したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【場所】『名前の無い探偵社』

381ココ=ナンキプー『プーバー』:2006/05/07(日) 16:57:25
>>379
「ちょ、おま」

悲しさのあまり涙を流そうとしたが流れなかったので鼻水を流そうとする。
流れよわが鼻水、と皇太子は言った。

「では俺が弩級に話すので適当に補足を頼むぞ」


>>380
「何故って、お前爆発するほど胡散臭いしキナ臭いし。
会ってみりゃあ見た目は良い感じに乳臭そうでさっきから大興奮だが。
俺と水谷と黒いスタンド――トキノスケか、
とにかくその三人が山で遊んでた時も見てたってマジ?」


ソファに深く腰掛けると、背をかがめるようにして話し出す。


「どこから話せばいいんだかな。復習かねてだいぶん前から話すか。
知ってることも多いかも知らんが良い子で聞いてくれ。

『街の崩壊』はとりあえず何とかなった。
菟原美咲の体か心が死んだりすると、
一体化している街の運命が壊れる、という危機だった。
悪かったのは、お前さんとこの九角やらが倒した『万丈目善二郎だ』。
万丈目が水谷幸枝を殺し、御幸をマインドコントロールし、美咲を殺そうとした。
目的は不明だ。ズれた男なりのズれた理屈でズれた事をしたかったんだろう。
万丈目は死んだし、御幸も俺がナンキプー家に代々伝わる『技術』で治した、もはや問題はない。

……ということに『してある』。
水谷を殺したのも、美咲を心配しすぎて美咲との『運命』に負担を掛けたのも、
実際にはトキノスケなはずだ。
だがそれを本人や美咲に言えば、
更にストレスが生まれて『崩壊の危機』が再発生するかも知らん。
それよりは、万丈目に全責任をおっかぶせよう、ということだ。
ちなみに発案は御幸」


『ビズゥ〜〜〜〜〜』

胸ポケットから猫マスコットのポケットティッシュを取り出し鼻をかんだ。


「んで、だ。
これで終了かなーとか思ってたら、変なことが起きた。
無茶苦茶なことを説明するから笑う準備をしとけよ。

この街のいろんな人間の『空気が読めない歪み』が凝り固まって、
超次元的かつ超因果的な擬似人格を複数生み出したらしい。
こいつらを、便宜上『ロケットシップ・何とか』と呼んでいるらしい。
全部『らしい』がつくのは、
『自称』良心的な『ロケットシップ・パーマネンス』から聞いた話だからだ。
ちなみに一番タチ悪いのが万丈目な、そいつによれば。

そしてなんと、擬似人格が生まれただけでなく、
『著しく空気が読めない奴』も『ロケットシップ化』するそうだ。
トキノスケは、水谷を殺し、最終的に責任を負わず、
かつばれていないと信じ込むという三重の空気の読めなさで『発症』したらしい。
結果、家族への心配と疑心暗鬼で九角や姫谷を襲いだした。

ついでに、他の『ロケットシップ何とか』という奴らも一度だけ現れてな。
そいつらはある程度運命を弄くるやら先を見るやらできるらしい。
どうもトキノスケがのうのうと生きていることが『物語的に』つまらんらしく、
トキノスケを完全に悪役にして俺たちと熱いバトルで決着、
という方向に無理にでも持っていこうとしているようだ。
具体的にどれだけ世の中に影響を与えてるかは分からん。

ああ、今も多分『ロケットシップ何とか』たちは俺らを見てるからな。
その気になればいつでもどこでも現れるはずだ。
それと、御幸もその気があれば俺たちの会話を認識できるぞ。
御幸の方はいちいち説明の手間が省けて楽で良いんだが」


刑部の顔を見つめながら青い眼を細めた。
長い指を膝の上で組む。


「トキノスケに空気読ませて『ロケットシップ化』から解き放つ、
というのが一番直接的な解決法らしい。
だがそれが難しくてな。
しばき倒すのも、家族が重傷となれば美咲にストレスを与えそうだ。
かといって水谷殺しがばれているから責任を取れと言い募れば、
責任を取る前に美咲や御幸にどう思われていたかトキノスケが悩み込み、
またもや美咲との『運命』に負荷をかけそうだ、という御幸の予想がある」


長い長い説明台詞を終えて大きく息を吐いた。


「こんな感じか。
結局困った俺たちは、ナチュラルにトキノスケを反省させる探偵技やら、
驚きの新情報やら、大どんでん返しの真犯人をを知っていたら教えてくれないか、
とここに来たわけだ」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板