[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【変幻】じゃくみさんのばにらじ【自在】
1050
:
あつやき
:2004/08/05(木) 23:33
わたしは……わたしは……っ。おっぱいのこと、わたし、子供の頃から大好きだった。だから子供の頃、おっぱいと別れるって聞いたとき、すっごく泣いたんだよ。すっごく泣いたんだから……っ
でも、おっぱいとは笑顔でお別れしたいと思って。好きだったから、おっぱいにわたしの笑顔を覚えていて欲しかった。そして、いつかまた、おっぱいに会えるって思って……
だからわたしは、おっぱいと別れるあの時、精一杯の勇気を振り絞ったんだよ。結婚しようって約束したよね。わたしにとっては、あれは精一杯の勇気だった
もしかしたら、おっぱいともう会うことはないかもしれない。でも、わたしはそうしてもおっぱいが好きだった……。おっぱいとの繋がりを消したくなかった……っ。だから、約束をしたんだよ
あれは、おっぱいにとって、ささいな約束だったのかもしれないけど……。わたしにとっては、とても大切な約束だったの……っ
たとえ離れてもおっぱいとの関係を、唯一、繋げてくれる約束だったから……っ。おっぱいがあの約束を受け入れてくれた時、わたしは本当に嬉しかった。だから笑顔で別れられたんだよ……っ
でも……。本当に長かった……。おっぱいとの再会までの時間は、わたしにとっては本当に長かった……。わたしは、一生懸命にハーモニカを吹き続けた。いつか、この音色がおっぱいの耳に届くんじゃないか、って……
でも、年を経るにつれて、こんなことをしても、意味がないんじゃないかって思えてきた……。だって、こんな小さなハーモニカの音色なんて、こんな大勢の人がいる世界で、おっぱいの耳にだけ届くなんてありえないもの……っ
それでも、わたしはこのハーモニカにすがるしかなかった……。あの約束にすがるしかなかった。わたしにとっての、おっぱいとの接点。それは、このハーモニカと、あの約束しかなかったから……っ
そして、四度目の引越しのとき……、この街に引っ越してきた時……。わたしの願いが、ようやく届いた……
夕暮れの屋上で……。おっぱいが立っていた……。おっぱいは最初、わたしのことがわからなかったみたいだけど……
わたしには、すぐにわかった。心臓が張り裂けそうだった。心が……飛び出しそうだった
そして、これが最後のチャンスなんだって思った。神様がくれた、最後のチャンスなんだって。わたしの気持ちをおっぱいに伝える、神様からの最後のチャンスなんだ、って……っ
だけど、おっぱいは、昔と一緒で、わたしの想いには全く気付いてくれなかった。だからわたしは、おっぱいに行動で知らせようと思った。わたしの想いを……
でもおっぱいにとって、わたしはいつまでも、昔の幼なじみのままだった。わたしにとっては、精一杯の勇気だったのに……。おっぱいはわたしのそんな心に、気付いてくれなかった……っ
だから、わたしは怖くなったの……。もしかしたら、わたしのことを、おっぱいはなんとも思ってないんじゃないか……。だから、最後の賭けだった……っ
浜辺でのキス……。でもおっぱいはやっぱり、何もわたしに、示してくれなかった……
わたし、本当に怖くなって……。おっぱいの気持ちが、わからなくなって。だからこのまま、幼なじみの関係でいいと思った……
でも、お父さんが死んじゃって……
……わたしにだって、わかってた。おっぱいが、子供の時とは違うってこと
でも、わたしには子供の時のおっぱいの思い出しかなかったんだもんっ。ぱいおつくんとおぱいこさんみたいに、子供の時から今まで、ずっと一緒にいられたわけじゃなかったんだもんっ
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板