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【ミッション】『Hotel California』
392
:
『※※el ※※※if※※』
:2009/11/29(日) 00:00:31
>>390
『何とかなれ』!の思いと共に『瓶』の中身を浴びる。
零れ落ちる光の向こうに『斧』を持ったシーツ姿の男を見た。
* * *
肌にまとわりつくような『コリタス』の甘い香りはテーブルの隅に置かれた香炉から漂っていた。
古い中国風の香炉は陶器製でよく使い込まれていて、紫煙をゆるやかに吐き出す穴には
長年の香りの残滓が焦げ色の粘りとなってこびりついている。
目の前の臓物は手の代わりに太い血管とよくわからない長い管だか腑だかを伸ばし、テーブルの上に『カード』を並べる。
『カード』の絵柄はそれはひどいもので、君には泥を擦り付けたような不規則な汚れにしか見えない。
臓物は見た目ににそぐわぬ恭しい手つきで『カード』を置く。挙動のたびにテーブルに体液を零していた。
彼だか彼女だかは判別はつかないが、何か言い含める様な口調で臓物は君に言葉を投げかける。
だがその言葉はまるで閉めた窓の隙間を通る風の音のようで、まったく意味として聞きとることはできなかった。
ここは『ホテル』の『バー』だ。
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