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萌ヘラジ 2003.02.19

1035てろの(inuZR5To):2003/02/20(木) 22:21
たとえ離れてもあつやきたまごとの関係を、唯一、繋げてくれる約束だったから……っ。あつやきたまごがあの約束を受け入れてくれた時、わたしは本当に嬉しかった。だから笑顔で別れられたんだよ……っ
でも……。本当に長かった……。あつやきたまごとの再会までの時間は、わたしにとっては本当に長かった……。わたしは、一生懸命にハーモニカを吹き続けた。いつか、この音色があつやきたまごの耳に届くんじゃないか、って……
でも、年を経るにつれて、こんなことをしても、意味がないんじゃないかって思えてきた……。だって、こんな小さなハーモニカの音色なんて、こんな大勢の人がいる世界で、あつやきたまごの耳にだけ届くなんてありえないもの……っ
それでも、わたしはこのハーモニカにすがるしかなかった……。あの約束にすがるしかなかった。わたしにとっての、あつやきたまごとの接点。それは、このハーモニカと、あの約束しかなかったから……っ
そして、四度目の引越しのとき……、この街に引っ越してきた時……。わたしの願いが、ようやく届いた……
夕暮れの屋上で……。あつやきたまごが立っていた……。あつやきたまごは最初、わたしのことがわからなかったみたいだけど……
わたしには、すぐにわかった。心臓が張り裂けそうだった。心が……飛び出しそうだった
そして、これが最後のチャンスなんだって思った。神様がくれた、最後のチャンスなんだって。わたしの気持ちをあつやきたまごに伝える、神様からの最後のチャンスなんだ、って……っ
だけど、あつやきたまごは、昔と一緒で、わたしの想いには全く気付いてくれなかった。だからわたしは、あつやきたまごに行動で知らせようと思った。わたしの想いを……
でもあつやきたまごにとって、わたしはいつまでも、昔の幼なじみのままだった。わたしにとっては、精一杯の勇気だったのに……。あつやきたまごはわたしのそんな心に、気付いてくれなかった……っ
だから、わたしは怖くなったの……。もしかしたら、わたしのことを、あつやきたまごはなんとも思ってないんじゃないか……。だから、最後の賭けだった……っ
浜辺でのキス……。でもあつやきたまごはやっぱり、何もわたしに、示してくれなかった……
わたし、本当に怖くなって……。あつやきたまごの気持ちが、わからなくなって。だからこのまま、幼なじみの関係でいいと思った……


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