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●近況連絡●
379
:
ふじ認定
:2004/05/18(火) 01:05
結果からご報告致しますと、てづかは逮捕後措置入院、まだ退院していないようです。
逮捕までもかなり紆余曲折があったのですが、踏ん切りをつける意味でも経緯を書き込ませて頂きますね。
お目汚し、しばらくお許しくださいませ。
その日、私は友人と学校の研究棟におりました。
てづかが姿を見せなくなって10日あまり、それでも薄い冊子(同人誌?)の類がアパートにひっきりなく届いていた頃です。
恐怖がピークの時期でしたので、誰か周りにいない状態が怖くて仕方がありませんでした。
灯りを消した状態では眠れず、視界に人の姿がないとおかしくなってしまいそうな状態でしたので
特に研究棟に用のない友人に付き合ってもらって20時頃まで残っていたのですが、ようやくひと段落ついて帰宅しようとエレベーターに乗った時
不意に閉じようとした扉の向こう、箱の外から腕が伸びて、友人の腕を掴んだのです。
ものすごい力だったそうです。ひとたまりもなく箱の外に引っ張り出された友人を唖然と見ていると、入れ替わりに箱の中に飛び込んできたのはてづかでした。
狭い箱の中でのことですから、逃げ場などありません。足が震えて立てないほどの恐怖でした。
てづかはごく当たり前のように私に向かって笑いかけます。あまりに普通にニコニコしているので、私のほうがおかしいのかと思ったほどでした。
彼女が操作パネルの真ん前に立っているので、扉を開く操作をするわけにもいかず、震えている私の前で彼女は最上階のボタンを押しました。
その時箱が止まっていた地下から最上階まで登るとなれば、優に分単位の時間がかかります。
この時間に残っている、助けを求められる誰かがいるとも思えません。正直、真剣に殺されると思いました。
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