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Fiendly Sky 〜優しい空〜
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++あなたが杉崎。キリクが紫。で、よろ。++
杉崎「紫さま」
紫 「ん?……ああ……どうかしたの?」
杉崎「いえ、おやすみになるのでしたら、お布団を……」
紫 「ああ、ごめん。いいよ。自分でやる。……どうしたの?いつまでもいなくていいんだよ」
杉崎「さきほど……」
紫 「うん?」
杉崎「さきほど、うなされていたご様子でしたので……」
紫 「僕が?」
杉崎「はい」
紫 (気まずそうに笑って)「そ……か……。ごめんね、心配してくれたんだ」
杉崎「紫さま……」
紫 「夢を見たんだ。子供の頃かな?母さんが……あおいさまが、遠くに行ってしまって……」
杉崎「……」
紫 「僕は、一人取り残されてる。おじいさまもいなくて、竜平くんも、筑前さんも、
杉崎も……いなくて。本当に一人で。一人きりで……」
杉崎「紫さま……」
紫 「夢なんだ。だけど……いつか、そんな日が来るような気がして……」
*杉崎、紫を抱きしめる。
紫 「杉崎……!?」
杉崎「……こうしてあなたを抱きしめていると、あなたの痛みがよくわかる」
紫 「杉崎……」
杉崎「私はあなたの傍から消えることはない。決して。誓ってもいい。神にでも、仏にでも」
紫 「いなくなる理由はわかってるんだ……。みんな、怖いんだ、僕が」
杉崎「紫さま……」
紫 「結縁者(けちえんしゃ)である僕が、怖いんだ。僕も、自分が怖い……」
杉崎「あなたを守るべき仏は、裏切ったりはしない」
紫 「大日如来(だいにちにょらい)か……。(くすっと笑い)本当にそう思う?」
杉崎「どういうことです?」
紫 「仏が裏切らなくても、僕が力を制御できなければ、暴走するんだよ」
杉崎「そのときは、私があなたを守ります」
紫 「土壇場でも言える?」
杉崎「もちろんです。……あなたは、私を疑っているのですね」
紫 「随分裏切られてきたからね……。信用しようとしても、できなくなってるのかも」
杉崎「筑前さまのことですか」
紫 「……。ねえ、杉崎」
杉崎「はい」
紫 「お前だけは、僕を裏切らないよね?」
杉崎「紫さま……」
紫 「神でも仏でもない。今僕を抱いている腕に誓え。お前は裏切らないよね?」
杉崎「裏切りません」
紫 「本当だね?」
杉崎「この腕に誓って。あなたを、守りつづけます」
紫 「杉崎……」
杉崎「あなたを……愛しつづけます……」
紫 「うん……。……ありがとう……。これで、少しは眠れるかな……?」
杉崎「忘れないで。いつまでも、離れない」
紫 「杉崎……」
杉崎「一人なんかには、しないから……」
紫 「うん……。そうだね……」
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