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ミッション『アンドロギュヌスの陰謀』

394七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/11/16(木) 00:14:30
>>383>>393
何とか、アルビニのマグマから逃れることには成功。
ただし、状況は好転していない。このままでは追っ手の部隊に一般人もろとも蜂の巣になるのがオチだ。

「・・・そうすると貴様の運は『最悪中の最悪』だ。
 とてつもないことに巻き込まれていると言うことだけ自覚しろ。説明は追ってする。」

全く持って運のない一般人である。説明如何では完全にCIAを敵に回しかねないので説明は省いた。
アルビニの注意力は以上だ。マグマになっていても、目を光らせ、耳を澄ましているに違いない。
七市は小声で一般人に『脱出方法』を話す。

「逃げるのであれば『3階の窓から脱出する』は『可能』かつ合理的だな。
 お前さんも『飛ばす』だけだからな。意外に当たらんもんだが相手はマシンガンの上、数が多い。
 それは運だな。カーブかつ、上昇の3次元的に飛んだとしてもだが。
 
 かいくぐって出るにしても『ヤツ』との鬼ごっこは確定だが、どうする?」

言ってからマグマの方を睨む。そして、アルビニにも聞こえるぐらいで。

「残念なことに彼と仲間割れしてな?まあ『副大統領』直属のエージェントだ。
 こんな間抜けな一般人も『逃してはくれない』んだろうな、スティーブ?」

(・・・逃げるなら3階の窓か。間抜けな一般人ぐらいは殺さず見逃してくれると嬉しいんだがな)

巻き込まれるにしては、事の次第が大きすぎる。スティーブの良心にこれぐらいは期待したい。


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