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アクエリアンエイジ小説書きALLスレ

6910/13 ねこ:2005/02/18(金) 18:12:15
 ……?
 違和感。指先に、何か変な感触。
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
 『それ』が何なのかに気が付き、一気に顔に血を上らせる。そして『目の上に貼り付けられたカード』をベリッと勢いよく剥がす。
 情けないくらいにあっさりと視界が戻った。
 そこには自分が生み出した無駄にたくさんの光源と、目に紙を貼り付けていまだ喘いでいる氷上純の姿。
「畜生! 愚弄しおって!!!!」
 怒りにまかせて氷上の目隠しを剥がす。
「痛ッ……あ、見えた。 そっかあ、それで真っ暗だったんだな。
 ……ん? 紙に何か書いてある。『なかなか楽しかったです。お宝はしっかりいただいていきます。 シャ・ノアール』か……。
 いつもの犯行声明のカードとはちょっと違うが……薫? どうした??」
「おのれ小娘ども〜〜〜〜!!!!
 追うぞ氷上ッ!」
 完全に逆上した薫は、カードをビリビリと破き、息を荒げて言った。
「でも、もう逃げた後だろ。 今からじゃあ、間にあわないんじゃないか」
「奴が進入してから全ての出入り口に監視用の式神を配置しておいた。まだ一枚も破られていないから、奴らはまだ館内にいるか、そうでなくとも式神の瞳に姿を捕らえられている…!」
「何ッ! 本当か!?」
「無論だ。 …顔が分かれば、警察の力で捕まえられるよな?」
「おう! 奴は大泥棒だ。何十人だって調査に使えるだろ!!」
 実際は、シャ・ノアールの捜査要請をした段階で氷上はE.G.O.から大目玉を食らうことになるのだが。
「決まりだ。今から虱潰しに探し出すぞ!
 何としてでも探し出してその首引っこ抜いてやる!!」
「お、おう! 殺人は禁止だが、捕まえるのには協力するぞ!」
 と2人は声を掛け合い、足早に展示室を出て行った。


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