
「ちょ、教えないでよーッ!?」
スナイプ:
「Be quiet!(黙ってなさい!)
……分かったのは『ブレイブ』が『商人』を『自動追尾』してくれたからよ。
……空を見なさい、『ブレイブバード』が飛んでいるはずよ」
鬼龍:
「あ、ジョー! あれじゃねぇか!?」
鬼龍が空を見上げると、上空に『大鷲』のような鳥が飛んでいる。
しかし、他の鳥達は全然気付いてない……『スタンド』だ。
696
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/02/06(日) 22:41:53
>>695
「なんでもアリなんだな。
『自害したくなる弾丸』とかも撃てるわけか」
だとするとモノスゴイ心強いけど、と付け加え、
野郎と鳥公を交互に見る。
「スタンドじゃなけりゃ打ち落としてやってるところだったな……」
空を飛ぶ鳥っぽいスタンドを焼き鳥にする脳内映像(ヴィジョン)を発信する。
多分鳥の本体は受信して寒気を感じてくれるはずだ。……多分。多分。
697
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/02/09(水) 18:45:56
>>696
スナイプ:
「あー、無理無理。そういうの。
あくまであたしのは『補助型』だから、そんなの出来ないの。
それにそういった事はピクシーと同じ『操作型』の」
ピクシー:
「それ以上駄目!『フェアリーダスト』!」
ピクシーの背後に『樹木』が現れ、「妖精」がスナイプの唇に侵入する。
するとスナイプが何か言う前に、口が閉じられた。
スナイプ:
「むぐッ、むぐむ〜ッ!」
ピクシー:
「ごめん…でも、少し喋りすぎだよ。『あいつ等』が見てる可能性もあるんだから」
空を飛ぶ『ブレイブバード』を見上げ、電波を発信するジョー。
ブレイブバード:
『………クェーッ』
………馬鹿にされたような鳴き声だけが、響く。
698
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/02/09(水) 22:59:04
>>697
「なっ!!」
前後の情報など吹っ飛ぶこの衝撃!!
ズギュウウウウン!
やった! 流石ピクシー! 俺にできないことを平然とやってのける!
そこにしびれもしねえし
「憧れねえよブン殴るぞコラ!」
言いながら殴る。(スタンドで。破壊力:A)
乙女の唇に侵入とか羨……じゃなく、不躾なまねをする野郎は始末せねば……。
鳥? ああ、後で本体を焼くから別にいいよ。
で、殴り終えたならば、
「……で。
君らと連絡は取り合えるんだよね?」
「(スナちゃんとは是非ともプライベートで連絡取りたいけど(出会いがほしい)。)」
もう話すこともなさそうだし話してもくれなさそうなので、
話をまとめる方向で動く。
699
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/02/11(金) 20:17:48
>>698
ピクシー:
「え、ちょ、おま」バゴンッ「ヤッダバァァァァァ!!」
ザブーン!
ピクシーは吹っ飛び、湖へと着水した。
さっきのパンチで気絶したのか『フェアリーダスト』は解除され、スナイプの口も開く。
スナイプ:
「えへっ、えへん……フゥ、悪いわね。連絡……ごめん、出来ないわ」
鬼龍:
「何でだ? 俺達にお前達はお互い『チップ』を調べているんだろ?
だったらなおさら、情報網は広げたほうがいいじゃないのか?」
スナイプ:
「その「情報網を広げる」ってのが駄目なの、私たちの組織――仮に『E』としておくわ。
Eと言った大きな組織に、貴方たちが関わるという事は貴方たちも『私達と同じ危険』に巻き込まれる可能性もあるのよ。
それにドンとこいなら話は別だけど、私だけじゃ貴方達に連絡先は教えられない。
第一ジョーって言ったかしら? 貴方に教えたら、『マゼンタ』に何されるか分からないわ」
湖に落ちた「ピクシー」が『ブレイブバード』が救出している。
700
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/02/11(金) 23:31:53
>>699
「死ねばよかったのに……」
憎憎しげに呟いた。そして、急に距離をとろうとするスナイプを見て、
「(さっきの『フェアリーダスト』のアレで冷静さを取り戻したってとこかな。
あのまま信用してくれりゃよかったのに……そうすれば……)」
出会いが手に入ったのに、と思う次第なジョーである。
「うーん、それなら仕方ないね」
落胆したように頷き、
「じゃあオレがその『E』ってのに入るよ」
けろりと言ってのける。
情報漏洩がマズイなら漏洩した奴を取り込めば良い話なのだ。
ジョーは仲間になることでさらなる情報を得られるし、
『E』の方は戦力を手に入れられるし、情報漏えいのリスクも減らせられる。
――……というところまでジョーが予測できたかは定かではないが。
(というか、せっかく手に入れた出会いを手放したくない一心だったのは言うまでもない)
※現在、『MAD』にも雇われで半所属みたいな立ち位置であり、(NPC的に)石屋診療所にも入り浸り、朝顔の院長と個人的な付き合いを持ち、
その上『管理人』とも結構交流したりしているジョーは、周りから見たら多重スパイにしか見えないのだが……それは本人どころか誰も知らない事実だろう。
ちなみに、ジョーが考慮しているのは「相手方の都合」のみである。
自分が襲われるかもしれない……とかいった危険性は――今更だ。
「あと、駄目ならせめてプライベートの連絡先だけでいいから教えてくれ。
プライベートな付き合いだけに留めておくから。出会いがほしいんだよいい加減よォ!」
最後に残念な本性が見え隠れするのがジョーである。
701
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/02/12(土) 09:53:05
>>700
ゴチン
スナイプが『トワイライト』でジョーを叩いた。
スナイプ:
「……そう言った目的があるならお断りよ! って言いたいけど、
そんな事言ったのあんたが初めてよ? ……E自体に入れるかどうかは、マゼンタに相談するわ。
私自体の連絡先なら、ほら」
一枚のメモが渡される………『東郷』?
スナイプ:
「『偽名』よ、コードで呼ぶのもあれだし。
今度からはその名前で呼んで頂戴、連絡先の名前もね」
ピェー
『ブレイブバード』が「ピクシー」を引き摺って「東郷」の元へと来る。
ピクシー:
「す…スナイプ〜」
スナイプ:
「東郷よ! あーびしょ濡れじゃない!
もう、ほら、帰って乾かすわよ。じゃあね、ジョー・レーニン!!」
そう言って、ピクシーを慰めつつ、ここを出たスナイプ。
……はたから見たら、姉弟のようだ。
鬼龍:
「……どうするつもりだ? ジョー。
あいつ等の話からするに、あいつ等も『チップのスタンド使い』だぞ?」
※鬼龍が理解しているのは合間にスナイプから聞いた。
702
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/02/12(土) 13:28:31
>>701
「あでっ」
大げさに痛がりながらメモをもらう。
下の名前は書いてあるだろうか? 「東郷ちゃん」は流石に呼びづらい。
「ん。じゃね〜! 『E』加入の件、よろしくね〜!
あとフルネームはやめてくれ! ジョーでいいから〜〜!」
普通に手を振って別れた。
ピクシーの扱いに同情しながら。
いやまあ、この扱いには初期のジョーのピクシーへの態度が大きく影響しているのは明白なので、
ちょっと申し訳ないなあなどと心の中でピクシーに謝罪するジョーだった。でも役得あったし別にいいよね!
で、見送った後は真顔に戻る。
今日のジョーは切り替えのできる男なのだ。
「ん〜、そうっぽいけど、だからどうしたの?」
ジョーの中では、「あいつらは仲間で、その前提を疑っても何も始まらない」という思いと
「仮にあいつらが実は『商人』の手先だったり、『商人』によって操られても、無事に無力化させられる」という自信がある。
だから、彼らが『チップ』によって発現したスタンド使いだろうと問題はない。
仮に彼らが『チップ』によって得た能力を永久的に自分のものにしようとしているとしても、悪用しなければ良い話だし、
悪用するにしても『商人』を撃退するまでは利害が一致するわけだから気にしなくても良い。
703
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/02/12(土) 16:38:22
>>702
メモには『東郷 薫』と書かれてあった。
鬼龍:
「……「信用」できねぇ、あいつ等が何であろうと、元を辿れば『チップ』に繋がる。
『チップ』は望を変えた、悪魔のブツだ。それを扱ってるなんて……俺にはとても「信用」できない」
頭を抱え込む鬼龍、望を預かり更生を任せた男が抱えた唯一の『不安』だ。
鬼龍:
「…ジョー、考え直したらどうだ? 俺達は俺達なりに調べていればいいんだ。
あいつらと関わったら「俺らが知らない情報」も手に入るかもしれない。
だが、『チップのスタンド』はいかに凶悪な物かお前は理解しているのか?
人の精神力を無理やり『スタンド』に変えているような物なんだぞ?
それが暴走とかでもされたら、俺達だけじゃねぇ。周りの無関係の奴等にも被害が及ぶ」
実を言うと鬼龍は『焦っている』。
津久見に言われた『弱い』を気にかけすぎて、どうすれば良いか模索している最中なのだ。
「望」は最終的に凶行へと走り、あの『チップ』を手に入れた。
一言で言えば『鬼龍も力になりたいが、弱いから如何する事も出来ない』のだ。
704
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/02/12(土) 19:15:32
>>703
「………………」
鬼龍の言葉に不機嫌そうな表情を浮べる。
信用できなかろうと罠だろうと、とりあえず乗ってみないことには現状は進まないのに、
この期に及んで足を引っ張ろうとするような意見を出す鬼龍が気に入らないのだ。
「心配しすぎ。
『チップのスタンド』どころかその元凶をほぼ一人で退治したのは誰だと思ってんの?」
「まあでも」
「……きみが『信用』できないならそれでいいよ。オレは薫ちゃんたちを『信用』するから」
「オレは強いからね」
そう言って鬼龍の瞳を見る。
そして、溜息をつく。
「獅狼」
「『無理すんなよ、オレがやっとくから』」
事実上の戦力外通告。
まあ、そうでなくとも朝顔の院長である鬼龍に無用な危険は与えたくないので
ここで「オレも入るぜ!」などと鬼龍が言おうものなら全力で説得しているところだったのだが、
この腑抜けた鬼龍が仲間にいるとかなり困る。正直言って邪魔だ。
鬼龍の本心。それに対するジョーのアンサーはシンプル。
弱い奴
『足手まといは必要ない』。
705
:
『フェアリーダスト&トワイライト』
:2011/02/12(土) 22:22:45
>>704
鬼龍:
「………分かった」
ジョーの一言で、何かを悟った鬼龍。煙草を銜えて、火を点ける。
そのまま春海湖から消えていった。
706
:
ジョー・レーニン『フォーギブネス』
:2011/02/18(金) 23:16:02
>>705
「……頼むから、君までダークサイド化とか、やめてくれよな……。
いい加減人間不信になっちまうからさぁー……」
まったく本気じゃない調子で鬼龍を見送った後、こちらも退散する。
ひと暴れしておなかも空いたし、適当な店でたい焼きでも買おう。
707
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/05/20(金) 23:21:43
水辺に座って『何か』をしている。
708
:
『???』
:2011/05/30(月) 23:08:23
>>707
(津久見)
津久見の座っている水辺の向かいにて、一組の男女が湖畔を眺めている。
男が女へと話しかけると、女は周囲を見回す。
女は入念に周囲を見回しているようだ……思わず男は話しかけるも、掌を出されて制止させてしまう。
709
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/05/31(火) 00:13:23
>>708
(まぁ、おりゃ不審者だろうさ)
悪口を制止してくれたのかね、と思っている。
710
:
『???』
:2011/05/31(火) 00:44:03
>>709
(津久見)
女がこちらに気付き、男を気付かせると女が耳打ち。
男は嫌そうな顔をしており、女は男の背を叩いて推す。
男は困り顔で湖畔に一歩前へと近づき、全身の力を抜くよう身体をたらす。
すると男の「全身」から『多種の昆虫』が溢れ出す!
その『多種の昆虫』は湖畔を越えて、こちらへと向かって来た!
711
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/05/31(火) 01:04:02
>>710
(なんだ、そういう事か)
思考を即座に切り替える。
取りあえず蟲の進行方向から外れたい。
それと同時にポケットの中にガンガゼ発現。
712
:
『???』
:2011/06/01(水) 20:55:49
>>711
(津久見)
『多種の蟲』の進行方向から外れていく津久見。
だが『多種の蟲』は津久見を追うように、向かって来る!
男:
『止まれ!』
男の強い一喝、両手を『多種の蟲』に向けると、その一喝に答えたか動きを止める。
両手を大きく後ろへ振り、蟲は男の下へと集っていく。
女が腕組みで近寄り、少し驚いたような顔を見せる。
男の『蟲』が女へと向かおうとするが、両手で抑える男。
713
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/06/01(水) 23:58:00
>>712
それを見て少し困惑、という感情が生まれる。
(何をやろうとしている?別所から進撃中?維持限界…ッてことはないか。)
714
:
『???』
:2011/06/04(土) 00:30:26
>>713
(津久見)
困惑している中、男が『蟲』を解除する――『スタンド』だ。
女と男が何やら話し合い、男が向こうを指差す。女はOKサイン。
男が「津久見とは反対方向の湖畔」を小走りし、女の対岸へと向かう。
一方女も『スタンド』を発現させる……「電気で出来た多数の海兵風のスタンド」だ。
715
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/06/04(土) 01:48:44
>>714
(そっちもスタンド使いか…)
推測は出来ていた事だ、驚く事では無い。
716
:
『???』
:2011/06/14(火) 17:55:47
>>715
(津久見)
男と女が互いに向かい合い、睨みあう。
片や『昆虫の大群』、片や『電気の海兵』……。
男と女が同時に動くとそれぞれの『スタンド』が、お互いを潰しあうように攻撃を始めた!
717
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/06/14(火) 23:56:55
>>716
(逃げよう。なーんか潰しあい始めたし。)
その場を離れる。
ある程度離れたら、一羽の燕を発現してその戦いを眺めたい。
718
:
『???』
:2011/06/18(土) 01:09:55
>>717
(津久見)
一羽の燕で男と女の潰しあいを観戦する。
『電気の海兵』―女のスタンドは、周囲を飛びかう『蟲スタンド』を槍で薙ぎ払い。
『昆虫の大群』―男のスタンドは『海兵』へと特攻攻撃を続けている。
女は時々フラついたりと『DF』を受けているようだが、男にはそれが『ない』。
男:
「………やめたやめた、ねぇー!雷電ー!もうそろそろやめようよー!」
女:
「な、何言ってんのよ、蟻原! そもそもこれ、あんたが持ちかけたことじゃない!」
蟻原という男:
「持ちかけた事って……僕はただ訓練をしたかっただけなのに、ここまで来る事ないんじゃない?」
雷電という女:
「あそこだと、狭すぎるのよ! そもそもあたし達『群体組』はだだっ広い所じゃないと本領発揮出来ないっしょ!」
蟻原:
「……守久はどうなの?」
雷電:
「アイツは『例外』よ!」
…お互い湖畔で声をかけつつ、何か言いあってる。
719
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/06/18(土) 01:54:41
>>718
二人の戦いを遠巻きに眺める。
(…蟻とかいうのは本体狙いしかないか。
雷電とかいうのは『鉄砲魚』で水をかけてやればある程度はやれるだろうな。)
双方への対策を考えながら。
720
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/06/21(火) 19:52:02
>>719
(津久見)
二人の戦いを眺めていると蟻原は『スタンド』を解き、雷電へと近づく。
雷電:
「蟻原!あんた、戦闘員ポジじゃないって分かってるけど、
今、あたしといると「付け狙われる」可能性もあんのよ。それ承知?」
蟻原:
「うん。けど……『深読み』が当たったね。雷電」
蟻原が指差す方向、雷電が振り向けば一人の男が。
もちろん手には『チップ』が。
蟻原:
「……『ヤル』?」
雷電:
「……しかないね」
男が『チップ』を首元に挿し込むと、顔面に『スタンド体の仮面』が浮出る。
蟻原と雷電も各々『戦闘態勢』を整える。
721
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/06/21(火) 20:41:08
>>720
(手を出してやる義理もねーし、眺めてれば一方的に情報収集が可能だ)
それに、敵味方も解らんのに首を突っ込むほど愚かにはなれない。
流れ弾対策に、もう一羽燕を発現しておく。
722
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/06/21(火) 20:54:00
メ欄の後半修正します。
723
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/06/25(土) 22:06:27
>>721-722
(津久見)
『仮面のスタンド』―『スリラー』を付けた男。
雷電が前に出ると『電気の海兵』を発現させる。
雷電:
「…見た感じ、『商人』関係ね。何者なの?」
男は答えず、じりじりと近づいていく。雷電もそれに合わせるか、横へ動く。
蟻原はオドオドして、二人の様子を見ている。
雷電が指を動かした瞬間、男が『飛び上がった』!
雷電:
「『ライトニング・シーズ』!」
多くの海兵が電気の槍を発現させ、男へ向かって投げていった。
蟻原はその場を離れて、木の裏へと身を隠した。
724
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/06/26(日) 03:05:45
>>723
眺めている。
(商人……?いや、称号として考えれば聖人って事も考えられるか?
組織抗争かよー。巻き込まれたくねーなー)
一番遠いと思われる仮面の男まで大体何メートルくらいあるだろうか?
725
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/06/28(火) 21:46:37
>>724
(津久見)
仮面の男(以下『スリラー』)との距離は、約『40m』。
(変化させた燕二羽の距離でいいですよね?)
ライトニング・シーズの投げた電気の槍は、あっさりと男に突き刺さった。
一本だけでなく、多くの槍が刺さっていき、男は落ちる……感電したのか?
だが、何事も無く『男は起き上がる』。
雷電:
「……(やっぱ、『電圧の低さ』が祟ったわね)。なら、これはどう!?」
『電気の海兵』が、別の電気の海兵を取り込む。
電気の海兵は『五体』だけとなり、電気の輝きも増している。
スリラー:
『……『電圧』ヲアゲタカ、ダガ、一人忘レテナイカ?』
すると、その場から消え失せたかのよう、高速移動を繰り返す男。
雷電も『ライトニング・シーズ』を散らせて、男を追う。
726
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/06/29(水) 01:27:01
>>725
(飛び込んで助けられる距離じゃあない、か)
『ジェリー・ゴールドスミス』の射程距離は8m、おおよそ五倍もの距離が存在する。
(出来る事を考えれば、最優先は『推理』。)
以下の事を確認したい。
・『スリラー』の服に焼け焦げは存在するか
・『スリラー』は転移しているのではなく、高速移動だろうか?
・『スリラー』の移動速度はどれほどのものか
・『スリラー』はどの方向に向かっているか
・『蟻原』はどの方向に居るだろうか
・『スリラー』は飛行しているのか、歩行しているのかどちらだろうか?
727
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/07/02(土) 20:29:21
>>726
(津久見)
>『スリラー』〜
・服や皮膚には電気の焼け焦げは存在する。
・飛行及び歩行はしてないが『走行』による高速移動、移動速度は『A』。
・蟻原は雷電から離れて、公園の樹木林の裏に隠れてる。
その一部始終は見ていた為、そこへ向かっている。
雷電:
「(そうだ! 蟻原の『スタンド』は戦闘向けじゃない……。)蟻原!」
『スリラー』を追う五体の海兵、だが『射程距離』かスピードが落ちていき、このままでは先に『スリラー』が蟻原の元に到着してしまう!
728
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/07/02(土) 21:31:44
>>727
(滑落を仕込むか…。…顔は出さない。俺を知られない事、それが『条件』ッ!)
三人全員から見えないように立ち位置を調整する。
729
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/07/09(土) 18:38:43
>>729
(津久見)
雷電、蟻原、『スリラー』から姿を隠すように移動する津久見。
蟻原:
「ヒッ」
『スリラー』が目の前に現れ、蟻原を攻撃使用とした瞬間。
突如『スリラー』が動きを止め、頭を左右に振る。
スリラー:
「ナッ…『消エヤガッタ』!? ド……何処ニ行キヤガッタ!?」
……『消えた』? 蟻原は今だ、動きを止めながらも『スリラー』の付近にいるが…。
730
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/07/09(土) 20:54:36
>>729
>>728
メ欄より、『モリモズ蟻原前に移動』
これは
>>722
メ欄において発現した、『モリモズ口中猛毒吹矢蛙』である。
スリラーは蟻原の目の前にいる以上、攻撃できるはずだ。
モリモズが口中から『モウドクフキヤガエル』をスリラーに向けて落とす。
(動体認識?いや、蟻はさっきから動いてはいなかった。動いている間しか認識不能?
これで解るかな?)
731
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/07/10(日) 20:58:16
>>731
(津久見)
蟻原の前に移動していた津久見のモリモズ。
そして、口内からモウドクフキヤガエルが落とされた。
スリラー:
「ウワアアア! ナンダコノ『カエル』!?」
蟻原:
「(良く分からないけど…隙が!)『ベイシーズ・ビートル・バッグ』!」
蟻原の手に『昆虫』が集まり、それをスリラーに向かって撃ち出す。
昆虫はスリラーにカエルごと喰らいつき、いつしかスリラーの全身を包む。
スリラー:
「ガアアア! ヤメロッハナレローッ!」
732
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/07/10(日) 21:41:38
>>731
当然、毒液を相手の体に垂れ流す!
できれば奴の目とか、痛打を食らわせられる場所に流したいが、
虫にたかられてるなら仕方がない。
(離れろ…?逃げりゃあいいじゃねぇか。何か理由があるのか?あんな高速で移動した理由が。)
(カエルは認識した。ある程度の相対速度?いや、それだって動きながら攻撃すればいいと知らない、ってのもおかしな話だ)
(まァ…あの仮面を剥げば終わるか)
相手に関する情報収集は怠らないようにしたい。
733
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/07/12(火) 20:32:45
>>732
(津久見)
スリラー:
「ガアアアアアッ!」
カエルの毒液が、どうやら『眼』に入ったようだ。
蟻原の昆虫も『カエル諸共』男に喰らいつく。
蟻原:
「雷電、今だよ!」
雷電:
「OK! 『突っ込めーぇ』!」
五体の海兵が男に突っ込み、電気の槍を突き刺した。
だが、この攻撃はさっき効かなかった筈だが……。
???:
「『ビリビリッ!』」
スリラー:
「くぁwせdrftgyふじこlp;@:!?」
突如男の声と共に、男が感電したかのように倒れる。
『仮面』は消え、チップが強制的に排出される。
734
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/07/13(水) 22:33:23
>>733
蛙は飛び降りさせてモリモズで回収、帰還させて解除したい。
フィードバックの痛みはあるが、声を上げるほどのものではないはずだ。
声は意識して押し殺す。カエルの回収に成功したら静かに立ち去りたい。
(……甘くなったもんだな。殺人鬼ともあろうものが、勝手に助かる喧嘩に首を突っ込むのは二回目、ときたもんだ。)
そう、心中で自嘲する。
735
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/07/14(木) 19:19:30
>>734
(津久見)
チップを拾い、それを握り潰す雷電。
雷電:
「ふう…どうにかなったわね…蟻原、影山」
蟻原はスタンドを解除して、雷電の元へと向かう。
すると「男の影」から影が離れて、茂みへと戻っていく。
影山:
「…大丈夫だった?二人共?」
茂みからひょっこりと顔を出す、童顔の高校生。
蟻原:
「うん。助かっ」
雷電:
「んな事どうでもいいのよ! なんでわざわざ茂みに隠れて『シャドウマン』なんか使ってんのよ!」
影山:
「でも僕が無事かつ攻撃するには、アレしかなかったし……」
わざわざ三人で会話してくれて好都合だ。
気絶している男のそばの「カエル」をモリモズで回収していく……。
影山:
「『シャドウマン』!」
モリモズが飛ぼうとする瞬間、影山の『影』が伸びた!
そして、地面に映っているモリモズの影を捉えようとする。
736
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/07/14(木) 22:22:12
>>735
(…そうか。認識を弄れる三人目がいた、か。)
敵の混乱の理由を理解し、同時に自分にも厄介事が飛んできている事を理解した。
モリモズは影山とやらとは逆方向の木に向かって飛び、その生い茂る枝葉に突っ込む事で三人から見えなくなり、
その隙に解除する。解除に成功したら自分は静かに立ち去りたい。
737
:
『ベイシーズ・ビートル・バッグ&ライトニング・シーズ』
:2011/07/22(金) 23:17:52
>>736
(津久見)
バタバタバタッ!
急旋回し、『シャドウマン』を避けつつ、一つの樹木に突っ込んだ。
その隙に解除、静かに場から離れていく………。
影山:
「あ…あああーー…、『逃げられた』…。
ごめん、雷電。けどさ、あいつも『敵』なのかな?」
雷電:
「……さあ? けど、あの鳥『スタンド』が見えてたような素振していたからねー。
あのカエルも雨なんか降ってないのに、突然降って来るなんて変じゃん?」
蟻原:
「………あのカエル、噛み付けた…『苦い』…毒カエル?」
738
:
津久見『ジェリー・ゴールドスミス』
:2011/07/22(金) 23:24:01
>>737
逃げる事には成功したようで、かつ自分も奴らの能力の一端を知る事ができた。
……一般的には『上手く行った』部類だと思えるのだが、どうも釈然としない。
とりあえず、
(鳥に飛びださせた時点で既に『影』の能力に嵌まっていたのか?俺は…。
全く、気がつかなかった)
……警戒を深める必要があるようだ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板