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スタンド小説スレッド3ページ

1新手のスタンド使い:2004/04/10(土) 04:29
●このスレッドは『 2CHのキャラにスタンドを発現させるスレ 』の為の小説スレッドです。●

このスレでは本スレの本編に絡む物、本スレ内の独立した外伝・番外編に絡む物、
本スレには絡まないオリジナルのストーリーを問わずに
自由に小説を投稿する事が出来ます。

◆このスレでのお約束。

 ○本編及び外伝・番外編に絡ませるのは可。
   但し、本編の流れを変えてしまわない様に気を付けるのが望ましい。
   番外編に絡ませる場合は出来る限り作者に許可を取る事。
   特別な場合を除き、勝手に続き及び関連を作るのはトラブルの元になりかねない。

 ○AAを挿絵代わりに使うのは可(コピペ・オリジナルは問わない)。
   但し、AAと小説の割合が『 5 : 5 (目安として)』を超えてしまう
   場合は『 練習帳スレ 』に投稿するのが望ましい。

 ○原則的に『 2CHキャラクターにスタンドを発動させる 』事。
   オリジナルキャラクターの作成は自由だが、それのみで話を作るのは
   望ましくない。

 ○登場させるスタンドは本編の物・オリジナルの物一切を問わない。
   例えばギコなら本編では『 アンチ・クライスト・スーパースター 』を使用するが、
   小説中のギコにこのスタンドを発動させるのも、ギコにオリジナルのスタンドを
   発動させるのも自由。

 ★AA描きがこのスレの小説をAA化する際には、『 小説の作者に許可を取る事 』。
   そして、『 許可を取った後もなるべく二者間で話し合いをする 』のが望ましい。
   その際の話し合いは『 雑談所スレ 』で行う事。

613N2:2004/06/15(火) 14:59

━━━━━━━━━━━━━━

 まもなく
 『ギコ兄教授の何でも講義 2時限目』が
 始まります

              ∩_∩
━━━━━━━━━ |___|F━━   ∧∧
              (・∀・ ;)        (゚Д゚;)
        ┌─┐   /⊂    ヽ    /⊂  ヽ
        |□|  √ ̄ (____ノ   √ ̄ (___ノ〜
      |   |  ||    ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | あのさ、あれって一発ネタじゃなかったっけ?
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |  ………だよなあ。
         \________________

614N2:2004/06/15(火) 15:01

 椎名先生の華麗なる教員生活 第3話 〜運命の出会い〜

暗い部屋に、一人。
視覚も、嗅覚も、聴覚も、触覚も絶たれて、
私は暗い部屋に一人。

ああ、これは夢だ、と私はすぐに気が付く。
今まで何度も苦しめられてきた、いつもと同じあの夢に決まっている。
しかし、それは『彼』の夢ではない。
それよりも、もっと陰湿で、果てしなく悲しい夢。

おぼろげな気配。
それは無邪気な子供たち。
しかし、その心中には果てしない程の邪気。

浮かび上がる子供たちの姿。
私には分かる。
この子らが私にどんな悪意を抱いているか。これから何をするか。
ああ、私に近寄るな。

「てめえッ、親が偉いからって図に乗るんじゃねえ!!」
私に近付くなり、私の顔を殴りつける一人の少年。
一人が動けば、皆が動く。
皆で動けば、怖くない。
良心の呵責が仲間外れの疎外感に負け、
一撃の痛みが更なる痛みを連鎖する。
響く邪気に満ちた声々。

「あんた、『おやのななひかり』ってやつで自分が目立ってるとか思ってるでしょ?
…そういう態度が気に入らないの!!」
「『こっかいぎいん』の娘だか何だか知らないけど、所詮はお前も『しぃ』だ!」
「『しぃ』はおとなしく殴られてればいいって、お父さんが言ってたぞ!」
「みんな、やっちゃえやっちゃえ!!」

殴られ、蹴られ、張り倒され、言葉の雨に打たれ続け…
痛い。辛い。悲しい。
もうやめて。



新しい気配。
それは大人たち。
傷付く私の姿を見る目は、しかし凍り付いていた。

「しぃってうざいよね〜」
「だよね〜、あの娘も誰か殺してくれないかな?」
「ったく、サルみてーな不細工な顔引っ下げて歩いてんじゃねーよゴルァ!!」

痛い。痛い。痛い。
もうやめて。

615N2:2004/06/15(火) 15:02

「えーマジしぃ族!?」
「キモーイ」
「しぃ族はどこまで行っても被虐キャラだよねー」
「キャハハハハハハ」

耐え切れない。私は…一体何なの?

私は…何で生きているの?

私は……


暗闇から浮かび上がるお父さんの姿。
私の唯一愛する、私の唯一信頼出来るお父さん。
助けて、と腹から叫んだ。
しかし、声は出ない。
口から出た途端、私の言葉は何か得体の知れないものにかき消された。

お父さんは私を見ている。
今まで見せたこともない、氷細工のように冷たい目で。
お父さんは、動かない。
傷付く私を見て、少しも救おうと動きはしない。

そして…嘲笑。
無言でお父さんは去って行く。
私の唯一愛するお父さんは、私を愛していない。
そして、遂に私はひとりになった。

私は…何の為に生きている?
私は…誰の為に生きている?

愛されたい。愛され尽くしたい。
愛したい。愛し尽くしたい。
誰か、私に愛を。

否、私に生の価値は存在しなかったのだ。
無価値なゴミに、愛は要らない。



 ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆



「ジリリリリリリリ!!!!」
枕元で騒がしく鳴るベルが、私を深い眠りから覚ました。
真っ先に私は、びしょ濡れになったパジャマに不快感を覚える。

「夢…か…」
恐怖の体験が真のものではなかったと知り、私はほっと溜め息を吐いた。
しかし、それは今確かに体験した現実ではなくとも、
私自身の心には過去の現実として刻み込まれている。

616N2:2004/06/15(火) 15:04



私の父は、国会議員だった。
地元民の圧倒的な支持を得て、父は『国』の一部になった。
私はそんな父が誇らしかった。

母は私が生まれてすぐ、病気で亡くなったと聞く。
だから私は、母を写真でしか知らない。
父と写る母は、とても幸せそうに、穏やかな笑みを浮かべている。
私は決して手に入れられない、母の優しさに飢えていた。

父は非常に生真面目な人間だった。
物事の道理に敵わないものは、頑として拒絶した。
例え相手が自分よりも年上であれ、目上であれ。

結果、父は敵を増やした。
地元民の利益よりも国益を優先し、露骨な活動を続けた結果、
期待を裏切られた支持者達はその怒りの矛先を私に選んだ。

学校で親の差し金としか思えぬいじめの数々。
謂れの無い誹謗・中傷など受けなかった日を思い出すことが出来ない。
暴力を受けずに過ごせた日など、あっただろうか。

父はそんな私をいつも励ましてくれた。
大丈夫だ、気にすることはないと。
そして大きな腕で、私を抱きしめてくれた。
でも、私は幼心に思っていた。
本当なのか、と。

父は私が大学在学中に死んだ。
まだ若すぎる死だった。
葬式では、一度も会ったことの無い親族が上辺だけのお悔やみを述べ、
遺産を全てかっさらっていった。
私はこの時初めて父の世間での評価を体感したと言っても良い。

その日からである。
あの悪夢を見るようになったのは。
私を殴り、蹴り、蔑み、そして見捨ててゆくものども。
そしてそんな私を無関心に置き去りにしてゆく父。
勿論、父は生前私にそのような仕打ちをしたことは一度として無かった。
それでも私の妄想は、実体験した現実の過去よりも真実であった。

『彼』に走ったのも、それが一番の原因だったのだろう。
私に優しく、父親のように暖かく接してくれた『彼』。
私は彼を本気で愛した。
それは、本気で愛されたかったから。
でも、私には完全な「Only One」であった『彼』にしてみれば、
私は「One of 数ある遊び相手」でしかなかったのだ。
『彼』は私を捨て、私はまた一人になった。

『愛が、欲しい』
今の私には、それしかなかった。
新しい恋人が欲しい、とかそんな事ではなく、
それが私の今生きる唯一の理由でもあった。

617N2:2004/06/15(火) 15:05



 ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆



いつも通り、何も変わらぬ日常がスタートした。
いつも通りの朝会、いつも通りのつまらない会議。
しかし、そんな中に唯一つ明確な変化があった。
熊野がまだ戻らない。
既に失踪から1週間近くが経っても、何の進展も無いと言う。
熊野は一体、どこへ消えてしまったのか?
真相は闇の中だ。

「熊野さん…まだ戻らないらしいわね。
昨日もご両親が学校までお出でになっていたわ」
隣からモネ姐がどことなく沈んだ声で話してきた。
何だかんだ言ってもモネ姐と熊野の付き合いは結構長いらしい。
憎たらしい相手ではあるが、そんな奴でも突然姿を消せばモネ姐でも心配になるようだ。

…二度と戻って来なくても良い。
私は、しかし残酷にも自然にそう思っていた。

「ええ、そうらしいですね」
私は本心を隠してそう返事をした。

「…こういう事言うのも何だけど、熊野さんやっぱり何かあったんじゃないかしら?
最近集団失踪事件がここまで大事になっているんだし、何か事件に巻き込まれたとしか…」
ちなみに、この時点で失踪者数は既に200人を超えていた。
連日町内では全国ネットのTV局クルーが最新情報を求めて町内を慌しく駆け回っている。

「かも…分かりませんね。
でもこればかりは気を付けようがありませんから、もし本当にそうだとしたらお気の毒としか…」
この時、失踪事件は新たなる段階へと突入していた。
外出中の人だけでなく、一家全員が丸ごと一晩の内に消えてしまうというケースが現れたのだ。
こうなると、最早集団登校とか休校とかでは対処出来なくなる。
当然国のお役人さんとか警視庁の公安当局だかが直々にお出でになって調査しているようだが、
進展という進展は全く見られていなかった。

618N2:2004/06/15(火) 15:06



「えー、皆さんお早う御座います。
今日も皆さんお元気なご様子で…と言いたいのですが、
今日も熊野先生はお休みのようですね…」
初ケ谷校長の話が始まった。
今日も話の始まりは熊野についてである。
しかし、今日の話はこれまでのものとは趣旨が違った。

「さて、熊野先生が失踪されてから今日で丸一週間が経ってしまいました…。
我々としては先生の一日も早い復帰を…まあ…願わなくてはならない訳ですが、
いつまで先生がすぐに戻って来るとの見込みをあてにしているだけでも色々と問題が御座いまして」
あれでも熊野は校内の様々な事務を受け持っていた為、
奴が消えたお陰でそのつけは我々に降りかかって来た。
正直なところ、人手がもう一人だけでも欲しいと皆が思っていただろう。

「それで、突然の話ですが今日から非常勤講師の方がいらっしゃることになりました。
まだお若いですがどうやら相当優秀な方だそうなので、
まあ皆さんとにかく仲良くして下さいね」
突然の校長の宣言には、我々全員が驚いた。
普通、そういう人が来るのであれば前以って連絡するのが普通であろう。
それが当日朝に発表されるなんて話、聞いたことがない。

「何とも無茶苦茶な話ですね…。
本当にそんな事で大丈夫なんですかね?」
私はちょっとニヤつきながらモネ姐にそう言った。
昨日の今日で決まったような話では、どこまでその非常勤講師も当てになるか分からない。

「あら、そう? それだけ急に決まる位優秀な先生かも知れないじゃない。
…それに、『まだ若い』って…!楽しみじゃない…!!」
モネ姐は私よりも更にほころんだ顔をしていた。
ああ、この人もこういう趣味があるのか、と私は始めて思い知らされたと同時に、何だかがっかりした。

「そんな、第一まだ男だとも言われてないのに期待してて…」
私は軽い軽蔑の意も込めた薄ら笑いをして、
机の上に乗せたカバンから荷物を取り出しながらそう言おうとした。
その時、校長が私の言葉を遮るように叫んだ。

「それじゃあ、入ってきて貰いましょう。
どうぞー!」
校長に呼ばれ、職員室の扉が開く。
私はその様子に興味を示すことなく、必要なものを机の上に置いてゆく。

「おお……!」
「カッコいい…!」
どこからともなく、そんな呟きが聞こえてくる。
しかしその時の私には、ノートの間に隠れた筆箱の行方の方が大事だった。

どよめきを掻い潜り、乾いた足音が少しずつ近付いて来る。
そしてそれは校長の辺りで止み、今度は若い男の声が届いた。

「本日からこちらで働かせて頂くことになりました、毛利と申します。
経験不足故に皆様にはご迷惑をお掛けすると思いますが、どうかよろしくお願いします!」
ハキハキして活き活きとした、力の有る男の声。
それに呼応して、職員室内には盛大な拍車が巻き起こった。
私もそろそろ何事かと思い、いい加減その男の姿を見ることにした。

619N2:2004/06/15(火) 15:08



驚愕、としか言いようがなかった。
長い美しい髪に、整った極めて美しい顔立ち。
そして全身から醸し出される知性的な空気。
そこには、完璧な美が存在した。

「えー、では親睦を深める為にこれから先生へいくつか質問してみることにしましょう。
どなたか質問のある方は?」
熱気が冷め止まぬ内に校長がそう言うと、早速神尾先生が手を上げた。

「あの、えっと、猫田先生はどちらの大学を出てらっしゃるんですか?」
いつもは強気な彼女が珍しくモジモジしている。
下心は丸見えだ。

「…東京ギコ大学です。
それと、私は猫田じゃありません。毛利です」
不機嫌そうに毛利先生は言う。
だか彼のそんな気も知らず、周囲からは、おお、という溜め息が漏れた。

「え…っと……、次は私から………」
神尾先生よりも更に恥ずかしそうに、静川先生が手を上げる。

「あの……犬飼先生は…今…おいくつなんですか……?」
静川先生と今一番年が近いのは私である。
この間の一件があったとは言え、年下の女とでは流石に友達にはなりにくい(無論、彼にとってはの話だが)。
彼も年の近い仕事仲間が欲しいのだろう。

「…今年で23になります。
それと、私の名前は犬飼でもありません。毛利です」
彼の言葉に私はかなり度肝を抜かれた。
まさか、私よりも年下だなんて。
若いとは言っても、まさかここまでだとは思わなかった。

「……凄い…! それじゃあ大卒で教務員試験を一発合格したんですか…!?
…凄いなぁ……。僕なんて3年も落っこちてようやく先生になれたから……。
あ…あの……、これから仲良く…して……下さい…」
静川先生は完全に赤くなってしまった。
でも、彼なりには精一杯やったのだろう。
私達の中には、そんな彼を馬鹿にする者はいなかった。

「…ええ……考えておきます…。
名前さえ覚えて下されば……」
そして毛利先生は再び名前を間違われたことでそろそろ頭に来ているようであった。
だが、そこに更なる一撃が加わった。
それをしたのは八木先生だった。

「えーと、海老沢先生…っしたっけ?
海老沢先生はどちらの出身なんっすか?」

そこに質問された訳でもない先の二人が反撃する。
「ちょっと、八木先生! この人は猫田先生ですが、なにか?」
「あ…あの…、この人は犬飼先生だから……」

そう言われて、八木先生も頭に来たのか二人を怒鳴りつけた。
「馬鹿言うんじゃねえ! この人は海老沢先生だッつーの!」


「…毛利です…毛利…」
大乱闘にまで発展した三人を恨めしそうに眺めながら、毛利先生はそう呟いていた。

620N2:2004/06/15(火) 15:09

「まあまあ、そう気を落とさないでくれよ。
俺だって名前のことでいつも苦労してるんだからさ」
そんな毛利先生に鳥井先生が優しく声を掛ける。
同じ悩みを持つ者を放っておけないのだろう。

「すみません、余計な心配をお掛けして。
これからもよろしくお願いします、鳥井先生」
…あ、言ってはいけないことを…。

予想通り、ペチューンという勢いのある音が辺りに響き渡った。
何をされたのか分からない毛利先生と、顔に青筋を立てている鳥井先生。

「なんだよ!人の痛みがわかるやつだと思ってたら期待を裏切りやがって!
苗字で呼ぶなコラァ!」
鳥井先生は結局そのままドンチャン騒ぎを続ける三人の横を素通りして、そのまま机に戻ってしまった。
そろそろいい加減にしないと毛利先生がマジ切れしそうだ。

「え…えっと…それじゃあとりあえず毛利先生には熊野先生の席を使って貰いましょう」
差し迫った事態に危機感を覚え、校長が強引に話を締め出した。
毛利先生もそれに静かに頷く。

(ほら、言わんこっちゃないわ、いい男じゃない!)
モネ姐が子供のように無邪気な笑みを浮かべて機嫌良さそうに言った。
…この人にも、こんな一面があったのか。
呆れた私は荷物を出し終えたカバンを机の下へと潜り込ませ、
1時間目の算数の仕度を始めようと立ち上がった。
と、そこへ、何も前触れも無しに毛利先生が歩み寄ってきた。

「始めまして。椎名先生ですよね?」
柔和な笑みを浮かべて毛利先生が挨拶してきた。

「…ええ、はい。そうです。
これから、よろしくお願いしますね」
過剰なまでに親しみの込められた言葉に、私は同じ様に親しみを込めて返すことが出来なかった。
馴れ馴れしさにどこか不気味さを感じていたのであろうか。
しかし、毛利先生はそんな私の気も知らず、何か考えているような面持ちで
私の顔をじっと見つめていた。

「あの…以前お会いしましたっけ?」
彼の表情は、まさにそういう経験をした人のそれである、と考えた私は
思い切って彼にそう尋ねてみた。

「いや、今日こうして会うのが初めてです」
彼はあっけらかんとした感じであっさり言い切った。

「…そうですか…」
では、彼は一体何を考えているのだろう。
逆に考え始めてしまった私の耳に、私だけに聞こえる声で、
思いも寄らぬ言葉が飛び込んできた。

(ただ、貴女はとても美しい、と思いまして)

思考が混乱し、立ち尽くす私をよそに、毛利先生はそのまま元熊野の席へと静かに歩き始めた。
ただその場に呆然と静止している私に、モネ姐が心配そうに尋ねてきた。
「ちょっと椎名先生どうしたの?
顔赤いみたいだけど、どっか具合でも悪いんじゃない?」

左耳から入る声はそのまま右から抜けていったが、私の意識は歩く彼の姿を完全に認識していた。
突然の、告白。
何故?どうして?
恥ずかしさと疑問と性的興奮がぐるぐると全身を巡り続ける。
私には暫くの間、この1分ちょっとのやり取りで交わされた彼との言葉を頭の中で渦巻かせることしか出来なかった。

  /└────────┬┐
. <   To Be Continued... | |
  \┌────────┴┘

621N2:2004/06/15(火) 15:10

何故前回こいつらだけ見落としていたのか…。

              、 l ,シャイタマシャイタマ !
             - (゚∀゚) -
                 ' l ` ∧∧
             ∧∧ ヽ(゚∀゚)/シャイタマ !
    シャイタマ〜 ! ヽ(゚∀゚)/  | |
                vv     W

NAME シャイタマー

擬古谷第一小学校に9月付けで転校してきた小学1年生。
クラスは3組(担任は椎名)。
理由は不明だが3人は血の繋がりもないのにいつも一緒に生活し、
本来別々のクラスに入るべきところを各々の親までもが強く希望したことにより
特例で同じクラスに入ることとなる。
3人は生まれついてのスタンド使いではないが、ずっと一緒に暮らしている内に
いつの間にか全く同じスタンドが発現してしまった。
それが種族的な理由なのか、はたまた前世の因縁なのかは誰にも分からない。

擬古谷町には夏休みの内から来ていたが、そこで『もう一人の矢の男』に
スタンド能力を見出され、亡霊に取り憑かれて洗脳される。
とは言え元々も子供だし取り憑いたのも子供の霊だったので
殺人などの凶行に及ぶことはなかったが、
主人の命によって標的であるギコ屋達に対しては一切容赦しなかった。

622N2:2004/06/15(火) 15:11
1/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  地獄の底から甦った、ギコ兄教授の何でも講義。
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

      どんどんいくでー

                ∩_∩
━|;;::|∧::::... /━━━━━ |___|F━━  ∧∧
  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ #)      (゚Д゚,;)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
  |:;::|::U.:::::::::|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | だからさ、こりゃ一回ポッキリで終わりじゃなかったのかと小一時間(ry
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |  ちゃんとそれなりの理由があるんだろうな?
         \________________

2/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  理由は簡単、絶賛の声が有ったからだ。
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

 421 名前: 新手のスタンド使い 投稿日: 2004/05/23(日) 17:10

 ワロタ。N2氏乙!

 ※スタンド小説スレッド3ページより抜粋
                ∩_∩
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  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ #)      (゚Д゚#)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
  |:;::|::U.:::::::::|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧======∧===
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
    | 絶 対 こ れ 宛 じ ゃ な い ! !
    \__________________

623N2:2004/06/15(火) 15:12

3/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ま、雑談ばっかじゃ何の為の小説スレか分からんから
|  いい加減本題入るぞ。
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

 考察・小説スレ各作品のサブタイトルについて

                ∩_∩
━|;;::|∧::::... /━━━━━ |___|F━━  ∧∧
  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ #)      (゚Д゚,;)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
  |:;::|::U.:::::::::|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | そもそも先代したらばスレで小説スレを立てた上に
    | 小説スレでの文とAAの比は1:1とか言い出したのは
    | どこのどいつかと小(ry
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |  …で、こんな問題起こしそうな内容で何話すんだ?
         \________________

4/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ご存知の通り、小説スレ連載中のほとんどの作品には
|  サブタイトルが付いている。
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

 各作者のシリーズ物作品一覧

 「モナーの愉快な冒険」:さ氏
 「合言葉はWe'll kill them!」:アヒャ作者氏
 「丸耳達のビート」:丸餅氏
 「救い無き世界」「EVER BLUE」:ブック氏
 「―巨耳モナーの奇妙な事件簿―」:( (´∀` )  )氏
 「スロウテンポ・ウォー」:302氏

                ∩_∩
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  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ )      (゚Д゚,,)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
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    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | 一応言っとくけど、小説スレ参加順に並んでるよ!
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |  ま、これが一番妥当だろうな。
         \________________

624N2:2004/06/15(火) 15:12

5/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ところが………
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

 N2の連載中作品
 「モナ本モ蔵編」「逝きのいいギコ屋編」

                ∩_∩
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  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ ;)      (゚Д゚,;)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |         ……………あ。
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |  すっかり気が付かなかったぞゴルァ…。
         \________________

6/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  では、どうしてこんな事になってしまったのか?
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

   ちゃんと理由は存在するッ!

                ∩_∩
━|;;::|∧::::... /━━━━━ |___|F━━  ∧∧
  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ )      (゚Д゚,,)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
  |:;::|::U.:::::::::|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |   あ、そうなの?
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |  是非ともお聞かせ願いたいもんだな。
         \________________

625N2:2004/06/15(火) 15:13

7/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  長引かせたくないから表でまとめたが、1つ目はこれだな。
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

  N2「モナ本モ蔵編」連載開始
     ↓
  さ氏、連載開始
     ↓
  N2「逝きのいいギコ屋編」開始
     ↓
  アヒャ作者氏「合言葉はWe'll kill them!」開始
     ↓
  さ氏、「プロローグ・〜モナーの夏〜」完結
  作品名「モナーの愉快な冒険」と命名
     ↓
  自分の作品のタイトルなんてろくに考えないまま月日が経過
     ↓
  みんなサブタイトル付いてる
     ↓
  (+д+)マズー

                ∩_∩
━|;;::|∧::::... /━━━━━ |___|F━━  ∧∧
  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ )      (゚Д゚,;)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
  |:;::|::U.:::::::::|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |   要するにN2のミス、と…。
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |    言わずもがなでしょ…。
         \________________

8/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ところが、もう1つ理由がある。
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

 N2が本編のあらすじ製作中にサブタイトルが無い作品を
 「○○編」としたことにより、本編関連のモ蔵は元より
 本編との絡みを予定しているギコ屋も
 サブタイトルを付けようなんて思わなかった

                ∩_∩
━|;;::|∧::::... /━━━━━ |___|F━━  ∧∧
  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ ;)      (゚Д゚,;)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
  |:;::|::U.:::::::::|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | …でさ、結局何が言いたかったの?
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |  作者の意図が分からん…。
         \________________

626N2:2004/06/15(火) 15:14

9/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  ま、言いたい事はこれだ。
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

 サブタイトル無くても(゚ε゚)キニシナイ!!

                ∩_∩
━|;;::|∧::::... /━━━━━ |___|F━━  ∧∧
  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ #)      (゚Д゚#)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
  |:;::|::U.:::::::::|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧======∧===
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
    | 気 に し て い る の は お 前 だ け だ ! !
    \__________________

10/11

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|  お、そろそろ時間のようだな。
|  んじゃ、宿題はこれだ。
\__  _________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━

 近日、剣士系(刀)のキャラを登場させる予定があるが
 いまいちナイスで強そうなキャラが見つからないので
 良さげなキャラを知ってたら報告すること

                ∩_∩
━|;;::|∧::::... /━━━━━ |___|F━━  ∧∧
  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ ;)      (゚Д゚,;)
  |::;;|;│つ::..┌─┐   /⊂    ヽ   /⊂  ヽ
  |::;:|;;;|:::.::::::.|□|  √ ̄ (____ノ √ ̄ (___ノ〜
  |:;::|::U.:::::::::|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |       …ちょっと待った。
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         |  それ、俺達じゃなくて読者に言ってないか?
         \________________

11/11

━━━━━━━━━━━━━━━━

         ,. -─- 、   なんだ
       (⌒) ┃┃ ヽ-、   もんくあるか
    .rt-;ヘ! ゙:,'' ∇ '' !‐'
   .,rl. | ! !  _,ヽ_,.ノ‐、
   ヽ!_f_i_,」‐´ _ ̄)ー‐ '

                ∩_∩
━|;;::|∧::::... /━━━━━ |___|F━━  ∧∧
  |:;;:|Д゚;) / ∇      (・∀・ #)      (゚Д゚#)
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧======∧===
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
    |        待 て ッ ! !
    \__________________


  /└─────────┬┐
. <   To Be Continued...?  | |
  \┌─────────┴┘


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