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スタンド小説スレッド3ページ

1新手のスタンド使い:2004/04/10(土) 04:29
●このスレッドは『 2CHのキャラにスタンドを発現させるスレ 』の為の小説スレッドです。●

このスレでは本スレの本編に絡む物、本スレ内の独立した外伝・番外編に絡む物、
本スレには絡まないオリジナルのストーリーを問わずに
自由に小説を投稿する事が出来ます。

◆このスレでのお約束。

 ○本編及び外伝・番外編に絡ませるのは可。
   但し、本編の流れを変えてしまわない様に気を付けるのが望ましい。
   番外編に絡ませる場合は出来る限り作者に許可を取る事。
   特別な場合を除き、勝手に続き及び関連を作るのはトラブルの元になりかねない。

 ○AAを挿絵代わりに使うのは可(コピペ・オリジナルは問わない)。
   但し、AAと小説の割合が『 5 : 5 (目安として)』を超えてしまう
   場合は『 練習帳スレ 』に投稿するのが望ましい。

 ○原則的に『 2CHキャラクターにスタンドを発動させる 』事。
   オリジナルキャラクターの作成は自由だが、それのみで話を作るのは
   望ましくない。

 ○登場させるスタンドは本編の物・オリジナルの物一切を問わない。
   例えばギコなら本編では『 アンチ・クライスト・スーパースター 』を使用するが、
   小説中のギコにこのスタンドを発動させるのも、ギコにオリジナルのスタンドを
   発動させるのも自由。

 ★AA描きがこのスレの小説をAA化する際には、『 小説の作者に許可を取る事 』。
   そして、『 許可を取った後もなるべく二者間で話し合いをする 』のが望ましい。
   その際の話し合いは『 雑談所スレ 』で行う事。

236アヒャ作者:2004/05/05(水) 15:13
合言葉はWe'll kill them!第九話―初めての吸血鬼戦

「……この町に今何人のスタンド使いがいるか知っているかい?」
「さあな……アンタと俺と、俺が『矢』で生み出した奴ら以外は知らない。」

BARのカウンター席で、二人の男が並んで座っている。
『矢の男』蜥蜴の答えに対し、もう一人の男は含みのある表情をしてみせた。

彼は情報屋だった。蜥蜴が世話になっている情報屋は、この町にたくさんいる。
しかし、スタンド使いでもある情報屋は彼ひとりだ。
彼はスタンドを知り、見ることができ、その情報を集めてくることが出来る。
だから蜥蜴はこうして定期的に彼と会う。
無論、自分の追っている仇の情報を得るためだ。

「そういえばお前に協力する奴がいたっていっていたよな?」
「ああ、本名は忘れたが・・・アヒャって言うニックネームで呼ばれている奴だ。
 血液を自由自在に操るという変わった能力を発動していた。
 彼の仲間にもスタンド使いは居たが、念写系の能力者が居なかったのが少々残念だった。」

蜥蜴はポケットから一つのボタンを取り出した。
「お前が持っている仇の手掛かりってのがそれ一つだけだからなぁ。」
「犯人の服から引き千切ってやったって死に際まで俺の兄貴が持っていた物だ。」
「お前の連れの女の子は念写能力を持っていないのか?」
「ああ、だが林檎のスタンドは単純に人を殺す能力としてはこの上ない性質のスタンドだ。
 しかも敵味方の区別も無いんだぜ。下手をすれば本体自身も危ない厄介な能力さ。」

情報屋の男は自分の手元にある酒を飲み干すと蜥蜴に折りたたんだ新聞を手渡した。
「コレを見てみな。」
新聞の一面には「作業員13名失踪」と大きく書かれていた。
事件の内容は、海宮町で老朽化した建築物を解体中の作業員13名が一度に失踪したという事だ。

「最近殺人による死者や行方不明者が増えてると思わないか?しかも吸血鬼の仕業だという首筋に牙の跡、
 そして血を吸い取られた死体がこの町で毎日のように見つかっている・・・・・。」
「……」
「何かの前触れかもなコレは・・・・ま、つまんねー噂さ。」

     ・     ・     ・

「しまったァ!今日ジャンプの発売日じゃねーか。」

夜7時、コンビニから家へと向かうアヒャがすっとんきょうな声を上げた。
無免許なのに原チャリで爆走している。

「今週は土曜日発売なの忘れていた。引き返すか。」
「もういいっしょ。必要な物は買ったんだから。」
アヒャに背負われているブラッドがから揚げを頬張りながら答えた。
「ま、明日買えばいい事だな。」

その時進行方向に見覚えのある顔を発見した。
「お、蜥蜴の旦那じゃねーか。」
アヒャは原チャを止めると蜥蜴に声をかけた。

「なにしてるんっすか〜?旦那。」
「ん、ああ君か。」
蜥蜴は手に懐中電灯を持ってうろついていた。
「ちょっと近所を見回りしていてね。」
「見回り?」
「ここんとこ殺人事件やら行方不明者が多いだろ。だから自主的に見回りをしているのさ。」
「そーっすか。頑張って下さいねー。」
アヒャは会釈するとバイクを走らせた。

237アヒャ作者:2004/05/05(水) 15:14
「静かだねェ。」
夜道を走りながらブラッドが呟いた。

「さっき旦那が殺人事件が多いって言っていたろ。そのせいさ。」
「物騒な世の中だね〜、・・・・っておい!前!」
ブラッドが慌てて前方を指差した。
見ると一人の女が道路にうつ伏せに倒れている。

ドガキャキャキャキャキィ〜〜〜〜〜〜!!!

豪快なスリップ音を轟かせ、原チャリは急停車した。
「おいおい何でこんな所に女が倒れているんだ?もしかしてリナーか?」
「んなわけねーだろ!」

ブラッドに突っ込まれながら倒れている女に近づく。
少しばかり出血している。
「・・・・・こりゃあもう死んでいるな。脈が無いぜ。」
「アーメン」
手で十字を切るブラッド。

「それにこの首の傷見てみろよ。」
「何だこれ?針で刺したような傷跡は?」
「この前旦那が言っていただろ。吸血鬼に襲われた奴はこんな傷跡が付くって。」
「ああ〜なるほど吸血鬼・・・・・ってちょっと待てー!!!」
「何だよ。」
「この死体まだ暖かいし、死後硬直から見たところ死んでからそんなに時間がたってねーぞ。と、言う事は・・・・。」
「まだこの近くに居る可能性が高いと?」
「大当たり!」
「大当たり?そいつはグレートだぜッ!景品もらえっかよぉ〜。」
「ふざけてねーで早く逃げるぞ!もし襲われたら・・・・」

「誰がこの俺様から逃げるだって?」

不意に誰かの声が割り込んできた。
声のするほうを見ると塀の上に、一人の男が立っていた。
残念ながら旦那の言っていた十字の傷の男ではなかったが。

「あっちゃ〜遅かったか。あいつが犯人らしーぜ。」
「『遅かったか』じゃねー!!どーすんだよ!血ィカラカラになるまで吸い取られるぞ!!」
しかも男のほかに最低四人はいる。

(どうしよ〜。俺吸血鬼と闘うの初めてなんだよな。確か旦那から教えてもらったのは・・・・
「吸血鬼は太陽の光に弱い」
「吸血鬼は波紋の力に弱い」
「吸血鬼を倒すには頭を攻撃するしかない」
「吸血鬼に血を吸われた人間は、同じように吸血鬼になってしまう」
「吸血鬼には再生能力があり、まだ普通の人間に比べて数倍の能力を持っている」
 こんだけだ。
 しかしあの吸血鬼のほかの四人・・・・吸血鬼は普通の人間と外見は変わらないって言っていたけど、
 この、腐ったような臭い!?…つーか、こいつら人間じゃねぇ!
 よ…よく見ると、顔も一部一部ドロドロに溶けて…グエッ…気持ちわりいぜ・・・
 とりあえず、はやくこいつらを倒さねぇと被害が拡大するって事は確かだな。)

238アヒャ作者:2004/05/05(水) 15:17
「見ちまったもんはしかたねぇ・・・・オメーの血を吸ってやるぜッ!いけぇ屍生人ども!」
男が叫ぶと同時に控えていた屍生人二匹が襲い掛かってきた。

「お、おい!い、いきなり飛び掛るなって!しかたねえ、戦闘態勢をとれブラッド。」
「ったく・・・・・やるよ、やりますよ。」

生ぬるいことでは、こっちの身がヤバイ、殺される。

とりあえず様子見でB・R弾を一匹の右腕に五、六発ぶち込んだ。
破れた皮膚の傷口から、液体が体内に侵入する。

血液の弾丸は相手の体内の血液を取り込み一気に膨張!

グボオオオオオォォォ!
腕がみるみる膨れ上がる。

ドッバアアアアアァァー!
「ギャアアアアアー!」
右腕が破裂した瞬間、屍生人は悲鳴を上げてうずくまった。

そしてすぐにブラッドが蛇のような形を成しうねったかと思うと、猛スピードでもう一匹に飛び掛る。
屍生人の上半身が引き千切れてブッ飛んだ。だが、そこへ追撃!
両腕を処刑鎌に変形させて、左右から振り下ろし残る部分を切り裂く。容赦はしない!

ズゥッバアァァァーッ!

もう一匹は一瞬にして赤い血の噴水と化した。

(これで、残りは…っておい!あの二匹まだ生きているぜ。やっぱこの程度じゃ、死なねぇかよ…)

「な、何だいまのは!?」
リーダー格の吸血鬼が叫ぶ。

(どうやらスタンドの事を知らないらしく、この「吸血鬼」どもが「スタンド使い」っていう、
 最悪の状況は免れているみたいだ。)

「クソッ!こうなったら全員でかかるぞ!」
吸血鬼どもが、オレに集中攻撃の構えを見せる。

(1対5の状況、ここからどうしようか…目覚ましテレビの星座占いじゃ俺の運勢最高のはずなのに・・・
 もう二度と見ねーからなチクショー!!いやでもお天気お姉さんかわいんだよな・・・・)
ピンチの時でもこんな事を考えているアヒャであった。



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. <   To Be Continued... | |
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