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スタンド小説スレッド3ページ

1新手のスタンド使い:2004/04/10(土) 04:29
●このスレッドは『 2CHのキャラにスタンドを発現させるスレ 』の為の小説スレッドです。●

このスレでは本スレの本編に絡む物、本スレ内の独立した外伝・番外編に絡む物、
本スレには絡まないオリジナルのストーリーを問わずに
自由に小説を投稿する事が出来ます。

◆このスレでのお約束。

 ○本編及び外伝・番外編に絡ませるのは可。
   但し、本編の流れを変えてしまわない様に気を付けるのが望ましい。
   番外編に絡ませる場合は出来る限り作者に許可を取る事。
   特別な場合を除き、勝手に続き及び関連を作るのはトラブルの元になりかねない。

 ○AAを挿絵代わりに使うのは可(コピペ・オリジナルは問わない)。
   但し、AAと小説の割合が『 5 : 5 (目安として)』を超えてしまう
   場合は『 練習帳スレ 』に投稿するのが望ましい。

 ○原則的に『 2CHキャラクターにスタンドを発動させる 』事。
   オリジナルキャラクターの作成は自由だが、それのみで話を作るのは
   望ましくない。

 ○登場させるスタンドは本編の物・オリジナルの物一切を問わない。
   例えばギコなら本編では『 アンチ・クライスト・スーパースター 』を使用するが、
   小説中のギコにこのスタンドを発動させるのも、ギコにオリジナルのスタンドを
   発動させるのも自由。

 ★AA描きがこのスレの小説をAA化する際には、『 小説の作者に許可を取る事 』。
   そして、『 許可を取った後もなるべく二者間で話し合いをする 』のが望ましい。
   その際の話し合いは『 雑談所スレ 』で行う事。

531ブック:2004/06/06(日) 00:37
 次の回からいよいよ血みどろの展開になる予定ですが、
 ちょっとその前に閑話休題。
 息抜きのつもりでどうぞ。
 あと勿論、このストーリーは本編とは一切関係がありません。



     番外・ときめきEVER BLUE 〜伝説の樹の下で〜
        出会い編


 やあ皆、僕の名前は『ゼルダ』。
 自他共に認めるオタクゲーマーさ。
 今日は新しい美少女ゲームソフトを買ってきたんだ。
 面白いゲームだといいなぁ…

(さて、と。)
 さっそく封を破り、ソフトを取り出す。
 僕が買ったのはあの有名なゲームメーカであるコ@ミのソフト。
 そう、もう言わなくても分かるよね。
 あの超有名な美少女ゲームソフトといえば…

(『ときめきEVER BLUE』…?)
 僕はパッケージに書かれてあるゲーム名を呼んで首を傾げた。
 ち、違う。
 似ているけど何か違うぞ!?

(ま、まあいいや。
 とにかく始めてみよう。)
 気を取り直し、ゲームをスタートする。
 あのお馴染みの曲が流れ…
 ではなく、黒の背景に何やら美少女キャラが太極拳みたいな踊りをし始めた。
 ちょっと待て。
 これってセンチメンタ(ryじゃねぇかよ!
 別の会社のゲームのパクリじゃねぇかよ!!

 そして画面に表示されるゲームタイトル。
 しかし、やはり何度見ても『ときめきEVER BLUE』。
 もういい。
 肝心なのは中身だ。
 オープニングにはこの際目を瞑ろう。

(まずは主人公の名前の入力か…)
 自分の分身である主人公の名前。
 これは結構重要な選択だ。
 さんざん悩んだ末、『オオミミ』と入力する。
 そして、いよいよゲームスタート。

「ふあああああああ…」
 主人公のオオミミの欠伸の声。
 どうやら、まずは主人公の自宅からストーリーが展開するらしい。
「さあ、今日は高校の入学式だ。
 新しい生活が始まるけど、楽しい毎日だといいなあ。」
 妙に説明臭い台詞。
 まあ、ゲームだから仕方無いか。

532ブック:2004/06/06(日) 00:37

「ちょっと、一人で何ぶつぶつ言ってるのよ。」
 画面が切り替わり、全裸の少女がベッドに横たわる絵が表示される。

 待てよ!!
 何でいきなり彼女がいるんだ!!
 しかももう既成事実作っちゃってんのかよ!!
 つーかこれエロゲーの展開じゃねぇか!!
 なのに何でパッケージに全年齢対象のラベルが貼ってあるんだよ!!

:名前『天』。
 主人公の幼馴染で、わがままな女の子。
 主人公と親密な関係になりたいと思っているものの、素直になれないでいる。

 身長162cm 体重48kg
 B82 W59 H83

 属性・幼馴染 お転婆 同級生:

 何だよこのキャラクター紹介は!
 親密な関係になりたいが素直になれないとかいってるのに、
 しっかりともうやってんじゃねぇかよ!
 しかも『属性』って何なんだよ!

「あ〜眠。
 アタシ今日学校休むわ。」
 入学式早々サボりかい。
 なんてただれた生活してるんだ。

「それじゃ、行ってきまーす。」
 両親に挨拶をしてオオミミが学校に行く。
 というか両親、高校生になったばかりの息子が家に女連れ込んでるのに、
 お咎めの一つも無しか。

「遅刻遅刻〜。」
 パンを口に咥えながら走るという、
 現実世界でこんな事やったらイタい奴確定の姿で登校するオオミミ。

「きゃあああああ!!」
 角を曲がった所で、女の子と激突する。
 ここまでくると、マンネリを通り越して予定調和の世界だ。

「痛たたたた…」
 頭を押さえてしゃがみこむ女の子。
 もちろん、サービスカットのパンチラは忘れない。
 純白の白いパンツ。
 だが、そんな事よりその後ろに担いだどでかい十字架は何だ?

1・「ご、ごめん。大丈夫!?」
2・「悪いけど急いでるんだ。じゃっ。」
3・「あア!?人にぶつかっといて詫びの一つも無しか!?
  しゃぶらすぞこのアマ!」

 突如出現する選択肢。
 これぞ美少女ゲーならではだ。
 しかし、三番目の選択肢は存在する事自体間違っているような…
 まあいいや。
 取り合えず1、と。

「ご、ごめん。大丈夫!?」
 僕が選んだ選択肢の通りにオオミミが発言する。
「え、ええ、何とか。
 こちらこそごめんなさい。」
 照れて顔を赤くする十字架女。

「ああ!もうこんな時間!!
 急がないと!!」
 十字架女はそのまま走り去ってしまった。
 あんな大きな物担いで、よく走れるものだ。

「おっと、こっちも急がないと!」
 躁鬱病患者のように、一々独り言を言ってからオオミミが行動する。

533ブック:2004/06/06(日) 00:38



 キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜〜ン

 舞台が学校の正門前に移る。
「良かった、どうやら間に合ったみたいだ…」
 オオミミが画面の中でほっと息を吐いた。

「待ちな!
 そこの新入生!」
 と、そこに声が掛かる。
 現れたのは、長スカートを穿いた絶滅危惧種のヤンキー女。
「この学校で生活しようってのに、アタイに一つ挨拶も無しかい?」
 いきなり無茶な事を言い始めるヤンキー女。
 こいつ、学校でなく精神病院行った方がいいんじゃないか?

:名前『三月ウサ美』
 私立きらめき学園を仕切る女番長。
 スカートの内側に大量の剃刀を隠している事から、
 剃刀三月と呼ばれている。

 身長174cm 体重57kg
 B90 W62 H89

 属性・年上 上級生 不良 グラマー:

 キャラクター紹介が出たという事は、攻略対象キャラという事だろう。
 しかし、こんな変人攻略する奴いるのか?

「こら!お前達何をしている!!」
 そこへ、先生が駆けつけて来た。
「ちッ、先公が来やがった!
 今回だけは見逃してやるよ!」
 そのまま退場する三月ウサ美。

「君もすぐに入学式に行きなさい!」
 そのまま入学式へと画面が移行したのだが、
 特に何も無かったのでこの部分ははしょる。
 そして入学式を済ませたオオミミは、割り振られたクラスへと入っていった。

「よお、そこのお前。」
 いきなり、後ろの席の奴が馴れ馴れしく話しかけてきた。
「俺はニラ茶猫っていうんだ。
 よろしくな。」
 ああ、こいつはあれか。
 女の子の高感度とか、丸秘情報とかを教えてくれる便利キャラか。

「所でお前、この学校に伝わる伝説って知ってるかフォルァ?」
 突如として何の脈絡も無い話題を持ちかけるニラ茶猫。
 どうやらこのゲームのキャラは、精神破綻者の集まりらしい。

「何だい、それ?」
 オオミミが尋ね返す。

「良くぞ聞いてくれました!
 いいか、この学校にはな、『伝説の樹』っていうものがあるんだ。
 何で伝説なのかっていうと、
 卒業式の日に、そこで女が男に告白をしてだな…」
 ああ、そこで生まれたカップルは一生幸せになるとかいうのか。
 ようやくまともな恋愛ゲームっぽくなってきた。

「そこで振られた女が、計五人もその樹で首を吊ってるんだ。
 そして毎晩そこではその少女達の泣き声が…」
 全然ハッピーエンドじゃねぇじゃねぇかよ!
 そんな所で告白受けるのがこのゲームの目的かよ!
 つーかそれ、伝説じゃなくて七不思議の類じゃねぇかよ!
 切り倒せよそんな不吉な樹!!

「そうなんだ。知らなかったよ。」
 礼を言うオオミミ。
 何でそんな大きなニュースになってそうな事知らないんだよ!

「よーしお前ら、俺がこの教室の担任だ。
 早速だが転校生を紹介する。」
 何で入学式の日に転校生が来るんだよ!
 普通に新入生でいいじゃねぇか!

「それじゃ入って来い。」
 先生に促され、一人の女の子が教室に入ってくる。
 その背中には大きい十字架を背負っており…

「ああ〜〜〜!!」
 オオミミと少女が同時に声を上げた。
 登校中にぶつかった女の子だ。
 これまたなんつうベタベタな…

「?どうしたお前ら、知り合いか?」
 お約束の質問をする担任。

「いえ、別に…」
 バツの悪い顔で答える女の子。

「よし、それじゃあ自己紹介してみろ。」
 担任の先生がそう女の子に告げた。

「は、はい。
 名前はタカラギ子と言います。
 皆さん、どうかよろしくお願いします。」
 ペコリと頭を下げるタカラギ子。

:名前『タカラギ子』。
 大きな十字架を背負った転校生。
 不意に見せる寂し気な表情。
 何やら人に言えない秘密があるようだが…

 身長166cm 体重46kg
 B80 W56 H81

 属性・転校生 同級生 家庭的 暗い過去:

「よし、それじゃあお前の席はオオミミの隣だ。」
 担任が僕のオオミミの横の席を指差した。

「それじゃ、よろしくお願いしますね!」
 着席しながら、にっこりと微笑むタカラギ子。

 …こうしてこの糞ゲー、『ときめきEVER BLUE』は
 静かに幕を開けるのだった―――



     TO BE CONTINUED…


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