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スタンド小説スレッド3ページ
1
:
新手のスタンド使い
:2004/04/10(土) 04:29
●このスレッドは『 2CHのキャラにスタンドを発現させるスレ 』の為の小説スレッドです。●
このスレでは本スレの本編に絡む物、本スレ内の独立した外伝・番外編に絡む物、
本スレには絡まないオリジナルのストーリーを問わずに
自由に小説を投稿する事が出来ます。
◆このスレでのお約束。
○本編及び外伝・番外編に絡ませるのは可。
但し、本編の流れを変えてしまわない様に気を付けるのが望ましい。
番外編に絡ませる場合は出来る限り作者に許可を取る事。
特別な場合を除き、勝手に続き及び関連を作るのはトラブルの元になりかねない。
○AAを挿絵代わりに使うのは可(コピペ・オリジナルは問わない)。
但し、AAと小説の割合が『 5 : 5 (目安として)』を超えてしまう
場合は『 練習帳スレ 』に投稿するのが望ましい。
○原則的に『 2CHキャラクターにスタンドを発動させる 』事。
オリジナルキャラクターの作成は自由だが、それのみで話を作るのは
望ましくない。
○登場させるスタンドは本編の物・オリジナルの物一切を問わない。
例えばギコなら本編では『 アンチ・クライスト・スーパースター 』を使用するが、
小説中のギコにこのスタンドを発動させるのも、ギコにオリジナルのスタンドを
発動させるのも自由。
★AA描きがこのスレの小説をAA化する際には、『 小説の作者に許可を取る事 』。
そして、『 許可を取った後もなるべく二者間で話し合いをする 』のが望ましい。
その際の話し合いは『 雑談所スレ 』で行う事。
548
:
アヒャ作者
:2004/06/08(火) 22:16
合言葉はWe'll kill them!第九話―初めての吸血鬼戦その②
しばらく、アヒャと吸血鬼どもの間で睨み合いが続く。
お互い、相手の手の内がわからないから迂闊に手出しができない
(どうするべ・・・・ 早く倒す方法を考えて、んで被害を出さないようにしなくっちゃな。
まず、波紋が使えねーオレとしては、太陽の光でこいつらを一掃したい。
だけどよォ…今は夜の7時。神様でもない限り太陽を出すなんて不可能だ。
さて、どうしたモンだ…。)
そして吸血鬼も作戦を練っていた。
(あのガキ・・・・想像以上に手ごわいぞ・・・。あっと言う間に2体もの屍生人を攻撃した。
だから、まずヤツを倒すための作戦を考えなければナ。
きっちりとした作戦をたてていけば、どんな戦いも勝利することが出来る。
どんな手段を使っても、勝てばよかろうなのだッ!
とりあえず、この状況での最善の方法は・・・・・
ヤツの注意を屍生人どもでひきつけた後、ヤツの死角からオレが奇襲をかける!
そして一撃で葬り去る!)
「行けィ!者ども!」
リーダー格の吸血鬼の叫びによって、「睨み合い」という均衡した状態は破れた。
「URRRYYYYYY!!」
コンビネーションもへったくれもない。三体の無傷の屍生人達は本能の赴くままに、血をすすろうと大口を開けて飛び掛ってくる。
「犬の卒倒・・・・ワンパターンだな。ただ突っ込んでくるだけじゃさっきの二体の二の舞だぜ!」
アヒャはスタンドのラッシュを叩き込んでやろうと身構えた。
しかしアヒャは最も重要な事を忘れていた。
そう、奴らが普通の人間じゃないという事を。
ドヒャアアアアッ!
「なっ・・・・何だァ!?」
屍生人の体から無数の血管針が飛び出してきた!
次々に襲い掛かる血管針は、まるで網を張るかのようにアヒャをを追い詰めていく。
しかしアヒャも負けてはいない。
血を集めて壁を作り出す!
そして襲い掛かってきた血管針はその壁に突き刺さってしまった。
「ボディが甘いぜ!」
アヒャは壁から飛び出すと屍生人にラッシュを叩き込んだ!
「ウシャアアアアアーッ!!」
バゴバゴバゴバゴォォォォッ!!
屍生人二体は頭部を大破してあっけなく動かなくなった。
しかし次の瞬間。
ガシィッ!
足首に何かが取り付いた。
(な、何ィ!?何だこの腕は!?・・・・殺されていた女!?)
「AHYAHAHAHAHAHAHAHA! ブァ〜〜〜〜カめがッ!吸血鬼に噛まれた人間は屍生人になる事を知らなかったか!」
しかも最悪のタイミングで頭上から始末し損ねた右腕が崩れた屍生人が飛び掛ってくる!
(しまった!身動きがとれねえ!)
次の瞬間、アヒャは頭を砕かれ、その生涯を閉じた。
アヒャ(死亡)
……マジですか?
当然ウソです。
549
:
アヒャ作者
:2004/06/08(火) 22:17
「!なんだぁコイツは・・・!?」
アヒャは生きていた。
しかし顔面はひしゃげ、グズグズに崩れていた。鼻が陥没し目玉が反転し、顎は千切れかけている。
「ギャハハハッ!騙されてやんのバ〜〜〜〜〜〜〜〜カッ!」
アヒャの体が一瞬でゼリーのように飛び散り、女と右手無しを捕らえた。
そう、壁を作ったときにアヒャはブラッドを自分に化けさせていたのだ。
「MUH!?」
屍生人たちは動かない。いや、全身を包み込まれ動けないのだ。
「……ガ、ガガァ〜……」
今や屍生人は地面に転がった血の色の粘土像だ。完全に全身を包み込まれてしまっている。
と、そこへ一撃!
「注意一秒、ケガ一生ってな!」
ドグシャァ!!
いきなりフリスビーの様にマンホールの蓋が飛んできた。
そして二体の頭にクリーンヒット!
「やりィ〜ビンゴ!」
両手にマンホールの蓋を持っているアヒャがガッツポーズを取った。
・・・・しかし奴がマンホールを軽々と投げれるほどの馬鹿力を持っていたとは。
(これで残りは吸血鬼のオッサンと屍生人一匹か………ン!?オッサンも屍生人も見あたらねぇ!?)
慌てて辺りを見回すが、それらしき姿は無い。
(チクショーッ、何処へ消えたんだ?)
その時背後からヒュッという音がする。
「後ろか!」
とっさに横に転がった。だが・・・・
ガボォッ!!
突然の衝撃。左足の肉が……噛み千切られている!
ブシュウウ……!
「うぐえええええええ! うおおおおおなんだああああああ……!?」
アヒャはおびただしい出血の激痛に絶叫した。
「ヘッヘッへ!もう自由に動き回れねーなぁ!」
吸血鬼は愉快そうに笑みを浮かべている。
「チクショオオオオ俺の足があああああ」
足は切り取られずに済んだが、肉と皮でどうにかぶら下がっている状態だった。
そこへ追撃!
死角から屍生人が一匹襲ってきた。
マンホールが脳を完全に破壊していなかったのだ。
アヒャは脇腹をえぐられた。
「うぐッ」
「俺たち吸血鬼ならともかく、お前ら人間は一度千切れた足は元通りにならねーよな!
不便だねぇ〜。」
「クッ・・・・下半身が千切れた屍生人は何処へ?」
「ああ、アイツなら『仲間』を増やしに行ったぜ。ま、その必要も無いけどな。」
「チィ!絶体絶命だぜ!どうすりゃいいんだよォ・・・」
アヒャは傷口の血液を操作して神経、骨、筋肉を無理やり繋ぎ止める。
しかしすぐに動けるわけではない。
腹部のダメージも結構ひどい。
だけど吸血鬼は待ってくれない。躊躇無く襲ってくる。
何とか壁を作り防御するが、ダメージが大きい分スタンドパワーがいつ切れるか分からない。
550
:
アヒャ作者
:2004/06/08(火) 22:18
(このまんまじゃジリ貧だぜ…この状態であいつの相手ができるのかァ!?
3択。ひとつだけ選びなさい、ってやつだな。
答え①、逃げるんだよぉぉぉ〜〜〜
答え②、仲間が来て助けてくれる。
答え③、このままアイツのディナーに。現実は非情である…。
さてと・・・・・
答え①は・・・・・この足じゃ無理か。
答え②・・・・さっき蜥蜴の旦那にあったけど、そんなちゃららっちゃら〜って都合よく来るわけないよなぁ〜
となると答え③・・・・
こっちの方がスタンド使える分有利に見えるけどスピードはあっちが上だ。おまけに仲間を連れてくるって言っていたな〜。
俺の人生ここで終劇か!?)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
__,,,,_
/´  ̄`ヽ, /
/ 〃 _,ァ---‐一ヘヽ ☆ +
i /´ リ}
| 〉. -‐ '''ー {!
| | ‐ー くー |
ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'}
ヽ_」 ト‐=‐ァ' !< 貴方はもう死んでいます。
ゝ i、 ` `二´' 丿
r|、` '' ー--‐f´ η
_/ | \ /|\_ (^^〉
/ ̄/ | /`又´\| |  ̄\ / ̄/
アヒャの内的宇宙におわす皇太子様が、死兆星を指差されました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(嫌〜!!こんな悲惨な人生の終わりなんて〜!!)
ってそんなこと考えているうちにッ!
シュゴオオッ! ドガドガッ!!
血の壁の一部が「空裂眼刺驚」によって穴を開けられた。
そしてアヒャの太腿を貫く。
・・・・・・アヒャちゃん踏んだり蹴ったり。
「うわあッ!」
あまりの激痛のせいで集中力がとぎれ、血の壁が崩れてしまった。
「おっし、壁が崩れた!行けぇぃ!」
吸血鬼の叫びと同時に屍生人が飛び掛ってくる。
もう絶体絶命!
551
:
アヒャ作者
:2004/06/08(火) 22:19
(ああ・・・・・死ぬ前にいいとも増刊号見たかったな・・・・。)
アヒャは死を覚悟して目をつぶった。
と、そこへ!
グサッ!
「ANGYAAAAH!!」
(・・・・・・ん?)
恐る恐る目を開けると屍生人の頭に一本の石でできた槍が突き刺さっている。
「な、何ぃ!?」
「やれやれ、間一髪と言った所か。」
矢の飛んできた方向には一人の男。
それは・・・・
「死んだはずのッ!」
そう、『矢の男』こと蜥蜴だった。
「旦那!」
「YES I AM!・・・って何を言わせるんだ。」
しかも蜥蜴だけではない。
さっき仲間を増やしにいった屍生人が首だけになって捕らえられていた。
「アア〜ッ!助ケテクレェェェッ!見ノガシテクレヨオォォォォッ!」
「うるせえッ!ギャーギャーやかましいんだよッ!」
蜥蜴が生首に一喝する。
(嘘だろ・・・・助けがきた!けどこれは夢かもしれねぇ・・・・ちょっとホッペを
・・・イテッ!・・・・間違いねえ 夢じゃねぇ〜〜〜〜ポヘ――ッ)
「ぎゃあああああああああああ―――!!!」
「わはははははははははははははははははははははははは」
ドーン ドーン ドーン
"JOJO" "HAPPY"
「やったァ――ッ メルヘンだッ!ファンタジーだッ!奇跡体験アンビリーバボーだ!
こんな体験できるやつは他にいねーっ!」
アヒャは暫く痛みを忘れてうかれていたが、ふと疑問に思った。
「って言うか旦那、どうしてこの場所が?」
「さっきコイツに襲われたのさ。ま返討にしてやったけどね。
その時上半身だけだったのが不思議に思っていろいろ問いただしてみたんだ。
そしたら君がこの場所で戦っていることを教えてくれたのさ。」
その時アヒャは見た。蜥蜴の背後にたたずむスタンドビジョンを。
「シ、シ、シ、死ニタクナイヨオッ!」
生首がが必死の命乞いをする。
「馬鹿め、お前はすでに死んでいるんだ。」
ドゴォッ!
生首は蜥蜴のスタンドに殴られ、そして「消えた」
波紋で溶けたのとは違う。一瞬で消えたのだ。
「な!?旦那、今何をしたんですか?」
「俺の能力のほんの一部だ。気にするな。」
そしてあっけにとられている吸血鬼の方を向いた。
子供のころに吸血鬼に兄弟を殺された恨みからだろうか、蜥蜴のいる空間だけは、空気が張り詰めている。
「貴様のような吸血鬼はは……俺が断罪するッ!」
/└────────┬┐
. < To Be Continued... | |
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