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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

31670:2006/06/26(月) 00:03:55 ID:mvTPYijI
>>30
今、何を言おうと……いや、聞かないでおこう
二人だけの秘密にしようじゃないか(マテ



「私たちが渡り廊下で応戦しよう。明示はここに……いや、柚刃も残ってもらおうか」
「そーね…私らが殺られた時のことを考えると、護衛は必要だしね」
「旦那ぁ、二人きりだからってイチャイチャしたら……俺とヒナヒナもつられてイチャイチャしたりうぁがががががッ!?」
「いっ…イチャイチャなんてしないわよっ!!」
何故か顔を赤くする緋那さん。
何故かニヤニヤ笑いながら殴られる深十世さん。
(…またやってる。この二人、大丈夫かなぁ?)
──よし。あたしらも暴れるぞ。
(…………は?)
──代われ馬鹿。あたしが出る。
(え…?って、ちょっと待)

『暗転─ブラックアウト』

「お兄ちゃん、あたしも出るわ。
のうのうと育った生意気なクソ豚どもめ…。血煙と白骨のダンスに招待して、死神との熱いベーゼを体験させてあげるわ…!!」
「な……菜津奈…っ?…まさか、また」
「だからお兄ちゃん…守り切ったら撫でてねっ♪」
「あ、あぁ。うん…」
「わぁいっ♪」
ぴょんこ、ぴょんこっ。
飛び跳ねる身体。自分の身体なのに、何か変な感じ。
(…あれ?乗っとられてるのに意識がある?)
──あたしの存在を"自分"として受け入れ始めてるからだ馬鹿。
(……ふーん。…って、ちょっと…何やってるの?)
──武器が必要だろ、馬鹿。
(武器……って…)

がこんっ。

「菜津奈ちゃん…それ…」
「……あのクソ豚を散らすには、」

がんっ。がこんっ。

「やっぱコレしかないでしょう…!!」

がっ……ばきんっ。

「いや…だって、それ……何…?」
「緋那、落ち着け。あれはどう見ても"掃除用具入れ"だ」
「菜津奈ちゃんもパワフルだねぇ……俺なんかさぁ、そんなもん武器にしろって言われても出来ないと思うぜ?」
(…………。)
──どうした?これで奴等を蹴散らせるぞ。
(…こんなのが自分だなんて、思いたくない)
──失礼な女だな。


「ま、何にせよ……後は殺るだけだ」

メイジタン殲滅作戦。
目標、緋色 結衣&副部長。
………開始。


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