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ミッション『アンドロギュヌスの陰謀』

150七市 敬司『クリア・ザ・デックス』:2006/08/21(月) 23:05:03
>>140
少しばかり眠ってしまっていたらしい。体も目蓋すら重く感じられる。
目の前には正体不明の人物がいるが、輪郭すらつかめない。
七市はもう一度目を閉じてから、話に耳を傾けた。

(……懐古、そして組織と言うことはOTJ、しかも『また』幹部クラスか?)

そして残念なことに、目の前の人物の言うとおり懐古の警備は信頼に値しないらしい。
目を閉じたまま、七市は目の前の男とも女ともとれない人物に話しかける。

「……らしいな。どうにも。」

肩をすくめようとしたが、疲れが抜けきっていないらしくそれすらいまだままならない。
むしろ、体力が落ちきっているだけかもしれないが。

「ああ、和歌山のことか。アイツは随分なスリルを俺にくれた。逃げ切ったと思っていたが。
 そのことは非常に残念だ。決着はこの手でつけたかったのでな。2つの勝負ともな。」

去っていった敵に、自分なりの最大限の敬意を示したあと、七市はゆっくりと目を開けて。
目の前の人物を捉えるように凝視する。まず最低でも男か女かぐらいはわかりたい。


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