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★クエスト オブ オロチ★

1ヒドラ:2005/08/20(土) 13:09:49
【プロジェクト by たった一人のファミコン少年に集う全員】

注:場所を移動した際には、「どこどこ」にて、や「ここは何々」と明記してください。
  (同じとこにいる場合は毎回書かなくていい)。
 :とりあえず300目でエンディングです。たまたま300目になったひとは、ちゃんと締めてください。
 :あまり、細かい事は気にしない。自分の思惑どうりにいかなくても文句を言わない。
 :ある程度の統一性も必要かと思いますので、今回は、基本的に「剣と魔法」の世界で行きたいと思います。
 :主人公は最初、なんの職業にも就いていません。
 :なるべく、このスレッド以外の話題は、雑談なりに移動してやった方が良さそうです。

いろいろ書きましたが、なんか嫌なことあったら僕のせいにしてください。
タイトルにオロチさんの名前勝手に使ってすいません。許してください(T_T)

32人生ゲーマー:2005/08/23(火) 18:07:12
B(武器・・・・。確かにクワはカッコ悪いし攻撃力も低い・・・・。)

B「コンテストか。ちょっと参加してみようぜ。」
J「女は!?」
B「な〜に時間はたっぷりあるんだ・・・。すぐそこみたいだな。」
N「もう寝る時間ズラ・・・。ぶるる。」

コンテスト会場に到着。

一同「ゥゲッ?!なんだこりゃァ〜?!」

33人生ゲーマー:2005/08/23(火) 18:28:03
『☆☆☆大食いコンテスト☆☆☆』

N「うほうッ♪」
B&J「今メシ食ったばかりなのに・・・・なんてこった・・・・。」
N「オラ、参加してくるズラよ♪」
B&J「マジで?!今あれだけ食べたのに???」

ニドは意気揚揚とコンテストに参加した!

34キョーテーハニー:2005/08/23(火) 18:41:42
『あらボウヤ、いい食べっぷりね(ハート)』
ニドにキレイなおねいさんが近づいてきた!

35キョーテーハニー:2005/08/23(火) 18:46:58
『食ってる途中に話しかけんなぁ!おめぇも喰われてーのかゴラァ!』
ニドの大声に驚いたキレイなおねいさんは、あっとゆーまに逃げていってしまった!

37人生ゲーマー:2005/08/23(火) 18:59:32
ニドはコンテストに参戦(笑)中。

ジョネス「俺達はどーする?先にバーにでも行ってるか?」
ブラッド「コンテストは白熱してて時間がかかりそうだな・・・・。
     ニドが迷子にならなきゃいいが、先に飲んでるか・・・・。」

二人は係員にニドあての手紙を渡し、適当にバーに入った。

38人生ゲーマー:2005/08/23(火) 19:10:15
中央で「踊り子達」が踊っている。
照明やスポットライトが時折ギラギラまぶしい。

ジョネス「カネ少ないのに適当に入って大丈夫か?」
ブラッド「な〜に、ニドが賞金を持ってきてくれるさ。
     賞金は確か「10,000チェキ」だったな。」
ジョネス「オメーってホント、打算的!」

とりあえずバーボンを飲みながらニドを待つ。
持ち金は「1,000チェキ」(1チェキは約10円)

39人生ゲーマー:2005/08/23(火) 19:24:28
バーボンのボトルを半分ほど空けた。
ほどよく酔いがまわる。ニドはまだこない。

ブラッド「その指輪・・・・どこで手に入れたんだ?」
ジョネス「なにィ〜!?ヒック♪あ〜キモチいい〜〜〜〜♪♪」
ブラッド「フ・・・・。どいつもこいつもヤレヤレだぜ・・・・。」

踊り子の1人がこっちを見ている。

40キョーテーハニー:2005/08/23(火) 19:29:49
一方そのころニドは…
まだ食べていた!

41キョーテーハニー:2005/08/23(火) 22:05:46
さっきから踊り子の一人から目が離せない。彼女もじっとブラット゛を見つめている。
踊りはそろそろクライマックス。演奏のテンポも上がる。
その時、横で酔い潰れていたジョネスがいきなり立ち上がった!

42キョーテーハニー:2005/08/23(火) 22:11:32
『おれは大賢者のジョネス様だぁ!ひざまづけ!そしておれ様を崇め奉れ!ふははははっ!…Zzzz…』
寝言だった!
だか゛店内をシラけさせるには充分な威力を持っていた!
ダンサー達もドン引きだ!
ブラット゛は赤っ恥をかいた!!

43キョーテーハニー:2005/08/23(火) 22:12:49
その頃ニドは…

まだ食べていた!!

44人生ゲーマー:2005/08/23(火) 23:15:23
ブラッド「まいったぜ・・・。このヨッパライには・・・・。」

踊り子 「ねェ、一緒に飲まない?田舎っぽい格好してるけど、
     よく見たらあなたカッコイイわねェ☆」

ブラッド(おっ・・・。さっきのイイ女じゃねえか。)
    「ああ・・・、いいぜ。どこか静かな場所はないかな・・・・。
     こいつ(ジョネス)がウルセーから会話ができないからな。」

踊り子 「店の奥の部屋なら静かよ。私についてきて!」

騒がしいジョネスを置いて、2人で店の奥の部屋に移動した。

45人生ゲーマー:2005/08/23(火) 23:42:02
2人とも酔っているので、軽くキスを交わす。

踊り子 「毎日退屈なの。くだらないヨッパライの相手ばっかり。
     あなたは農家の人みたいだけど、退屈してないの?」

ブラッドは、これまでのいきさつを全て話した。

踊り子 「ふ〜ん、ヨッパライ相手よりおもしろそうね!
     あたし『セィナ』。少しなら魔法も使えるわ。
     この街にいても退屈なだけ。今夜中に連れ出してよ!」

ブラッド「構わんよ。君は俺の要求にピッタリ合う女だ。
     だが・・・死ぬかもしれない旅になるんだぞ。」

セィナ 「私には死より退屈の方が怖いわ。退屈で終わる人生の方が・・・・。」

ブラッドは何も答えなかった。2人はもう1度キスを交わした。

セィナが仲間に加わった!

46人生ゲーマー:2005/08/23(火) 23:58:35
☆セィナの装備☆

「緊縛のムチ」「ヒラヒラの肩掛け」「スケスケのキャミ」「ソードブーツ」

47キョーテーハニー:2005/08/23(火) 23:58:45
ブラット゛達が店に戻ると、ちょうどニドも店にやって来ていた。
『これ見てくんなんしょ!おら、優勝しただ!』
大きな荷物を抱え、ジョネスと2人で飲んでいる。
『おー、おめでとう!で、賞金は?』
『いやー、それがな…』
『どうした?』
『ここに来る途中、旨そうなラーメン屋があってなぁ…』
『で、どうした?』
『食っちゃった♪』
『なにを?』
『だから、ラーメンを』
『は?』
『ラーメン食べたら、賞金なくなっちった♪あ、でも店のオヤジがいい人でなぁ…』
そこから先の話はブラッドには届いてなかった!

48ヒドラ:2005/08/24(水) 10:12:27
ブラッド達は宿屋で熟睡。ディーバの熱い初日が終わり、皆、死んだように寝ている。
ただ、彼らの寝顔は満足気な様子、何か良い夢でも見ているのだろう・・・。

49ヒドラ:2005/08/24(水) 10:53:41
〜「サイの村」〜

ブラッドの母「エリナ、そろそろあなたも誰かいい貰い手をみつけなさい」「私のことはだいじょうぶ」
      
      「これからは、自分の幸せを考えなさい」
   
  エリナ 「・・・・。」

ブラッドの母「好みの男性がいないって?」「困った子ね〜・・・。」「これからは、なるべく外にでるようにしなさい」

エリナは外に出て、すがすがしい青空を見つめながら、ため息ひとつ、そしてつぶやいた。

  エリナ 「・・・・お兄ちゃん、しっかりやってるかな〜・・・・」

50ヒドラ:2005/08/24(水) 11:13:48
〜「ディーバ」〜

次の朝、何か情報収集が必要と昨日とうってかわったディーバを徘徊することにした。

町人A:「おい、にーちゃん!そこのクワ持ってる!」。「あんたら、見かけない顔だな〜」
    「なに?」「世の元凶を暴く為?」「うん、うん、」「ほ〜、まあ理由はわかったが、それじゃだめだ」
    「ほかの、賢者さんとドワーフ、踊り子さんはわかるが、あんた、なんの職業にも就いてないだろ」
    「悪いことは言わね〜」「ここ、ディーバにも訓練場がある」「そこで、なにか職に就くことだ」
    「あ?」「なんの職があるかって?」「え〜っと、たしか、「剣士」、「武道家」、「盗賊」、「吟遊詩人」「魔法使い」、「シスター」
    「あと、まだ、いろいろあるにはあるんだが、中には上級職ってのがあるらしい」「ロード」、「忍者」、「侍」、「ヴァルキリー(女)」、「超能力者」
    「でも、なったやつは誰もいね〜し、そもそも、そんな職業が存在するのかもわかんね〜」
    「まあ、死なない程度にがんばってくれや!」

51キョーテーハニー:2005/08/24(水) 21:55:16
『そういえば、大食い大会の商品って何だったんだ?』とジョネス。
『ああ、あれな』とニドは武器の簡単な使い方を説明した。

52キョーテーハニー:2005/08/24(水) 21:57:01
見た目は鉄の棒だが、武器を使う職種により様々な形に変化するという、不思議な金属でできているらしい。
それぞれ試してみると、ジョネスは魔導の杖、ニドは大振りの斧、セィナはイバラのムチヘと変化した。
ブラッドも試してみようとすると、『どうせ、クワだろ?』とジョネス。
『ああ、クワだな。』とニド。
『えぇ、クワね。』とセィナ。
『ちくしょーー!!』ブラッドはどこかへ走っていってしまった!

53ヒドラ:2005/08/24(水) 23:38:22
町人B(キザな奴):「あら、あら、まったく、どこの田舎者かしら・・・」
          「手っ取り早くなにか情報を得たいのなら、この町の長に会えばいいんじゃないかしら?」
          「あーくさい、くさい、早くいってちょうだい!!」

54ヒドラ:2005/08/24(水) 23:46:42
[この町一番の武器、防具屋]なる看板をみつけた。とりあえず、入ってみた。

[ドラゴンスレイヤー]50000チェキ
[ドラゴンメイル]  50000チェキ
[ドラゴンシールド] 50000チェキ

ブラッド達は指をくわえてその店をあとにした・・・。

55ヒドラ:2005/08/25(木) 23:09:12
ブラッドは剣士の職に就いた。

装備:ロングソード
  :皮の鎧
  :ウッドシールド

元々美形なため、えらいかっこよく見える。セィナの顔がちょっぴり赤くなってる。

56ヒドラ:2005/08/25(木) 23:32:10
〜「ディーバの長、ゴメスの部屋」〜

ゴメス:「ほう、それで、わしが何かいろいろな情報を知ってと思い訪れたのか・・・」。
   :「・・・。」「ただじゃおしえん!」「そなたらが、真の冒険者かどうか試させてもらおう」

   :「ここから、すぐ北に死の塔がある」「その塔の最上階10階にある勇気の証なる宝をとってくるがいい」
   :「そうすれば、わしが知る限りの情報を教えよう」
   :「まあ、10階までいったことがある奴なんて聞いたことがないがな・・・」

57ヒドラ:2005/08/25(木) 23:48:01
ブラッドたちは買えるだけの食料を買い死の塔に向かった・・・。

〜「死の塔」〜

死の塔に着いた。とても古い建造物だ。一階フロアに足を踏み入れた。
中は、全く人気がなく、いたるところに壊れた机や椅子が散乱している。石の床からは雑草が所々生い茂っている。

58キョーテーハニー:2005/08/26(金) 00:19:00
さっそく分かれ道だ。
いかにも罠が仕掛けてありそうな、真っすぐな通路。
かたや、一人通るのがやっとのような細い通路。
どっちを進もう?

59人生ゲーマー:2005/08/27(土) 23:09:05
一同は細い道を進むとモンスターに遭遇!
「掃き溜めのブタ」が現れた!

ジョネス「めんどォ〜くせーなァ〜・・・」
セィナ 「こいつはもともと人間よ!阻害やストレスで魔界に引き込まれたの!」
ブラッド「もう救えないってコトだな・・・」
ニド  「オラが殺るだ!」

ニドがオノを一閃!グヂュゥッ!

ニド  「な・・・なんズラ!?こいつの『肉』は!?オノがうずまるッ!」
ジョネス「ニド!援護するぜッ!」

60人生ゲーマー:2005/08/27(土) 23:27:56
セィナ 「『掃き溜めのブタ』の脂肪はそいつが人間だった頃の『汚さ』・・・。
     下衆野郎であればあるほど深くブ厚いわッ!」
ブラッド「武器の攻撃は無駄っぽいな・・・。」

掃き溜めのブタはニドを体当たりで跳ね飛ばした!

ニド  「ぐへぇ〜!」
ジョネス「ニド、下がってナ!とびきりの呪文をくらわせてやるッ!」

ジョネスは『蛇の指輪』に祈りだした!

61人生ゲーマー:2005/08/27(土) 23:59:08
指輪が徐々に紅く光り輝く・・・・。

ジョネス「カワイソウにナ・・・。生まれ変わったら『真人間』になれよッ!」

指輪の光がどんどん強くなる・・・・!
掃き溜めのブタは力いっぱい殴りかかってきた!

ジョネス「ぐふっ!」

ぶっ飛ばされたが、ニドが受け止めた!
同時に指輪が 紅蓮の炎を吐き出した!
あっという間にブタの脂肪に火がつき燃え上がった!

ジョネス「ふー。『ヴァイファイ』って呪文だぜ。効いたな!」
ブラッド(前に暴走したあの指輪か・・・・。自分で制御できるのか?)

62人生ゲーマー:2005/08/28(日) 00:45:11
ブタは炎に取り囲まれ燃え尽きた!「ビャブ〜!!」

ブラッド「人間が魔物になるなんて・・・よくあるのか?」
セィナ 「フォールダウン(堕落)って状態よ・・・。
     最初は『醜いブタ』、更に堕ちて『腐ったブタ』・・・そして、
     『掃き溜めのブタ』・・・魔界は弱者の愚かさを飲み込むの。」
ブラッド「悲しいな・・・。同じ人間なのに・・・。」
ジョネス「俺たちも いつそーなるかわからんぜ?先を急ごう!」
ニド  「ぶるる・・・。ナンマンダブ〜。」

一同は更に奥へ進んだ。

63キョーテーハニー:2005/08/28(日) 04:16:27
「死の塔 1F」
あいかわらず入り組んだ道を進んでいると、銀色のドアが見えてきた。
だが、鍵がかかっているようで、押しても引いてもびくともしない。
さすがのニドにも、ぶち破れなかった。
鍵を見つけるしかなさそうだ。

64人生ゲーマー:2005/08/28(日) 21:44:42
ブラッド「ジョネス、鍵の位置を調べることはできないか?」
ジョネス「それよりも・・・みんな下がってナ!」

『蛇の指輪』が強い光を放つ!

ジョネス「ダズナ・メテオ!」

指輪から隕石のような炎の塊がドアに向かって放たれた!
しかし、ドアに触れる直前にかき消された。

ジョネス「・・・・! 力や魔法は効かねェのか!?クソッ・・・・。」
ブラッド「俺たちは試されているんだ・・・・。楽には進めないってコトか。」
セィナ 「でもこの階は鍵さえ手に入れれば攻略できそうね。」
ニド  「さっきのブタ野郎の腰ベルトに付いてた鍵かなあ〜〜〜、ぷるる。」

ニドに視線が集まる・・・・・。

一同  「・・・・・・ニド・・・・・・そういうことは早く言え・・・・・・。」

65人生ゲーマー:2005/08/28(日) 21:59:14
ブラッド「急いでさっきの場所に引き返すぜ!」
セィナ 「待って!誰かここまでの来た道順を覚えてる?」
ジョネス「覚えてるワケねーだろ。ちっ・・・・でも戻るしかねーよな。」
ニド  「戻る必要はねーズラよ。ホレ!」

ニドに視線が集まる・・・・・。さっきのブタの「鍵」を持ってきたようだ。

ブラッド「ニド、よくやった・・・・。でももうちょっと早く言ってくれ・・・・。」

ガチャリ。鍵でドアを開けると階段が! 一同は無事2階へと移動した!

66たまねぎけんし:2005/08/31(水) 19:47:18
2階へ移動したブラッド達にまた難関が待っていた
なんとさっきと同様の鍵のついた扉があったのだ・・・
ブラッド「ニド何か心あたりはないか?」
ニド  「さっき変な物拾ったんだけど・・・」
ジョネス「なんだそれ?」
それは錆び付いた鍵だった
しかしそれを鍵穴にさして開けようとしても
鍵穴が何ミリか小さく鍵が合わなかったようだ・・・

67ヒドラ:2005/08/31(水) 23:08:31
「死の塔 2F」

みんなは他に鍵がないか探したがみつからない。他に行くところといっても、この2Fは
だだっ広い大広間に扉が一つ。

いろいろ考えるが時間だけが刻々とすぎる・・・。もう、成す術はないのか・・・。

ブラッドは最後に「ひょっとしたら」とおもい、やってみた。

なんと!! 扉は引き戸だった!!(まるでドリフ)!!そして扉の向こうには
上にあがる階段がみえる。

ブラッドは「錆び付いた鍵」をポッケにしまい、3Fに向かった!!

68キョーテーハニー:2005/09/01(木) 00:51:17
『死の塔 3F』
3階からは螺旋階段になっている。
おそらく、このまま登ればかなり上の階まで行けるだろう。

69キョーテーハニー:2005/09/01(木) 01:06:27
『死の塔 螺旋階段』
おそらく6階ほどの登っただろうか。
途中に扉が何枚があったが、無視してここまでやってきたところで一休みしていた。
「でも、これまでトラップらしいトラップはなかったわね」とセィナ。
「ああ、これほどの塔なら罠も一つや二つ、やばいのがありそうだかな」とブラッド。
「んだな。オラなんて、この階段を登ってる途中で岩が転がり落ちてくるって思ってたど」とニド。
一同が談笑していると、「おい、何か聞こえなかったか?」とジョネス。
確かに耳をすませば、何か、たとえば岩が擦れるような音、が聞こえた。

70あり:2005/09/13(火) 20:06:23
微かに聞こえた石のこすれる様な音は、徐々に大きくなってゆく。
「何だ、これは!」
「さぁな…だが何かの罠というのは確実だ。気を引き締める事だ!」
ジョネスの声に一同が頷いた瞬間、大きな音の響きが伝わってきた。
徐々に近づくその音と共に、周囲のカベが下がってゆく!

「な、なんだすか? ここは?」
最終的に完成したのは、塔の外壁をそのまま利用したコロシアムだった。
塔の反対側には暗くて良く見えないが、巨大な陰がうずくまっている…
「どうやら殺し合え…ってことみたいね」
セィナが両手を広げ、呪文の詠唱を開始した!
それが開戦の合図だった。

71キョーテーハニー:2005/09/16(金) 01:22:51
セィナが光りの矢を放ち、ジョネスはその矢が打ち込まれた場所へさらに炎の追い撃ちをかける。
続いてブラッドが連撃、最後にニドがありったけの力を込めて、斧を振り下ろした!

だが、その巨体には傷一つ付いていない。
その鋼のような強靭なウロコにより、ことごとく攻撃は弾かれていた!

72ビバラミーゴ:2005/09/18(日) 03:18:36
「あ、危ない!!」とセィナ。
何処からとも無く、どす黒い物体がジョネスめがけて襲ってきた。
間一髪でよけるジョネス、しかし反対方向から鋭く尖った巨大な爪がジョネスを捕らえる。

73あり:2005/10/01(土) 22:29:44
目の前の敵の攻撃により、ジョネスが大きくはじき飛ばされた。
丸太で力任せに殴られた様な物だ、無事とは思えない…
「しっかりして!」
セィナがかけより、肩を貸すがその体に力はない。
「セィナ、ジョネスの様子はどうだすか?」
「ダメよ、気絶してしまって…
 それに咄嗟にガードした両腕が砕けてしまっているわ!!」
(ちっ、俺とニドだけで…コイツを倒せるのか?
 それに回復呪文を使える奴なんていないぞ!!)
そんな事を考えながら、盾に押し当てる形にして剣の腹で攻撃を受けた瞬間、
甲高い音と共に呆気ないほど簡単に剣がへし折れた!!
「ちっ! 安物め!!」
俺は毒づきながら、周囲を見渡した。
良く見るとこの階の外周には、今までコイツにやられた冒険者の遺体が
ゴロゴロ転がっていた。
(もしかすると、かえの武器が…うまくすれば業物も有るかもな…)

74キョーテーハニー:2005/10/02(日) 00:03:52
だが辺りに転がっている武器で使えそうなは見つからない。
もうだめだ。と戦意喪失のセィナ。
ニドの武器も限界かというとき、
「やれやれ…こういう時は励ますもんだぜ。
まだ始まったばかり一回のオモテだ、ガンバレってな」
とジョネスがゆっくりと立ち上がった。

75キョーテーハニー:2005/10/02(日) 00:14:57
「ここはオレが引き受けてやる。お前達はさっさと上を目指せ!」とセィナをブラッドに突き飛ばすジョネス。

口の中ですでに呪文の詠唱に入っている。
禁呪とされている自爆呪文のそれとよく似ているようだが、それを確かめるすべをブラッド達は知らない。

ブラッド達は怪物がジョネスに襲いかかる一瞬の隙をつき、上の階へ繋がるであろう階段を、そこを振り返りもせず、一気に駆け上がった。

76あり:2005/10/11(火) 00:22:54
爆音と激しい振動が響くと同時にセィナが叫びを上げた。
先頭を走っていたブラッドも振り返り、彼の身に起きた事を初めて理解した。
「なぁ、ニド… ジョネス、きっと無事だよな?」
ブラッドの言葉にニドは厳しい表情を返す事で答えた。
「爆炎系呪文…しかも自爆系だったわ…
 彼、私たちの中じゃ一番強かったのに…どうして?」
セィナの言葉が螺旋状の階段に微かに響いた。
三人とも沈黙するしかなかった。
初めての冒険で、早くも仲間が…それも見捨てる形で命を失ってしまった。

「ワス達が戻って、アイツに殺されていてもジョネスは喜ばんダス…」
重苦しい沈黙の中で、ニドが口を開いた。
「彼はワス達に、先に進む為の選択肢をくれたんダス…
 それを無駄な犬死ににしない為にも…ここは先に進まねば!」
ニドが階段の先を睨み付けた。
そうだ、俺たちのやるべき事は逃げる事でも死に急ぐ事でもない!
先へ進む事こそが、ジョネスの意志を引き継ぐ事にもなる!
俺たちは弱気になった心を振り払って、再び階段を駆け上がった。

77匿名希望さん:2005/10/11(火) 16:08:37
>>1->>76
これまでの経過をまとめて紹介

78匿名希望さん:2005/10/21(金) 20:27:22
なんか知らんが旅に出た。

色々仲間が増えた

最初のイベントは塔攻略

早速死人が出た   ←今ここら辺

79極美品:2006/07/22(土) 20:23:44
★クエスト オブ オロチ★
コレは今のところエンディングが見れてませんね。
今78レスですが、もう一度仕切りなおしてみませんか?
少し読んだのですが、ムズイ!
もっと簡単にして再スタート切りましょうよ!
エンディングも300では厳しいので、50レス位でクリアーということに・・・・
まだ続くようだったら、2(ツー)又は(2章等)をスタートさせる。

80ヒドラ:2007/03/02(金) 00:07:46
〜「死の塔」〜7階

階段をどのくらい上り続けただろう・・・。ようやく7階についたようだ。
地上に比べて空気が薄いようで3人は息を切らしている。

フロアに入ったとたん扉が閉まり凄まじい音で天井が落ちてきた!!
3人で、というかニドの火事場のくそ力でなんとか耐えている!!

ニド「行くズラよ・・・」
  「こうなることは、わかってたズラよ・・・」
  「早く!! 行くズラー!!!」「フンガー!!!!」
ニドの凄まじい気迫にブラッドとセィナは言葉をかみ殺し、ただ行くしかなかった。

フロアを出たと同時に「ドシーン!!」と崩れ落ちる音がした・・・。
ブラッドとセィナは8階を目指す・・・。

81ドラクエ君:2008/02/20(水) 18:53:01
そして・・・今、長い年月をかけて8階に辿りついた。


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