萌えラジ2006.03.10

418：名無しさん＠萌えラジリスナー：2006/03/18(土) 20:13:43: お茶をのみつつ、掲示板をみる。
　『同人誌を買いに東京に行くよー』
彼の書き込み。
いつもの漫画喫茶でいつものように、くすっと笑いつつ
キーボードを叩く
　『また東京ですか』
わたしなりの愛のささやき
漫画喫茶からできる彼へのアプローチである。
よく会社の給湯室でありがちな
　『ヨッ！横浜ちゃん』
　『きゃっ』
　『なんだよお　横浜ちゃん、ちょっと手が触れただけじゃない』
　『ぶ、部長　首筋をさわらないでください』
　『横浜ちゃんがお疲れかなと肩もみしようとしただけじゃない』
というあからさまなゴルフのアプローチみたいなのでもない
さりげないアプローチ
　『ヨッ！横浜ちゃん』
と横浜ちゃんが次使いそうな雑巾を差し出す感じである。

漫画喫茶から放送することも
いや、放送自体しない。
同じくしない彼へのごくごく自然体でのアプローチ
　『旅の途中お気をつけて』
とか書くとキーボードの前で三つ指つけてるように思われて
この思い感づかれてしまう。
第一、彼の事なんて　そ、そういうのうではないんだから
で、でもね　でもね　ちょっ、ちょっとだけそういうのもあるかも
彼の事を思うと耳たぶがカーッとしてきた。

必死になってそういう気持ちをふりきり
　『また東京ですか』
とキーボードから叩き出した文章を見直して書き込みボタンを押す。
そう、これでいいの。
彼がいいのなら。
そして、漫画喫茶ですっかり冷えた湯飲みを持つ。

>>410と>>411の世界　　　　　　　了

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