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長編、長文支援スレ3

79</b><font color=#FF0000>(cwYYpqtk)</font><b>:2003/10/13(月) 15:23
 次から次へと、様々な種類の敵が襲いかかってきたが、ばあやの攻撃魔法の
前には敵ではなかった。
 凶悪そのものの雷撃が、縦横無尽に走り、魔物や、魔物に加担した人間達を
黒い物体に変えていく。
「ばあや、すごいわ」
「まったく、次から次へと、きりがありませんわ」
 ともすれば、恐怖で押し潰されそうな私にとって、いまいましげに
はき捨てる彼女の声はとても心強かった。

 長い廊下を渡りきった後に、彼女はようやく立ち止まった。
「こちらですわ」
 ばあやは右手を伸ばして、廊下の奥を指し示している。しかし、闇と煙に阻まれて、
前方の様子はよく分からない。
 何時の間にか、あれほど激しかった剣戟の音は止んでいる。
 たぶん、私たちにとっては望ましくない方向で、戦いは終結に向かっているの
だろう。
 冷たく重いものが、胸の奥底を浸していくが、今は自分自身の命を守らなくては
ならない。

「ここを開けて降りれば、地下水路に繋がっていますの」
 ばあやは床にしゃがみこんだ。そして、備え付けられた丸い蓋を持ち上げようと
するが、重くてなかなか開かない。
「手伝うわ」
 駆けよって、手に力をこめる。
 さび付いた鉄製の蓋は、軋みながらもゆっくりと動き、何とか人の入れるだけの
隙間が広がった。しかし……

 グルルル……
 低い唸り声に気付いた瞬間。
 魔物の一匹が放った照明弾によって、煤とほこりまみれの二人の姿が、
はっきりと映し出された。


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