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†RO@Chaos廃スレ避難所1 タイトル未定†

26名無しさん:2004/07/01(木) 15:57
がやがやと。今日もプロンテラの大通りは、人が多い。
道端だけでなく道の真ん中にも露天を開く者。道の真ん中で商談を始める者。
・・・歩くのにすら、苦労する有様だ。
一人で歩いている時すら歩きにくいのだから、二人なら尚更の事。
・・・手を引いていれば特に。
「ちょ・・・・み、みちるさん、引っ張らないでっ・・・」
「はいはいはいはい。」
「聞く気ないんじゃないかっ!」
「はいはいはいはい。」
軽く流すと、不機嫌な声が返ってくる。またいつもの様にむくれているのかもしれない。
と、ミョルニル山脈から下る生ぬるい風が、少し強めにひょう、と吹いた。
「ひっ・・・!」
背後から聞こえる、やや掠れた声。
立ち止まって振り向けば、涙目の少女が一人。
短い銀色の髪。少し眼に掛かる髪はわずかにほつれている。
ボーイッシュと言うべきか、中性的な顔立ちのマジシャンの少女。
風に吹き上がりかける腰の前の前掛けを、必死の形相で押さえている。
・・・いや。
その前掛けをわずかに押し上げている物がある。
その衣装を、本来着るべき性別の者ではない事を示す強張りが。
耳に唇を寄せて、囁く。
「どーしたの、SG。女のコの格好して、街中歩くだけで興奮しちゃった?」
「ち、違っ・・・僕、そんなんじゃ・・・!」
自分でもわかる。私には今、意地の悪い笑みが浮かんでいる事だろう。
涙目のままに、首を振る偽りの少女。
耳の裏に舌を這わせると、電流が流れたかの様にSGの身体が震えた。
「ふーん、違うんだ。んじゃコレはなーんだ?」
SGの右手を持つ左手はそのままに、右手を魔術師の前掛けの下へと滑らせた。
熱く、どくどくと脈打つものに触れる。
「ひ・・・・っ」
きゅう、と握り込むとSGが息を呑む。
顔を見るとぎゅう、と目をつむって快楽に耐えている。


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